2014年5月18日日曜日

【技術情報】Project Interesting、いいね!

前の日記でFirestormのリリースのことを書いたけれども、
次のリリースでは標準のProject Interestingを取り込みます、
というメッセージがプロジェクトリーダーのジェシカさんから届き、
このところ標準ビューワの機能をチェックしていなかった僕は
「何だっけ?」と急遽確認した次第です。

Project Interestingは標準ビューワ3.7.7から対応しているもの。
昨年のProject Sunshineは、テスクチャ読み込みの高速化でしたが、
Project Interestingは、オブジェクト読み込みの最適化と言え、
アバターにとって「興味のあるもの」つまり、目の前にあるものから
順番にレンダリングしていくというものです。
ある場所にテレポートして、おもしろそうな風景が先に広がっていて
そこに行こうとしても進めない、実はその前に壁があって、
その壁がレンダリングされてないのでした、という経験は
みなさんお持ちだと思います。
標準ビューワ3.7.7からは、こういう場合、
手前にある壁から表示されるので、全部が表示されるのを待たずに、
どんどん動いていけるんですね。

今日は行き先ガイドをチェックしたかったので、
この機能を試してみようと標準ビューワでイン、
これまで何度も行ったけれども重くて動けなくて、
一体何があるのかもよくわからなかったSF SIM、
Insilicoがリストにあったので、早速ここに移動。
階段ぽい傾斜が見えたのでそちらに移動すると
自分の動きに合わせて進む方向の階段が
どんどんレンダリングされていくのです。
これはおもしろい!

140518a.jpg


それから地上に出てビルの間を上っていくと、
同じく進む方向のビルがどんどん現れてきます。
振り返って、あれ? 海? 何もない?
と思った瞬間にそっちの方のビルが現れてきます。
これは快適ですね。
というわけで、InsilicoってどういうSIMだったのか
ようやくちゃんと見ることができましたよ。^^;

いや実際、高速なマシンでなくて、描画距離が短い人ほど
このプロジェクトの恩恵はあるんじゃないかな。
ホント快適なんですよ。^^
全体の使い勝手はFirestormの方がいいんだけど、
重いところに行く時は暫く標準を使いそうです。
Firestormの次期リリースに期待ですね!

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