2010年12月31日金曜日

三社参りはクマ温泉リゾートで。w

最近はあまりテレビ見ていないけれど、
この時期になると必ずやってるのが、動かない神社のCM。
というわけで、クマ温泉リゾートからのCMです。
そう、お正月のSL三社参りはクマ温泉リゾートで! というわけ。w

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ここには熊にまつわる3つの神社があるのですよ。
まずはお馴染み、海辺の大熊神社。
そして、タイガーカフェの向かいの土地を
入っていったところにある海に面して、
熊玉神社の参道があります。
ここは、どんぐりハウスとなびさんのポスターがあるから
すぐわかるかな。
長い参道ですよ〜。
普通はみんな、拝殿でお参りして帰っちゃうんだろうけど、
ここはちゃんと本殿があることに注目。
本殿に入ることができた人だけが、
ここに奉られるクマノミナカヌシのご本尊に出会うことができるのです。
しかし、全ての熊の先祖と言われるクマノミナカヌシの
その意外なお姿を実際にご覧になられた方は、
決してそれがどのようなものであったかは言ってはならぬ、
とされていますのでご注意を。w

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それからもう一つが熊の崫(いわや)神社。
これは、一度なびさんが再建したんだけど、いつの間にかなくなって
この度、熊波大の熊田広教授が文献を元に正確に再現したらしい。
隠された神社らしいので、敢えて場所は言いません。
当然、SSも載せません。
ご自分で探してみて下さいね。
その過程で、クマ温泉リゾートの意外な場所を発見するかもしれないし。
まぁ、敢えてヒントを言えば、「崫(いわや)」というくらいですから、
岩の多いところにあるんでしょうかねぇ。www
あと、もしかしたらWikiにあるかもねぇ。www

新しい年の初めから、是非お楽しみ下さい。w

年越しそば

皆さんは、もう食べましたか、年越しそば?
僕も今食べてきたところです。
というわけで、SLでも、YMBの飛行船ラウンジと
僕の自宅では年越しそばを用意してありますので、
もし今日立ち寄られる方がいらしたら是非召し上がってって下さい。
尤も、SSの人がその時いるかどうかは不明ですが。。。^^;

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よいお年を!w

■YMB飛行船ラウンジ
場所:http://slurl.com/secondlife/YMB001/46/126/63

【ライブ】このあと22時よりカウントダウン・ライブ!

さて、毎年大晦日に行って来た12時間カウントダウン・ライブですが、
今年はさすがに忙しくて、とても12時間行える状況ではなく、
最後にちょっとだけ、22時から年が変わるまで行います。
会場は例によって僕のホームである N.H.K. ホール。
やっぱり大晦日はここでやらなきゃねぇ。w

とは言え、今年もあと6時間を切りましたね。
皆様よいお年を迎えられますよう。^^

■Hiroshi Kumaki カウントダウン・ライブ
・日時:2010年12月31日(金)22:00〜
・会場:N.H.K. コンサートホール
    http://slurl.com/secondlife/Fanghammer/32/51/2991

2010年・総集編

NHKの大河ドラマではありませんが、
いつものようにこの1年を振り返って。。。

     *   *   *


<1月>

1日 足湯神社に初詣
2日 弾き初め
3日 タイガー神社、大熊神社、ナチュ神社、厳島神社、NISEKO神社を巡る。
  この日、「楽器音当てクイズ」が行われる。YMBメンバーの一部から新年早々の鬼企画との声あり。w
10日 Cha Klaarさんの病気のジオラマ常設記念のイベントをYMB、YMO、Yasutaka Kobaさんで行う。
14日 初のアニメーションに挑戦 w
16日 クマ温泉リゾートで熊玉神社発見
   YMB SIMが設定される。横浜SIM群に接続。
17日 阪神淡路大震災メモリアルコンサート
18日 YMB SIMでの工事を始める
20日 みなとみらいとYMBを結ぶ連絡船運行開始
31日 Lifebound Records本店がYMB SIMに完成。それまで本店だったFanghammer店は「クマ温泉リゾート店」に。
   SOUNDHOLIC 03を見る

<2月>

7日 YMB SIMに初めての家を設置
8日 Avatars Unitedに登録
14日 Fantastic Show Event **Heart** にYMB出演。
   AUのWikiを立ち上げる。
16日 YMB SIMで初のゲリラ・ライブ敢行
21日 初めてMermaid Showを見る、感動。
22日 YMB SIMにあったなださんのTabby Cat II でYasutaka Kobaさんのライブ公演
23日 ロンドン・ナイトを見に行く
24日 ビューワ2βリリース、早速ダウンロード
28日 「Ring of Second Life」協賛CDとして「レクイエム」発売

<3月>

3日 ひなまつりゲリラ・ライブ@YMBメインステージ
4日 Lifebound Records本店に時計台完成
14日 あしあと20,000達成
16日 ゲリラ・ライブ@Lifebound Cafe
21日 windsさんがwinds collection 新宿店でゲリラ・ライブ、ピアノで参加。w
   YMB SIMオープン記念イベント。
23日 Lifebound Cafe 一時閉鎖、解体
28日 バーニングライフ春祭にHiroshi Kumaki w/SakuraとしてwindsさんはじめYMBメンバーと出演

<4月>

15日 Lifebound CafeとN.H.K.ホール改装オープン
17日 ゲリラ・ライブ@N.H.K. ホール
22日 レズ1000日目。YMBの飛行船でサプライズに遭う。w
23日 ビューワ2.0.1が正式ダウンロード開始
24日 ライブ@Fang Lea Ma
29日 事業縮小となるMagSL Tokyo SIM群をYMBが一周パレード。同じくMagSL Tokyo内を移動しながらゲリラを行っている柳さんとニアミス。w 楽しかった。w

<5月>

1日 「Ring of Second Life」協賛CDとして「Let Love Ring」発売
2日 アメリカがん協会支援イベント「Relay Palooza 2010」にYMB、YMOで出演
4日 ハイチ震災支援イベント「Ring of Second Life」にYMB、YMO、Yasutaka Kobaさんの組で出演
16日 Milky House SIM オープン記念イベントにYMB、YMO、Yasutaka Kobaさんの組で出演
19日 ゲリラ・ライブ@Lifebound Cafe, YMB。中の人は京都のホテルからライブ敢行。w
30日 iPhone Live II〜ReBirth Sessions@N.H.K.ホール

<6月>

12日 iPhone Live III〜Our Favorite Music@N.H.K.ホール
22日〜27日 SL7BにYMBが参加、同時に多数の音楽イベントを主催。Sakura w/Unitanのステージで、windsさんとの共作「Bye-Bye」、「Dance with You」を発表。
25日 M・リンデンの社長退任とフィリップ・リンデンの暫定CEO就任が発表される。
29日 SL7BのYMB会場の位置が、SL6Bの時の場所とほぼ同じだったことに驚き、感動

<7月>

3日 閉鎖直前のSL7B会場でYMB「SAYONARA SL7B」公演を行う
7日 七夕ゲリラ・ライブ w/Sakura@YMB飛行船ラウンジ

<8月>

8日 YMB夏の音楽祭を開催
9日 長崎原爆の日・平和祈念コンサート@YMBメインステージ
14日長時間イベント「奈落〜NaRaKu」のトリで出演
21日 新商品「クマクマラジオ」を発売
26日 あしあと30,000達成

<9月>

2日 エメラルド・チームが崩壊
9日 エメラルドによるログイン・ブロックが発動
11日 Electrogram 2010に出演
12日 Electrogram 2010終了後に行われたリョウさんとみえさんの結婚式に立ち会う。みえさんきれいでした〜。^^
29日 Avatars Unitedのサービス停止。短かった。><

<10月>

10日 ジョン・レノンのPeace Imagine Towerを見学
17日〜24日、YMB、Natulaxと共催でバーン2.0会場にキャンプを設営、多数の音楽イベントを主催する。Hiroshi Kumaki w/Sakuraのステージでは、windsさんとの共作「Raindrops」、「Happy Together」を披露。
27日 デビュー3周年記念ライブ。ゲリラの多かった今年に相応しく、お客さんごと会場を移動しながらのライブでした。N.H.K.ホール〜YMBメインステージ〜シルクロード〜Aquarium Cosmic Treeを巡回。
30日 閉鎖直前のバーン2.0会場でDJを行う。炎の中で盛り上がる。
31日 はじめての気球大会が行われる
   この日初めて「表示名」を使ってみる。「熊木博士」に。w「博士」で「ヒロシ」と読むのだが、クロウさんから「ハカセ、これで完全体ですね。」と言われる。w

<11月>

3日 2回目の気球大会
20日 シンセサイザー・ライブ@Mikrokosmos
21日 3回目の大規模な気球競技と旅行

<12月>

6日 YMB SIMの北側、自分の区画の裏手にオフSIMを置いてみる
12日 YMBステージドリル@YMBメインステージ。そのバックで怪しげなサンタに扮する。w
17日 あしあと40,000を達成
25日 クリスマス・ライブ@Aquarium Cosmic Tree。「大クマクマ音頭」を披露。w
26日 特別公演「第九」演奏会@YMB メインステージ
31日 カウントダウン・ライブ@N.H.K.ホール(!)

     *   *   *

今年のはじめ、windsさんとYMBの活動範囲を
もっと社会的な面で広げたいねという話をしていて
まずはハイチ震災支援イベント「Ring of Second Life」や
アメリカがん協会支援イベント「Relay Palooza 2010」に
参加させて戴きました。
こうしたイベントへの参加はやはり人と人との縁ですので、
そのようなご縁がありました時にはこれからもどんどん
参加させて戴きたいと考えています。

また、今年はSL7B、バーン2で、会場を運営するに当たり、
たくさんのミュージシャンやDJ、ダンサーの皆さんに
ご出演、ご協力頂きました。
お陰様で、いつも人の多く集まる会場となり、
イベント主催者やリンデンの皆さんにも喜んで頂けました。
改めて御礼申し上げます。

これらに限らず、今年は規模の大きなイベント、多かったですね。
極めつけは先日の「第九」でした。^^
それだけに、YMBメンバーの皆さんも日程調整や練習など
大変だっただろうと思います。
いつもありがとうございます。
新しい年も引き続きどうぞよろしくお願いします。

あと、今年は iPhone ライブなども行ったりしましたが、
来年も引き続き、新しいこと、いろいろ試してみようと思ってます。
お楽しみに。

本当に、いつも支えて下さっているみなさんのおかげで、
今年も毎日が楽しく、充実したSLの一年でした。
新しい年もどうぞよろしくお願いします。
よい年をお迎え下さい。

ありがとうございました。^^

お正月の準備

昔から一夜飾りはいけないというので、
昨日はようやくRLでお正月飾りなどの準備。
で、RLでの準備が終わったら、今度はSLでも。w

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YMB001にあるヒロシ家でも注連縄や門松を用意しましたよ。
あ、そう言えば、「家」なるものを作ったのは
YMBに来てからが初めてなので(それまでは全て店やステージw)、
「家」でお正月の準備をするのは初めてかもです。
というわけで、テーブルにはお節もお屠蘇も用意してありますよ。w
勝手に上がってやってって下さい。w

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勿論、昨年まで僕のメインの拠点だった
クマ温泉リゾート店も忘れていませんよ。w
そうそう、クマ温泉リゾートと言えば、
お店の飾り付けをしたあと、またちょこっと作業しました。
これについてはまたあとで詳しくお伝えしますね。

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皆様もよいお年をお迎え下さい。^^

2010年12月30日木曜日

ヤマト、見て来ましたよw

やはりかなり熱烈なファンでしたからねぇ。。。
実写化するとショボくなりそうな予感があり、
そんなものを見るのは怖い気もしたのですが、
やはり見なければならぬ、という気持ちの方が強かったかな。
たまたま会社を早く上がった日の帰りにパッと行って来ましたよ。

