2019年6月30日日曜日

【RL】1950年代の SF 作品を総復習

昨晩の SL16B のライブでケルパさんが「いかにも」な
1950年代 SF 風の演出をしてくれたこともあって、
そうそう、こんな作品もあったよね、という意味も含めて
ここで一つ1950年代の SF 小説と SF 映画を振り返っておこうと思う。
これは自分のための備忘録でもあるのだが、これを眺めていると
これら 1950 年代の作品がいかに現在に至るまで
影響を与え続けているかということに気づかされると思う。
前に、1950年代は不安の時代であったと書いたが、
その意味では、私たちの属する2010年代もまたそうなのかもしれない。

まずは、SF 小説の作品群から。
このリストは作家別に、デビューした順でまとめてみた。

■ロバート・A・ハインライン
・1950年『ガニメデの少年』
     『月を売った男』(短編集・未来史)
・1951年『人形つかい』
     『地球の緑の丘』(短編集・未来史)
・1953年『スターマン・ジョーンズ』
     『動乱2100』(短編集・未来史)
・1954年『宇宙怪獣ラモックス』
・1957年『夏への扉』
・1958年『メトセラの子ら』
・1959年『宇宙の戦士』(「スターシップ・トルーパーズ」原作)

■アイザック・アシモフ
・1950年『われはロボット』(「アイ・ロボット」原案)
・1951年『ファウンデーション』
・1952年『ファウンデーションと帝国』
・1953年『第二ファウンデーション』
・1954年『鋼鉄都市』
・1955年『永遠の終り』
     『火星人の方法』(短編集)
・1957年『はだかの太陽』

■アーサー・C・クラーク
・1951年『宇宙への序曲』
     『火星の砂』
・1953年『幼年期の終り』
・1955年『地球光』
・1956年『都市と星』
・1957年『海底牧場』

■レイ・ブラッドベリ
・1950年『火星年代記』
・1951年『刺青の男』(短編集)
・1953年『華氏451度』(映画化)
     『太陽の黄金の林檎』(短編集)
・1955年『十月はたそがれの国』(短編集)

■フィリップ・K・ディック
・1953年「地図にない町」
     「ペイチェック」(映画化)
     「にせもの」(映画「クローン」原作)
     「変種第二号」(映画「スクリーマーズ」原作)
・1954年「アジャストメント」(映画化)
     「ゴールデン・マン」(映画「ネクスト」原作)
・1956年「マイノリティ・リポート」(映画化)

フィリップ・K・ディックの映画化率はすごいです。
この他、「トータル・リコール」や「ブレード・ランナー」の
原作がこのあと書かれることは周知の通り。
続いて、映画のリストです。
選択はかなり恣意的で、これは見ておかないと、と僕が思ってるもの。

■映画
・1951年「地球の静止する日」
     「遊星よりの物体X」
・1953年「宇宙戦争」
・1954年「海底二万哩」
     「大アマゾンの半魚人」
     「ゴジラ」
・1956年「禁断の惑星」
     「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」
・1957年「縮みゆく人間」
・1958年「SF 人喰いアメーバの恐怖」
     「ハエ男の恐怖」
・1959年「地底探検」
     「渚にて」

他にも B級と呼ばれるものが大量生産されたのはご存じの通り。
そして勿論、日本でもラドンとかいろいろ作られましたしね。

とりあえず今日はこんなところで。
このリスト、お楽しみ頂けたら幸いです。

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