2014年2月28日金曜日

【ライブ】この週末はコレ! Sound Camp 2014いよいよ開催!

「ワクワクするようなステージを」のコンセプトで
昨年開催されたSound Campのイベント、
早くもその第2弾「Sound Camp 2014」が本日から始まりました。

や〜、昨年はまささんの「この指止まれ」に
早速反応した僕ですが、今回はどうにもこうにも、
RLの事情で出演するのは無理でした。
「綾波」で呼ばれて以来、まささん絡みのイベントには
出演して来た自分ですが、今回は久しぶりに
お客さんとして楽しませて戴くことになります。

でもホント、今回もスゴイメンバーで楽しみですね。
さっきまで仕事してたので、
昨年のイベントで知り合ったステキなユニット
「REI-GIRO」のステージ、早速見逃してしまいました。><
今晩はまささんのユニット「waiß」もあったんですよね。残念!
でも、今回は僕もかつて夏祭りでご一緒させて頂いた
あの「Piatto」さんも出演ということで、大変楽しみにしてます。
そして、前回爽やかな歌で会場のみなさんの心を奪った繁光さん、
鉄道DJで盛り上がらずにはいられないナチュさん、
そしてそして、大御所Yazさんに盟友黒縞屋のみなさん、
最後にトリを勤めるのが、もう、かわいくてカッコイイ
ぷ〜さいずの面々。。。

やぁ、ホントSLの音楽シーンを先駆けてきた皆さんが、
え、この人も? あの人も! と登場する一大イベントです。
もう、この週末はこれしかないです。
是非お友達も誘って、STUDIO4D SIMに集合です。
Check it out and don't miss it!

■Sound Camp 2014
・日時:2014年2月27日(木)〜3月2日(日)
・会場:STUDIO4D SIM
    http://maps.secondlife.com/secondlife/STUDIO4D/125/123/25

<2月27日(木)>
・22:00〜22:50 REI-GIRO
・22:50〜23:40 PJT48
・23:40〜24:30 weiß

<2月28日(金)>
・22:00〜?   Piatto & runomi55 Roff

<3月1日(土)>
・22:00〜22:50 繁光
・22:50〜23:40 Yaz Rockett
・23:40〜24:30 Piatto

<3月2日(日)>
・22:00〜22:50 DJ Naturax
・22:50〜23:40 The Black Stripes
・23:40〜24:30 P-SIZE

公式ホームページ
 
■イベント・プロモーション・ビデオ

2014年2月23日日曜日

【iPad】KORG Gadgetでの2曲目は即興に挑戦!

ご無沙汰してます。ヒロシです。
2月は関東は大雪で大騒ぎでしたが、
みなさんのところは大丈夫だったでしょうか。

僕も、東京に出て来て○十年になり、
これにも雪がすごく降った年もありましたが、
今回のように積もったのは初めてですね。
そう、生まれて初めて雪掻きなるものをしましたよ。^^;
これまでは雪は積もってもすぐに溶けてましたからね。
何と、自分の玄関の前に20センチ近く積もったのを見た時は、
これはいよいよやらないわけにはいかないと思いました。

さて、今回も引き続きSLではなくてRLの話題でごめんなさい。
ちょうどそんな雪の時期、
iPadのアプリKORG Gadgetで遊んでいました。
前にも書いたようにこのアプリには15もの楽器が入っていますが、
どれも世界の都市の名前がついているんですね。
例えばダンス系のリズムマシンはロンドン、
アナログなリズムマシンにはトーキョー、
モノフォニックのシンセにはベルリンといった具合。
その中でもお気に入りがヘルシンキという、
文字どおりクールで空間的な音を出すシンセなんです。
あとは、前にも書いた、ピアノなどの音が素晴らしい
トライトンみたいなマルセイユというPCMシンセ。

140223a.jpg


ちょうど雪が深々と降る中、ヘルシンキの音がぴったりで、
延々といじってましたが、これは何か作らねば、と始めたのが、
今回Sound Cloudにアップした「Winter」という曲です。
KORG Gadgetは、基本的なパターンを作って
それを重ねていくように音作りしていくのですが、
何とそのパターンの最大の長さは8小節。
SLでは即興演奏を中心にしている僕には短過ぎます。^^;
でも、もしかして、テンポを落としてゆっくりの曲なら。。。

雪の中をズボズボと足を取られながら歩いていた時の足音のような
そんなロンドンのバスドラの音とヘルシンキの空間的な音が
延々と続くのです。

Hiroshi Kumaki: Winter
 

2014年2月12日水曜日

【iPad】KORG Gadgetでデビュー曲を再現してみた

その発売当日、Twitterには投稿したものの、
そのまま風邪を引いて寝込んでしまっていたので
こちらに書くのを忘れていましたが。。。
KORGからスゴイ iPad 向けのアプリが出ているのでご紹介。

KORGは MS-20 や Polysix など、
往年の名機を iPad アプリとしてリリースしていて、
僕としては、Legacy Collection に含まれていて
Nintendo DS にもなっている M1 の iPad アプリ化を
今か今かと一日千秋の思いで待ち続けていたのです。
M1 が出れば、もう殆ど iPad でのスタジオ環境は完璧だな、と。

ところが、こうした従来の名機の再現とは全く関係なく、
そうした名機のよさを全て取り込む形で、
15台のシンセやリズムマシンの集合体として、
KORG Gadget がいきなりリリースされた、というわけなんです。
例えばこの中に入っているPCMポリフォニックシンセは、
そのルックスが M1 の流れを汲む最上位機種とも言うべき
TRITON を彷彿とさせるのです。
またその音のいいこと!
KORG のシンセに入っているピアノの音は、
ちょっと凝り過ぎ、という感じで、
もっと生っぽい感じのリアルなのがほしいなと常々思うのですが、
この Gadget のピアノの音は、使える! と思いました。
加えて、懐かしい M1 ピアノや、
それだけで独自の世界を開いたデジピ SG-1 のサウンドもあります。

