もうご存じの方も多いことと思いますが、
2日ほど前にFirestormビューワの新しいバージョンが出ました。
前回のリリースから4ヶ月後ということで
予定よりやや遅れましたが、コードとしては、
リンデンの公式4.0.6が取り込まれていますので、
公式の機能はほぼカバーされていると考えてよいでしょう。
プラス Firestorm の独自機能があるわけですから、
これはもう申し分ない、と言っていいのではないでしょうか。
■Firestorm チームの公式ブログ記事
http://www.firestormviewer.org/firestorm-release-4-7-9-50527/
但し、残念なことに、今回のバージョンでRLVaの更新があり、
その関係で Mac 用の Havok 版のリリースは今回ないこと、
また、Linux 用には Havok 版は今回以降リリースされないことが
発表されました。
Havok がなくてもパスファインディングを含めた
ほぼ全てのSLの機能は使えるのですが、
メッシュのアップロードと、ナビメッシュの表示には
この Havok が必要なので、Mac や Linux を使用している方には
その作業の時だけ一時的に公式を利用してほしいとのことです。
さて、前置きが長くなりましたが、今回更新/追加の主な機能を。
・ログイン画面の変更
・アバター表示の複雑さ対応
・表示設定のプリセット対応
・コルーチン対応
・ランダムな瞳の動きを停止可能
・高い位置での区画境界表示可能
・パイメニューの輪郭とアニメーション
・RLVa関連の更新
まず目を引くのがログインボタンがでかくなった
新しいログイン画面ですね。
リンデン公式のビューワ4に似た雰囲気です。
何かデカくってかっちょ悪くて気に入らない、という方は、
これまでの画面に戻すこともできますよ。^^;
そして、今回最も大きな追加機能が
「アバター表示の複雑さ」に対応したことですね。
これまでも「アバター表示の簡略化」というのがありましたが、
よりきめ細かくなった感じです。
アバター>環境設定>グラフィック とメニューを辿ると、
画面右側に「複雑さの最大値」というのがあります。
デフォルトでは一番右端「無制限(No Limit)」になってますが、
これをぐっと左に寄せると、その数字より複雑さ係数が多い人は
緑や赤い色でベタ塗りされた「ゼリー人形」として表示されます。
勿論、「ゼリー人形」として表示される人が多いということは、
それだけビューワの動きが軽くなる、ということです。
この機能を試してみるために、もう9年振りくらいで
Kuula の New Citizens Incorporated を訪れてみました。
つまり、人がたくさん集まっているところを求めて、です。
次のSSはその場所で複雑さの最大値を「無制限」で見たところ。
みんな普通に描画されていますよね。
それを今度は一番左端、20000に変えてみると、
わはは、みんな20000以上の人たちばかりなので、
僕以外はみんな「ゼリー人形」に。www
ただ、場合によっては、友だちだけはちゃんと表示したい、とか、
逆にあの重そうなヤツだけ「ゼリー人形」にしたい、とか、
そういう要望もあると思います。
これにもちゃんと対応していて、そのアバターを右クリックして
コンテキストメニューやパイメニューで
「標準表示」「表示しない」「完全表示」とあるのを選ぶと
そのアバターだけちゃんと表示したり、表示させなかったりできます。
(パイメニューの翻訳が間に合わず、英語のままですが、
「Render」を選んで頂くと出て来ます。。。)
3枚目のSSは左から右へのビフォー/アフターで、
僕の右側に立っていた彼女を表示させなくしたもの。
(見ず知らずの人を実験台にしてゴメンナサイ。。。)
ところで、一体どの程度の数値にするのが適当なのか、
よくわからない、というのが本当のところだと思います。
そこで、同じく環境設定の「一般」を開くと、
「アバターの複雑さを表示」というオプションがあります。
これでアバターの頭の上に複雑さ係数が表示されるわけですが、
このオプションには更に、
「極めて複雑な場合のみ」と「自分のアバターの複雑さのみ」
のオプションもあるのでうまく使うとよいと思います。
さて、ここからが2番目の追加機能になるわけですが、