ところで、映画館に着いて予告編を見ているうちに気付いたのだけれど、
前回映画館で見た日本映画というのが「日本沈没」だった。w
こちらは同じSMAPの草彅君が主演で、
やはり、時代に合わせた設定変更がありましたね。
そんなこともあって、今回のヤマト、
原作やアニメとの比較もさることながら、
草彅版「日本沈没」を意識しながら見る結果となったこと
ちょっと触れておきますね。w

さて、もう結論から言っちゃいますけど、
結構おもしろかったですよ、映画として。
宇宙を舞台にしたSF映画としてはもうちょっと
スケール感がほしい気もするけれどね。
(それにはやっぱり予算が足りないんだろうなぁ。。。><)

いや、というのも、あまり期待してなかったのですよ。
街で見るポスターに写ってるキムタクの顔は何か情けなくて
ヘナチョコな感じするし、え〜〜〜、この人が古代君?
と思うところもあったのだけれど、
実際には、キムタクの個性を生かした古代像が描かれていて、
あんまり違和感がなかったですね。
あと脇を固めるベテラン俳優たちも、なかなかそれっぽくていい。w
山崎努さんの沖田艦長、西田敏行さんの徳川機関長、
緒方直人さんの島大介、柳葉敏郎さんの真田志郎あたりは、
意外と適役だったのではと思ってます。w
(真田さんは原作でも厳しい顔をしてますが、
その雰囲気が柳葉さんにはありましたね〜。
だけど同時にばかにまじめな雰囲気に「踊る〜」も
思い出しちゃいましたけど。w)

森雪が黒木メイサさんで、えらく気の強い、
ブラックタイガーの戦闘員、という新たな設定は、
時代の流れなのでしょうねぇ。w

「日本沈没」でも、70年代に作られた映画では
やたらと責任感の強い男の藤岡弘さんと美しい令嬢いしだあゆみさん
(テレビでは村野武範さんと由美かおるさんだった w)
という組み合わせでしたけど、
2006年バージョンでは積極的な柴咲コウさんと
それに引き摺られる形の草彅剛さんという形であり、
同じく豊川悦司さんの田所博士よりもその元妻という設定の
大地真央さん演ずる大臣がリードしている感じでしたね。w
森雪の描き方には、そんなことをふと思い出してましたよ。w

あとおもしろかったのは、佐渡酒造という、
飲んべえのお医者さん役に何故か高島礼子さん。w
まぁ、あのゆるキャラは、普通のおじいちゃんには
演じられないかもですね。
これもおもしろい、思い切ったキャスティングだと思いました。

あと、いろいろな設定変更があるので、
原作に拘る人にはええ〜〜〜というところもあるでしょうが、
僕などは知ってるだけに驚きがあって、逆に楽しめましたね。
最後の、イスカンダルとガミラスの設定などもね。。。
いやぁ、いろいろどんでんがえしのある設定変更に
却って手放しに楽しむことができました。
そうでありながら、お決まりのセリフはちゃんとやってくれるし。w
結構感動的ですよ。w

ああ、それだけに、そうそう、
一つ難を言えば、エンディングの英語の歌が
軽すぎてしらけてしまいましたね。^^;
最近のハリウッド映画のエンディングの雰囲気ではあるけれど、
寧ろオーケストラ曲とか、オリジナルのヤマトの歌の方が
よかったんじゃないかな。。。

というわけで、ファンの皆様には賛否両論、
いろいろあるでしょうけれど、
僕としてはおもしろかった、と言っておきましょう。

ちょっと嬉しかったこと

先日の「第九」ですが、
windsさん同様、フォンタナから参加されたある方から
お礼状というのか、挨拶状というのか、ノートカードで頂きました。
演奏していてとても楽しかったことと、
生オケではないのに、とても感動したと書いてありました。

こういうのが嬉しいのです。
フォンタナの皆さんは昨年までは
生のオケをバックに演奏されてましたからね。
最初に書いたように、打ち込みでこの大曲に挑戦するなんて無謀すぎる、
フォンタナで演奏されてきた皆さんは、
さぞしょぼいと思うのでは? 
という不安はずっとつきまとっていたのです。

実際はこの方をはじめ、フォンタナから参加された皆さん、
なかなか好意的な反応でした。
ほっとすると同時に、やって間違いじゃなかったね、と
ようやく気持ち的に解放されたように楽になりました。

と、同時に。。。

来年もやるかな、

という気持ちにすらなっている単純なヒロシであります。w
皆さん、本当にありがとうございました。

2010年12月28日火曜日

【翻訳記事】リンデンラボの新しいCEO決まる

もう4日ほど前の記事になりますので、
ご覧になられた方も多いかと思いますが、
暫定CEOだったフィリップの後任、新しいCEOが正式に決まったようです。
新しいCEOはロッド・ハンブル氏、
何と、ゲーム会社のエレクトロニック・アーツ社からの引き抜きですね。
長年ゲーム業界に携わってきたこの方が、SLにどんな新しい風を
巻き起こしてくれるのでしょうか。
まずはお手並み拝見、とすることに致しましょうか。

それでは、その紹介記事を、翻訳してお伝えします。
原文はこちら


     *   *   *

リンデンラボの新しいCEOご紹介

本日は皆様にとても素晴らしいお知らせがあります。リンデンラボは新しいCEOとしてロッド・ハンブル氏を迎えることとなりました。プレス・リリースはこちらにございますので、是非ご覧下さい。1月の半ばに着任してから、ロッド氏ご本人からご挨拶があるとは思いますが、今ここで、簡単に彼のことを紹介しておくことに致しましょう。

ロッドは、楽しくて、本当に没頭できるエンターテインメントの数々を開発し、率い、そして大成功を収めてきたという、非常に印象的でこの業界では深い経験を持つ方なのです。ゲーム開発業界に20年にわたって身を置いてきたベテランであり、200以上のゲームに関わり、昨年は、ゲーム誌「Edge」が彼を「最も熱い100人のゲーム開発者」の2位にランクしたほどです。ロッドは今回リンデンラボに来る前は、エレクトロニック・アーツ社に籍を置いていて、そこでの役職は執行副社長であり、またEA Playのリーダーでもありました。この中には、時代を通じて最も売れたPCゲームである「The Sims」が含まれています。エレクトロニック・アーツ社の前は、ソニー・オンライン・エンターテインメントの副社長であり、「EverQuest」スタジオのリーダーをしていました。

ロッドは、セカンドライフを特別なものにしている数々の要素に深く感心しています。ロッドは既に、セカンドライフのプラスな面、マイナスな面に親しむために、そして住民のみなさんが出会う成功や困難をよりよく理解するために、既にインワールドを探検し、実験を始めています。ロッドがリンデンラボの職務に正式に着任するのは1月の半ばになります。私は、2011年という年を、新鮮な価値観と、新しいエネルギー、創造力と共に始められるということに、胸が熱くなる思いです。

ロッドがどのような創造力や個性、価値観を持っているか、皆さんに感じて頂けるように、彼が個人的に製作したものやプレスとのインタビューへのリンクをいくつか挙げておきます。

ロッドが趣味で作ったアートゲーム

The Marriage(結婚)
Stars Over Half Moon Bay(半月湾に懸かる星)
Last Thoughts of the Aurochs(オーロックスの最後の思い)
 

ロッドのインタビュー記事

2010年エレクトロニック・アーツの「Create」について「ガーディアン」誌に(ビデオ)
2009年アートゲームについて「ワイアード」誌に
 

リンデンラボのスタッフを代表して、皆様が幸せな休暇を過ごされることをお祈りします。新しい年が、皆様にとりまして幸せで実りあるものとなりますよう。そして、新しい年はきっとセカンドライフにとっても素晴らしいものとなるでしょう。

(以下、ロッドの略歴、本文とほぼ同内容のため省略)

                      2010年12月23日
                      BK・リンデン

2010年12月27日月曜日

「第九」+ mk2SR ライブ、ありがとうございました!

先ほど片付けが終わったところです。
「第九」特別公演と mk2SR のライブ、無事終了しましたことを
ご報告させて戴きます。
会場にはたくさんの方々にお越し頂き、ありがとうございました。
心から感謝申し上げます。

打ち込みで「第九」をやるというのは、まぁ、無謀な試みで、
耳の肥えたお客さんが多いので、どうなることかと
内心ハラハラしていましたが、終了後、皆さんに喜んで頂いたようで
ホッとしました。
出演メンバーもこの日のために忙しい中毎晩のように
練習を重ねてきたんですもの。

メンバーの皆さん、本当にお疲れ様でした。
もうね、あの長い曲、みんな自分がどこで何やるか
よく把握してて、すごい、と思いました。
その素晴らしい本日の出演メンバーと担当楽器を
ここでご紹介しておきます。

denden Toshi (fl)
step Aya (ob)
aoi Bing (fg)
lan Ferraris (hr)
Galy Greenwood (hr)
Tetugame Yoshikawa (tp)
mira Nowles (tp)
Riddle Nishi (tb)

gachi Melody (timp)

Satoko Kohime (vn1)
minami Price (vn1)
Meme Niseru (vn1)
syhee Yoshikawa (va, hrp)
Nada Dryke (vc)
Cha Klaar (cb)

winds Seiling (vn solo)

Hiroshi Kumaki (cond)

そして、本日は出演できない予定だったのですが、
毎回練習にお付き合い頂き、本日も万一のためにスタンバイして頂いた
taichi Debbel さん、ありがとうございました。
そして勿論、今回の企画をして下さった Yasutaka Koba さん、
それにいろんなところで応援や励ましの言葉をかけて下さった
皆さん、ありがとうございました。
いつもそうですが、いつも以上に、
たくさんの方に支えられ、助けられてこの公演は実現したものと
強く感じ、感謝しています。

それから、、、

mk2SR のステージも素晴らしかったですね。
会場のお客さん、皆さんノリノリでした。
masa Homewod さん、
manna Lannock さん、
hideyoshi Mayo さん、
aoi Taurog さん、
楽しいステージをありがとうございました。

本当に、多くの方のおかげで、
とても充実した3時間になったのではないかと思っています。
反省すべき点も多々あるでしょうが、
今は、まず皆さんに御礼申し上げたいと思います。
ありがとうございます。
そして、これからもどうぞよろしくお願いします。

2010年12月26日日曜日

しつこく最後のご案内〜今晩【特別公演】「第九」演奏会

今、僕の目の前に手垢で汚れた一冊の楽譜があります。
ベートーヴェン:交響曲第九番ニ短調作品125「合唱付」。
買ったのは大昔。w
高校生の時だったか、大学生として東京に出て来た時だったか、
とにかく、大学1年の時にN響の演奏を聴きに行った時に
持っていたことだけは覚えています。
何故買ったかと言えば、いつかこの曲を自分の解釈で演奏してみたい、
そんな大胆な夢があったからでした。
音楽教育を受けていない僕がオケを振ることはあり得ないのだけれど、
大学1年の時にバイトのお金で最初のシンセサイザーを買い、
妄想はどこまでも膨らんでいくのでした。

しかし、どうもそれが妄想でなくなる日が来たようです。
折に触れ、何度も見返した楽譜は、垢にまみれ、ボロボロですが、
それでも、やっぱり今回やると決まってから見てみると
今まで気付かなかったところがたくさん。
何度も聴いた曲だし、何度も読んだ楽譜だけれど、
まだまだ知らないことがあったのだと思い知らされました。