モノシンセも、アナログ、デジタルシンセも、
そして3種類もあるドラムマシンやベース専用機も、
どれも個性豊かでおもしろいです。
結果、これらを使ってどんな曲を作ろうか、と、
創作意欲をそそるアプリに仕上がっています。
まぁ、YouTube のトレーラーを見てみて下さい。

■Introducing KORG Gadget for iPad


残念なのは、最大8小節のパターンの組み合わせで作る仕様なので、
僕みたいに長い尺で延々と即興するみたいなのは無理。^^;
あと、Inter-App や Audiobus にも対応していないので、
これは改善を要求したいところ。
僕としては、音は全部 Cubasis に入れてコントロールしたいので。
でも、逆に言うと、これ1本で1曲作れちゃうってこと。

というわけで、僕も早速1曲仕上げてみました。
このガジェットたちの何とも懐かしい感じや、
パターンの組み合わせで作るという手法から、
思わず、僕のタンゴ黒猫時代のデビュー曲である、
「Introduction」という曲を録れてみました。
よろしかったらお楽しみ下さい。

Introduction @ SoundCloud

ありがたいことに、何とアップしてから1日で
50人以上の方々にチェックして頂いたようです。
これに気をよくして、次はどんな曲を作ってみようかと
ニヤニヤ妄想しているヒロシなのであります。

2014年2月2日日曜日

【RL】ピート・シーガーさんを悼んで

先週、1月27日にピート・シーガーさんが亡くなりました。
94歳だったそうです。
この日、様々な思いが去来して、ツィッターでは連投しましたが、
改めてここにまとめて書いておこうと思います。

ピート・シーガーさんと言っても
ピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。
アメリカのフォークの歌手、作曲家の人で、
多くの黒人霊歌を復活させた人で、、、なんて言うより、
「Where Have All the Flowers Gone(花はどこへ行った)」
という歌なら、ああ、と思い出す人もいるかな。

僕自身、ご本人の歌を聴いたことは殆どないんです。
が、ピーター・ポール&マリーというグループの演奏を通して、
今の「花はどこへ行った」や、
「If I Had a Hammer(天使のハンマー)」、
それから、ピートさんの持ち歌でもあった
「This Land Is Your Land(わが祖国)」といった歌の数々に触れ、
多感な少年時代に影響を受けました。

ツィッターではボブ・ディランにも触れましたが、
ボブ・ディランのディスコグラフィには
ピートさんの歌はないかもですね。
僕は、ボブ・ディランの曲もピーター・ポール&マリー経由で
知ったことがあって、どうもこの辺がかぶってるところがあります。

思い起こせば、こうした歌に出会ったのが13歳の頃。
自由とか、平和とか、愛といった
普遍的な価値に対する渇望と、
それを歌を通して戦い、勝ち取ろうとする、
音楽と詩の力というものをそこに感じたんですね。
そういうものが生きているアメリカという国に対する
あこがれのようなものもそこに相俟って。
それは、僕の中にある、自由とか平和とか、
そういったものへの願いを呼び起こしたと言っていいと思います。
ピーター・ポール&マリーもそうだったけれど、
そこからビートルズやサイモン&ガーファンクル、
カーペンターズやゴダイゴといった
何れも今言ったような価値を歌う人たちに惹かれて、
自分でも真似して下手くそな英語で歌を書くようになるんです。

この度、ピートさんの訃報に接して、
ふとそんな昔のことが思い起こされ、
同時に、自分が何故音楽にこだわり、
音楽を続けているかを思い出しました。
僕はただ音楽がやりたいわけではない。
今書いてきたような、自由、平和、愛、幸福、
そういったものに対する願いを、
世界の一人でも多くの人と分かち合い、
そして、その共感から、一人一人が明日に向かって動き、
こうした価値を一日も早く実現する、
そう願ってのことなんです。
僕が自分の音楽を共有する場として、
Second Lifeとか、或いはSound Cloudとか、
そういうところを舞台にしているのは、
こんな理由からなんです。

話が長くなりましたね。
せっかくなので、僕が子供の頃影響を受けたという
ピートさんの歌を少しご紹介して終わることにしましょう。
まず最初は、ピーター・ポール&マリーが、
ワシントン大行進の場で歌った「If I Had a Hammer」、
この中で、「It's the bell of freedom」という歌詞がありますが、
同じ場でマーティン・ルーサー・キング牧師が、
「Let freedom ring」という有名な演説をしたのと
見事に呼応しています。
(因みに、ハイチの大震災の時のイベント、
「Ring of Second Life」に向けて
僕が「Let Love Ring」という曲を書いた背景はここにあります。)

■Peter, Paul and Mary: If I Had a Hammer


あともう一つ、ピートさんご本人出演で「This Land Is Your Land」、
これは大行進と同じワシントンで、2009年1月18日、
オバマ大統領の就任祝典のフィナーレでのもの。
大行進の時と同じくあたりを多くの人が埋め尽くす中、
ブルース・スプリングスティーンと共に歌う姿は感動的です。
(因みに、東日本大震災の後最初のライブで
僕が歌詞を日本に変えて歌ったのがこの歌です。)

■Pete Seeger: This Land Is Your Land


僕らの魂に炎を灯す素晴らしい歌の数々、ありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。