このアバター表示の複雑さの設定は場面によって変えたいですね。
グラフィック表示の変更は、Firestorm には元々
「クィック設定」の機能がありましたが、
リンデンもこれと同じような機能を追加しました。
画面左上の、メディアボタンの左に
テレビのようなマークが追加されています。
ここをクリックすると直接環境設定のグラフィックが開きますが、
変更した内容に名前をつけて「プリセット」として保存でき、
次にテレビマークをクリックすると、
保存したプリセットを簡単に呼び出せる、というわけです。
また、環境設定のグラフィック画面も
一番上に現在どのプリセットを使用しているかが
表示されるようになりました。
これは便利ですね。
そうそう、複雑さの設定は、クィック設定からも行けますよ。
(これも翻訳が漏れました。。。次回対応します。。。orz)
さて、長くなったので、あとはさらっと行きましょう。
「コルーチン」というのは、SLはインターネットアプリなので、
様々な状態を確認してから次の処理に入るわけですが、
逆に言うと一つの状態確認に長い時間かかってると
その後続も詰まってしまい、結果としてラグになりますが、
この状態確認の途中で、他の処理を並行でできるようにしたもので、
結果多くの場面で軽くなったように感じられることと思います。
あと、SSを撮る時に不要なランダムの目の動きは
環境設定 > Firestorm > アバター にあるオプションで抑止可能、
それから、高いところで作業してる時に区画の境界を表示するには
環境設定 > Firestorm > 制作2 で設定可能
また、パイメニューに影をつけて背景から浮き出させたり、
パイメニューが表示されたり移動したりする時に
文字も一緒に動いたり、といった機能は
観光設定 > UI > 2D オーバーレイ で設定可能です。
RLVa については僕自身が使用してなくてわかってないので
翻訳も対応していませんし、説明は割愛させて戴きます。
まぁ、最初に書きましたように、リンデン公式に追いつき、
プラス Firestorm 独自の機能がいっぱいのバージョンです。
お楽しみ下さい。
2日ほど前にFirestormビューワの新しいバージョンが出ました。
前回のリリースから4ヶ月後ということで
予定よりやや遅れましたが、コードとしては、
リンデンの公式4.0.6が取り込まれていますので、
公式の機能はほぼカバーされていると考えてよいでしょう。
プラス Firestorm の独自機能があるわけですから、
これはもう申し分ない、と言っていいのではないでしょうか。
■Firestorm チームの公式ブログ記事
http://www.firestormviewer.org/firestorm-release-4-7-9-50527/
但し、残念なことに、今回のバージョンでRLVaの更新があり、
その関係で Mac 用の Havok 版のリリースは今回ないこと、
また、Linux 用には Havok 版は今回以降リリースされないことが
発表されました。
Havok がなくてもパスファインディングを含めた
ほぼ全てのSLの機能は使えるのですが、
メッシュのアップロードと、ナビメッシュの表示には
この Havok が必要なので、Mac や Linux を使用している方には
その作業の時だけ一時的に公式を利用してほしいとのことです。
さて、前置きが長くなりましたが、今回更新/追加の主な機能を。
・ログイン画面の変更
・アバター表示の複雑さ対応
・表示設定のプリセット対応
・コルーチン対応
・ランダムな瞳の動きを停止可能
・高い位置での区画境界表示可能
・パイメニューの輪郭とアニメーション
・RLVa関連の更新
まず目を引くのがログインボタンがでかくなった
新しいログイン画面ですね。
リンデン公式のビューワ4に似た雰囲気です。
何かデカくってかっちょ悪くて気に入らない、という方は、
これまでの画面に戻すこともできますよ。^^;
そして、今回最も大きな追加機能が
「アバター表示の複雑さ」に対応したことですね。
これまでも「アバター表示の簡略化」というのがありましたが、
よりきめ細かくなった感じです。
アバター>環境設定>グラフィック とメニューを辿ると、
画面右側に「複雑さの最大値」というのがあります。