前にも書きましたが、あまりの大曲に
windsさんともいつかはやりたいね、とは言っていたものの
なかなか踏み切れないでいましたが、
今回やすたかさんに背中を押されて公演を行うことを決めました。
今回は、やすたかさんが動いてくれたおかげで、
いつものYMBメンバーに加えて、
フォンタナのメンバーも参加して下さり、
強力な布陣になったことと思います。

YMBの今年最後の公演、「第九」演奏会。
「第九」のテーマは「苦悩を突き抜けて歓喜に至れ!」。
今年、或いは今、どのような厳しい状況があるにせよ、
生きていくということはただそれだけで素晴らしく喜ばしいもの。
新しい年が皆様にとりまして更に素晴らしいものとなりますよう
祈りをこめて、そして、僕の○十年の思いをこめて、
一生懸命演奏させて戴きます。

また、演奏終了後、今晩のトリを
masa Homewoodさんのユニット mk2SR さんが務めて下さいます。
映像配信との同期による新しいスタイルのライブ。
常に新しい試みをSL音楽界に持ち込んできた
まささんならではの企画です。
是非最後までお楽しみ下さい。

皆様のお越しを主催者・出演者一同お待ち申し上げております。
ありがとうございます。

■特別公演「第九」演奏会+mk2SRライブ
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・日時:2010年12月26日(日)21:00〜24:00
・会場:YMBメインステージ
・内容:
    21:00〜22:45 「第九」演奏会
            マスネー:「タイース」瞑想曲
            バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
            ベートーヴェン:交響曲第九番作品125
    23:00〜24:00 mk2SR 映像ライブ
           (V2またはフェニックス・ビューワ推奨です

YMB SIM 情報〜連絡船しばらく運休します。

みなとみらいSIMとYMB 001を結び、約15分で1周する連絡船ですが、
本日よりしばらくの間運休します。
一つには、今晩「第九」という大規模なコンサートと
mk2SRによる映像配信ライブが行われますので、
SIMをできるだけ軽くしておきたいということ。
もう一つは、このあと暫くは公演もなさそうなので、
冬休みを利用して殆ど海だけのYMB 002 SIMの
第二期改良工事を行うためです。
今は実質的にはこの広いSIMを殆ど演奏のためだけに使っていますが、
もう少し来た人にも楽しんで頂けるようにと考えています。
同時に、横浜SIM群との行き来も更に便利に楽しくなるようにと
考えているわけです。

連絡船の運行再開は、
この工事の大まかなデザインが決まってからとなります。
僕がやってることですので、少し時間がかかりそうですが、
来年の3月くらいには何とかしたいですね。

そういうわけですので、これからのYMB SIMがどうなるか
是非楽しみにしていて下さい。
どうぞよろしくお願いします。^^

本日「第九」演奏会へいらっしゃる方へ(2)〜公衆トイレの秘密

今晩の「第九」、ご案内しているSLURLにテレポートすると
ステージ前の観客席のところに到着しますので、
ここに設置してあるベンチで座って観る、というのが普通ですが、
YMB上空に浮かぶ飛行船のデッキからの眺めもまた格別です。
まず正面に見えるのが夕陽に照らされた横浜SIM群。
この眺望は本当に美しいですよ。
ステージを観るには、少しカメラを操作する必要がありますけどね。
また、折に触れてこの飛行船のラウンジでパーティーが開かれているのは
前にも書いた通りです。

ところが。。。

さすがに空中にあって、デッキへの進入口が少し狭いところから
ここに着くのに苦労しておられる方も時々みかけます。
でも実は、ここに確実に行ける方法があるのです。
それは。。。


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飛行船の下の中央広場、観客席からだと階段を上がったところに
噴水があるのはみなさんもご存じでしょう。
その広場の片隅に、公衆トイレが置いてあるのに
みなさんお気づきでしたでしょうか?(SS1)
SLではトイレ要らないでしょう?

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実はこのトイレ、ただのトイレではありません。
もうおわかりですね。
このトイレこそ飛行船へのテレポーターなのです。
ドアをタッチして開けると、便器の上に半透明のシリンダーがあります。
これを右クリックすると「Teleport」と表示されますので選択します。
するとSS2のようにトイレに座る形となり、
ダイアログが表示されます。
「どこに行きたいですか?」と聞いてきていて
「Hikousen(飛行船)」と「Nowhere(どこにも行かない)」を
選択します。
「Nowhere」を選ぶとそのまま立っちゃいますが、
「Hikousen」を選ぶと飛行船のデッキに飛ぶというわけ(SS3)。
是非お試し下さい。w

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あ、ただね、
座るとトイレのドアが開けっ放しなので、
ちゃんとドアを閉めてからボタン押して下さいね。w
次の方のためにも。。。w

よろしくお願いします。^^

本日「第九」演奏会へいらっしゃる方へ(1)〜記念Tシャツをお持ち下さい

今晩の「第九」演奏会ですが、
今回の公演を記念して、プログラムや出演者の名前を織り込んだ
Tシャツを配布しています。
YMBメンバーとしては比較的新人の Meme Niseru さんが
aoi Bing さん製作のポスターを基に作って下さいました。
しかも、僕やYMB飛行船のシルエットをあしらった
豪華ケース入りです。w
会場の両脇、ポスターの隣にベンダーが置いてありますので(SS1)、
ご来場の記念に是非お受け取り下さい。

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また、ご案内しているSLURLで会場に着くと、
目の前は海でステージも何もありませんが、ご心配なく。
時々、場所間違ったかな? と思われる方もいらっしゃるので、
今回案内板も出してあります。
ステージは、予定の時間になったら現れますのでお楽しみに。^^

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クリスマス・ライブありがとうございました。

昨晩のクリスマス・ライブには、たくさんの方々に来て頂き、
ありがとうございました。
シンセによる即興演奏をメインに据えたつもりでしたが、
僕のライブには珍しく歌の多いステージになったのではと思います。
やってる方は冷や汗でしたけどね。
みんなが知ってる歌ばかりなので。w

そんな中でも、お約束通り、新曲「大クマクマ音頭」を
披露させて戴きました。
これは、歌詞がナチュさんとクフさん、
歌のメロディがwindsさんに、最終的なアレンジが僕という
何と4人による合作。
ナチュさん、RLの都合でいらっしゃれなかったので残念でしたが、
この曲の依頼人でもあり、後ほど昨晩の録音は送らせて戴きます。

もうね、こういう曲はあまりやらないのですが、
いっそ思いっ切り悪ノリしてやったところ、
会場からは「くまっくま〜」の連呼? 合唱?
皆さんに楽しんで頂けたようで何よりでした。

歌は下手なので、僕にとってはヒヤヒヤもののライブでしたが、
終了後、みなさんから楽しかったと言って頂き、ほっとしています。
ご来場頂いたみなさん、本当にありがとうございました。
そして、いらっしゃれなかったみなさんにも
メリークリスマス、新しい年が素晴らしいものとなりますよう
願っています。

最後に、昨晩のセットリストを書いておきます。

1. メドレー:ひいらぎ飾ろう〜もろびとこぞりて
2. 即興:ノエル・ファンタジー
  (讃美歌103番「まきびと羊を」を含む)
3. 大クマクマ音頭
4. Have Yourself a Merry Little Christmas
5. Love(by John Lennon)
6. Call for Peace
7. メドレー:くるみわり人形マーチ〜We Wish You a Merry Christmas
8. One

発表します!〜今晩のお楽しみ企画はmk2SR!

いよいよ12月26日となりました。
そう! 今晩は、21:00から「第九」の特別公演を行います。
この日のために出演メンバーの皆さんも
忙しい中集まって練習を重ね、見ていて、
おぉ! と感動するような場面すらあります。
是非楽しみにお越し下さい。

楽しみと言えば!

公演終了後、23:00から「お楽しみ企画」があります、
と前触れしておりましたが、その内容をここで発表します。
これは、何とあの masa Homewood さんのユニット、
mk2SR のステージになります。
先週の21日に行われたのと同様、映像配信ライブとなります。
先日のライブはかっこよかったですね。
映像もリアルタイム配信されているので
見事に音楽と一致していて、その一体感がとてもよかった。
あのライブが、今晩、YMBステージで行われるわけです。

そこで、21日の時と同様、
通常の音楽ストリーミングとは異なる形態で行われますので、
ビューワー2またはフェニックスでの鑑賞をお勧めします。
公式のビューワー2及びフェニックスでのみ
動作を確認しています。
スノーグローブ、インプルーデンス、ドルフィンについては
映像、音声のいずれか、または両方が再生されないのを確認しています。

また、ビューワー2だったけど、21日のライブで
うまく再生されなかった、という方は、
次のサイトからプラグインをダウンロードして
インストールしてみて下さい。


「第九」終了後、早めに mk2SR のステージを設置し、
映像、音声の再生を確認できる時間を設けますので
どうぞよろしくお願いします。

というわけで、本日のスケジュールは次のようになります。
皆様のお越しをお待ちしています。^^

■特別公演「第九」演奏会+mk2SRライブ
・日時:2010年12月26日(日)21:00〜24:00
・会場:YMBメインステージ
・内容:
    21:00〜22:45 「第九」演奏会
            マスネー:「タイース」瞑想曲
            バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
            ベートーヴェン:交響曲第九番作品125
    23:00〜24:00 mk2SR 映像ライブ

mk2SR のライブ映像はこんな感じです。

2010年12月25日土曜日

【ライブ】今晩23:00からやりますよ〜Hiroshi Kumaki「Cosmic Tree Christmas」

久しぶりに今晩、ライブやります。
このあと23:00からです。
今日という日が今日という日なので、
いくつか歌も歌います。^^;

そして。。。

「あの歌」も歌います。
お楽しみに。。。w

■Hiroshi Kumakiライブ「Cosmic Tree Christmas」
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・日時:2010年12月25日(土)23:00〜24:00
・会場:Aquarium Cosmic Tree, Exhara

2010年12月24日金曜日

「第九」を語る(6)〜第四楽章

やっぱり「第九」と言えば、何と言っても、あの
「Freude shoener goetter funken...」という歌ですよね。
僕がこれまでこの曲に手をつけなかったのは、
この歌をどうするか、という点でかなり迷った、というのがあります。
最終的にどうなったか、は、当日のお楽しみ。^^;

それにしても、最初に書きましたように、
「交響曲」というのは器楽の最高の形式、
最高に複雑で高度な形式の曲のこと。
ということは、本来、歌が入るものではない。。。
だから、後の作曲家たちは、ベートーヴェンによって
交響曲は行くところまで行った、
ベートーヴェンをもってして、歌を導入しないといけないところまで
交響曲はその極みに達した、と解釈したわけです。
これによって、ブラームスは常にあれ以上のものは書けない
という強迫観念の下に交響曲を書いていくのだし、
マーラーは合唱つきの交響曲をいくつも書くことになる。

当のベートーヴェンも、どうやって交響曲に歌を入れるか、
かなり迷ったはずである。
とりあえずは一番最後の第四楽章で導入することを考えたわけだけど、
それにしてもすぐには入ってこない。
曲全体の一貫性を保つために、第四楽章はかくてかなり複雑な形をとる。

まずは、全ての楽器を使った、とんでもない不協和音からはじまる。
と、すぐに、ぶつぶつ文句を言うようなフレーズが
チェロとコントラバスによって奏でられる。
あとで同じフレーズをバリトンが歌うので、
このフレーズの意味は、「おお、友よ、
このような響きでなく、もっと喜びに満ちた響きを!」
であることがわかる。
これを受けて、第一楽章の出だしが回想される。
音楽でこの回想という発想がおもしろい。
あの、不安に始まり、一人で厳しい世の中に向かって
立ち向かっていく、あの音だ。
これはチェロとコントラバスによって否定される。
こんな音ではない、と。
そこで、次に第二楽章のメロディが回想される。
それは、力と若さに満ちた元気な響きだ。
が、これもチェロとコントラバスは否定。
そのような元気はいつまでも続かない、ということだろうか。
そして次に第三楽章の甘いメロディが奏でられる。
ん〜、という感じのチェロとバイオリン、
素敵な世界、いつまでもそこにいたいような優しい世界、
でも、でも、これもまた違うんだよね、と否定する。

