2018年10月24日水曜日

ずっと耳に残っている曲たち

今回 Burn2 のステージで、「われはロボット」の作者
アイザック・アシモフに因んで「ファウンデーション」という曲を
披露させて頂きました。
特に SF ファンにはお馴染みのことと思いますが、
「ファウンデーション」は日本では「銀河帝国の興亡」という
厚木淳さんの素晴らしい翻訳で知られたシリーズで、
1950年代に3部作として発表されましたが、
その後1980年代以降、アシモフが亡くなるまで
書き続けられた大河小説なのです。

が、実は今回の「ファウンデーション」という曲、
元は「Sci-Fi Movie Theme」というタイトルを予定していました。
僕が子供時代を過ごした1970年代は
子供心をワクワクさせてくれる SF のテレビシリーズが
たくさん作られた時代です。
そんな子供時代にテレビを見て、以来耳から離れない曲たちがあって
そうした曲へのオマージュとしてこの曲を作ったというわけなんです。
では、それはどんな曲たちだったのか。。。

一つは、JPL  のカール・セーガン博士がホストを務めた
「COSMOS」というテレビ・シリーズ。
これはホントにステキな宇宙番組でした。
今年はインドの『リグ・ヴェーダ』を元にした
「宇宙開闢の歌」なるものをリリースしましたが、
その『リグ・ヴェーダ』を最初に知ったのもこの番組です。
教師時代にこの原作本のテキストを英語の授業で使ったこともあり、
それほど感化されたテレビ番組でありますが、
特によかったのがテーマ曲。
ホント、キラキラしてて宇宙的な広がりを感じられて、
以来ずっと耳に残っていたんです。
テレビを見ていた頃は自分が音楽やるなんて思ってなかったので
そんなところまでチェックしてなかったのですが、
このテーマ曲、実は日本ではあの「ブレードランナー」で有名な
ヴァンゲリスの『Heaven and Hell(天国と地獄)』という
アルバムの一部なんですよね。
実はこれを知ったのはつい最近で、
あの曲は何だったんだろうとググったら出て来たので、
はい、すぐに CD 屋で見つけて買っちゃいましたよ。^^
「COSMOS」の番組で使われた部分だけじゃなくて、
全体的にやっぱり僕の好みですね。^^;
因みに、「COSMOS」の動画はこちらをどうぞ。



それからもう一つは、やっぱり子供時代、
NHK の「少年ドラマシリーズ」でやってた「地球防衛団」
これのテーマ曲ですね。
これがいかにも宇宙的でかっこよかった。
実は、この曲、ずっと耳に残ってたんだけど、
「少年ドラマシリーズ」でやってたもの、
というくらいしか記憶がなく、番組のタイトルも覚えてなかったけど、
さすがネット時代はすごいですね、
「少年ドラマシリーズ」の全番組一覧みたいのがググれば出て来て、
そこから海外の作品を当たって、一番 SF っぽいのが
この「地球防衛団」という円谷プロみたいなタイトルのもので、
調べていくとそれが「The Tomorrow People」という
英国テムズ・テレビ作成の番組とわかり、
更にそれを YouTube で検索したら出て来ましたよ。
そして、正にそのテーマ曲が僕の耳に残っているものでした!
「The Tomorrow People」の動画はこちらね。



そんなこんなで、こうした動画を見ながら、作曲したのが
新曲「ファウンデーション」というわけ。
そして、ずっと耳に残っていたこうした曲たちに再び出会い、
自分のイメージする SF のテーマ曲を書いたら
長い間耳に残っていた曲たちはすっかり消えてしまいました。
そう、これからは自分の作った新しい曲を
大事に育てていこうと思っているヒロシなのです。^^

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