2015年7月20日月曜日

【技術情報】Firestormの次回リリース

5月にベータ版としてバージョン4.7.1がリリースされたFirestorm、
リンデンが起因のAISv3の改修を取り込んで
1月ちょっとで正式版として次のバージョンが出るよ、と
この日記に書きました。
しかし、もう7月も半分以上過ぎたのになかなか出ませんね。
僕も、日本語 UI の翻訳に絡んでいることもあり、
1月だと時間がない、と思いつつ、焦りながら対応してましたが、
一向にそろそろリリースですよ、という案内もなく、
どうなってるんだろう、と思ってました。

これには勿論理由があるのですが、
とうとう一般の方向けにジェシカさんがブログに書いてくれましたね。

http://www.firestormviewer.org/progress-report-3/

実は、ご存じの方も多いことと思いますが、
ちょっと前にリンデンでリリースされた「Experience Tools」の機能、
そして、Marketplace で販売をしている方を対象にした
「Viewer Managed Marketplace (VMM)」への移行、
これらを何としても取り込む必要がありました。
そこで、特にこの1月くらいは、もう連日、開発者のみなさんから
たくさんのコード変更が行われていました。
Firestorm は独自の機能やインターフェイスがあったりしますから、
リンデンから提供されたコードを単にマージしても
うまくいかないことがあるのです。

が、漸くこれらに目処がついてきた、というところでしょうか。
AISv3、Experience Tools、そしてVMMを取り込んだ
新しいバージョン、「間もなく」リリースされそうです。
その「間もなく」がどれくらいなのか、
今はまだはっきりとは言えませんがね。^^;
VMMへの移行がPDTで7月23日から始まるので、
そこからあまり間を置かずに、ということでしょうが。。。

それから、上に紹介したジェシカさんのブログ記事で
次回のリリースに関する重要な情報も伝えられました。
それは、Firestorm として提供する言語を制限する、
つまり、一部の言語の対応を一旦やめる、ということです。
具体的には、デンマーク語、スペイン語、フランス語、
ポルトガル語、トルコ語、中国語の6言語が提供されなくなります。
理由としては、リンデンの新しい機能のマージに次ぐマージで、
インターフェイスの翻訳が追いつかなくなり、
ウィンドウによっては殆ど英語というものが増え、
○○語版、とは言えないものになって来ているからです。
スペイン語なんて、つい最近、
スペイン語によるFirestorm講座が始まったばかりなのに残念。

幸い、日本語の場合は、僕がちょこちょこ訳を提供しているので、
無事生き残ることになりました。
変更履歴を見ていると、ドイツ語とポーランド語が
頻繁に更新されていて、この2つの言語も生き残りました。
ホント、こういうプロジェクトはボランティアの働きに
支えられてるんだなあ、と思います。
そういう意味では、次回から非対応となる言語も、
「熱心なボランティアの方が現れたら」復活の可能性があるとのこと。

日本語に話を戻すと、今回からは僕も最新の開発状況に合わせて
すぐに日本語のパッチを作成するようにしてきましたので、
新しい Experience Tools なども最初から日本語で提供されます。
加えて、これまで日本語になってなかった、
或いはインターフェイスの変更で英語に戻ったものについて
自分の目につくところからどんどん手を入れているので、
次回のリリースではきっと日本語、増えているはずです。
(はず。。。)

何れにしても、次回のリリース、待ち遠しいですね。^^

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