そうして、ようやく、木管楽器によって、
あの「フロイデ」のメロディがちらっと演奏される。
うん! いい! そんな感じの響きをチェロとコントラバスは奏でる。
これこれ、この響きだよ、求めていたのは!
そこで、例のメロディをチェロとコントラバス自らが奏でるのだ。
それにビオラとバイオリンが加わり、
最後には菅も全て加わって、全員で演奏する。
と、再び、出だしの不協和音となり。。。

いよいよ合唱のはじまりである。
まずバリトンが歌い出し、
それは合唱に引き継がれ、大いに盛り上がっていく。
この盛り上がりには、僕はこだわりがある。
最初に聴いた時、最初のコーラスの終わり、
「steht vor Gott!(神の前に!)」のところで
あまりの美しさに鳥肌が立ってしまったのだ。
その感動を再現したくて、ここの部分、
音符にも休符にも、僕は思いきりフェルマータをかけて
長く伸ばします。w
歌手にとっては厳しいところだろうな。^^;

そのあとはマーチとなり、
やがて、再び楽器だけで音楽は展開し、
「百万の人々よ、共に抱き合え!
 全世界からのキスを受けるのだ!」
という幻想的な部分に入っていきます。
「兄弟よ、あの星の彼方に、
 我らが愛する父なる神はいませり!
 その父を、星の彼方に求めよ!」
ここは宇宙的な響きが展開していきます。

そのあと、今度はマエストーソ、
あのメロディが再び戻ってくるのですが、
雄大な、そして天空へと飛翔するようなメロディで展開していきます。
そして最後は。。。

ベートーヴェンの指定はプレスティシモ=めちゃめちゃ速く。
このテンポこそがそれまでの長い長い曲の感動を高めるのです。
というわけで!

あとは、いらしてからのお楽しみ。
日曜日、出演者一同、皆様のお越しをお待ちしています。^^

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2010年12月23日木曜日

たまにはSIM紹介〜たいちさんのフィンランド協会

昨日この日記でも発表させて戴いた、
僕のクリスマスコンサートのポスター、
今回はちょっと遊んで、先日のYMBのステージドリルの時に
「あやしいサンタ」として好評(?)だった時の格好で撮ってみました。
あれは、もともとはwindsさんからの指令で
サンタセットを買ってきての出演だったんだけど、
意外と痩せてるとサンタの雰囲気が出ないので、
もう、3年ぶりぐらいにアバターをいじって
太ってみることにしたわけです。
いや、案外、かっこよく太るのって難しい。w
途中、えらく不格好になったりしながらも、
フェニックスがV2のアウトフィット機能に対応してくれたおかげで
安心していじりまくったのでした。w

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ところで、このポスター、背景になっているのは
会場の Aquarium Cosmic Tree ではありません。
何と、YMB SIM内でロケしたものなのです。
ええ〜、YMBにそんなとこあったっけ? という人が殆どかな。

実はこれ、連絡船の船着き場の近く、
というか、僕のお店のトイ面、
というか、YMBメインステージの脇、に当たる部分にある
たいちさんの「フィンランド協会」の中なのです。
これは、フィンランドと縁が深いたいちさんが、
フィンランドという国をよく知ってもらおうと
フィンランドの風景の写真や、国の紹介データなどを
展示しているもの。

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そして、SS3の画面中央に写っているはしごを登っていくと、
一面星空に覆われ、オーロラが美しく光る空間となるのです。
そして頭上には大きなアンドロメダ大星雲が。。。
ポスターのロケはここで行われたというわけ。
とても癒しの効果のある空間で、
ここでぼーっとするのも悪くないですよ。w

フィンランドと言えば、オーロラの他に思い出すのが
あのムーミンでしょう。
というわけで、フィンランド協会の隣に、
以前もご紹介したムーミン・ハウスがあります。
併せてお楽しみ頂ければと思います。

以上、久々のYMB SIM紹介記事でした。^^

「第九」を語る(5)〜第三楽章

今回の企画を行うに当たって、「重大発表」としなければならないほど、
「第九」を打ち込みでやるのは難しいと考えていました。
それは、声を伴う大規模な第四楽章もそうですが、
実は、僕が一番難しいと考えていたのがこの第三楽章だったのです。

この楽章は、癒しの響きに満ちていて、
本物の演奏を聴いていて、まず眠くならなかったことがない。w
メロディをとるヴァイオリンの艶やかな響き、
生の木管楽器だからこそ出せる美しい和音、
これをシンセで表現するのは、まず無理、というのが
正直な気持ちなのでした。
(オケをシンセで表現すること自体が無理なんだけど、特に、ね。w)
実は、この曲は、僕がベートーヴェンが書いた中で
最も美しい曲と考えているものなので、
それだけに手をつけるのが怖かったのです。^^

その豊かな響きを再現するために僕がとったのは、
思い切りテンポを落とすということ。
BPM=36ですよ。w
安いシーケンサーなら殆ど下限のテンポ。
おかげで、もともと遅いフルトヴェングラーよりも
更に遅い19:56という、第四楽章に匹敵する長さになりました。
実はこの楽章、第二楽章とは逆に、
たった150小節ちょっとしかないんだけどね。w

この曲は、最初にファゴットとクラリネット、
そしてチェロ、ビオラ、第二バイオリンによる短い前奏があって、
そのあと第一バイオリンによって主題のメロディが呈示されます。
このメロディは、この遅いテンポの中で
16小節もあるという気の遠くなるようなもの。
まぁ、それでもよくよく聴いてみると、
出だしはどこか「悲愴」のピアノ・ソナタの第二楽章に
似ているような気もします。
と言えば、そのメロディの美しさがわかるかな?

曲全体を通してみると、
第一バイオリンが主にメロディを演奏する、
というか、殆ど第一バイオリンのソロが目立ちます。
そこを、木管楽器群とホルンが絶妙なハーモニーで彩っていきます。
また、ソロを引き立てるためにか、
第二バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスは
ピチカートという、弦を弾く奏法が多用されています。
一小節でピチカートと弓で弾く部分が入れ替わったりするので、
練習でも、弦の演奏者たちは必死にHUDを操作しています。
昨晩の練習では、皆確実に慣れてきたみたいで
思わずニヤッとしてしまいました。
いや、20分近く、集中して自分の楽器の音を聴いて
HUDを切り替えるというのは、ホント大変なことですよ。

練習では、その弦のピチカートで3連でポンポンポン、と
静かに鳴らす部分があって、
これを僕は夜の鳥がチチチと鳴いているようだと表現しました。
第四楽章で出て来るこの楽章へのコメントを考えると、
これはきっとベートーヴェン流の夜想曲、ノクターンなのでしょう。
ということは、勿論、夜を共にする男女を暗示していますね。
厳しい人生の中にあっても、愛する人が側にいることが
どれだけ心の支えになることでしょうか。
そんな、甘い、やすらぎのひとときを表現できると最高なんですけどね。
公演当日、その辺りもお楽しみにしていて下さい。^^ 

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「第九」を語る(4)〜第二楽章

第二楽章は、演奏時間としては4つの楽章の中で一番短い。
だからこの楽章の打ち込みは一番早く終わる、と思ったのが
そもそもの間違いだった。

確かに、楽譜上の小節数は559小節だ。
が、この楽章は繰り返しが多い。
最初に打ち込んだ状態では、繰り返しを全部含めると
1,300小節を越えていた。
繰り返しが多い分、当然コピーなどを多用するのだが、
いざ音を鳴らしてみるとあっちの楽器がこっちの楽器が
前に後ろに小節がずれていたりする。
そんなこんなで、実は一番手間がかかってしまった。

ということは、同時に、演奏も大変、ということだ。
1,300小節を越えていて、演奏時間が一番短いということは
それだけテンポが速いということだ。
楽譜を追ってると恐ろしいスピードでページが変わる。
しかも、この楽章通して、「タンタタン」というシンプルな動機が
全体を占めているので、どのページを見ても同じように見える。w
一度見失ったらどこにいるかわからなくなる危うさのある曲なのだ。

しかし、この楽章は、ある意味他の楽章よりも
やりがいがあるのかもしれないとも思う。
というのは、その短い「タンタタン」というフレーズを
全ての楽器が追っかけっこのように演奏していくのだ。
どの楽器もソロの出番がある、そんな曲だ。
なので、必死でHUDを操作しているわがオーケストラのメンバーたちは
全く気の抜けない曲と言えるかもしれませんね。
聴きに来られる方は、この追っかけっこを楽しみにして頂いたら
いいかもしれません。

さて、やや技術的な話になりますが、
今回、楽譜通りにやるとあまりにややこしくなるので、
388小節目にある1番かっこを飛ばして、
大きな繰り返しを一つ省きました。
これで、構成がややシンプルに、わかりやすくなったのではないかと
考えています。
ここで、曲の構成を簡単に紹介しておきます。

まず、前奏。「タンタタン」のリズムが示されます。
続いてこのリズムを元にした第一主題。
第二バイオリンに現れ、そのメロディを
オーボエ、クラリネット、ファゴット、フルートが
彩っていきます。
ホルンがぷわ〜んと聞こえたら全楽器で力強く演奏、
遷移的な動きがあって、そのあと馬に乗って駆けていくような
元気な第二主題が呈示されます。
力強い動きを見せたあと、長い休符があって、繰り返し、
今の流れをもう一度やります。

繰り返したあとは、木管を中心に第一主題の追っかけっこ。
まずファゴットから出て、オーボエ、フルートと受け継がれます。
ここで現れるティンパニがかっこいい。
そのあとは弦も絡んで来ながら全楽器で力強く演奏する展開に。
遷移的な動きのあと、
管楽器が第二主題を、弦楽器が第一主題を同時に演奏します。
このあと遷移的な動きがあって、さっき言った388小節目に来ます。
ここの1番かっこは無視して2番かっこへ進みます。

すると、ぱっぱら〜、ぱっぱら〜というフェルマータ、
長く伸ばすところにきます。
このあと、あの有名な「歓喜に寄す」に似たメロディが
ちょっと滑稽な調子で現れます。
担当するのはオーボエとクラリネットとファゴット。
これを受けてヴィオラとチェロが豊かなメロディを奏でつつ、
先ほどの節はホルンからオーボエへと受け継がれ、
最後には全体で盛り上がります。

と、この流れをもう一度繰り返すのです。
そして繰り返したあとは、遷移的な動きがあって、
一度テンポを落としたあと、いきなり曲の冒頭の「タンタタン」に
戻るというしかけになっています。

すると、今までの流れをまた辿ることになり、
今度は、ぱっぱら〜、ぱっぱら〜のフェルマータのところで、
例の節が聞こえて来るのですが。。。
途中で、や〜めた、という感じでいきなり終わるのです。w

文字で書くと面倒くさいけど、
この構成を覚えてしまえば何とかなるかな。^^;

見かけによらず、何とも大変な曲だ、ということを
改めて思い知らされたヒロシでした。w

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2010年12月22日水曜日

「第九」を語る(3)〜第一楽章

「苦悩を突き抜けて歓喜に至れ!」
これこそが「第九」のテーマだと言っていいと思います。
この時期、ベートーヴェンの現実は甚だ厳しいものであり、
精神的にもかなり追い込まれていたようです。
この「第九」とほぼ同時期に
「ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ)」の作曲が進められていたことは
偶然ではないと思います。
また、「第九」や「ミサ」の前の年には
最後のピアノ・ソナタが作曲されていますが、
そのテーマはかつて彼がテキストを書き込んだメロディ
「これでよいのか?」「これでよい」の
「これでよい」の方に基づいて作られています。
悩みに悩んだ挙げ句に「これでよい」
つまり、自分が今あるままでよいのだ! という結論に達した
この作曲家が、全ての悩める人に向けて放ったメッセージ
それが「第九」とも言えるのではないか、僕はそう思うのです。

それだけに。。。

そのオープニング、第一楽章は凄まじいものがあります。
まず最初、出だしは、第二バイオリンとチェロが低音で、
ピアニシモでトレモロを奏します。
その上のホルンがほわ〜んと鳴る。
まるでもやに包まれた森の中にでもいるよう。
或いは、この世のはじまりのカオスとでも言ったらいいのでしょうか。
不安定な空間の広がり。

そこへ、タターン、タターン、と
バイオリンやビオラが静かに降りて来て何かが動き出す。
背後ではクラリネットが、オーボエが、フルートが、
順に鳴り響いて辺りの空間を満たし、弦楽器もクレシェンドして来る。

そして!

