2009年6月23日火曜日

英語講座無事終了

予告しましたミュージシャン、DJのための英語講座、
無事何とか終了しました。
生徒さん(?)は3人。
花火師(?)naturalway Flow さんに
もうすっかりDJが定着した Kufu Klees さん、
これに途中ミュージシャンのelectrolab Kayo さんが参加してくれました。

やっぱり皆さんそれぞれ聞きたいことを持っていて
結構コアな質問が続出。
(途中で「うっすら」は何と言うか、などどいう
コア過ぎる質問も。w)
やってる僕も結構おもしろかった。

その中でご参考になりそうなのを一つ。
これは「昭和ナイト」でおなじみのくふさんからで、
「昭和」を何と説明するか、というもの。
これはね、奥が深かったです。
僕ら日本人の間で「昭和」と言えば、
あるイメージが湧きますが、
例えばアメリカ人相手に「Showa」と言ってみたところで、、、
そもそもそれが天皇制と結びついた言葉であることとか、
いろいろ説明しないといけませんが、
大体日本の歴史とか知ってる人っていうと
これはもうかなりの高い教養のある人か
何らかの形で日本と関係したことのある人に限られます。
SL6Bのチャットでも日本語が出てくると
それだけでわーっと、盛り上がる程度の認識ですから。w

ただ、Emperor という言葉や
何故か日本人もあまり知らない Hirohito という昭和天皇のお名前は
知れ渡っていたりして、
それをうまく使うと説明できるかな、とは思います。

何れにしても難しいので、
「昭和ナイト」って何? と聞かれたら、
「Showa Night features Japanese pop songs in 1970's.」
とまずさらっと言っておくことを話し、
更に突っ込まれた時用に、次のようなことが言えればいいね、だけど難しいね、みたいな話になりました。

「Showa is a period late Emperor Hirohito reigned. It is from the end of 1926 to the early 1989. Due to the world economic crisis in early Showa Era, Japan sought its economic revival through expansion of its market throughout Eastern Asia resulted in war with U.S. Japan was defeated in the war, but miraculously revived from ashes, making a incredible economic growth in 1970s, becoming the world's 2nd economic power in 1980's. But as the Emperor dies and Showa ends, Japan faced a great decline, and it was almost at the same time that the Wall of Berlin collapsed. So the Showa was a very symbolic period in Japan. In 1970's, every Japanese thought everything was going to be fine, so the music of those days are well received still now.」

(昭和、というのは亡くなった前の天皇が在位していた時代のことで、1926年の終わりから、1989年の初めまでのことです。昭和初期の世界恐慌の影響で、日本は東アジア全体を市場として拡張した政策をとろうとしましたが、結果アメリカと戦争することとなり、アメリカに負けてしまいます。が、灰の中から奇跡的に復活した日本は、1970年代に驚異的な経済発展を遂げ、1980年代には世界第2の経済大国となります。が、この天皇が亡くなり、昭和が終わる頃、日本は大きな経済の減速を迎え、それはちょうどベルリンの壁が崩壊したのと同じような時期であったわけです。このように、昭和というのは日本の歴史の中では非常に象徴的な一時期であったと言えます。1970年代は誰もが、世の中きっとうまく行く、未来は明るいと感じていた時代であり、それ故、この時代の音楽は今も広く愛されているのでしょう。)

難しくなりましたが、
「昭和ナイト」という何気ない言葉の裏には、
少なくともこれくらいの歴史があるような気がします。
自分たちのことを英語で伝える、ということは
単に言葉を置き換えるのではなく、
結局は、文化とか歴史とか、そういうものを伝えることなので、
その言葉について自分が知ってることを
どれだけ伝えられるか、が鍵になります。

そういう意味では、表現する、ということはいつもそうですが、
自分が何故、それをやっているか、ということを
いつも言えるようにしておく(日本語であれ英語であれ)
ということが大事ですね。

こういうことは、こういう機会でもないと
そう考えないかもしれないですね。
そんな意味でも、またどこかで開催できればと思います。
それでは、また。w

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