デフォルトでは一番右端「無制限(No Limit)」になってますが、
これをぐっと左に寄せると、その数字より複雑さ係数が多い人は
緑や赤い色でベタ塗りされた「ゼリー人形」として表示されます。
勿論、「ゼリー人形」として表示される人が多いということは、
それだけビューワの動きが軽くなる、ということです。
この機能を試してみるために、もう9年振りくらいで
Kuula の New Citizens Incorporated を訪れてみました。
つまり、人がたくさん集まっているところを求めて、です。
次のSSはその場所で複雑さの最大値を「無制限」で見たところ。
みんな普通に描画されていますよね。
それを今度は一番左端、20000に変えてみると、
わはは、みんな20000以上の人たちばかりなので、
僕以外はみんな「ゼリー人形」に。www
ただ、場合によっては、友だちだけはちゃんと表示したい、とか、
逆にあの重そうなヤツだけ「ゼリー人形」にしたい、とか、
そういう要望もあると思います。
これにもちゃんと対応していて、そのアバターを右クリックして
コンテキストメニューやパイメニューで
「標準表示」「表示しない」「完全表示」とあるのを選ぶと
そのアバターだけちゃんと表示したり、表示させなかったりできます。
(パイメニューの翻訳が間に合わず、英語のままですが、
「Render」を選んで頂くと出て来ます。。。)
3枚目のSSは左から右へのビフォー/アフターで、
僕の右側に立っていた彼女を表示させなくしたもの。
(見ず知らずの人を実験台にしてゴメンナサイ。。。)
ところで、一体どの程度の数値にするのが適当なのか、
よくわからない、というのが本当のところだと思います。
そこで、同じく環境設定の「一般」を開くと、
「アバターの複雑さを表示」というオプションがあります。
これでアバターの頭の上に複雑さ係数が表示されるわけですが、
このオプションには更に、
「極めて複雑な場合のみ」と「自分のアバターの複雑さのみ」
のオプションもあるのでうまく使うとよいと思います。
さて、ここからが2番目の追加機能になるわけですが、
このアバター表示の複雑さの設定は場面によって変えたいですね。
グラフィック表示の変更は、Firestorm には元々
「クィック設定」の機能がありましたが、
リンデンもこれと同じような機能を追加しました。
画面左上の、メディアボタンの左に
テレビのようなマークが追加されています。
ここをクリックすると直接環境設定のグラフィックが開きますが、
変更した内容に名前をつけて「プリセット」として保存でき、
次にテレビマークをクリックすると、
保存したプリセットを簡単に呼び出せる、というわけです。
また、環境設定のグラフィック画面も
一番上に現在どのプリセットを使用しているかが
表示されるようになりました。
これは便利ですね。
そうそう、複雑さの設定は、クィック設定からも行けますよ。
(これも翻訳が漏れました。。。次回対応します。。。orz)
さて、長くなったので、あとはさらっと行きましょう。
「コルーチン」というのは、SLはインターネットアプリなので、
様々な状態を確認してから次の処理に入るわけですが、
逆に言うと一つの状態確認に長い時間かかってると
その後続も詰まってしまい、結果としてラグになりますが、
この状態確認の途中で、他の処理を並行でできるようにしたもので、
結果多くの場面で軽くなったように感じられることと思います。
あと、SSを撮る時に不要なランダムの目の動きは
環境設定 > Firestorm > アバター にあるオプションで抑止可能、
それから、高いところで作業してる時に区画の境界を表示するには
環境設定 > Firestorm > 制作2 で設定可能
また、パイメニューに影をつけて背景から浮き出させたり、
パイメニューが表示されたり移動したりする時に
文字も一緒に動いたり、といった機能は
観光設定 > UI > 2D オーバーレイ で設定可能です。
RLVa については僕自身が使用してなくてわかってないので
翻訳も対応していませんし、説明は割愛させて戴きます。
まぁ、最初に書きましたように、リンデン公式に追いつき、
プラス Firestorm 独自の機能がいっぱいのバージョンです。
お楽しみ下さい。