全ての楽器が同時にダターンダターンと
まるで雷か滝が落ちるような激しいフレーズを叩き出すのです。
この激しさと言ったら第五番の「運命」のテーマどころではありません。
弱い存在である人間を徹底的に打ちのめすかのような
正に疾風怒濤、シュトルム・ウント・ドランクそのもののような
テーマなのです。

そして、もやから嵐への、この流れがもう一度あった後で、
今度は木管にやるやさしいフレーズが出て来ます。
これが第二主題。
怒濤の中に現れるこのやさしい存在は一体何なのでしょう?
音楽はこの二つの主題を巡って展開していきます。
曲の真ん中あたりで最初の主題が戻って来た時は
正に雷そのもののようにティンパニが鳴り響きます。
何とも凄まじい音楽です。

が、、、

その後の展開の中で、ふと気付くのです。
先ほど、人間を打ちのめすような、と書きましたけれど、
曲の後半、音楽が展開して行く中で、
これらのメロディが表しているのは、
実は、そのような疾風怒濤の中で
しっかりと大地に足をつけて立っている人間そのものではないかと。
何があろうと、自分はここにいる。
この楽章の力強い最後は、
そのような人間の生き方そのものを表しているように
僕は思うのです。

不安から怒濤へ、
そしてその怒濤を突き抜けて生き抜いていく人間、
今度の公演ではそんなことが表現できたらいいなと思っています。

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【技術情報】フェニックス・ビューワの最終決定版リリース!

フェニックス・チームからのクリスマス・プレゼントです。
フェニックス・ビューワの新しいバージョンが
「最終リリース」として発表されました。

主な変更内容としては、表示名がIMやレーダーその他
全面的に反映されるようになった他、
間歇的にビューワがフリーズする現象の修正、
また、RLV機能関係で前バージョンで発生していた不具合の修正等です。

フェニックスについては、今後はバグ修正等の他は
メジャーなリリースはなくなるようです。
そして、いよいよファイアーストーム・プロジェクトの開始、
というわけですね。
楽しみです。

というわけで、その最終版のダウンロードは
こちらからどうぞ。

「第九」の練習予定〜業務連絡を兼ねて

さてさて、「第九」の特別公演まであとわずかとなりました。
引き続き、YMBのメインステージでは練習が行われています。
今晩も行いますので、出演者の方は是非是非お集まり下さい。
また、おもしろそう、と思われる方の見学見物も大歓迎です。
今後の練習予定も併せてここに載せておきましょう。
(一部既に発表されているものから変更になっています。)

<練習予定>
・12月22日(水)22:00〜23:00   第3楽章
・12月23日(木・祝)13:00〜14:00 第4楽章
・12月25日(土)13:00〜15:00   全曲通し
         20:30〜22:30   全曲通し
<会場>
・YMBメインステージ

そしてそして、この特別公演のあとのお楽しみ企画も、
今週末には発表したいと考えています。
こちらも是非楽しみにしていて下さいね。

26日(日)の夜は、是非是非予定を空けておいて下さい。^^
よろしくお願いします。

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【ライブ】今年もやります!〜クリスマスコンサート

さて、ご案内が遅れましたが、今年も例年通りやりますよ、
空中水族館 Aquarium Cosmic Tree でのクリスマス・ライブ。
今年もシンセサイザーによる即興演奏を中心に、
クリスマス・ソングをちょこっと歌うのと、
多分、新曲もやることになると思います。
聖なる夜に、癒しの響きを奏でることができればと考えています。
お時間のある方、是非お集まり下さい。

■Hiroshi Kumakiライブ「Cosmic Tree Christmas」
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・日時:2010年12月25日(土)23:00〜24:00
・会場:Aquarium Cosmic Tree, Exhara

2010年12月19日日曜日

パリ公演がなくなったので。。。練習します。^^;

既にご案内しましたように、今晩のパリ公演は延期となりました。
何か他のイベントが入りそうな気もしたので、
ここのスケジュールは空けていたのですが。。。
やはり何もなし!^^;

というわけで、この時間を空けて下さっていた
メンバーのみなさんも多いことですので、
今晩、22:00より、急遽「第九」特別演奏会の練習を行います。

会場はいつものYMBメインステージ。
出演者の方は勿論、何かおもしろそう、という方も大歓迎です。
是非お集まり下さい。^^
今晩22:00です。

「第九」を語る(2)〜交響曲とは?

「第九」というのは交響曲と呼ばれているジャンルの曲です。
交響曲は、器楽の最高の形態と言われていて、
僕自身大好きな音楽であり、オケでもこれを取り上げたいと思ってました。
但し、比較的長い時間音楽だけで進むので、
よほどの音楽ファンでない限り聴く側にとっても演奏する側にとっても
SLでの公演は難しいと考え、これまで一部のみ演奏、
ということしかやってきませんでした。
それが、今回、よりによって「第九」という最も規模の大きなものを
全曲やるというのですから大変です。
そこで、聴きに来られる方は勿論、演奏に携わる皆さんのためにも
ちょっとここにメモしておこうと思います。

そもそも交響曲とは何か?

今、「器楽の最高の形態」と書きましたけれど、
「器楽」というのは楽器だけで演奏する、歌のない音楽のことです。
これにはピアノ・ソナタのようにたった1台の楽器で行うものから、
ヴァイオリン・ソナタのようにソロの楽器+伴奏というもの、
三重奏、五重奏といくつかの楽器で行うもの、
金管合奏、木管合奏、弦楽合奏のように、
同じ種類の楽器が集まって演奏するものなど様々な形態があります。
そして、これらの楽器が全て集まって演奏する、
最も大規模なものが交響曲、というわけです。

そもそも、この「交響曲」という言葉、
英語の「symphony」の翻訳ですが、その元の意味はというと、
「同じ音」とか「調和した響き」という意味です。
何が同じで何が調和してるのかというと、
管楽器と弦楽器、もっと言うと木管楽器と金管楽器と弦楽器の
バランスがよくとれていて、
どれが主ということはなくて、お互いがそれぞれの特徴を生かし、
出しゃばることなく、補い合って、全体で美しい音楽を創る、
というところにあるのです。
そこで、弦楽器は似たような楽器が前の方にたくさんいる、
というイメージがありますが、本来はあの数も
管楽器の数とのバランスで決まっているのです。

そこで、素晴らしい交響曲というのは、
このそれぞれの楽器群のバランスが美しいのです。
楽譜を見ていると、まるで楽器同士が会話しているよう。
よくあるのは木管と弦と金管とがお互いに同じメロディを
渡していくもの。
また、弦の中でもこの渡しは行われていて、
こういう楽譜は見ていても美しいのです。

今回、改めてベートーヴェンの「第九」を打ち込みながら
譜面をじっくり見ることができましたけれど、
この楽器同士の会話がとても素晴らしい曲なのですね。
曲のサイズばかりに目が行きがちですが、
こういうところに注目すると、どうして音楽がそのように展開するのか
よくわかるのです。
出演されるみなさんは、HUDの操作が大変だと思いますが、
自分が担当している他の楽器との「会話」に耳を傾けると
きっとあの巨大な曲の構成もつかめるはずですよ。^^

長い、70分を越える演奏になりますが、
そんなところにも耳を傾けて楽しんで頂けると嬉しいです。
それが交響曲の醍醐味なのですから。

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2010年12月18日土曜日

あと1週間となったので〜「第九」を語る(1)

まだまだ先だと思っていた「第九」の特別公演、
とうとう後1週間となりましたよ。^^;
出演メンバーもほぼ確定し、早速昨晩から練習も始まっております。

ひと月ほど前かな、windsさんに、
まず、第1楽章と第3楽章から作業にかかる予定、と話したら、
「へ?」というリアクションが返って来ました。w
「もしかして、全曲やろうとしてる?」
そう、そうなんです。
やろう、とは言ったものの、皆さんよくご存じの第4楽章だけで
2、30分はかかろうかというもの。
全曲やるとなると70分を越えます。
これは出演者たちにとっても大変なことです。
ご存じの通り、YMB/YMOのメンバーは、
音を聴いて楽器を操作してますのでね。
楽譜は読めなくても、頭の中に入っていないといけない。
そこで、何度か楽章ごとに練習を行うようにしたわけです。

ただ、それでも足りないと思いますので、
出演者の方に向けては勿論、いつも読んで下さる方にも向けて
「第九」ってこんな曲、というのを何回かに分けて
綴っていくことにします。
まず最初の今回はなれそめ編です。。。w

     *   *   *

僕は、子供の頃からベートーヴェンが好きだったけれども
決定的になったのは中一の時かな。
ちょうど夏休みの音楽の宿題で、何か聴いて鑑賞文を書く、
というのがあって、ちょうどベートーヴェン特集を
1週間、5回にわたってFMでやってたので
まとめて聴くことができました。
この1週間で、かなりいろんな曲を知ることができました。
(そしてその番組の中でシンセサイザーという楽器との
 運命的な出会いがあったのです!)

