2025年7月6日日曜日

【SL22B】 ヒロシの SL22B ライブ訳詩集~その2

SL22B ライブから早1週間が過ぎました。
翌日にご来場頂いた皆さんへのお礼と
ライブで使った詩の紹介をこの日記でさせて戴きましたが、
その時、一つ書くのを忘れていました。
歌ではなく、僕が朗読した韓愈の「獲麟解」のことです。
今日はそれについて書いておきます。

これは唐代の文人韓愈によるものですが、
僕がこの文章に出会ったのはアルゼンチンの作家
ホルヘ・ルイス・ボルヘスのエッセイの中だった、
というのは前回お話しした通りです。
その「カフカの先駆者たち」という文章、折角ですので、
スペイン語から訳したものをここにお目にかけておきましょう。

   ボルヘス「カフカの先駆者たち」より

かつてカフカの先駆者を調べようと計画したことがある。はじめ私は、彼のことを修辞的な賛美の世界に現れた不死鳥のように、他には類のない、1回きりの特異な存在だと考えていた。しかし、何度も彼を訪ねているうちに、やがて私は様々な時代の様々な文学のテキストに、彼の声や習慣を認めることができると思うに至ったのである。そこで、ここにそのいくつかを時系列で記録しておこうと思う。……(中略)……

2番目のテキストは、たまたま出会った本で見つけたものだが、カフカとの類似性はその形式ではなく、その語り口にある。これは 9 世紀の散文作家・韓愈による寓話で、マルグリエの素晴らしい著書『中国文学論集』(1948 年)に掲載されているものだ。自分が印を付けた、神秘的で静謐な一節はこうだ。

「麒麟は超自然的な存在であり、吉兆をもたらすことは広く認められている。これは、頌歌、年代記、偉人の伝記、そして権威が疑う余地のないその他の文献によって明言されていることだ。村の子供や女性ですら麒麟が吉兆であることは知っている。しかし、この動物は家畜として扱われておらず、見つけるのも容易ではなく、分類も容易ではない。つまり、馬や雄牛、狼や鹿とは違うのだ。そのような状況では、自分の目の前に麒麟がいても、それが何なのか確信を以て知る事はできぬであろう。鬣(たてがみ)のある動物は馬、角のある動物は雄牛であるということはわかるのだが、麒麟がどのような姿をしているのか、我々は知らないのだ。」


ライブでは、このかっこの付いた引用部分を
原語のスペイン語で読み上げたわけです。
いかがでしょう?
確かに、カフカの文章が持つ不条理な響きが
ここには感じられるではありませんか。

そして、曲の後半は、韓愈の原典に当たって、
中国語でもよかったのですが、日本人に馴染みの深い
漢文の訓み下し文として全文を読み上げました。
では、その訓み下し文の全文をどうぞ。

   韓愈「獲麟解」

麟の靈たること、昭昭たり。詩に詠じ、春秋に書し、傳記、百家の書に雑出す。婦人小子と雖も、皆、其の祥たることを知るなり。然れども麟の物たる、家に畜はれず、恆(つね)には天下に有らず。其の形たるや類せず、馬牛、犬豕(けんし)、豺狼(さいろう)、麋鹿の若く然るに非ず。然らば則ち、麟有りと雖も、其の麟たるを知るべからざるなり。角ある者は、吾、其の牛たるを知るなり。鬣(たてがみ)有る者は、吾、其の馬たるを知るなり。犬豕、豺狼、麋(び)鹿(ろく)は、吾、其の犬豕、豺狼、麋鹿たるを知るなり。麟たるや知るべからざるなり。知るべからざれば則ち其の之を不祥と謂ふや亦た宜なり。然りと雖も、麟の出ずるや、必ず聖人位に在る有り。麟、聖人の為に出づるなり。聖人は、必ず麟を知る。麟は之れ果たして不祥たらざるなり。又、曰く、麟の麟たる所以は、德を以てし、形を以てせず。若し麟の出づること聖人を待たざれば、則ち之を不祥と謂ふや亦た宜なりと。


いきなり難しい感じになってしまいますね!w
とまぁ、今回のライブはとっても文学的な内容になったなぁ、と
思い返しているところであります。

2025年6月29日日曜日

【SL22B】 ヒロシの SL22B ライブ訳詩集

さて、今年の僕の SLB ライブは終わったわけですが、
今回のライブの歌ものはシュメール語あり、古ノルド語ありと
まぁ、皆さんには耳慣れない言語に溢れていましたので、
ご参考までに歌っていた内容の日本語訳をお届けします。
どちらかと言うと、僕がこれらの日本語訳に接して
素晴らしい表現の数々だと感銘を受け、
原語に曲を付けたものとなっているわけですが。

