2011年9月17日土曜日

さよなら、トーキョー

これは、今から10日ほど前に書きかけていて
そのままアップしていなかったものです。

     *   *   *

ガタガタと走り出したと思うと
すっと機体が浮くのがわかる。
そして窓の外に東京の都市(まち)が一望に広がる。
旅に出る時に僕が一番緊張し、一番好きな瞬間だ。
時に、この瞬間富士山がその美しい姿を
或いはアルプスの嶺たちが神々しく輝かせる様を
見せてくれることだってある。
今日は雲が多いのと、通路側ということもあって見えないけどね。

そして、だんだん小さくなっていく東京に
見覚えのあるビルや街並みを認めながら
この都市って何ていとおしいのだろう、と
ワクワクする気持ちと切なさとがないまぜになるのだ。
きっと、今そこで生活したり、仕事したりしている
大好きな人たちのことを感じるからかな。

そして、そっとつぶやく僕。
さよなら、トーキョー。
ちょっとだけお留守にするけど、
今僕にしかできないことを経験して
きっとすぐに戻って来るからね、と。

     *   *   *

そう。先週、仕事で海外に行って参りました。
そして、ふと思ったのは、
さよならは、もう一度会う日のことを想う
ワクワクに満ちた言葉ということ。

「さよなら、トーキョー」というタイトルのこの記事は、
東京に対する別れではなく、
寧ろこれからも自分はここで生きて行くんだなぁ、という感慨かな。
いや、現下の状況では、寧ろ決意かもしれないですね。
九州にいる親にはさっぱり理解できないだろうけど、
やっぱり自分はこの都市が好きなんだな。w

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