が、「第九」を知ったのは2学期の終わりのこと。
最後の音楽の授業で音楽の先生が例のメロディを教えてくれて
「冬休みの間よく流れてると思いますから、
 興味がある人は聴いてみて下さい」みたいなことを言ったのです。
うわ、これ知らなかった、と思って、早速ラジオとテレビをチェック、
するとそのうち、小澤征爾さんが、新日フィルを指揮しての
演奏と、何とその前のリハのところからテレビでやるというので、
もうテレビの前に釘付けになって見てましたね。

実は、これが「第九」を知ったのも、小澤さんを知ったのも
初めてのことで、リハの風景を見て、小澤征爾という指揮者に
すっかり惚れ込んでしまいました。
何て熱くて、まじめで、迫力あって、しかも楽しい演奏なんだろう。
正直そう思いましたね。
初めて聴いたのがこの人の演奏だったから
あの長い曲をじっと聴くことができたのかもしれません。

そう、長い曲なのです。
音楽の先生に教わったメロディが聴きたかった僕にとっては特に。
何だか雷が轟き、嵐が吹き抜けていくような第一楽章。
ダターンダターンと落ちていくような壮絶なメロディばかりで
例の節は全然聞こえて来ない。w

第二楽章。
タンタタン、タンタタンと馬が駈け抜けていくような
テンポのいい速い曲。これは気に入った。
そして、おお、あのふしがちらっと姿を現すけれど、
でも完全ではない。

第三楽章。
こんどは遅いテンポ。
あまりに遅すぎてどんなメロディだかわからない。
いや、わかる前に眠くなってしまうのだ。w
しかも、例のふしはまだ聞こえてこない。。。

第四楽章。
何とも不格好な不協和音で始まる。
どちらかと言えば、第一楽章の空気が残っている。
人生は厳しいのだ。
それでも、それでも、
人は光の中を生きていくのだ。
不協和音は当然だった。次に、「このような音でなく」と、
ベートーヴェンはチェロに文句を言わせる。
もっともっと、生きている喜びに溢れた歌を!
そしてようやくあのメロディが聞こえてくる。
もう、あまりの素晴らしさに鳥肌が立ってしまいましたよ。
とんでもない、偉大な曲だと思いました。

     *   *   *

あれからどのくらい経ったのだろう。
ベートーヴェンはいつも音楽の上ではヒーローだったし、
ピアノの曲などは弾いてみたりもした。
でも、いつかはやってみたいと思いながらも、
あの偉大な曲をやるというのは、夢の夢でしかなかったですよ。
それが、ねぇ、
何と来週ですよ。w
今、第三楽章までの準備は終わり、
第四楽章の詰めを行っているところです。
そして、出演者の皆さんとは練習の毎日。。。
このあと、22:00からYMBメインステージでこっそりやってますので
おもしろそうという方、もしかしたらやってみたいかも、という方も
集まってみて下さい。
もしかしたら、もしかしますよ?w

会場はこちら。

101222b.jpg

予定変更・明日もパリはありません。

念のため、書いておきますね。
前の日曜日のパリ公演は、主催者側の準備不足ということで、延期、
急遽YMB SIMでの公演となりましたが、
明日予定していたオケのパリ公演も同じく延期になります。
止まっていた仕事がようやく動き出したようなのですが、
担当の方は何とか明日に間に合わせたかったようですが、
ひと月で出来なかったことが2、3日で片付くわけもなく、
ここはバタバタせずに、時間をかけて完璧なものを仕上げてから
質の高い仕事をしましょう、とお伝えして、
明日も延期とさせて戴きました。
それに、何と言ってもYMBの出し物は、
パレード、ドリル、オケと3点揃っておもしろいと思うのですよ。
きっと来年になるでしょうが、
この3点セットでフランスと日本の皆様のために
素晴らしい公演をお届けしたいと考えておりますので、
今暫くお待ち下さいね。

というわけで、明日はなしです。。。
ということは。。。
代わりに、何か、あるかな?www

さよなら、ジャック

ちょっと淋しいお知らせ。
まぁ、そんなに淋しくもないかもしれないし、
双方にとって実はおめでたいことなのかもしれないけどね。。。

リンデンさんたちの中でも表に出て中心的なところで活躍して来られた
ジャック・リンデンさん、
12月一杯でリンデンラボを退職されるそうです。
昨日の公式ブログにご自身の「最後の記事」が出ていましたね。

ジャック・リンデンさんと言えば、もしご記憶のある方は、
この方がSLの土地関係の責任者だったことを覚えていらっしゃるでしょう。
僕も、アバターズ・ユナイテッドでフレだったことを除けば
普通にはコンタクトのない方でしたが、
さすがに2年前の環境SIM問題の時には、
彼に対して意見したりしたものでした。

値段を上げたり下げたり、SIMの経営をされている方には
また、SIMを買おうと思っていらっしゃる方には
疑問に思われるような動きも何度かありましたが、
しかし、今になって思えば、あの時の騒動のおかげで、
フル・リージョン、ホームステッド、環境SIMと
目的別にスペックも価格帯も整理されて
使いやすく買いやすくなったのかもしれないですね。

他にも土地に関していろいろな政策を打ち出して来られてきた
ジャックさん、
最後の僕らへのおみやげは、2011年末まで価格据え置きというのが
それに当たるのでしょうか。
いろいろあったけれど、土地に関しては安定してきたところで
新たなる旅立ちというところなのでしょう。

新しいところでも是非頑張ってほしいものですね。
お疲れ様でした!^^

【技術情報】ビューワ2.4正式リリース

昨日のことになりますが、リンデンの公式ビューワ
2.4の正式版がリリースされました。
これは、2.3での例の[FIRST][LAST]問題も解決していて、
ウィンドウの透明度などを自由に変えられるようになって
少しは画面が明るくなったように感じていたので
β版から正式版になるのを期待していました。

βからの特に新しい機能はないようです。
細かいバグ修正などは勿論してあるのでしょうが。
主な特徴としては、

・ウィンドウの透明度や、消える時間、切り離して配置できるなど
 カスタマイズできるようになりました。
・「環境設定」の見直しにより、アドバンスメニューと
 開発メニューとが環境設定から簡単に行えるようになりました。
 (1系のアドバンスメニューから、普通は見えない
  開発メニューに移った機能、そして新しい機能もあったのですが
  お気づきでない方も結構いらしたかも。。。^^;)
・好きな時にグループIMをオフにする機能を追加。
・スクリプトの編集に外部エディタを使えるように。
・グラフィックの改善
 (これは、メッシュ・インポートに備えてだそうです。)
・オート・アップデート・ツールの導入
 (起動時に新しいアップデートがあると自動的にダウンロードして
  インストールするか確認してくれるのだそうです。)

ダウンロードはいつもの通りこちらから。

また、この情報の原文はこちらからどうぞ。

2010年12月13日月曜日

ステージ・ドリル公演ご来場ありがとうございました。

昨晩は、本来はパリでの公演予定でしたが、
主催者側の準備不足ということで、急遽そちらはとりやめにし、
ホームであるYMB SIMでステージ・ドリルのみの公演を行いました。
急な予定変更、急なご案内だったにも拘わらず、
たくさんの方々に来て頂いて感謝感謝です。

101213a.jpg

もう、いらした方にはビックリの連続だったかもしれませんね。
まず、女性陣のセクシーな衣装。
これは Milky House の Sequanna Kidd さんのデザインによるもの。
出演者たちの魅力を十二分に引き出していたのではないでしょうか。
(後ろでスーザホンを吹いている Wein さんは
 その姿に見とれてずっともぞもぞしていました。w)

そして、え、何故これがここで?
という選曲とその展開。w
思わず反応しちゃったお客さんもいらっしゃいましたね。^^
いや、一緒にやってる僕ですら、windsさんの選曲には
いつも驚かされるんですよ。w

最後には「主よ、人の望みの喜びよ」と「第九」が出ましたね。
そう、今年最後の公演はYMOがこの2曲をフルで演奏しますので、
これも楽しみにしていて下さい。

ドリルが終わった後は、例によって例のごとく
飛行船に集まってお疲れパーティー、
土地の音楽で流れていたクリスマスソングの数々に合わせて
ボーカルをとる人、ギターを弾きまくる人、狂ったように踊る人、と
まぁ、大騒ぎのうちに夜は更けていったのでした。

というわけで、皆さん、ご来場ありがとうございました。
次は「第九」でお会いしましょうね。^^

*SSは、恐る恐る何とか1枚撮ったもの。^^;

2010年12月12日日曜日

ハイボール・その2

うぅむ。
結局windsさんのコメントにつられて
コンビニで買ってきた竹鶴ハイボールを飲んで
酔っ払ってるヒロシです。w
いあ、実は、竹鶴はそれこそwindsさんに勧められて
ちゃんとボトルを買って飲んでましたよ。
今は切らしてるけどね。

実は、そのハイボールがチューハイの語源だったとは
知らなかったヒロシです。
チューハイは若い頃やたら流行ったけど、昨今のハイボール・ブームで
ようやく「焼酎」+「ハイボール」だったのだと知った次第。

それでは!
ハイボールとは何ぞや! ということになります。
なぜ、「高いボール」が、お酒を何かで割る、という意味になったのか。

これは、英語辞典を引くとすぐに語源がわかります。
アメリカのウェブスターもイギリスのオックスフォードも
同じ語源を載せていますね。
曰く、アメリカの鉄道に由来するのですが、
当時のアメリカではボール信号機というのがあって、
柱にボールを吊して、信号にしていた。
このボールが一番下に降りていたら停車、
そして、一番高い所に上がっていたら、
全速力で走れ、という意味だったそうな。

そう、おわかりですね。
この一番高いところにある時のことを「high ball」と呼んでいて、
high ball = 超特急、という意味になったのだとか。
きっと、度数の高いお酒を炭酸などで割ると飲みやすくて
あっと言う間に酔っちゃうから「超特急」なんて名前が
ついたんでしょうかねぇ。w

というわけで、良い感じになってきましたので、
今晩はこれで寝ることにします。
超特急で眠りに落ちるかな。w
おやすみなさい。^^

2010年12月11日土曜日

ハイボール

少し前からやたらとハイボールが話題になってますが、
ここに来て、缶のハイボールがちょっとおもしろくなってきました。

ちょっと前に角瓶が缶になってふ〜んと思ってたら、
そのうちトリスが出ました。
トリスとはまた何とも懐かしい。
僕が子供の頃よくCMやってましたよ。
子供心にも、あの変な形の頭のおっさんのアニメは
インパクトありましたもの。
(しかし残念ながら、飲んでみたハイボールの缶は
それほどインパクトなかった。^^;)

そうこうしてるうちに竹鶴が缶で出たのを
コンビニで見つけた時は驚いた。
これは水割だけれど、質の高いブランドのお酒が缶になるなんて。
そう思っていたら今度はハーパーとフォアロゼまで
ハイボールの缶が出ました。@@

実は僕はスコッチよりもバーボンが好きで、
まだまだ若かった頃は行きつけの店にはフォアロゼのボトル入れてたし、
家にはハーパー置いて楽しんでました。
というわけで、コンビニでこれらを見つけた時は
半信半疑ながらも、思わず買っちゃいましたよ。
意外とおいしかった。^^

こうなって来ると他のいろんなブランドも出て来るかな。w
缶なんてとバカにしてたけど、缶のハイボール市場、
ちよっとおもしろくなって来たかも。w

ちょっとおもしろかったこと〜windsさんとゆみさんの日記

この日記は 2010 年当時存在していた SNS「NaviSL」からの転載記事です。
2012 年3月以前の記事の多くはそうなのですが、
NaviSL に特化した記事は基本的にあまり転載していません。
が、この記事はたまたま見直しておもしろいと思ったので
コメントと合わせて転載致します。
こういうことってありますよね。。。w

     *   *   *

このSNSのページを見る楽しみの一つは、
何と言ってもフレの皆さんの様々な話題についての日記が読めること。
皆さん、SLで楽しい毎日を過ごされていて、
へぇ〜、こんなものがあるのか、こんなことができるのか、と
自分の知ってるSLの世界が広がるように思いますね。
なので、SNSを開くといつも真っ先にここをチェックするのですが。

昨晩、ちょっとおもしろかったのですが、
僕のフレではwindsさんとゆみさんの日記がたまたま並んでました。
そのタイトルの並びが。。。

windsさん「これは超簡単」
続いてゆみさん「ちょwww むずいじゃん。(^^ゞ」

え?
まるで会話でもしてるかのようなタイトルの並び。
お二人の日記を開いてみると、
windsさんは塩コンブとキャベツを使ったレシピの話、
ゆみさんは3Dマウスの話題と、全然違う内容でした。w
偶然とは言え、こういうことが起こること自体がおもしろい。

あ、念のため、お二人の日記へのリンクも貼っておきますね。^^

・windsさん
 http://sns.navisl.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary...
・ゆみさん
 http://sns.navisl.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary...


<お二人からのコメント>

・ゆみさん(2010/12/11 13:49)
 あはは(^O^)
 偶然とはいえ、絶妙な流れになっていますね。w
 ほんと、面白いです♪

・winds さん(2010/12/11 13:57)
 笑えたわ・・・

予定変更!