それではまず2曲目『リグ・ヴェーダ』から「宇宙開闢の歌」、
全部で7節ある詩から1、2、6、7節に作曲しています。
次の訳は、岩波文庫に入っている辻直四郎さんのものです。

   宇宙開闢の歌

そのとき(太初において)無もなかりき、有もなかりき。
空界もなかりき、その上の天もなかりき。
何ものか発動せし、いずこに、誰かの庇護の下(もと)に。
深くして測るべからざる水は存在せりや。
 
そのとき、死もなかりき、不死もなかりき。
夜と昼との標識(日月・星辰)もなかりき。
かの唯一物(中性の根本原理)は、自力により風なく呼吸せり(生存の徴候)。
これよりほかに何ものも存在せざりき。

誰か正しく知る者ぞ、誰かここに宣言しうる者ぞ。
この創造(現象界の出現)はいずこより生じ、いずこより来たれる。
神々はこの世界の創造より後なり。
しからば誰が創造のいずこより起こりしかを知る者ぞ。
 
この創造はいずこより起こりしや、そは誰によりて実行せられたりや、
あるいはまたしからざりしや——
最高天にありてこの世界を監視する者のみ実にこれを知る。
あるいは彼もまた知らず。


続いては5曲目「人間の創造」。
こちらはちくま学芸文庫に入っている
『シュメール神話集成』からで
杉勇さん、尾崎亨さんの訳になります。

   人間の創造

そなたたちは(さらに)いったい何を変革するのか。
そなたたちはいったい何を創ろうというのか。
偉大な神アヌンナキたちよ、
そなたたちはいったい何を変革しようというのかね。
何を創るのかね。」
そこに居る大神、
運命を定める神々アヌンナキたち、

作曲したのはこの部分ですが、このあと更に

そのうちの二人がエンリルに答えていう
 「『天地の紐」にあるウズムアにおいて
あなた方は二人のラムガ神を殺して、
彼らの血でもって人間を造るのです。
(今まで) 神々が(になってきた)仕事は(今や) 彼ら(人間)の仕事でありますように。 

と続き、アヌンナキと呼ばれた神々を仕事をさせるために
人間を創ったことが描かれています。

続いては6曲目「ユグドラシル」は、
これもちくま文庫の『エッダ・グレティルのサガ』所収の
「巫女の予言」からの抜粋で、松谷健二さんの訳になります。

   巫女の予言

とねりこユグドラシルがそびえるのが、私には見える。かがやく霧につつまれ、天をつく樹が。谷間に降る霧はここに生まれ、常緑の樹はウルドの泉のほとりに立つ。

これはおわかりか、次には何を知りたいか。

初めてこれを読んだ時、
「これはおわかりか、次には何を知りたいか」という
不思議なリフレインがおもしろかったのを覚えています。
今回この不思議な感じを出すのに半音階で表現してみました。
お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、
「これはおわかりか」以外の部分は
これもバッハの『平均律』から第24番のフーガを引用しています。

最後に日本代表として『ホツマツタヱ』から「アワの歌」です。
MC でもお伝えしましたが、日本語では「ア」は天を意味し、
「ワ」は大地を意味します。
「ア」に始まり「ワ」で終わるという五十音の一つ一つが
この宇宙、生命のあらゆる現象を表現しており、
「アワの歌」を歌うことで身も心も整うというのが
『ホツマツタヱ』の教えなのです。

   アワの歌

アカハナマ イキヒニミウク
フヌムエケ ヘネメオコホノ

モトロソヨ ヲテレセヱツル
スユンチリ シヰタラサヤワ

アウワ

最後の「アウワ」は『フトマニ』という占いの書に書かれた
「モトアケの図」の中心に書かれた3つの音です。
この3つの音が宇宙の中心を表すわけですが、
これ、何となく「ア・ウ・ム」の3つの音が
同じく宇宙の中心を表す古代インドの思想に通じるものがあると
僕は感じています。

【SL22B】 SL22B ライブ、ありがとうございました!

昨晩のヒロシとしてはとっても久しぶりの SL22B ライブ、
多くのみなさんにお越し頂き、ありがとうございました!

