2024年12月31日火曜日

【イベント】 いよいよ今晩23:30!〜大晦日は YMB の第九で!

ホント1年て早いものですね!
2024年も最後の1日、大晦日を迎えました。
もう新しい年2025年は目の前です。

そんな2024年最後のひとときを SL の仲間のみなさんと
共に過ごしたいと願い、今年も YMB の第九演奏会を
23:30 から YMB のホールで開催します。
年末のお忙しい時とは存じますが、是非友だちとお誘い合わせて
遊びに来て下さい。
メンバー一同、会場で皆さんのお越しをお待ちしています!

■ベートーヴェン「第九」演奏会&カウントダウンコンサート
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・日時:2024年12月31日(火)23:30〜24:15
・会場:YMB ウィンターステージ

2024年12月26日木曜日

【イベント】 YMB 第九コンサートのポスターが出来ました!

あれれ、何と、来週はもう新しい年になっているんですね!
明日で仕事納めという皆さんも結構いらっしゃるかも?
まだ年内にやっておかないといけないこと、
あれもこれも残っているというのに。。。
今週の週末はその残ったものの片付けに忙しくなりそうです。

そう、来週の火曜日は大晦日。
そして大晦日と言えば YMB の第九コンサートです!
というわけでポスターが出来上がって来ましたよ!
今年もあおいちゃんにデザインをお願いしました。

僕自身も含めて、皆さん年々忙しくなるみたいで
今年は YMB のメンバーみんな集まれるか不安だったんっですが、
やっぱりこの時ばかりはとみなさん協力してくれて
予定通りコンサートを行えそうです。

新しい年を SL の仲間のみなさんと一緒に迎えられれば
こんなに嬉しいことはありません。
大晦日、是非よろしくお願い致します!

■ベートーヴェン「第九」演奏会&カウントダウンコンサート
241226a

・日時:2024年12月31日(火)23:30〜24:15
・会場:YMB ウィンターステージ

2024年12月23日月曜日

【新作】 ニュー・アルバム『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』全曲解説〜最終回・「みんなつながっている」

アルバム発売直後の10月29日から書き始めたこの全曲解説、
いろいろ中断もあって2ヶ月にして漸く最後に辿り着きました。
12曲目の「レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム」で
ライブとしては一旦終わるのですが、アンコールの扱いで
最後に収録したのがこの「みんなつながっている」です。
配信会社に提出した説明書きは次の通りです。

「本アルバムの最後に、アンコール曲として「みんなつながっている」を追加した。この曲は2007年、熊木博士のセカンドライフでのデビュー・ライブで演奏され、2015年の Burnal Equinox「バランス」で再演されたものだ。この曲は互いに仲良く、共通の目的に向かって一つになりたいと願う人々の熱い気持ちを表現している。2024年の現在、戦争はまだ続いている。平和を願い、世界がよりよくなることを願って、このアルバムを閉じるのである。」

そうなんです。アンコールの曲は何にするか迷いました。
当初は静かに Chill Out と考えていて、
Sound Camp 2013 でやった「銀河鉄道幻想〜風の又三郎」を
考えていたんですが、ジャケットのデザインが決まってから
いや、もっと熱い曲で終わろうと考えていたところへ
アルバムの後半が時事的な話題を扱っていることもあり、
やはり平和とか愛とかへのみんなの熱い想いを表現している
この曲に決めました。
解説にもある通り、2007年のデビューライブの時に演ったもので
当時から平和とか愛とかをテーマに考えていたので
僕の原点として今回のアルバムの締めに置かせて戴きました。


誰も、戦争したり、人を殺したり奪ったり、
そんなことを心の底から望んでいる人はいないはずです。
平和や愛は人類みな、一人一人に共通する願いと感じます。
みんなつながって生きている、そのことを実感できる時が
平和で安心して暮らせる時代が一日も早く来ることを願いつつ
このアルバムは幕を下ろすのです。

そんな「みんなつながっている」が収められた
ニュー・アルバムの試聴と詳細情報は下のリンクからどうぞ。
サブスクで聴くだけでなく、ダウンロード販売をご購入頂けると
大変喜んでまた頑張っちゃいますので、
下に記載の過去リリースも含めてどうぞよろしくお願いします!

■熊木博士『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』
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<収録曲>

1. ハッピー・バースデー・セカンド・ライフ  (SL17B, 2020)
2. クリスタル世界への旅立ち (SL15B, 2018)
3. JMJ -「軌跡」のビートにのせて- (Burnal Equinox 2015)
4. あ・い (Burnal Equinox 2015)
5. トラベリング - 未知の世界へ - (Burn2 2017)
6. タイム・オブ・シェアリング (Burning Life 2008)
7. レオナルド・ダンス (Burn2 2016)
8. ボクラハロボット (SL11B, 2014)
9. ワールド・ニュース (Burning Life 2009)
10. コール・フォー・ピース (Burning Life 2009)
11. シー・ユー・オンライン (Burnal Equinox 2020)
12. レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム (Burn2 2015)
13. みんなつながっている (Burnal Equinox 2015)

詳しい情報とご購入はこちらになります。


過去にリリースされた作品もどうぞよろしくお願いします!

