2011年1月9日日曜日

成人の日

世は三連休なのだけれども、仕事三昧なヒロシであります。
昨年の秋から取りかかっていた知人のCD製作(RL)が終盤を迎え、
印刷物などの最後の追い込み作業に入っています。
お正月を利用して、と思ったけれど、
やはりお正月はお正月で忙しい。w
そんな意味でもこの三連休はありがたいですね。
集中して作業できますもの。
というわけで、多分、今週は殆どインできないと思います。

ところで、この三連休、明日が成人の日なのだけれど、
何故明日なのか? って考えたことあります?
もともとは1月15日だったことを覚えていらっしゃる方も多いはず。
これ、もともとは旧暦の1月15日が小正月として、
餅粥を食べる習慣があったのと——
15日は満月=望月、ということで、15日のことを「もち」と
古代語では読んでいました。「もち」の日に食べるから「餅」ね。——
この日に元服の儀式が行われていたようです。
それでこの日が成人の日に選ばれたわけですね。

ところで、元服、というとどうしても男の子のイメージがあるけれど
じゃあ女の子はどうだったのか、という話になりますが、、、
何と、『枕草子』を読むと、これはあくまでも宮中の話かもですが、
女子は女子でやっぱり大人になる行事があったようですねぇ。

先に餅粥の話を書きましたけれど、その餅粥を作る時に使った木の棒で
(どんなものか詳しいことわからず^^;)、
女子同士、お互いのお尻を叩き合う、という遊びをしていたようです。
で、お尻を叩かれた人は、子供が授かる、というわけなのですが、
ということは、当然その前に、素敵な彼氏を知り合う、
というのがあるわけで、
若い子たちは叩かれまいときゃぁきゃぁ大騒ぎだったようですね。
でも、勿論中には、自ら叩かれたい人もいるわけで。。。w

それから同じ『枕草子』によると、この15日くらいかららしいですね、
除目(じもく)と言って、まぁ、言ってみれば
その年の人事異動が発表されるわけです。
これも皆宮中の詰め所で発表も待つわけですが、
昇進する人あり、降格の人あり、地方へ出向の人ありと、
こちらも大騒ぎだったようですね。

こう見てくると、どうも1月15日とはいろんなことのスタートの日。
それもそのはず、もともと日本人は満月の日を
月のはじまりとしていたのです。
中国の暦の影響を受けて1日はじまりになったのでしょうが、
きっと1月15日を「小正月」というのは昔の名残り、
実際にはこの日こそ「本正月」であったのでしょう。
カレンダーは変わっても、「もちの日」に祝う、という習慣は
そのまま残ったのですね。
そんな習慣が、今はハッピーマンデーで変わりましたけれど、
現代の祝日にまで影響してるなんて、おもしろいと思いません?

前回に引き続き旧暦ネタのヒロシでした。w

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