いやぁ、昨晩は久しぶりの SL ライブということもあり、
ストリーミング用の Mac の OS やアプリが変わったこともあり、
曲はいつもより尺の長い 50 分に及ぶこともあり、
なのに、次の時間帯も別のアーティストの方が入っていて
ケツカッチンで終わらなければならないこともあり、
更には、今回トップで前の時間帯に誰もいないのに
新人のスタッフがなかなかストリームを切り替えないこともあり、
メチャメチャなプレッシャーの中でのライブとなりました。

それもあって、今回の MC は曲ごとではなく、
何曲かまとめて短めに話すことにして、
あとは曲と曲の継ぎ目で曲のタイトルだけ喋るとか、
そんな感じのスタイルで進行しました。
で、時計を気にするあまり、あとで気づいたのですが、
MC は殆ど英語で、日本語は殆どなかったですね。
日本のみなさん、ゴメンナサイです。

ライブは、SLB ですので、いつものようにヒロコが歌う
「Happy Birthday Second Life」でスタート、
続いては、宇宙や地球の始まりに関する曲を
これは過去に演奏したことのあるものから
リグ・ヴェーダの「宇宙開闢の歌」、「ビッグバン」、
そして「カンブリア大爆発」の3曲を演奏。
「ビッグバン」は昨年の「四大元素」の時の再演ですが、
大爆発が起こった瞬間、「光あれ!」という声が
古代のヘブライ語で響き渡るようにしました。
また、「カンブリア大爆発」はバッハの『平均律』の
前奏曲第2番に載せていろんな種類の生命が蠢く様子を
表現しているのですが、前回やった時よりも「パポピポ」という
冨田勲さん風のオッサンボイスの発音が明確になるように
調整してみています。
Vocaloid や Synthesizer V で自由に歌声を作れる時代だからこそ
敢えてシンセで声を作るというのが楽しかったりします。

続いては、楔形文字で残されたシュメール文献から
「人間の創造」に作曲したもの、
同じく北欧神話の『エッダ』から「巫女の予言」に作曲したもの、
更に日本の『ホツマツタヱ』に記された「アワの歌」に
作曲した3曲を続けて演奏致しました。
何れもなかなか不思議な音空間になったのではないかと思います。

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             Courtesy by Sin Nagy

そして後半、麒麟と龍という伝説の動物を取り上げました。
MC では英語で喋ったのですが、この2つの伝説的動物について
8世紀唐代の文人・韓愈が書いていて、
日本人にも馴染みの深い『唐宋八大家文読本』ーー最近の
若い方々はあまり触れる機会がないと思いますが、
日本で使われる様々な慣用句はここから出ていたりしますーー
にも入っているのですが、私の場合は何と、アルゼンチンの作家
ホルヘ・ルイス・ボルヘスの散文全集をスペイン語で読んでいて
「カフカの先駆者たち」という文章の中で韓愈の「獲麟解」が
スペイン語で引用されているのを読んで、
改めて原典を読み直したという経緯があります。
なるほどこの中国の古い文章はカフカ的であり、ボルヘス的です。
今回「神話と伝説」というテーマで真っ先に思い出したのが
この文章だったので、今回ボルヘスのスペイン語による引用と
日本語の訓み下し文をナレーションにして作曲していみました。
僕の中での麒麟は、やっぱりキリンビールのラベルにある
あのイメージで、ピョンピョン跳ねるイメージなので
ポーン、ポーンと上昇する音からこの曲は作っていきました。

龍については、ケルパさんの展示「龍の巣」に着想を得て
龍の巣に入っていくイメージを音にしてみましたが、
いかがでしたでしょうか?
最初はもっとテンポのよい踊れる曲で考えていたのですが、
あまりに軽くなりすぎてしまったので、
最終的に重たいサウンドスケープのような感じになりました。
ケルパさんのお気に召したかどうかが不安なところ。^^;

重たいサウンドスケープのあとは、最後の曲としてテンポのよい
「Time to Love (Nest of the Dragon Mix)」で締めました。
これもケルパさんの「龍の巣」に絡んでいることは
皆さんもご存じの通りです。

こうして何とか 55 分でステージを終えることができました。
この模様はしんさんが録画してくれていて
YouTube の Hole Shot TV でまだ暫く観ることができますので
昨日いらっしゃれなかったかも、いらして頂いた方も
是非お楽しみ頂ければと存じます。
URL は下にある通りです。