・1作目『Songs from a Virtual World』(2021)
・2作目『Sound Cruise in the Metaverse』(2022)
・3作目『Orchestral Maneuvres in Second Life』(2023)

2024年12月22日日曜日

【新作】 ニュー・アルバム『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』全曲解説〜その12・「レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム」

 今回のニューアルバムは、SLB と Burn2 で披露した曲を
フィーチャーしたものですので、やっぱりこの曲を入れないわけには
というか、この曲のためにこのアルバムを企画したようなものです。
そう、12曲目は Burn2 ライブの最後で必ずやっているこの曲
「レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム」です。
配信会社に提出した説明書きは次のような感じです。

「この曲は2015年のバーン2「鏡のカーニバル」で初めて演奏された。熊木博士はそれまでバーン2のイベントで出会った人々目にしたものの全てに感謝してこの曲を作ったのだ。以来、バーン2での熊木のライブの最後は必ずこの曲で締めることになっている。」


はい、もうこれ以上の説明は不要ですね。
今回のアルバムは全体にライブ感ということを意識していて、
「ボクラハロボット」もコール&レスポンスを入れたりしてますが、
この曲もイントロ部分の喋りをそのまま入れました。
ライブはこの曲で締めるわけですが、今回のアルバムも
この曲で締めるというわけです。
アレンジは何回か前からやっているものと同じですが、
音源的には今回改めて録音し直しています。
そう、これも今回の録音が決定版ということで。^^

You don't need to pack your bag and get into a car
With a little bit of imagination, there you can be a star
Just a click to teleport to a world that's waiting for ya
People and things you've never seen in the virtual land called "The Playa."

Burn, burn, burn
All together now
Burn, burn, burn
Let's dance, sing and shout
Burn, burn, burn
Keep your life burnin'
Burn, burn, burn
Let's burn down the sim

You don’t have to worry about what you can do from the start
All you got to do is radical inclusion, just to be a part
Dive deep into the experience here, taking your everyday life away
Burn them all and start a new life, make new friends here and tomorrow’s another day

Burn, burn, burn
All together now
Burn, burn, burn
Let's dance, sing and shout
Burn, burn, burn
Keep your life burnin'
Burn, burn, burn
Let's burn down the sim

Burn, burn, burn
All together now
Burn, burn, burn
Let's dance, sing and shout
Burn, burn, burn
Keep your life burnin'
Burn, burn, burn
Let's burn down the sim

そうそう、そう言えばこの曲をセンターキャンプで初めてやった時
キャンプの主(?)であるスタッフのミラさんが、
僕が曲を紹介して "Let's Burn Down the Sim!" と言ったら、
"Yeah, let's do it!" と言ってくれたのがうれしかったですね。
主催者としては SIM を落とされたらたまらないはずですが、
「やろうやろう」とノってくれたわけですから。w
最近見ないですが、ミラさん元気にしてるかな?

そんな「レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム」が収められた
ニュー・アルバムの試聴と詳細情報は下のリンクからどうぞ。
サブスクで聴くだけでなく、ダウンロード販売をご購入頂けると
大変喜んでまた頑張っちゃいますので、
下に記載の過去リリースも含めてどうぞよろしくお願いします!

■熊木博士『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』
 241015a

<収録曲>

1. ハッピー・バースデー・セカンド・ライフ  (SL17B, 2020)
2. クリスタル世界への旅立ち (SL15B, 2018)
3. JMJ -「軌跡」のビートにのせて- (Burnal Equinox 2015)
4. あ・い (Burnal Equinox 2015)
5. トラベリング - 未知の世界へ - (Burn2 2017)
6. タイム・オブ・シェアリング (Burning Life 2008)
7. レオナルド・ダンス (Burn2 2016)
8. ボクラハロボット (SL11B, 2014)
9. ワールド・ニュース (Burning Life 2009)
10. コール・フォー・ピース (Burning Life 2009)
11. シー・ユー・オンライン (Burnal Equinox 2020)
12. レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム (Burn2 2015)
13. みんなつながっている (Burnal Equinox 2015)

詳しい情報とご購入はこちらになります。


過去にリリースされた作品もどうぞよろしくお願いします!

・1作目『Songs from a Virtual World』(2021)
・2作目『Sound Cruise in the Metaverse』(2022)
・3作目『Orchestral Maneuvres in Second Life』(2023)

2024年12月18日水曜日

【新作】 ニュー・アルバム『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』全曲解説〜その11・「シー・ユー・オンライン」

 ニューアルバムの後半は歌ものが集められていて
ヒロコが歌う2曲に挟まれて僕がボーカルをとっている曲が
4曲続くわけですが、その最後が11曲目の
「シー・ユー・オンライン」です。

考えてみれば、これら4曲のうち3曲が
時事的なテーマを扱っていますね。
「ワールド・ニュース」は戦争と環境破壊、
「コール・フォー・ピース」も戦争反対の歌、
そして「シー・ユー・オンライン」は新型コロナの感染拡大で
何でもかんでもオンラインで済ませるようになった状況を
歌っているわけです。
これらの曲は僕がその時その時に心から感じて書いたもの、
僕自身の叫びでもあるので、ヒロコに歌わせるよりは
下手クソでも僕が歌った方が伝わるかなと思って
4作目にして初めて RL 世界に声を曝すことにしました。><
配信会社に送った説明書きはこんな感じです。

「この曲は2020年の Burnal Equinox "Between the Stars" のイベントで、「感染」をテーマにした組曲の中の1曲として演奏されたもの。当時新型コロナの感染が世界中に蔓延し、日常生活は様々な制約を受けることとなった。あらゆる活動がオンライン会議を通して行われるようになったのだ。しかし、セカンドライフの住人にとっては、オンラインで生活することは別に異常なことではなかったかもしれない。」