これまで、明日のYMBパリ公演に向けて準備して参りましたが、
windsさんの日記にもある通り、この公演は無期延期となりました。
理由は、全て先方の要求通りに進めて来たのですが、
1900年当時のパリという統一した景観、スタイルを実現するために
主催者側が用意するとしていた衣装が間に合わないということが発覚、
またこの件について問い合わせても連絡がないことによります。
このままの状態では予定の演出を行うことが不可能なため、
明日12日のパリでの公演はなし、ということにさせて戴きました。
先方から衣装についての連絡が入り次第、
再度スケジュール調整ということになります。
私も大変楽しみにしていただけに、とても残念なのです。
楽しみにして頂いた皆様には申し訳ございません。

それでも!

このパリ公演に向けては、いつもより多くの
バンド・メンバーの皆さんがブッキングしてくれていました。
これだけメンバーが揃っているのにただ何もなくなるというのも。。。
そこで、明日のイベントの後半に予定されていた
ステージドリルのみ、YMB SIM のメインステージで
公演を行うこととしました。
ご存じの方も多いことと思いますが、
YMB のステージドリルはバーニングのスタッフをはじめ、
海外の方々からも絶賛されているものです。
今年はそのバーン2での公演も一度きりだったこともあり、
本年最後の公演となるかと思いますので、
是非是非多くのみなさまにお越し頂ければと思っています。
明日、会場でお待ちしています。
どうぞよろしくお願いします。

■YMB ステージドリル・クリスマス特別公演
・日時:2010年12月12日(日)22:30〜23:00
・会場:YMB メインステージ

2010年12月10日金曜日

12/6の週も終わろうとしていますが。。。

Canvas Viewer、まだ何の連絡も来ないですねぇ。
まぁ、アメリカとしては今週はあと1日あるわけだけどね。
(金曜日は日本の今晩から始まりますから。。。)
ただ、何にも動きは感じられないですね。
もし明日発表になったらラッキー、というくらいかな。

最初に書いたように、まぁ、気長に待つしかなさそうですね。^^;
わかってはいたことだけれど。。。

2010年12月7日火曜日

インプルーデンス/コクア・チームが息切れ

サイトの移行を済ませたあと、ぱったりと更新が止まった
インプルーデンス/コクアのサイトですが、
今日ようやくこの間起こっていることの報告がありましたね。
要は、バグの改修と、それ以上にライセンスの絡みで
リーダーとメインでやってるジャセックとマケイブの二人が
もう参ってしまってるみたい。
しばらく冷却と休息の期間が必要だ、とのこと。


ライセンスの絡みでは、このチームはまじめに取り組んでいて、
SLビューワの音声・映像関係と言えばQuickTimeが標準ですが、
QuickTimeそのものはアップルのライセンスという絡みもあり、
何とかQuickTimeを使わずに音声・映像について実現しようと
頑張っていたのですが、まぁ、それが原因で、
インプルーデンスには人によって、この関係のトラブル、
ストリーミングが聞こえない、などのトラブルがあったようです。
QuickTimeの問題は解決したようで、
1.3.0の正式リリースからQuickTimeが使われてはいますが、
他の問題がやはり音声・映像関係で生じているらしく、
あちらを使えばこちらが、、、的な状況で疲れてしまったようです。

結果、11月の終わりには、と言っていた
バージョン1.4のβ版のリリースは12月中旬にずれ込む模様。
また、現在のところは早く1.4を仕上げたいので、
ビューワ2ベースのコクアについては、それほど進んでいないようです。

まぁ、個人的には、コクアとか早く見て見たい気がしますが、
同業者としては煮詰まる状況もよくわかるので、
そしてそういう状況ではいくら詰めても能率上がらないので、
ここはしばらくお休み頂いて、心機一転、
一気に新しい、いいものを作ってほしいようにも思います。
第一、この人たちタダでやってんだもんね。^^;

元気に復活されることをのんびりと待つことに致しましょう。

Canvas Viewer のこと

先日 The Second Times や邪払さんの日記などでご覧になって
Canvas Viewer に期待されている方も多いことと思います。
これは、Unity というゲームエンジンを使って、
SLやオープンSIMをWebベースで体験できるというもので、
ブラウザの方は IE、Firefox、Chrome、Safari と
大所のブラウザに対応、
更にはカスタマイズも可能で、例えば自社のイントラのページに
組み込むことが可能、ということで、SLを業務に使っている企業には
仮想空間の使い勝手が更によくなる予感があります。
先日のリンデンご本家のWebブラウザ実験がかなり限定的だっただけに
期待も膨らむところですね。

The Second Times の記事などで、「一般公開は12月6日」
と書いてあったこともあって、今か今かとお待ちだった方も
多いのではないでしょうか。
ある方などは、日本時間で12月6日の0時を過ぎてすぐに
「まだですかねぇ」と連絡が来ました。w
いやさすがにアメリカはまだ日曜やってるし、
月曜が始まるのが日本時間の午前2時なので、
それからでしょう、なんて言ってましたが、
かく言いつつとても気になるのは僕も同じ。w
今朝目が覚めたら真っ先にメールチェックしましたよ。
準備ができたらメール頂くことになってますのでね。。。

しかし。。。
今日の夕方5時を過ぎてもメールは来ず。><
5時というのはつまり太平洋時間で6日の24時ですね。
ということは、月曜には表向きの動きは何もなかったということ。
もしかして、と思って、プレスリリースをもう一度読み直しました。

ああ、やっぱり。。。

原文を読むと、「Canvas Viewerの一般への配布は
12月6日の週に開始される予定
(Distribution of Canvas will start 
the week of December 6th, 2010)」とありました。w
6日でなくて、6日に始まる週、つまり今週ってことね。
も〜、期待させちゃって。w

まぁ、リンデンなどでもよくあることなので
(この週に何かをするという表現)、
やっぱり、という感じが強いですね。
まぁ、期待しないで待ってみますよ。

いやいや、そんなこと言ってられない、
出たらすぐにでも試したい、
そんな方は是非次のページをこまめにチェックしてみて下さい。
きっとここにダウンロードリンクが貼られると思うのですが。。。w

2010年12月6日月曜日

Offsimの愉しみ

Simをお持ちの方ならご存じでしょう、
OutsideとかOffsimと言われる、
SIMの外に配置する環境物。
プライベートSIMの場合は、周りの海は環境でも一緒に買わない限り
海はあってもないのと同じですからね、当然殺風景になってしまいます。
そこで考え出されたのがOutsideとかOffsimと言われるもので、
これを置くことで、SIMに広がりが出てきますよね。

実は、家の裏庭があまりに殺風景(何にもない海)なので、
前からOffsimを置きたいと思っていたのですが、
探してみるとすぐわかりますが、圧倒的に多いのが
ただの岩か、或いは、そこにsit出来る場合は南国風なものが多い。
つまりは椰子の木スタイルですね。

YMB SIMは一応欧風な街並みで景観を統一していることもあり、
いきなり椰子の木はねぇ、と思っていたら、
今日急に出て来たので早速買いに行って参りました。w
これ、シチリアなんかで見かけたような廃墟で、
思わずいい! と思って衝動買い。
ついでのその他の岩礁と、あと灯台も。w
これらをSIMの北側、連絡船乗り場に近いところというか
僕の家の裏手に配置してみました。

101205c.jpg

101205d.jpg

廃墟の方は、その辺りから狙って右クリックすると座れます。
高台の、ほっとする場所ですよ。
また、灯台の方は、YMBと横浜のSIM群が一望できていいですね。
そうそう、このOffsimの楽しみは、何と言っても、
SIMを外側から見ることができる、ということでしょうかね。w

101205e.jpg

ただ、気をつけないといけないのは戻る時、
本来存在しない座標にいますから。。。
廃墟の方は、運のいいことに、僕のCDショップに着地します。w
お買い物して帰ってね。w
そして灯台の方は。。。
正面海なので、そのまま立つとドボン、です。w
ダブルクリック・テレポートを使う人は、
近くに見える桟橋か外輪船に移動するのがいいでしょう。
使わない人は外輪船にある椅子にSitするか、
或いは、立ってすぐ飛ぶ、かな。w

お時間ある方、是非遊びに来て下さい。w

2010年12月5日日曜日

12月になったので〜その3・重大発表です!w

さて、以前、windsさんから、重大発表があるかも、
と振られて、先送りにしていたヒロシですが、
漸く諸々のことが固まりましたので、ここで発表させて戴きます。

内容を聞いたら、な〜んだ、とお思いになるかもしれませんが、
これはwindsさんも僕も、昨年から、いつかはやりたいねぇ、
なんて言いながら、あまりのプロジェクトの大きさに
手をつけかねていたものなのです。
何と言っても1000小節を越える打ち込みを何セットか
合計70分以上に及ぶ演奏時間。。。
ある程度以上の効果を上げるにはそれなりの大がかりな準備が必要。。。
加えて、これに対する僕個人の強烈な思い入れがある。。。
実行に移すには、重大な決意が必要だったのです。w

今年も見送ろうかと思っていたのですよ。
それを、ドンと、背中を押してくれたのがやすたかさん。w
昨年まで別の団体で関わってましたしね、
やはり日本の年末にはこれがないと、というところでしょうか。

はい、ここまで書けばもうおわかりですね。
ベートーヴェンの「第九交響曲」の演奏会です。
これをヨコハマ・キネン・オーケストラで行うことになりました。
或いは昨年までSL内で第九の公演を行っていた
元フォンタナ・フィルのメンバーにもご参加頂くことになるかもしれず
ヒロシも久々に気合いを入れて取り組んでおります。^^;

というわけで、日本のSLの年末のひとときを
是非、ベートーヴェンの第九でお過ごし下さい。
皆様のお越しをお待ちしております。

■【特別公演】ベートーヴェン「第九」演奏会
101222b.jpg

・日時:2010年12月26日(日)21:00〜22:30
・会場:YMB メインステージ
・演奏:ヨコハマ・キネン・オーケストラ(YMO)
・指揮:Hiroshi Kumaki
・曲目:J・S・バッハ:カンタータ第147番より
    「主よ、人の望みの喜びよ」
    ベートーヴェン:交響曲第九番ニ短調作品125

P.S. 公演後、お楽しみ特別企画を予定しています。「あの人」がステージに登場する予定です。詳細は別途ご案内します。お楽しみに。w

12月になったので〜その2・YMB パリ公演

以前から何度か話題に出ていますが、
この12月、横浜マーチングバンドはパリSIM群で公演を行います。
それも12日と19日の2回です!

パリのSIM群は、ベル・エポック(古き佳き時代)と呼ばれる
1900年代のパリの街並みを再現してあるもので、
凱旋門やエッフェル塔をはじめ、実際にある建物が
実寸で再現されているのが特徴です。
結果、とてもリアルで美しい!