最後に、改めてご来場頂いたみなさん、
YouTube から応援して下さった皆さん、ありがとうございます。
そしてお忙しい中ステージと照明を担当して下さったケルパさん、
YouTube で中継・録画して下さったしんさん、お疲れ様でした!
またいつかどこかで楽しい時を共に致しましょう。

■Hiroshi Kumaki SL22Bライブ: Myth and Legends Revisited
 ・日時:2025年6月28日(土)23:00~24:00
 ・会場:SL 22B - Astral Athenaeum (Auditorium)
 ・舞台/演出:Kerupa Flow
 ・YouTube 中継/録画:Sin Nagy (Hole Shot Live TV)
  

<セットリスト>

1. Happy Birthday Second Life (w/ヒロコ)
2. 宇宙開闢の歌(w/ヒロコ)
3. ビッグバン(宇宙創成はじめの3分間)
4. カンブリア大爆発(バッハ『平均律クラヴィア曲集』より)
5. 人間の創造(w/ヒロコ)
6. ユグドラシル(w/ヒロコ)
7. アワの歌(w/ヒロコ)
8. 麒麟
9. 龍の巣
10. Time to Love (Nest of the Dragon Mix)

2025年6月28日土曜日

【SL22B】 いよいよ今晩!~23時からヒロシの SL22B ライブです!

とうとう6月28日(土)がやって来ました!
はい、そうです。
今晩23時から SL22B のステージでライブを行います。
今年のテーマ「神話と伝説」に呼応して
「Myths and Legends Revisited」ーー日本語で言えば
「いまひとたびの神話と伝説」とでも申しましょうかーーと題して
宇宙のはじまりから神話的な世界と伝説的な動物を
音による叙事詩として表現する予定です。
ヒロコも歌で出演しますが、今回は何と
古代のシュメール語による「人間の創造」や
古ノルド語による北欧神話の原点『エッダ』も歌われます。
摩訶不思議な音の響きに、ケルパさんのステージと照明が
ビジュアルで絡んで来て他では経験できない時間と空間に
身を委ねて戴くことになると思います。
是非、お友だちとお誘い合わせの上遊びに来て下さい。
この時間はどうしてもインできない、という方のために
しんさんが YouTube で中継してくれますので、
是非こちらもでご参加頂けると嬉しいです。
今晩、23時、会場と YouTube でお待ちしておりますので、
どうぞよろしくお願いします。

■Hiroshi Kumaki SL22Bライブ: Myth and Legends Revisited
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 ・日時:2025年6月28日(土)23:00~24:00
 ・会場:SL 22B - Astral Athenaeum (Auditorium)
 ・舞台/演出:Kerupa Flow
 ・YouTube 中継/録画:Sin Nagy (Hole Shot Live TV)

2025年6月22日日曜日

【SL22B】 ヒロシのライブは今週末6月28日(土)23:00から!

さぁ、というわけで、セカンドライフ22歳の誕生日イベント
SL22B がいよいよ始まりました!
ヒロシのライブは今週末6月28日(土)23:00からです。
本当は22:00くらいからがよかったのだけれど、
今年はアダルトステージ以外は23:00スタートということなので
一番早いのがこの時間になります。
テーマはズバリ「Myths and Legends Revisited」
"Revisited" というのは「再訪」という意味の英語ですが、
ヒロシはこれまでも神話や伝説をテーマにした
ライブをやってきてますからね、
過去にやったものの再演も含む今回のステージに
このタイトルを付けてみました。
今回もケルパさん、しんさんにお手伝い頂くので、
きっと素晴らしいステージになると思います。
そうそう、ポスターもケルパさんの展示会場のものを
使わせて戴きました。
会場にあるハープのオブジェを見て、
北欧やギリシャの神話を思い出したからなのです。
音楽ライブにはぴったりでしょ? 雰囲気もあるし。^^

実は、今回のライブ、申し込んだ時から不安だらけでした。
というのも、これまでストリーミングで使って来た Mac が
いよいよ OS のバージョンアップをしないと
いろいろなことでできなくなってしまうので、
仕方なくバージョンアップをしたのです。
正直、問題なく動いているシステムはバージョンアップしたくない
というのが本音で、というのもいろいろ動かなくなるからです。
これまでストリーミングには NiceCast という
ソフトを使っていたのですが、これが新しい OS では動かない。
そこで同じ会社から出ている Audio Hijack という
何ともおっかない名前のソフトを導入、
YAMAHA のミキサーのドライバも最新のものに入れ替えて
昨日漸くストリーミングのテストを行った次第です。
テストは成功、何とか無事に28日の本番を迎えられそうです。

ヒロシにとっては2009年の SL6B に初参加して以来
18回目となる今年の SL22B、一体どんなステージになりますやら!
是非お友だちとお誘い合わせの上遊びに来て下さい。
会場でお待ちしています!