そうそう、この曲は2020年5月3日に Burnal Equinox イベントで
「Stay Home 組曲」として発表したものの最後の曲なんです。
この組曲は勿論、感染ということをテーマに歌ったのですが、
「直接君に会えなくてもさみしくなんかないよ」と
隔離的な状況にあるみんなを元気づける意味で作ったのでした。
最初はその年の3月か4月頃だったか、
オンライン飲み会というのをニュースで見て、
ええぇぇっ!? と思って、やや茶化し気味に
歌詞を書いたわけなのだけれど、
新型コロナがなかなか治まらない状況の中で、
結局は僕も友だちとオンライン宴会をしたり、
オンラインでだべったりするようになったので
他人事ではなく、自分自身のことを歌っているような
そんな感じになってしまいましたけどね。www

Can’t stand it cause I can’t go out to meet you
How can I face a day without seeing you

Say good morning online
Say I love you online
Study with you online
Play games with you online
Have a chat with you online
Hang round with you online
Go travel with you online
See the movie with you online

Yes I feel fine cause I see you online
Stay home, stay safe, stay healthy, save lives
There’s a place to hang out, see you in Second Life
I don’t feel alone cause I see you online

Keep fit with you online
Chill out with you online
Dine with you online
Drink with you online
Look into your eyes online
Give you a kiss online
Say good night online
Wave our hands online

Yes I feel fine cause I see you online
Stay home, stay safe, stay healthy, save lives
There’s a place to hang out, see you in Second Life
I don’t feel alone cause I see you online
Until we meet again, see you online
Until we meet again, wish you well online
Until we meet again, send my prayers online
Until we meet again, see you online
See you online
See you online
See you online

案外サラッと書いた曲なんだけど、
黒縞屋のこじゃさんがボソッと「名曲」と言ってくれたのが
嬉しかった。
「レオナルド・ダンス」にリョウさんが「いいですね」と
言ってくれたのと同じで、
仲間にそう言ってもらえるのが一番嬉しい。
なので今回の録音は決定版と思って、
やたら張り切って歌っちゃいました。www

そんな「シー・ユー・オンライン」が収められた
ニュー・アルバムの試聴と詳細情報は下のリンクからどうぞ。
サブスクで聴くだけでなく、ダウンロード販売をご購入頂けると
大変喜んでまた頑張っちゃいますので、
下に記載の過去リリースも含めてどうぞよろしくお願いします!

■熊木博士『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』
 241015a

<収録曲>

1. ハッピー・バースデー・セカンド・ライフ  (SL17B, 2020)
2. クリスタル世界への旅立ち (SL15B, 2018)
3. JMJ -「軌跡」のビートにのせて- (Burnal Equinox 2015)
4. あ・い (Burnal Equinox 2015)
5. トラベリング - 未知の世界へ - (Burn2 2017)
6. タイム・オブ・シェアリング (Burning Life 2008)
7. レオナルド・ダンス (Burn2 2016)
8. ボクラハロボット (SL11B, 2014)
9. ワールド・ニュース (Burning Life 2009)
10. コール・フォー・ピース (Burning Life 2009)
11. シー・ユー・オンライン (Burnal Equinox 2020)
12. レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム (Burn2 2015)
13. みんなつながっている (Burnal Equinox 2015)

詳しい情報とご購入はこちらになります。


過去にリリースされた作品もどうぞよろしくお願いします!

・1作目『Songs from a Virtual World』(2021)
・2作目『Sound Cruise in the Metaverse』(2022)
・3作目『Orchestral Maneuvres in Second Life』(2023)

2024年12月17日火曜日

【新作】 ニュー・アルバム『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』全曲解説〜その10・「コール・フォー・ピース」

 ニューアルバムの10曲目は、とても思い出深いナンバー
「コール・フォー・ピース」です。
このタイトルは「平和を求めて叫ぶ」というような意味ですが、
この曲を書いたのは配信会社に提出した説明にある通りです。

「2008年12月27日、イスラエルがガザに対して空爆を行った。戦争に反対し、平和への願いをこめて熊木博士はこの曲を作曲し、2009年のバーニングライフで演奏した。翌2010年、熊木がバーニングライフに戻って来た時、ステージ担当のリーダーは彼のことを「平和の歌を歌ったやつ」として覚えてくれていた。かくしてバーニングライフ(バーン2)は熊木にとってもう一つの故郷となったのである。」

何故クリスマスの時期にこんなことをするかね! と
この時僕が覚えた怒りと悲しみは、もう震えが止まらないくらいで
そして一気に歌詞を書き上げたのです。
2009年の1月11日にガザ空爆に対する抗議として
急遽ゲリラライブを敢行しています。
この時は、反戦の歌ということもあったのかもしれませんが、
何と、アコギでコード付けだけをしたバージョンで歌いました。
ボブ・ディランとか意識したのかもしれませんね。
音源が残っていないので残念ですが、
確か座って当時あったギブソンの SIM でもらったギターを
弾いていたのを覚えています。
で、ギターも歌も下手だし、その後ちゃんとしたアレンジをして
現在のシンセのソロが入ったバージョンになるのです。


で、僕が初めてバーニングライフに参加した 2007年は
ミャンマーとかダルフールへの支援を呼び掛ける方々がいて
2009年のこの時は、自分もそういう一人でありたいと
この「コール・フォー・ピース」をライブで歌ったわけなんです。
で、2009年と言えば、僕が YMB の皆さんと出会って
能楽堂のようなキャンプを運営していた年ですね。
この時はその能楽堂の周りに60人くらいの観客がいたりして
大変注目されたキャンプとなりました。

