2008年7月12日土曜日

24時間ラジオから1週間

そしてまた土曜日がやってきました。
あの24時間ラジオから1週間、
ようやく普段のペースに戻って落ち着いてきました。
何と言っても放送の1週間前くらいからは
完全に体が24時間モード(?)になってましたからね、
終わった後の脱力感のようなものもすごかったです。w

それにしてもあれはすごいイベントでした。
kenmi Lomu さんご自身は番組中でも、またブログでも
自分的には失敗だったとおっしゃってますし、
まぁ、主催者としては当然いろいろな思いはあるでしょうが、
僕個人としては大成功だったんではないかと思っています。
何よりもまず、多くの方々にご参加頂けたこと、
そして環境問題という、大きいけれど確かに自分たちに身近な問題を
私たち一人一人が考えるきっかけを作ったという意味においてです。

地球環境については、テレビでも企業のCMでも
最近やたらと取り上げられますが、
今回のラジオで多くの方々からのメッセージやご報告を通じて、
実は「これをやれば解決する」というような単純なものではなく
報道で伝えられている事実にも両面があり、
更に世界の国々それぞれの歴史や事情も絡んでいて、
それがこの問題を難しくしていることもわかりました。
番組では結論めいたものは出ませんでした。
私はこの結論が出なかったことが、
実は成功だったのではないかと考えています。
大事なのは事実、真実が伝えられ、知ることであり、
その事実、真実について一人一人が考え、
それぞれが行動を起こすきっかけを作ることなのではないかと、
そう考えるのです。
その大きな役割をこの番組は果たしたと思うのです。

私自身は、環境問題については、
ただ現状を守る、という動きでは限界があるだろうと考えています。
地球温暖化は人間の行為の結果としてのCO2の排出が原因とされていて、
人間がやったんだから、人間が減らせるだろう、
という前提で全ての議論が進んでいるように感じられます。
が、実はそうではないかもしれない。
地球はこれまで何度も灼熱地獄の時と
氷河に閉ざされた時を繰り返してきました。
人間の排出したものの量に限らず、
地球全体が再び灼熱地獄の時代へと
変化して行く過程に実は私たちはいるのかもしれないのです。
であれば、現状を維持しようとする行為そのものが虚しい。。。。

人も自然もどんどん変化していきます。
その中で大切なのは新しい時代、来るべき世界に向けて
これまで以上にみんなが元気で幸せに生きていける場を、
環境を創っていくことだろうと考えます。
そう、現状維持ではなく、新しい世界の創造!
この時、24時間ラジオというイベントに
あれだけ多くのSLクリエイターの方々が集い
ものを考えたということは大変意味があることだと思うのです。

SLに参加されている方はみなさんクリエイターだと思います。
クリエイターとはいつも誰かをハッピーにしたくて
新しい価値を生み出していく人たちのこと。
アーティストやデザイナー、ものづくりをされてる方は勿論、
SIMやお店を経営されている方々も含めて、です。
そんな様々な才能や技術を持った人たちがあれだけ集まれば
新しい世界が生まれてこないはずはありません。

私はいつもSLこそ現実の世界で不可能とされている課題を
現実に変えていける発信地だと考えています。
今回のラジオを通じてそのことを更に実感、確信しました。
あの場に集ったみなさんの新しい出会いから
新しい動きが生まれることを期待しています。

私自身、番組のあとずっと
これからSLで何をやっていこうとするのか考え続けています。
みなさんと一緒に新しい何かを創っていければと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いします。
ありがとうございます。

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