2021年10月25日月曜日

【新作】 いよいよ明日10月25日(月)アルバム発売!〜7曲目「今宵逢ふ (feat. Hiroko Sweetwater)」

ヒロシとしては待ちに待った10月25日がやって来ますよ!
本当はもっと早く出したかったんですけどね、
思いの外審査でいろいろと引っ掛かりました。
似たような曲があって引っ掛かることは想定していたものの、
タイトルは日本語と英語で同じ内容にしないといけないとか
作詞者や作曲者の表記にも、全世界相手に公開するには
いろいろなルールがあるようで。。。

というわけで、今回紹介する7曲目、
「今宵逢ふ (feat. Hiroko Sweetwater)」もその一つ。
この曲の作詞はどこかにいる明確な個人ではなくて
『万葉集』の巻第十に「秋の雑歌」の中に
「七夕(なぬかのよ)」として挙げられている七夕の歌98首から
数首を抜き出して作曲したもののシリーズの1曲なのです。
そこで作詞者に『万葉集』と書いて申請したのですがこれがNG。
最終的に「Traditional」と表記することで審査を通してもらいました。

この曲、2曲目の「ワクワクの島」同様
やはり○十年前のリーマン時代に書いたもので、
「今宵逢ふ」「川音(かわと)清(さや)けし」「恋も過ぎねば」の
3曲から成る『五音音階のための七夕(なぬかのよ)』として
カセットテープに録れて仲間に配ったものがベースになっています。

やはり日本人ですのでね、『万葉集』とか『古事記』とか
その中にはたくさんの歌が収められているわけですが、
これはきっとただ文字としてではなく、
その当時節を付けて歌われたものだと思うわけで、
ではどんな歌だったんだろう、自分だったらどんな節を付けるだろう、
そのように考えて作曲を試みたわけですよ。

で、殆どはそのカセットテープだったり、
手書きの楽譜のままだったりしたわけですが、
セカンドライフでライブをやるようになって
自分のアイデアを具体的な音にできる環境が整って来たので、
折を見てはセカンドライフ内で演奏してきたわけです。
今回、その第一弾として、夏祭りか何かのイベントで
披露させて戴いた「今宵逢ふ」をアルバムに収録した次第です。

最初に作曲したのが80年代の終わりか90年代の初めで、
当時ワールドミュージックなるものが流行っていたこともあり、
日本の箏とガムランの音を混ぜたアレンジをしていました。
その後本格的に日本の古代の音楽、催馬楽とか勉強したわけですが、
今回の録音では、当初のガムランの響きを残しつつ、
箏はやや和琴風な響きにしたり、
中国の胡弓を思わせるヴァイオリンの音色を入れたりと
折衷的な様式のアレンジにしてみていますが、いかがでしょうか?
アルバム中最もアジアな感じの響きになっていると思うのですが。

     *   *   *

彦星(ひこぼし)と 織女(たなばたつめ)と
今宵逢ふ 天(あま)の川門(かはと)に
波立つなゆめ

秋風の 吹きただよはす
白雲(しらくも)は 織女(たなばたつめ)の
天(あま)つ領巾(ひれ)かも

人さへや 見継(つ)がずあらむ
彦星の 妻よぶ舟の
近づき行くを

     *   *   *

■Songs from a Virtual World
 211002a

<情報サイト>
 ※試聴もできますので、是非クリックして聴いてみて下さいね!
<収録曲>
 M01 Rez Yourself 〜セカンドライフのテーマ〜 (feat. Hiroko Sweetwater)
 M02 ワクワクの島 (feat. Hiroko Sweetwater)
 M03 ユー・アー・ア・レイ (feat. Hiroko Sweetwater)
 M04 さようなら 〜タージマハール〜 (feat. Hiroko Sweetwater)
 M05 同じ場所 (feat. Hiroko Sweetwater)
 M06 メロディ (feat. Hiroko Sweetwater)
 M07 今宵逢ふ (feat. Hiroko Sweetwater)
 M08 宇宙開闢の歌 (feat. Hiroko Sweetwater)
 M09 サンライズ (feat. Hiroko Sweetwater)
 M10 ONE (feat. Hiroko Sweetwater)
 M11 正調・大クマクマ音頭 (feat. Hiroko Sweetwater)

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