んで、翌2010年、当時はまだ個人のキャンプでイベントを行うのは
御法度的なところがあって、イベント担当のマネジャーに
自分たちのキャンプでイベントをやれるように交渉していたら、
「あ、もしかしてあんた、去年平和の歌を歌ってた人だな?」
と言うじゃないですか。そうだ、と答えると、
「わかった、ああいうイベントならいい。但し時間を決めてな。」
と、自分たちのキャンプでイベントをやるのを許可してくれたのです。

僕としては許可してくれたことは勿論ですが
(許可してもらえないと winds さんに怒られる。。。)、
1年も前に歌った曲を覚えてくれてたことが嬉しかった。
なので、この曲は僕にとってはバーニングライフ、Burn2 に
纏わる曲なのです。
今回のアルバムにこの曲を入れたのにはこんな経緯があるのです。

あれから16年が経ちましたが、
この地域の戦争はなかなか終わりません。
イスラエルとレバノンのヒズボラは停戦したようですが、
今もイスラエルはガザ地区に空爆を行い、
大統領が逃げ出したシリアにも攻撃を加えています。
一日も早くこの地域に平和が訪れてほしいと願います。
その意味では、この曲は16年前の曲ではなく
今を歌っている、今の僕の叫びでもあるのです。

One day in a holiday season
A man was killed for some reason
And the war has begun
Revenge on revenge profits for none
At this very moment
Women and children are crying
At this very moment
Soldiers and citizens are dying
Oh, no!

Let's cry out
Cry out for peace
Let's stand up
Stand up for peace
The way out we should seek
Together let love speak
And all the fires cease

Where is a fear, there comes a fire
And the fire grows, makes all expire
Now we can see it clear
Only love and peace can conquer the fear
At this very moment
There are children in hunger
At this very moment
There are citizens in anger
Yeah, it's time!

Let's cry out
Cry out for peace
Let's stand up
Stand up for peace
The way out we should seek
Together let love speak
And all the fires cease

Let's cry out
Cry out for peace
Let's stand up
Stand up for peace
The way out we should seek
Together let love speak
And all the fires cease

そんな「コール・フォー・ピース」が収められた
ニュー・アルバムの試聴と詳細情報は下のリンクからどうぞ。
サブスクで聴くだけでなく、ダウンロード販売をご購入頂けると
大変喜んでまた頑張っちゃいますので、
下に記載の過去リリースも含めてどうぞよろしくお願いします!

■熊木博士『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』
 241015a

<収録曲>

1. ハッピー・バースデー・セカンド・ライフ  (SL17B, 2020)
2. クリスタル世界への旅立ち (SL15B, 2018)
3. JMJ -「軌跡」のビートにのせて- (Burnal Equinox 2015)
4. あ・い (Burnal Equinox 2015)
5. トラベリング - 未知の世界へ - (Burn2 2017)
6. タイム・オブ・シェアリング (Burning Life 2008)
7. レオナルド・ダンス (Burn2 2016)
8. ボクラハロボット (SL11B, 2014)
9. ワールド・ニュース (Burning Life 2009)
10. コール・フォー・ピース (Burning Life 2009)
11. シー・ユー・オンライン (Burnal Equinox 2020)
12. レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム (Burn2 2015)
13. みんなつながっている (Burnal Equinox 2015)

詳しい情報とご購入はこちらになります。


過去にリリースされた作品もどうぞよろしくお願いします!

・1作目『Songs from a Virtual World』(2021)
・2作目『Sound Cruise in the Metaverse』(2022)
・3作目『Orchestral Maneuvres in Second Life』(2023)

2024年12月16日月曜日

【イベント】 今年も大晦日は YMB の第九で!

そうなんですよ。
もう年末、クリスマスと大晦日が目の前です。
というわけで、今年も年末恒例の YMBによる第九の演奏で
新しい年2025年に向けたカウントダウンを行う予定です。
是非カレンダーに印を付けて、お友だちと一緒にいらして下さい。
ステージの上でオケの楽器を演奏したい!
という方も大歓迎ですので、そんなかたはあおいちゃんか僕宛に
ご連絡頂けたらと思います。
年の瀬の一番お忙しい時かもしれませんが、
みんなで楽しいひとときを共に過ごせればと思いますので、
どうぞよろしくお願いします!

■ベートーヴェン「第九」演奏会&カウントダウンコンサート
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・日時:2024年12月31日(火)23:30〜24:15
・会場:YMB ウィンターステージ

2024年12月12日木曜日

【新作】 ニュー・アルバム『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』全曲解説〜その9・「ワールド・ニュース」

 僕の4枚目のアルバム『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』
8曲目に続いて9曲目も僕がボーカルをとっている曲
「ワールド・ニュース」です。
この曲は僕がまだ SL を始める前、2006年頃に
RL でのミュージシャン・ネームであるタンゴ黒猫名義で
発表したものなんです。
SL では世界の人たちと繋がって、よりよい社会環境づくりとか
平和な社会の実現に貢献できればと思って始めたこともあって、
この曲は僕のライブでの演奏回数は多い方かもです。
配信会社に提出した説明文は次の通りです。

「この曲は元々熊木博士がセカンドライフに登録する前に作曲されたものだが、よりよい世界、よりよい未来を願う歌として「コール・フォー・ピース」と合わせて歌われて来た。バーニングライフ(またはバーン2)での初演は2009年のバーニングライフでだと思われる。収録されているのは2022年に熊木が新しくアレンジし直したバージョンである。」