■Hiroshi Kumaki SL22Bライブ: Myth and Legends Revisited
 250622g

 ・日時:2025年6月28日(土)23:00~24:00
 ・会場:SL 22B - Astral Athenaeum (Auditorium)
 ・舞台/演出:Kerupa Flow
 ・YouTube 中継/録画:Sin Nagy (Hole Shot Live TV)

【SL22B】 SL 22歳のお祭りイベント SL22B が開幕しました!

もう皆さんご存じだと思いますが、日本時間では土曜日の未明から
セカンドライフ22歳のお祭りイベント SL22B が開幕しました!
今年は何と、76 というとんでもない数の SIM にわたって
日本時間では7月21日(月・祝)までの1か月間行われます。
ヒロシは今週末6月28日(土)にライブを予定してますので、
会場の下見を兼ねて早速現地を訪れてみました。
SL22B のどこを見ればいいのか迷う方もいらっしゃるでしょうから
ここだけは見ておきたい、という場所をご紹介します。

■Welcome Area

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Welcome Area は謂わば入場ゲートのような場所で、
毎年テーマに沿った趣向が凝らされていて、今年は森のイメージ。
ここに SL22B の情報やら HUD やら、各会場へのテレポーター等
SL22B を楽しむためのものが集まっていて、
Greeter と呼ばれるボランティアの案内係もいますので、
まずはここを訪れることをお勧めします。

■Astral Athenaeum (Auditorium)

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Athenaeum とは難しい単語ですが、アテネの女神神殿のことで、
Astral Athenaeum は「星の神殿」といったところでしょうか。
アテネの女神神殿は教育の場として使われていたようで、
それが元で現代の英語としては「図書館」を意味します。
そう、ここは従来の SLB では Auditorium(講堂)と
呼ばれていた場所に当たり、日本時間の6月24日(火)から5日間
リンデンのキーパーソンが登壇する場でもあります。
ヒロシが6月28日(土)にライブを行うのもこのステージですので
是非チェックしておいて下さい。

■Odin’s Bar & Grill (Adult Stage)

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SLB では先の「講堂」を含めて3つのステージがあるわけですが、
「オーディンのバー&グリル」は北欧神話をイメージした場所で、
ここだけは24時間ぶっ通しで音楽イベントが行われています。
但し、ここは何でもありのアダルト・エリアですので、
子供アバターの方は入場禁止とのことですのでご注意下さい。

■The Royal Keep (Castle Stage)

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そして3つ目の「王家の要塞」と名付けられたお城前のここは
普通のライブステージとなっていて、
ここでも DJ イベントが行われています。
3つのステージのうちアダルトステージ以外の、
ここと講堂とは日本時間で午後11時~午後4時の時間帯しか
ライブや DJ イベントは行われないようです。

■Exhibitor Showcase

SLB の楽しみの一つは世界中のアーティストの作品が楽しめる
展示の数々で、今年は19の SIM に 225 の展示が行われています。
何と言ってもこの数ですのでまだ十分チェックできていませんが、
上の URL にあるリストをざっと見ると
今年はテーマが「神話と伝説」なので、
迷路やら北欧神話のロールプレイングものやらがあるようです。
しかし、リストだけではどんなところかわからない。
そんな時に便利なのがツアーライドで、ぼーっと座ってるだけで
いろんな場所に連れて行ってくれるので、
面白そう! と思ったところで降りて見て回る
というのがお勧めです。
ツアーライドの場所はこちら。

■Pod Tour Station

■Kerupa Flow: "Once Thought to be Lost"

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そんなたくさんある展示の中から、
今日は盟友ケルパさんの展示をご紹介しておきます。
タイトルは「かつて失われたと思われていたもの」
という意味でしょうか?
ケルパさんの展示にはよく「手」のモチーフが現れますが、
地球を中心にして上と下から手が伸びているイメージは
今の世界で起きていること、今世界で最も求められているものを
表現しているように感じました。
その他いろいろ不思議なものが置いてある展示ですので
是非訪れてみて下さい。

■Shop & Hop

SL22B はただ見て回るだけのものではありません。
お祭りには付き物のお買い物も楽しめます。
今年は24の SIM に 480 ものショップが出店しているとのことで、
上のリンクはその一覧です。
是非チェックしてみて下さい。
いつも気になっているお店も出店してるかも?