その美しい街並みを背景にパレードを行ったり、
ドリルやオケのコンサートを行おうというわけです。
12日(日)のパレードは自由参加型ですので、是非ご参加頂いて
一緒にパリの街並みを歩いてみませんか?
しかも、今回使用するパレード・カーは、この公演のために
1900年代を意識して作られた特別なものなのです。

そして12日はエッフェル塔下の広場(公園)でのドリル、
19日は、サラ・ベルナール劇場という、
1900年当時最も人気を博した女優さんの名前を冠した
とても豪華なホールでのクラシック演奏会となります。

美しい街並みを背景にした今回の2回の公演、
日仏友好、日欧友好の意味もこめられているようですので、
是非、多くの方のお越しをお待ちしております。
どうぞよろしくお願いします。^^

■YMB パリ公演
101205b.jpg

<12月12日(日)>

・21:30〜22:30 パレード(自由参加型)
 会場:パリSIM群一帯

・22:30〜23:00 YMB ステージドリル
 会場:エッフェル塔下の広場(以下のSLURL周辺)

<12月19日(日)>

・21:30〜22:30 パレード
 会場:パリSIM群一帯

・22:30〜23:30 YMO クラシック・コンサート
 会場:サラ・ベルナール劇場

2010年12月4日土曜日

【技術情報】公式2.4βが公開

一方公式ビューワの方は2.4のβ版が公開されました。
今回はメインテナンス・リリースということで、
目立った、派手な機能の追加はそれほどでもないのですが、
使ってみると、お、と思わせる機能があります。

1. オートアップデータ機能

起動した時に、新しいリリースがあると自動的にダウンロードして、
アップデートの準備を自動的にしてくれるというもの。
勿論ログイン時にメッセージが出て、インストールするか
このまま古いバージョンでログインするか選択できます。


2. 「環境設定」画面の再構成

微妙に変わっています。
意外と皆さんご存じない「Advanced」と「開発」メニューを
環境設定から表示/非表示できるようになりました。

あ、それより僕にとって大事だったのは。。。
周辺チャットなどの表示時間を設定できるようになったことと
ウィンドウにフォーカスが当たっていない時に
そのウィンドウを透明化できるようになったことです。
この透明化の度合いを数字で変更できるようになったのがいいですね。
デフォルトは「50」ですが、試しに「25」にしたところ、
ウィンドウの向こうの景色もよく見えて最高です。
(因みにサイドバーは透明化しなかった。。。当たり前か!^^;)


3. 外部スクリプト・エディタが使用可能に

これはエメラルド/フェニックスに前からあるもの。
使い慣れたツールが使えるのと、
SLの外で、場合によっては他の人と共同でスクリプト編集が
できるようになりますね。


4. メッシュ・インポート対応他グラフィック関係の改善


ちょっとだけですが、より使いやすくなってるように感じます。
ダウンロードはこちらからどうぞ。

【技術情報】最強の1系ビューワではないでしょうか!〜フェニックス1.5.2.725リリース!

来ましたね。
ずっと沈黙を続けて来ましたし、
これまで目立った新機能がなかっただけに
何かやってるな、という感じはしていましたが。。。

フェニックス・ビューワ、ほぼ最終形、
事実上のRCだそうです。
勿論まだバグや細かい調整が必要なところはあるようですが、
満を持してのリリース、という感のある充実した内容になっています。
少しだけ、主な追加機能のご紹介。。。


1. マルチアタッチメント(重ね着)に対応

漸く、という感じですね。
というか、同じ場所に重ね着する機能は以前から
エメラルド/フェニックスにはありました。
これは公式ではない「セカンダリー・アタッチメント・ポイント」
というもので、エメラルド/フェニックスで装着しようとすると
やたらたくさん装着先が出て来るのは
ご利用になられたことある方ならどなたもご存じのはず。

今回、ビューワ2のマルチアタッチメント機能と統合されましたので
このリリースからこの「セカンダリー」はなくなります。
従って、「セカンダリー」に装着している人はちょっと注意が必要です。
つまり、725を起動すると、ビューワが自動的に移行処理を行います。
「セカンダリー」に装着していたものは、
自動的にそれに該当する場所に「Add(追加)」されるしくみです。
但し、装着している感じが全く同じになるかどうかは不明で、
初回ログイン時に若干の位置の調整が必要になるようです。
勿論、一度調整したら次に装着する時からは調整不要になります。


2. 持ち物の「リンク」に対応

細かい話はやめて、結論だけ書いておきます。
これで、ビューワ2同様の素早い着替えができるようになりますね。w
実は僕がビューワ2の中でも気に入っている機能の一つです。^^


3. 「表示名」に対応

説明不要ですね。
いよいよフェニックスもこれに対応。


4. グループ通知のURLリンクがクリック可能に

5. クライアントサイド・メディアプレイヤー機能追加


6. 「製作」ウィンドウに各種機能追加

これは、
  ・オブジェクトのパラメータとテクスに「Copy/Paste」ボタン
  ・「Link/Unlink」ボタン
  ・プリムを一つだけ選択している時にリンク番号を表示


7. 区画ごとにWindLightを設定可能

これはちょっとおもしろい機能ですよ。
勿論、区画のオーナーにしかできないことですが、
その区画でこういう風に見せたいという太陽や空や海の設定を
名前をつけて保存させておいて、
区画の説明のところにあるしかけをしておくと、
誰かがその区画に入って来た時に、
ウィンドライトの設定を変更します、というダイアログを出すもの。
OKすればその土地のWindLightの設定になりますし、
勿論、無視することもできます。
更には、同じ区画でも、高さによって変えられるらしい。

実はWindLight回りの設定などは個人によって異なるので
(例えば一番いい例が太陽の位置だったりしますが。。。)
同じ場所にいても実は違う風景を見ていたりするもの。
この機能を使えば、みんなで同じ経験ができるようになりますので、
特に景観にこだわった土地づくりをしている方には
とても歓迎される機能ではないかと思います。

8. カールさんの「整列」機能、「リンデン植物の選択」機能追加

これは以前にドルフィンなどに搭載された時に既に説明しました。
フェニックスにもようやく搭載されました。^^


9. 前回使用したフォルダにSSを保存するオプション

これはビューワを起動する度に、SSの保存場所を聞かれるわけですが
このオプションを使うとそれがなくなるのかな?
まだ未検証です。^^;


とまぁ、こんな感じです。
これまでインプルーデンスやドルフィンが先行していた機能も
全て取り込まれた感もあり、一番高機能なビューワに
仕上がったのではないでしょうか。
よほど混んでいるのか、まだダウンロード終わっていないのですが
使うのが楽しみなビューワです。

ところで一点、重要なご注意があります。
これまで、1系のビューワは、着ているものについて
ビューワごとに最後に着ていたものを覚えていましたが、
今回のリリースからフェニックスもビューワ2同様、
最後に着ていたものの情報をサーバに取りに行きます。
ということは、今回のリリースでログインした時に
ビューワ2で最後にログインした時に着ていたものを
着ていることになりますので、人によっては随分古いものを着ている
可能性もある、ということです。
或いはその服を捨てている場合には、着ることができませんので。。。
結果として。。。よくよくご注意下さい。^^;

尚、今書いたようなことを含めて
注意事項もいろいろあるので、ダウンロードリンクを紹介する時は
フェニックスのトップページを紹介してくれ、とのことですので、
そのページを掲げておくことにします。
ダウンロードはこちらからどうぞ。

2010年12月3日金曜日

今日の歌詞

「今日の歌詞」というのは以前、
オリオリさんの日記のシリーズだったけれど。。。

今日久しぶりにカラオケに行きました。
その影響でしょうか、歌いはしなかったのだけれど、
家に向かう電車の中でふと口ずさんだのが
SLでもしかしたら聴いたことがある人もいるかもしれない
僕の持ち歌の一つ、ベット・ミドラーの「The Rose」という歌の
即興的な日本語の歌詞。。。
個人的な備忘録としてこれも書き写しておきます。。。

     *   *   *

   The Rose
        訳詞:Hiroshi Kumaki

あの人が 笑うなら
花を買って帰ろう
あの人が 喜ぶなら
きれいに光るものを
あの人の 微笑(ほほえみ)が 見られるのなら
あらゆる 手を尽くす 僕であるのに

いつしか 言葉が
すれ違いはじめて
いつしか 気持ちも
わかりあえなくて
それでも 互いに思う 気持ちがひとつなら
いつしか 二人には 花が咲くでしょう

     *   *   *

原曲は3番まで。
即興なので2番までですが、
それにしても何でこんな歌詞が出て来たんだろう。^^;
この歌は英語でしか歌ったことがないのですよ。。。

酔っ払うと何が起こるかわからない。。。w

2010年12月2日木曜日

12月になったので〜その1

YMB SIM の真ん中に浮かぶ飛行船のラウンジは
ちょっとしたたまり場になっているのですが、
12月になったので、ここにアドベント・カレンダーを置いてみましたよ。
12月1日から24日までの日付が書いてあって
その日の日付をめくるといろんな絵が出て来るあれです。
毎日その日の日付をめくりながらクリスマスを迎えるのが
とても楽しかったりしました。
他の絵も全部見たいんだけどね、それはその日になるまで待つのがお約束。

YMBに置いてあるアドベント・カレンダーは、
正しい日付を(つまりその日の日付、PSTだけどね^^;)押すと
音楽が鳴って何かプレゼントがもらえます。
勿論先の日付を押しても何ももらえないのと、
反対に日が過ぎると日付はどんどん消えて行きます。w

僕も某所から取り寄せたものなので、
中にどんなプレゼントが入っているかはよく知りませんが、
毎日違うものがもらえるようですので、
ご関心のある方はYMBの飛行船ラウンジまで寄ってみて下さい。
場所はこちらです。^^

■YMB Airship Lounge

2010年12月1日水曜日

作曲家の思い〜メゾ・スタッカートのこと

12月になりました。
今月は2回にわたるパリ公演や自分のライブも予定されていて
なかなか忙しい年末になりそうです。
そんな中、YMO公演に向けて打ち込みをやっていて
ふと気づいたことがあったので備忘録を兼ねて書いておきます。

クラシックの楽譜というものは、そもそも今のように
録音機材が発達していない時代に、
演奏家に演奏内容を伝えるものなんだけれども、
その楽譜の細かさというのは、作曲家がどれだけその作品を
自分の思い通りに演奏してほしいか、ということと関係しているように
思うのですね。

例えば、バッハの場合は殆ど指定がない。
ものによっては楽器の指定すらない。
これは、演奏する人が自分のセンスで判断しなさい、
という、それ自体が練習になっているとも言えます。
中には、ヘミオリアと言って、8分の6拍子で
8分音符が6つ並ぶ音型があり、
これは3拍のフレーズ×2で演奏するか、
2拍のフレーズ×3で演奏するかで
全く表情が変わってくるというものもあります。
しかし、演奏家がどう演奏したとこで、
どこまでもバッハな響きがするのがこの人のすごいところ。。。

一方、ベートーヴェンやドビュッシーは細かいですね。
この人たちはまじめですものね〜。
いろいろと演奏上の記号があちこちに出て来ます。

演奏上の記号で有名なものにスラーとスタッカートがありますね。
スラーは音符をかっこで結ぶもので、
これらの音符は途切れないように続けて、
つまりレガートで演奏してね、という意味。
打ち込み的にはその音符の100%の長さを入力することになります。
ということは、これ以外はノン・レガート、
約85%〜95%のところで入力するのが普通なんです。
一方、スタッカートはその音符を短く切る、ということ。
一般的には50%くらいでしょうが、テンポによって
適切な長さは変わってきます。

ところが、先日ベートーヴェンの楽譜を見ていたら
「メゾ・スタッカート」なるものが出て来ました。
これは、スタッカートがついている上にスラーで結んである。
スタッカートとスラーって全く逆なのに、なんで一緒に書かれてるの?

何のことはない、普通にノン・レガートで演奏すればいいのです。
ノン・レガートの場合は演奏記号がつかないのが普通です。
が、レガートが全体の雰囲気を占める曲の中で
何も記号をつけないとノン・レガートにしたいところも
レガートで演奏されてしまうかもしれない。
そこで作曲家たちは考えたわけですね。
ここはレガートじゃなくて、音符を切ってほしいんだけど
スタッカートみたいに短くなくて、、、
そこで生まれたのがこのメゾ・スタッカートという不思議な記号、
というわけなんです。

随所にそんな記号を書き込むベートーヴェンの思いを感じると
ふっと笑いたくもなってくるのですが、
楽譜を音にするというのはそんな作曲家の思いを現実のものにすること。
さて、どんな音になりますやら、楽しみにしていて下さい。