そうそう。初期のバージョンのイントロとエンディングの部分は
アナログシンセの4度積のコードでシンセ・ポップ風だったけど、
やっぱり「ワールド・ニュース」というからには
ロンドンを意識して、格調高いオーケストラでやろうと
2022年のミニセカか何かの時にアレンジし直したのです。
今回アルバムに収録したのはこのバージョンになります。


ところでこの曲もずっと1番までしか歌詞が書けていなかったのです。
が、2022年にアレンジし直した時にスラスラと歌詞が出てきた。
1番が戦争を歌っているのに対して、
2番は異常気象とか環境破壊とかを歌っていて
何れも他人事じゃないよね、この事態を変えられるのは
僕ら一人一人の行動だよね、という内容になっています。

Watching the world news
See every kind of abuse
Going on our planet now
We should stop it anyhow

Can’t you hear all those children crying
Can’t you hear all those women crying
Not just a foreign affair
Somehow I can’t but care

How can we be happy
Knowing someone else is so unhappy
Who’ll make this world where everybody
Can live happy into eternity
Must be me and you

Watching the world news
No need to wonder which way to choose
Natural disasters are signaling
We should act now, do anything

Can’t you see all those mountains burning
Can’t you see all those villages sinking
Not just a foreign affair
Somehow I can’t but stare

How can we be happy
Knowing this planet is aching so badly
Who’ll make this world where everybody
Can live happy into eternity
Must be me and you

Can’t you hear all those children crying
Can’t you hear all those women crying
Not just a foreign affair
Somehow I can’t but care

How can we be happy
Knowing someone else is so unhappy
Who’ll make this world where everybody
Can live happy into eternity
Must be me and you

Watching the world news...

ホント、2024年も信じられないことがいろいろありました。
新しい年はきっともっと明るい一年になってほしいものです。
クリスマスは平和や愛を考えるよい機会です。
みんなの願いが早く現実のものとなりますように。

さて、そんな「ワールド・ニュース」が収められた
ニュー・アルバムの試聴と詳細情報は下のリンクからどうぞ。
サブスクで聴くだけでなく、ダウンロード販売をご購入頂けると
大変喜んでまた頑張っちゃいますので、
下に記載の過去リリースも含めてどうぞよろしくお願いします!

■熊木博士『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』
 241015a

<収録曲>

1. ハッピー・バースデー・セカンド・ライフ  (SL17B, 2020)
2. クリスタル世界への旅立ち (SL15B, 2018)
3. JMJ -「軌跡」のビートにのせて- (Burnal Equinox 2015)
4. あ・い (Burnal Equinox 2015)
5. トラベリング - 未知の世界へ - (Burn2 2017)
6. タイム・オブ・シェアリング (Burning Life 2008)
7. レオナルド・ダンス (Burn2 2016)
8. ボクラハロボット (SL11B, 2014)
9. ワールド・ニュース (Burning Life 2009)
10. コール・フォー・ピース (Burning Life 2009)
11. シー・ユー・オンライン (Burnal Equinox 2020)
12. レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム (Burn2 2015)
13. みんなつながっている (Burnal Equinox 2015)

詳しい情報とご購入はこちらになります。


過去にリリースされた作品もどうぞよろしくお願いします!

・1作目『Songs from a Virtual World』(2021)
・2作目『Sound Cruise in the Metaverse』(2022)
・3作目『Orchestral Maneuvres in Second Life』(2023)

2024年12月11日水曜日

【新作】 ニュー・アルバム『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』全曲解説〜その8・「ボクラハロボット」

 僕の4枚目のアルバム『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』
「レオナルド・ダンス」に続く8曲目は「ボクラハロボット」です。
これは SL11B に合わせて作った曲で、
この時リンデンからロボットのアバターが配られたので、
みんなでロボットになろうぜ! というノリで作ったものです。
配信会社に提出した説明はこんな感じです。

「SL11B は2014年に「未来の帝国は心の帝国」のテーマで開催されたが、その際、ロボットのアバターが公式に配布され、自分自身のアバターに装着することで誰でもロボットになることができた。熊木博士はこの曲を作って会場に向かって「みんなロボットになろう」と歌で呼び掛けた。」

確かこの時はそのアバターをヒロコに着せて
SL11B ライブのポスターを作ったのでした。w


SL11B のために作ったので、 "SLB" という言葉が
歌詞に入っているわけですが、
この曲、AI とかが盛り上がって来ている昨今
もっと一般的な歌詞にしようと思って
新しい歌詞を付けてその後のイベントで何度か演奏してます。
が、今回はテーマが SLB と Burn2 ということで、
再び歌詞を SLB バージョンに戻しつつ
あとで付けた歌詞も2番で歌うというアレンジをしています。
コール&レスポンスも入ってますし、
今回の録音がこの曲の決定版という位置付けです。

Attach it to your avatar
Celebrate the SLB
It's time to be a star
More than human we can be

Let's be robots
(WE ARE ROBOTS)
Let's be robots
(WE ARE ROBOTS)
Let's be robots
(WE ARE ROBOTS)
Let's be robots
(WE ARE ROBOTS)

Attach it to your avatar
You know there is nothing to fear
Your eyes can see and go so far
Your brain is working fast and clear

Let's be robots
(WE ARE ROBOTS)
Let's be robots
(WE ARE ROBOTS)
Let's be robots
(WE ARE ROBOTS)
Let's be robots
(WE ARE ROBOTS)

あ、そうそう。
SL11B では僕が歌ったものの、
その後はヒロコに歌わせていましたが、
今回再び僕がボーカルをとってます。
お恥ずかしい!

