2016年12月24日土曜日

【RL】ソフトシンセの Arturia からクリスマスプレゼント〜Minifilter V

何だかあっという間にクリスマスに突入した今日この頃ですが、
ミニモーグをはじめとしたソフトシンセで知られる Arturia 社が
この度クリスマスプレゼントということで
ミニモーグのフィルター部分を再現したFXプラグイン
Minifilter V を12月22日〜26日の期間限定で無料配布中です。

IT'S THE HOLIDAY SEASON -- WE HAVE A GIFT FOR YOU!

Arturia は元々、ミニモーグは何故あんなに特徴的なのか、
その音をどうやったら再現できるのか、
そんなところからスタートしていると言えます。
実際にモーグ社と提携して発売された Mini V は
同社の代表的な製品と言えるでしょう。
この Mini V がそのまま iOS になって iMini となり、
僕もよく使っていることは以前に書いた通りです。

しかし、一度作ったらそれで終わり、
でないのがこの会社の素晴らしいところでしょうか。
昨年、フィルターの研究で成果を収め、PhDを取得した
ステファノ・ダンジェロという人をチームに迎えて、
更に Mini V が本物と同じ反応、響きとなるよう
研究を重ねてきたようです。
その成果が今年の夏に発売された新しい Mini V でしょうか。
次の記事の中でステファノは、リニアなフィルターの動きは
100%再現することができ、ノンリニアの部分についても
本物に限りなく近づけることができた、と言っています。

BEHIND THE MINI V -- Recreating a legendary filter

そんな技術を誇る Arturia が、ミニモーグのフィルター部分だけを
取り出して FXプラグイン化したのが Minifilter V というわけです。
何だかんだ新しいものが出る度に買わされてる買ってる僕も
早速ダウンロードして使って見ました。
エフェクトプラグインなので、単体で使うのではなく、
DAWに上げた音源に接続して使います。
今回は、やはり Arturia の Modular V に入ってるシーケンスを
Ableton Live で回しながら、
そのシーケンスの音を Minifilter V でいじってみました。

161224a.jpg

いや、おもしろいです。
単にフィルターで響きを変えるだけではなくて、
サンプル&ホールド効果で音そのものを変えたりもできます。
一番普通なのはこうしたシーケンスやリズムパターンでしょうけど、
ボーカルとかギターソロとかにかけても効果的みたいですね。
具体的な音と音作りは次の公式動画で見て頂ければと思います。



サンプル&ホールドはやり過ぎですが、
そんなに積極的なことをしなくても、これを通すだけで
音が太く、くっきりとするような気がします。
最近流行の、音圧を簡単に上げられる、ということでしょうか。

最後に、無料で入手するには、
Arturia にユーザアカウントを作成する必要があります。
お持ちでない方はこの機会に作っておいてもよいかもしれません。
また、この無料配布に加えて、V Collection 5 のセールもやってて、
サーバにアクセスが集中してるのか、
日本の日中はダウンロード速度がメチャメチャ遅いです。
最近の僕の環境だと、日本の5:00〜9:00くらいが快適です。
手にいれたいと思う方のためのご参考まで。

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