2009年5月9日土曜日

【翻訳記事】セカンドライフが6歳を迎える時……

昨晩、セカンドライフ6周年記念イベント「SL6B」について
記事を書きましたが、これに関連して、
リンデンの公式ブログの全文を翻訳しましたので、
ここに掲載しておきます。
原文はこちらです。

尚、いつものことですが、これはあくまでも非公式な個人訳であり、
その訳責については Hiroshi Kumaki に帰するものです。

     *   *   *

6、それは5と7とに寄り添われた数字
6、それはフィリップ・K・ディックの小説に出て来る超人たちのこと
6、それはクリケットでバウンダリーを越えて入る点数
そして——
6は、パーティーを開く絶好の口実

2009年6月23日、セカンドライフは6歳になります。10年という年月の後半に入ったわけです。思い出してもみて下さい。自分が6歳の時のこと。5歳の頃に比べて「ずっと」大人びた感じにはなったものの、まだまだ早くお菓子を食べたくてオーブンの周りでソワソワしてたり、6歳って何ができるんだろう、なんて考えたりしてたんじゃないでしょうか。そう、そしてもっと言うと、7歳になったら、10歳になったら、15歳になったら何が、って。そして、こうした年月って結局どこに行ってしまうんでしょうね。

皆さんは決して現状には満足されない方々でしょうから、5年後、10年後、或いは100年後に残るようなものを作ろうと挑戦されているはずです。そこで、今年の誕生日のテーマは「仮想世界の未来」とします。皆さんには、きっとこのセカンドライフで築こうとされている素晴らしい未来へのビジョンがあると、私たちは確信するからです。将来、仮想世界はどんな仕組みで動いているでしょうか? それはどんな姿をしているでしょうか? それはどのような形で私たちの毎日の生活の一部になっているでしょうか? 私たちはその世界の中でどのように学び、交流し、進化を遂げていくのでしょうか? また、仮想世界は私たちの信条にどのような影響を与えていくのでしょうか? 或いは、私たち一人一人の行為が仮想世界にどのような影響を与えていくのでしょうか?

イメージ、湧いてきますか? 参加したいと思いますか? オッケー。今年もまた、リンデン・ラボはこの誕生日のお祝いのために、20のSIMを確保し、実行委員会では現在、皆さんがそこで展示を行い、未来へのビジョンを発信するための土地区画を整備しているところです。イベントのためのインフラはほぼ完成し、皆さんを大いなる「高み」へと誘うことは間違いないと考えています。それはちょっとばかり暗くてちょっとばかりキラリとしたものがあるのです。ちょっとばかり高揚感を与え、ちょっとばかり気持ちを萎えさせるようなところもあるのです。はっきり言って、それは立体的なものです。光溢れる世界の中で考えて下さい。あなたの頭の中で考えて下さい。上を見上げて下さい。下もよくみて下さい。深く覗き込んで、そしてよく耳を澄ましてみて下さい。

皆さんがやるべきこと。この記事の下にある規定をよく読んで、次のリンクにある「申込書」に記入して展示用の土地を申し込むだけです。(その前にブラウザのJavaScriptとポップアップを有効にしておいて下さい。)私たちが提供できる土地には限界がありますので、ご自分の展示内容の説明は興味をそそられるような、未来が見えてくるようなそんな書き方をするように心を配って頂ければと思います。そうすれば、ああ、どうしてもこの人には土地を割り当ててあげたいな、と私たちも思ってしまいますからね。申し込みのための期間は2週間です。

http://tr.im/sl6bform

できるだけ多くの皆さんに参加して頂けるように、今年は広大な土地やとてつもない量のプリムを与えたりはしません。区画の広さは、512平米(117プリム)、1,024平米(234プリム)、2,048平米(468プリム)の3通りです。とっても素晴らしい考えがあるんだけど、とても建設するような時間とか、或いはその気力がない? 今年は、簡単な画像や標識やコンセプトや、或いはオブジェクトで表現したい、という皆さんのために、小さなブース(15プリム)もご用意しました。大事なのはコンセプト。それこそが勝利への鍵なのです。

申し込みは5月20日まで受け付けます。その後、1週間をかけて審査を行い、見事通過した方には6月1日までにご案内できるよう考えています。皆さんにはまるまる2〜3週間、現地でビルドする時間があるわけです。イベントは6月23日に始まり、公式には1週間続きます。(より多くの方々に楽しんで頂けるよう、その後一週間も会場には入れるようにする予定です。)


「SL6B Q&A」

Q 参加するためのガイドラインにはどんなものがありますか?
A 「セカンドライフ6周年記念イベント」はセカンドライフのメイングリッドで行われ、従って18歳以上の成人が対象となります。実際のガイドラインは次に示すもので、これは昨年、PGエリアに準じて適用されたものと同じになります。

「PGエリアとは、性的言語または行動の露出、悪態、罵倒その他の攻撃的言語、ホラーを含む暴力的行動または映像といったものに接することのない場所であり、ここではリンデン・ドルを使用したギャンプルも禁止されています。」これはナレッジベースからの引用です。詳しくは次の記事を参照して下さい。
https://support.secondlife.com/ics/support/default.asp?deptID=4417&task=knowledge&questionID=3954