さて、そんな「ボクラハロボット」が収められた
ニュー・アルバムの試聴と詳細情報は下のリンクからどうぞ。
サブスクで聴くだけでなく、ダウンロード販売をご購入頂けると
大変喜んでまた頑張っちゃいますので、
下に記載の過去リリースも含めてどうぞよろしくお願いします!

■熊木博士『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』
 241015a

<収録曲>

1. ハッピー・バースデー・セカンド・ライフ  (SL17B, 2020)
2. クリスタル世界への旅立ち (SL15B, 2018)
3. JMJ -「軌跡」のビートにのせて- (Burnal Equinox 2015)
4. あ・い (Burnal Equinox 2015)
5. トラベリング - 未知の世界へ - (Burn2 2017)
6. タイム・オブ・シェアリング (Burning Life 2008)
7. レオナルド・ダンス (Burn2 2016)
8. ボクラハロボット (SL11B, 2014)
9. ワールド・ニュース (Burning Life 2009)
10. コール・フォー・ピース (Burning Life 2009)
11. シー・ユー・オンライン (Burnal Equinox 2020)
12. レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム (Burn2 2015)
13. みんなつながっている (Burnal Equinox 2015)

詳しい情報とご購入はこちらになります。


過去にリリースされた作品もどうぞよろしくお願いします!

・1作目『Songs from a Virtual World』(2021)
・2作目『Sound Cruise in the Metaverse』(2022)
・3作目『Orchestral Maneuvres in Second Life』(2023)

2024年12月10日火曜日

【新作】 ニュー・アルバム『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』全曲解説〜その7・「レオナルド・ダンス」

 ニュー・アルバム『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』の
全曲解説、7回目の今回は「レオナルド・ダンス」です。
1曲目は「ハッピー・バースデー・セカンドライフ」という
ヒロコの歌もので始まったわけですが、
2曲目以降は「クリスタル世界への旅立ち」から
6曲目の「タイム・オブ・シェアリング」まで
インストものが続いていました。
ここまで約30分で、SL のライブではちょうど前半が終わったところ、
そしてこの7曲目の「レオナルド・ダンス」からは
再び歌ものが続くことになるわけです。


この曲について、配信会社に送った説明は次の通り。

「この曲は2016年のバーン2のテーマ「ダ・ヴィンチの工房」に合わせて作曲したもの。もしダ・ヴィンチが現代に生きていたら、こういうシンセサイザの電子的な響きのするポップな曲に合わせて踊るかも?」

うんうん、これは僕の曲の中でもシンセ・ポップっぽいできで
自分自身でも気に入ってます。
元々歌ものはポップでなきゃ、というのはあるんですが、
前にも書いた OMD とか、日本だとハルメンズとか
ポップとテクノとパンクが一緒になったような
80年代のそういう音、好きなんですよね。

で、この曲は、何かのコメントでリョウさんが
「いいですね」と書いて下さったので嬉しかったですね。
やっぱり同じ音楽仲間からそう言ってもらえるのが
なにより嬉しいですよ。w

なんですが、この曲、実は Burn2 のステージでは
1回目は歌なし、2回目はヒロコの歌ありでしたが
2番は1番と同じ歌詞だったんですね。
それを今回、リリースに向けて2番の歌詞も追加しました。
全体としては、みんなとおんなじ、フツーってのはイヤ、
なんかとんでもなく変わった経験したい! っていう内容かな。
いや、ダ・ヴィンチって天才ということになってますけど
かなり奇抜でヘンな人だったと思うんですよね。
だけどどういうヘンな人が歴史を作って来たし、
科学を発展させて来たんではないかと。
そういう意味で、フツーじゃない、ヘンな人万歳! って歌かな。

Mom and dad told me to be
More usual, like others ‘round me
But I don't like usualness
I wanna make a difference

Everyday feels all the same
Nothing seem to change, oh what a shame
I wanna more adventures
And a inspiring' future

Once there was a man who showed us we can
Yes, we can achieve anything
Beyond the limit of a human being

Leonardo, won't you dance for me
With your instruments, amazing fantastic things
Leonardo, won't you show it to me
A brave new world, future they all bring

Life would be easier if we
Had machines and tools that can free
Us from the mundane chores
We could use our time much more

Yes, I’m always dreaming
Of a future more exciting
Beyond the stars, under the sea
The unknown world I wanna see

Once there was a man who showed us we can
Yes, we can achieve anything
Beyond the limit of a human being

Leonardo, won't you dance for me
With your instruments, amazing fantastic things
Leonardo, won't you show it to me
A brave new world, future they all bring

Leonardo, won't you dance for me
With your instruments, amazing fantastic things
Leonardo, won't you show it to me
A brave new world, future they all bring

そんな「レオナルド・ダンス」が収められた
ニュー・アルバムの試聴と詳細情報は下のリンクからどうぞ。
サブスクで聴くだけでなく、ダウンロード販売をご購入頂けると
大変喜んでまた頑張っちゃいますので、
下に記載の過去リリースも含めてどうぞよろしくお願いします!

■熊木博士『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』
 241015a

<収録曲>

1. ハッピー・バースデー・セカンド・ライフ  (SL17B, 2020)
2. クリスタル世界への旅立ち (SL15B, 2018)
3. JMJ -「軌跡」のビートにのせて- (Burnal Equinox 2015)
4. あ・い (Burnal Equinox 2015)
5. トラベリング - 未知の世界へ - (Burn2 2017)
6. タイム・オブ・シェアリング (Burning Life 2008)
7. レオナルド・ダンス (Burn2 2016)
8. ボクラハロボット (SL11B, 2014)
9. ワールド・ニュース (Burning Life 2009)
10. コール・フォー・ピース (Burning Life 2009)
11. シー・ユー・オンライン (Burnal Equinox 2020)
12. レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム (Burn2 2015)
13. みんなつながっている (Burnal Equinox 2015)

詳しい情報とご購入はこちらになります。


過去にリリースされた作品もどうぞよろしくお願いします!

