2018年8月5日日曜日

【iPhone ネタ】MetaChat って知ってました?〜実は高機能なテキストアプリ

もう随分前のことになりますが、SL の公式ビューワが
バージョン1.23から V2 になった時に、あまりの使い勝手の悪さに
公式以外のいろんなサードパーティーのビューワを試したものでした。
そのうち、リンデンも公認サードパーティ・ビューワの制度を始めて
公認のビューワの一覧なんてものができたのでした。

http://wiki.secondlife.com/wiki/Third-party_viewers

もうここ数年自分にとっては Emerald 時代からの流れで
一番カスタマイズしやすい Firestorm を使い、
またそのリリースにも関わるようになったので
最近はあまり他のビューワに手を出さなくなりましたが、
ようやく iPhone を OS11 に上げたのに伴って、
新しい iPhone 用のビューワ出てないの? と思ったら、
何と既に一年前に入れ替わりがあったようですね。

かつては、iPhone 用の SL アプリと言えば
「Pocket Metaverse」というのがあって、
これはテキストベースの、3D 画面のないアプリでしたが、
比較的軽いのとユーザ・インターフェイスも割とよいので
PC を立ち上げる暇はないけど、誰かと連絡とる必要があるとか
或いは家賃の支払いが遅れそうな時とか、
電車の中でもインできて結構便利なアプリでした。
が、今は上記のリンデンの一覧からも、
そして何より App Store からも消えてますね。

代わって出て来てるのが、今回紹介する「MetaChat」というアプリ。

https://itunes.apple.com/jp/app/id1257878466?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

何と言うか、アイコンからしてセンスがないというか、
色遣いとか、インターフェイス、イマイチなんですけどね、
試しに入れてみて、これが結構高機能で、
「Pocket Metaverse」でできなかったことも実現していて
中々使えそうなのです。
なのでリリースして1年後で今更感はあるのですが、
ご存じない方のためにちょっとばかり紹介しておきますね。

アプリを立ち上げると、アカウントを追加するボタンがありますが、
そう、複数のアカウントを使い分けている人は
それぞれのアカウントでのログインボタンを作ることができるのです。
更に、対応しているグリッドは SL だけでなく
OpenSIM などもありますので、Firestorm など複数グリッドに
対応したビューワの代替として利用可能ですね。

180805a.jpg

そしてログインしてみてまずビックリしたのが、
ログイン直後に表示される連絡先の一覧。
「Pocket Meteverse」は名前がテキストでずらっと並ぶだけでしたが、
ご覧のようにプロフのアイコンと権限の一覧も付いていて、
3D のビューワの「連絡先」と同じ使用感ですね。
で、勿論ですが、それぞれの名前のところをクリックすると
プロフィールが表示され、更にメニューから「Props」タップで
真ん中の写真のように、その人に対していろんなことができます。
私が以前重宝してた支払いは勿論ですが、
テレポートさせたり、権限付けもできたり、
更にはブロックしたり、友だち切ったりもできますよ。^^;

そして、折しもこの連絡先一覧を見てる時に
邪払さんとこからの通知が!
この通知の見やすいこと!
「OK」ボタンを押せるのは勿論ですが、
その場で添付物を保存できるのもよいですね。

180805b.jpg

次に、下にあるメニューの「More」ってところをタップすると
インベントリやミニマップを表示できます。
ミニマップは検索ボックスにランドマークの名前を入れて、
表示された結果に対して、「Show」のボタンで地図を表示、
「GoTo」でそこに移動しますが、
隅にある6つの三角形の矢印をタップするとそちらの方に向き直り、
更にチョンチョンとタップし続けるとそちらの方に歩いて行きます。
この時、自分のいる位置の座標が画面左に示されてるのもよいです。
一番左の写真はこの場所に着地したところ、
真ん中の写真はそこから西の方に坂を登って公道に出たところです。
高さの座標が変わっているのもおわかりになると思います。
実際、このあと Firestorm でログインし直したら
道の真ん中に立っていました。w

更にこのマップ機能のおもしろいところは、飛行もできるという点。
マップの下にある、上向きと下向きの矢印、
何かと思ったら飛行/着地ボタンなんです。
これらのボタンを押すと上昇/下降を続けます。
一番右側の写真で、小さくて見づらいですが、
高さの座標が3桁になってるのがおわかりになると思います。
テキストベースで飛行して移動する必要があるのか不明ですが、
ちょっとおもしろいなと思いました。^^
あと、テレポートできるのが LM ベースというのも、
このようなアプリで新しい場所を検索して移動することはない、
自分の拠点間の移動がメインでは? と考えると当然かもですね。

180805c.jpg

そして極めつけ、「Pocket Metaverse」と比べものにならないのが
「インベントリ(持ち物)」の機能です。
「Pocket Metaverse」では、全てのフォルダがアルファベット順に
それも最初の100件だけしか表示できなかったので
殆ど使い物になりませんでした。
ところが「MetaChat」では、この通り、
ちゃんとカテゴリ別に表示されてそれぞれの中身を見れます。
カテゴリ別の中身はアルファベット順の並びだけで、
最近のものが一番上に来る 3D ビューワのデフォルトとは違いますが、
検索ボックスがついているので問題ないですね。
で、その中身の確認ですが、ノートが参照できるのが素晴らしいのと
更にテクスチャやフォトアルバムなどの画像も確認できます。
画像が拡大できないのは残念なところですが、
まぁ、テキストアプリを使ってる時って何かをぱっと確認したい時、
そう考えるとこれで十分かな、とも思います。
ポスターなどの画像を確認するのは普通として、
時々あるのが、これってどんな服だっけ? という確認。
YMB の制服とかだといくつかバージョンがあって、
こっちのバージョン! と指定したい時に、
服に付いてるテクス画像が便利だったりするんですよね。
あと、一番左の写真をご覧頂くとおわかりかと思いますが、
その画像をそのまま誰かに転送できたりもするんですよ。
これってすごくないです?

そしてそして! 衣服などの装着物については、
今装着しているものを外したり、反対に装着したりなんて
そんなこともこのプロパティの画面から可能なんです。
まぁ。。。自分の姿が見えないテキストアプリで
着替えをするなんてことはよっぽど勇気が要りますが。。。^^;

以上、ざっと紹介してきましたが、
単に IM できるだけ、というテキストアプリ以上の
付加機能が充実した SL アプリだと思います。
iPhone 用の 3D SL クライアントの登場が待たれて久しいですが、
外出先からちょっと誰かと連絡をとりたい、
グループ通知や自分の持ち物を確認したい、というだけなら
これで十分かもしれないと、そのように感じました。
あとは、そう、もうちょっと UI のデザイン、色合い、
何とかしてほしいんですけどねぇ。。。^^;

App Store で360円也!

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