■Tapestry of Time

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SLB に来たら是非訪れてみてほしいのが
この Tapestry of Time で、嘗ては「タイムカプセル」と
呼ばれていたものになります。
過去の SLB とその年に SL でどんなことがあったのか、
SL の歴史を辿ることができます。
過去のいろいろな年を訪れると、
そうそう、そんなことあったなぁ、と当時の自分たちが経験した
懐かしい思い出が蘇ります。

■Gift Area

お祭りに来たからには何か記念品を持って帰りたい。
そんな願いをかなえてくれるのがギフトエリアです。
今年のギフトエリアは Tapestry of Time の中にあるそうで、
Tapestry of Time を訪れたら是非立ち寄ってみて下さい。

お勧めの場所はざっとこんなところですが、
SL22B を記念して、新しい Last Name が追加になってます。
即ち、

・Myth
・Dragonheart
・Minotauris
・Izanagi
・Eos
・Arcane
・Gaia
・Legendary

だそうで、個人的には「イザナギ」が入っているのが気になります。
新しいアバ作るかな~。w

2025年6月2日月曜日

【SL22B】 ヒロシのステージは6/28(土)23:00 からにけてーい!

ご無沙汰してます、ヒロシです。
前の日記で SL22B に申し込んだことを書きましたが、
運営から連絡があって、僕のライブは6/28(土)23:00~24:00で
決定しましたのでお知らせします!
これも既にお伝えした通り、今回もケルパさんしんさんのお二人に
手伝ってもらいますので、きっとステキな1時間になると思います。

そしてそして!
翌日の日曜日 6/29 の13:00~14:00 はるぅさんが登場します。
本当は2人連続で出演できればよかったのかもですが、
それぞれの事情でそれぞれこの時間に決まった次第です。

SL が生まれて22年、僕ら多くの日本人が SL に参戦して
18年目のこの年に、「神話と伝説」という
いかにも SL に相応しいテーマで行われる SL22B、
今年は一体どんな伝説が生まれるのか、是非カレンダーに印をつけて
当日はお友だちの皆さんとお誘い合わせて遊びに来て下さい。
会場でお待ちしています!

■Hiroshi Kumaki SL22B スペシャルライブ
 ・日時:2025年6月28日(土)23:00~24:00
 ・会場:SL 22B - The Auditorium
 ・舞台/演出:Kerupa Flow
 ・YouTube 中継/録画:Sin Nagy (Hole Shot Live TV)

2025年5月4日日曜日

【イベント】 今年の SL の誕生パーティーは SL22B、6月20日からです!

大変ご無沙汰しています。ヒロシです。
今年に入ってから RL であることに取り組んでいて
気がついたらこの日記も正月に書いて以来ですね。
大変申し訳ございません。m(_ _)m
ちゃんとまだ生きていますし、SL の方も今やってることの
目処が付いたら復帰するつもりですので、
これまで同様よろしくお願いします。

さて、その復帰の第一弾になりそうなのが
今年の SL 22歳の誕生パーティー SL22B です!

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SL の誕生日は 6月23日ですが、今年は 22歳の誕生パーティーを
6月20日(金)から 7月20日(日)の1か月にわたって
「Myths & Legends」即ち、「神話と伝説」をテーマに
SL22B として開催されます。
はい、永い永い冬眠をしていたヒロシもこの時ばかりはと
既にライブ出演の申し込みを済ませましたよ。^^
何と言っても「神話と伝説」と言ったら、
正に僕のためにあるようなテーマじゃないですか。
というわけで、既に制作に取りかかっています。
神様の時代を表現しようと古代ヘブライ語からシュメール語まで
いろいろと古い言葉も飛び出す予定です。
そして、今年もケルパさんやしんさんに手伝ってもらえそうなので
この時しか観ることのできないライブになればと考えています。
是非お楽しみに!

尚、SL22B では出店、出展、ライブに DJ にボランティアまで
まだまだ募集が続いています。
お店を出せる Shop & Hop は 5月11日(日)まで、
その他の展示、出演、ボランティアは 5月19日(月)までです。
詳しくは次の公式ブログを見て、それぞれの申し込みフォームに
飛んで頂ければと思います。


SL 22 歳の誕生日、是非共に盛り立てましょう!
会場でお会いするのを楽しみにしています!