・1作目『Songs from a Virtual World』(2021)
・2作目『Sound Cruise in the Metaverse』(2022)
・3作目『Orchestral Maneuvres in Second Life』(2023)

2024年12月9日月曜日

【新作】 ニュー・アルバム『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』全曲解説〜その6・「タイム・オブ・シェアリング」

 随分間が空きました。
今年の10月27日にリリースしたニューアルバム
『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』の全曲解説の続きです。
今回は6曲目の「タイム・オブ・シェアリング」です。

この曲は僕のライブでも殆どやったことのない曲なので
ご存じない方は多いことと思います。
それもそのはず、この曲は僕が2008年に初めて
当時の Burning Life に参加した時に、
僕のキャンプで行うイベントのプロモーションビデオとして
作られたものだからなんです。
尺が10分なのも、当時僕の YouTube アカウントでは
アップロード出来る動画の尺が10分までだったことによります。w

この動画は YouTube だけでなく、キャンプでも放映して、
更に当時の僕のソラマメのページでも流してましたので、
当時の日記を見ると、2008年の10月2日に再生回数905回を
記録したとありますから、結構みんな観てくれたんですね!


当時、いろんな DJ さんの方々との出会いがあって
その影響もあって、それまであまりやって来なかった
ダンス・ミュージックに関心があって、
特にドラムンとか面白いねぇ、とか思っていたので
そうした試みが垣間見える曲だと思います。

因みに、僕のキャンプは、キャンプにポストがあって
そこに皆さんから世界に向けたメッセージを投函すると
そのメッセージが会場の巨大ディスプレイに映し出され、
そのメッセージを僕が即興で音楽にしていくという
なかなか野心的なものでした。
そうそう、投函されたメッセージは僕のソラマメのページにも
次々に表示されるようになっていましたね。
一人一人の胸の裡にある、普遍的な価値や願いを
世界中の人たちと共有しようという、そういうイベントとでした。
そこで「タイム・オブ・シェアリング」なのです。

Burning Life のイベント終了と共にこの動画は非公開にしましたが、
今回、ニューアルバムの1曲としてリリースするに当たり、
上にある通り一時的に再公開しています。
初期のヒロシの音や考えが垣間見える動画だと思いますので、
アルバムと合わせて是非お楽しみ頂ければと思います。

そんな「トラベリング - 未知の世界へ -」が収められた
ニュー・アルバムの試聴と詳細情報は下のリンクからどうぞ。
サブスクで聴くだけでなく、ダウンロード販売をご購入頂けると
大変喜んでまた頑張っちゃいますので、
下に記載の過去リリースも含めてどうぞよろしくお願いします!

■熊木博士『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』
 241015a

<収録曲>

1. ハッピー・バースデー・セカンド・ライフ  (SL17B, 2020)
2. クリスタル世界への旅立ち (SL15B, 2018)
3. JMJ -「軌跡」のビートにのせて- (Burnal Equinox 2015)
4. あ・い (Burnal Equinox 2015)
5. トラベリング - 未知の世界へ - (Burn2 2017)
6. タイム・オブ・シェアリング (Burning Life 2008)
7. レオナルド・ダンス (Burn2 2016)
8. ボクラハロボット (SL11B, 2014)
9. ワールド・ニュース (Burning Life 2009)
10. コール・フォー・ピース (Burning Life 2009)
11. シー・ユー・オンライン (Burnal Equinox 2020)
12. レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム (Burn2 2015)
13. みんなつながっている (Burnal Equinox 2015)

詳しい情報とご購入はこちらになります。


過去にリリースされた作品もどうぞよろしくお願いします!

・1作目『Songs from a Virtual World』(2021)
・2作目『Sound Cruise in the Metaverse』(2022)
・3作目『Orchestral Maneuvres in Second Life』(2023)

2024年12月8日日曜日

【技術情報】 今更ですが、PBR って何?〜その4・リフレクション・プローブの使い方

「PBR って何?」という自分自身の疑問から始まったこのシリーズ、
漸く「リフレクション・プローブ」に辿り着きました。
本当は自分自身はあまり PBR マテリアルなんて
扱えそうにないので、個人的にはこのリフレクション・プローブが
面白いな、と思ってこれを中心に記事を書く予定だったのですが、
やっぱり変わった点について一通り書かないとと思ったら
これが一番最後になってしまいました。w

"Reflection Probe" という英語はわかりづらいです。
"Reflection" は「反射」で、"Probe" は「探査、探査機」のことで
直訳すると「反射探査」ってさっぱり意味がわかりません。www
ここでの「探査」とは、プログラムが自分の周りに
どのようなオブジェクトがどの位置にあるかを確認して
その風景を中に配置されたオブジェクトの反射に利用する
ということのようです。

早速やってみましょう。
次の写真に2つの球体が写っていますが、奥の方が PBR
手前の方が Blinn-Phong のマテリアルのものです。
そう、リフレクション・プローブは、PBR だけでなく
従来の Blinn-Phong にも使えるというところがいいですね!