リンデン・ラボと実行委員会とは、微妙なケースが発生した場合、それが適切でないと判断する権利を保持しています。

Q 何故このようなガイドラインになったのですか?
A このイベントはリンデン・ラボの主催によって行われるものであり、従って、セカンドライフのどのような住民にとっても安心して楽しんで頂け、一般の参加者にとって参加しやすいイベントであることを目的としているからです。出展者は、Matureエリアへのランドマークを設置することはできます。但しこの場合には、その地域がMatureである旨明記されている必要があります。

Q 他にはどんな規制がありますか?
 ・ リンデン主催のイベントではメガプリムは禁止です。
 ・ 販売行為の禁止。フリーアイテムは問題ありません。また、販売を行っている他地域へのランドマーク設置も問題ありません。
 ・ 憎悪や恨みを喚起するようなものの設置。
 ・ 著作権や商標の侵害に当たるもの。(RL、SLを問わず、展示者が所有権を有しないブランド、ロゴ、音声、画像、映像を含みます。)
 ・ プリム数は与えられた土地区画のサイズに従い、その使用制限量を守ること。
 ・ 1人または1グループに対して展示区画は1つです。(2つ以上の展示は行えません。)
 ・ ランドマークやインターネットへのリンクは出展者と関係があるものであること。
 ・ 出展者、参加者共に、セカンドライフの使用規定を遵守すること。

Q 公式のインワールド・グループがありますか?
A あります。もし最新情報をご希望でしたら、インワールドで「Second Life Birthday」というグループに参加して下さい。これがこのコミュニティ内で連絡を取り合う中心的な手段になります。コミュニティの外部に対しては、このブログの最新情報をチェックして下さい。また、次の Wiki でその時点までの情報を見る事もできます。
https://wiki.secondlife.com/wiki/SL6B

Q 今年出展者が使える土地のサイズにはどんなものがありますか?
A 区画の広さは、
  512平米(117プリム)
  1,024平米(234プリム)
  2,048平米(468プリム)
  ブース(15プリム)
  申込書でご希望の区画サイズを選ぶことができます。但し、サイズに関してシビアでない方が、土地をゲットできるチャンスが高くなります。

Q 子供のアバターで参加しても大丈夫ですか?
A この誕生日のお祝いには、出展者であっても、観覧される方であっても、どんな方でも歓迎しています。ただ皆さんにお願いしているのは、そのどちらであっても、PGの基準に完全に準拠して頂きたいということです。これは展示物の内容はもちろん、アバターの姿に関してもお願いしていることです。PGに準拠していれば、実際、ちびっこアバターであろうが、ドラゴン・アバターであろうが、或いは消火栓のような形をしたアバターであろうが、全然構わないのです。

Q ということは、子供と大人のアバターが一緒に写っているような写真を掲示しても構わないのですか?
A ありがたいことにセカンドライフは非常に豊かな世界となっていて、そこには親子を演じている方々もたくさんいらっしゃるのです。その内容に関して私たちのガイドラインに準拠したものである限り、何ら問題はありません。子供と大人が一緒に写っている写真について、特別に規定を設けたりはしていません。ただ、その掲示が(会場内のどのエリアでもそうですが)、内容、文脈、構想に沿ったものとなっていることだけはお願いしたいと思います。繰り返しになりますが、リンデン・ラボと実行委員会とは、それがPGであるかそうでないかを判断する権利を有します。

Q 戦争のロール・プレイをやっているグループなのですが、自分たちの武器を展示してもよろしいでしょうか?
A これに関しては昨年までとは異なります。セカンドライフ内で製作された武器を展示すること自体は構いません。但し、PGエリアで催されるお誕生パーティーの席で、武器を展示するというのはあまり相応しいものではありません。この誕生記念イベントが行われる全ての地域は「安全地帯」であり、人にダメージを与えてはいけない場所なのです。そこで代わりに、武器を作られているような方は、実際に戦闘のロープレをやったり武器が使われていたりする外部地域へのランドマークを設置するということが考えられます。

Q 展示するための区画は必ずゲットできるのですか?
A いいえ。土地には限りがあります。私たちが目指しているのは、このSL6Bのために割り当てられた土地に、できるだけ多くの出展者の方々に入って頂けるようにすることです。しかしながら、もしお申し込みの内容が今回の規定や規制に反する場合、リンデン・ラボは申し込み自体を却下するか、或いは規定に合うように内容を変更する要求を行える権利を有します。

Q 自分はミュージシャン/DJで、プレイしたいと思うのですが、今年は音楽イベントはありますか?
A あります。世界中で活躍されている生演奏のミュージシャンの方、DJの方のイベントを行っていきたいと考えています。プレイしたいという方はインワールドで、DJの方は Jewelkicker Spearmann または Gage Goodliffe に、ミュージシャンの方は Glimmer Silversta に連絡をとって下さい。

              2009年5月6日 ダスティ・リンデン

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