2025年1月4日土曜日

年末の第九コンサートありがとうございました!

すっかり遅くなりましたが、大晦日から元旦にかけて行われた
YMB の第九によるカウントダウンコンサートと
それに続く新年初のコンサートにお越し頂いた皆様、
改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

前にも書きました通り、この日は自分も含めて
メンバーが集まれるか不安だったものの、
当日連絡ついた方々もいて、結構な人数が揃いました。
おお、これは行ける! と意気込んでスタートしたのですが、
何と僕自身がいろいろズッコケました。><

まずは第九の演奏中に指揮者の僕が落ちたこと。
昨年は必ずと言ってよいほど演奏中に落ちる事態がありました。
これで落ち納めか? と思いきや、日付変わって新年の
「蛍の光」でも落っこちちゃいましたね。
う〜む。これは年明けからマズイ。
まぁ、気をつけろというお告げかと前向きに受け取ることにします。
加えて、いつも第九のエンディングのズダダダダン! の
最後のダン! が新年0:00の時報に重なるように
狙って演奏するわけですが、今年は何と30秒くらい遅かった。
毎年1秒〜5秒くらいはズレることがありますが、
今回はズレ過ぎ。
どうも途中で音が止まったところがあるみたいでした。

実は前回の Burn2 ライブの頃から PC を3台使ったライブに
トライしてみているのですが、
ステージに上がっているのが自分だけのライブと
今回のようにステージ上で複数のメンバーがいて
サーバー側と SL 内の両方の音のタイミングを
細かくチェックする必要があるイベントとでは
いろいろ勝手が違うということがわかりました。
流石に PC 3台の面倒を見ながら、
2つのヘッドホンでモニターしながらは厳しかった。><
今回の反省を生かして、次回の YMB のコンサートでは
もうちょっとうまくやってみます。
これが今年の目標の1つではあるかな。^^;

兎にも角にもそんなこんなで第九をズダダダダン! と終わった後、
例によって例のごとく「蛍の光」を演奏、
そのあとは比較的短い、景気のよい曲を3曲演奏して
コンサートを終え、散会しました。
これら一連の様子は邪払さんがライブ中継してくれたものが
YouTube に上がっていますので、
指揮者が消えてもメンバーのみんなが演奏を続けている姿など
お楽しみ頂ければと思います。
邪払さん、どうもありがとうございました!

そしてそう、当日集まってくれたメンバーの皆様お疲れ様でした!
昨年は YMB の活動は殆どできませんでしたが、
今年はもっと何かやっていくようにしましょう。

というわけで、いつも応援して頂いている皆様、
YMB やケルパさんやしんさん他いつもご協力頂いている皆様、
本年もいろいろやらかしたいと考えておりますのんで、
引き続きどうぞよろしくお願いします。

■ベートーヴェン「第九」演奏会&カウントダウンコンサート
・日時:2024年12月31日(火)23:30〜24:15
・会場:YMB ウィンターステージ
・曲目:
    1. ベートーヴェン『交響曲第九番』〜第4楽章
    2. スコットランド民謡『蛍の光』
    3. ヴァーグナー『ローエングリン』〜第3幕への前奏曲
    4. ドビュッシー『夜想曲』〜祭
    5. 外山雄三『管弦のためのラプソディー』〜八木節
・YouTube 中継:Jabara Jannings

2025年1月3日金曜日

あけましておめでとうございます!

挨拶が遅くなりました。
あけましておめでとうございます。

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旧年中は大変お世話になりました。
2024年最後のイベント YMB の第九にお越し頂いた皆様
ありがとうございました。
第九演奏会のレポートはまた改めて書くことにしますが、
ステージを終えた元日の朝、上の年賀状の写真を撮ったあと
新幹線で九州の親の家に移動しました。
そこから先ほどまで、家族みんな揃ってのひとときを
ゆっくりと過ごさせて戴いているところです。

そうこうしているうちに三が日も終わろうとしているのに気づいて
慌てて皆さんにご挨拶というわけです。
昨年は殆どイベント以外ではインできていない状況でしたが
それでもいろいろとお付き合い頂きありがとうございました。
今年はもう少し何か、新しいことをできればと考えています。
本年も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。