2018年6月24日日曜日

【RL】DX7 ふたたび

先日のSL15Bのライブで「DX Dream Again」という曲を
披露したけれども、これは当日MCでも触れた通り、
Arturia というフランスのシンセメーカーが最近
ヤマハの往年の名機 DX7 をソフトウェアで再現して
リリースしたことに起因している。

https://www.arturia.com/products/dx7-v/overview

DX7 という楽器について僕はあまり語る資格がない。
というのは、当時はとてもじゃないけれどあののっぺりとした
ツマミのない操作盤で、数字だけで音を創り上げていくのは
どう考えてもムリ! と決め込んでいて
確かに当時のアナログシンセには出せない
クリアーな音には驚きもし、すごいと思ったけれども
結局は手に入れませんでしたからね。
まぁ、買ったとしてもプリセットしか使えないので
当時これまた一世を風靡した「生福」のROMを買ったかもしれない。
とは言え、FM音源は欲しかったので、
後に TX81Z というモジュールを購入することにはなるのですが。

今回の Arturia のソフトウェア版の開発には、
その「生福」の生方さんが全面協力しているみたいで、
本来 DX7 はこうあるべきだった、的なところで再構成しているよう。
それでいて、TX81Z に搭載された波形も追加されていたり、
実機の SysEx データも読めたりするらしいので、
単なるソフト化というより、ソフトとして蘇った、という感じですね。

で、早速チェックしてみると、あの有名な音たちが
そのままの音で入っているのは勿論として、
協力したプログラマーのみなさん、すごいのは、
当時 DX7 では無理と思われていたような
アナログな豊かな響きのパッチがたくさん入っていること。
これでね、そうか、DX7 てこんなことも出来たんだ、
この音いいよねぇ、というので遊んでいて今回の曲になったわけ。

少し前に、iOS の方で TX81Z を再現したという
FM4 なるアプリがプライマルオーディオから出て
これで結構遊ばせてもらったけれども
今回の Arturia の DX7 はすごい。本気です。
というわけで、また暫くこれで遊ぶことになりそうです。
あの時できなかったこと、今度は楽しんでみようね、
そんな意味を込めて「DX Dream Again」という
タイトルの曲を作ったというわけです。

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