241208a

これ、PBR マテリアルの方は、「Texture」タブの
「Alpha」のモードが「Blend」になっています。
こうするとオブジェクトの表面にプローブが読み込んだ景色が
映り込むようになります。
1回目でも書きましたが、リフレクション・プローブには
自分が自由に設定できる「マニュアル」と
リンデンが SIM ごとに設定している変更不可の「デフォルト」があり、
ここではデフォルトの空が映り込んでいます。
室内なのに空が映り込むってヘンですよね?
そこで自分専用のマニュアルのプローブを作ることになります。

上の写真にあるように、まず木箱でも球体でも
何か適当にオブジェクトをレズします。
そして「特徴」タブの下の方にある
"Reflection Probe" にチェックを入れて、このオブジェクトを
リフレクション・プローブに変換します。
すると次のような警告が出ることがあります。

241208b

これは「オブジェクトをリフレクション・プローブに
しようとしていますが、本当に大丈夫ですか?」という確認です。
なので黙って「OK」します。

すると最初の写真にあるように、オブジェクトは透明になります。
そして、リフレクション・プローブのの形を
「立方体」にするか、「球体」にするかを選べるようになります。
通常は、広い空間にリフレクション・プローブを設定する場合には
「球体」の方を選び、
部屋のような四角い空間に設定する場合は「立方体」を選びます。
今は部屋に設定したいので「立方体」の方を選んでいます。
そして下にある "Dynamic" は、反射する風景に
アバターを映り込ませたいかどうかで、チェックを入れると
アバターが映り込むようになります。

241208c

さてここからリフレクション・プローブの大きさを
修正していくことになるわけですが、編集を始める前に、
「一般」タブで自分にわかりやすい名前に変更しておくことを
お勧めします。
というのは、オブジェクトをリフレクション・プローブに
変換した時に透明なファントムになってしまったわけですが、
実はこれ、一度編集を終えてあとで修正しようと思ったり
或いはリフレクション・プローブを削除しようと思った時、
透明なものを表示させてもリフレクション・プローブだけは
選択できないのです。
そこで僕の場合は、Firestorm の「エリアサーチ」の機能を使って
リフレクション・プローブを検索結果から選択しています。
併せて、画面右上の "Select Reflection Probes" のオプションにも
チェックが入っていることを確認しておいて下さい。

241208d

チェックが入っているとリフレクション・プローブは
黄色い枠で表示されます。
この枠を確認しながら、今回のような部屋の場合は写真のように
部屋を取り囲む大きさにまで引き延ばすことになります。

これでマニュアルのリフレクション・プローブが設置できたはず、
なのですが、相変わらず2つの球体には空が映っていました。
あれれ? と思って気づきました。
マニュアルのプローブを使うには「環境設定」が必要なのですね。

241208e

まず、環境設定の「グラフィック」タブで左側にある
"Reflection Coverage" で "None" 以外を選びます。
"Manual only" は自分のリフレクション・プローブを反映、
"Manual & terrain" は自分のプローブ+地面が映り込む、
"Full scene" は環境にあるものを全部映り込ませるようですが、
これは使ったことないのでどうなるのかわかっていません。

241208f

次に、"Reflection Detail" で "Static Only"、"Static & Dynamic"、
"Realtime" の何れかを選択します。
"Static Only" は動かない静物だけが映り込むもの
"Static & Dynamic" はそこにアバターも映り込むもので、
これはある一定の間隔で更新されるようです。
となれば "Realtime" は勿論、リアルタイムで更新するもので、
1フレーム毎に更新ということですので、
これを使うとリアルにはなるでしょうが、
PC はメチャメチャ重くなると思います。(やったことない)

241208g

こうして環境設定を変更したら無事に部屋の様子が反射しています。
"Dynamic" にしてみましたので、
自分がオブジェクトを選択している姿が写り込んでますね。w
これでリフレクション・プローブが使えるようになるわけです。

この他にも PBR 機能としては、PBR Sky, PBR Terrain といった
空や地面の様子も物理的に正しく調整できるようですが、
調整が難しいのと PBR 以前に戻せなかったりするようなので
僕はビビって試していません。w
なので、この PBR マテリアルのシリーズは
一旦これで終わりにしたいと思います。
4回にわたる長い話にお付き合いありがとうございました。

2024年12月1日日曜日

【技術情報】 今更ですが、PBR って何?〜その3・PBR マテリアルの使い方

さて、今回いよいよ PBR マテリアルの使い方について
話をしていくことになるわけですが、
PBR、つまり「物理的に正しく」 SL の世界を表現するに伴って
環境設定の「グラフィック」タブのところが大きく変わっています。
これまではあくまでも「擬似的に」グラフィックを調整していた
ということなのでしょうか。
次は PBR 以前の Firestorm ビューワの環境設定画面です。

241201a

まずはこの「一般」タブからは次のオプションが消えています。

・バンプマッピングと光沢
・近くの光
・環境(大気)シェーダー
・高度な照明モデル
・水の反射
・アバターの布

そして次のような画面に置き換わっています。

241201b

即ち、次のオプションが追加になっています。

・Screen Space Reflections(画面範囲の反射)
・Mirrors(鏡)
・Reflection Detail(反射詳細)
・Reflection Coverage(反射の範囲)
・Mirror Resolution(鏡の精度)
・Mirror Update Rate(鏡の更新頻度)
・Exposure(露出)

また、「ハードウエア設定」タブも以前は次のようでした。

241201c

ここから

・ガンマ
・テクスチャメモリ
・フォグの距離比率

がなくなって次のようなシンプルな画面になっています。

241201d

これらの設定については、実際に PBR 材質や
Reflection Probe を使っていく時に設定することになると思います。

さて、本題の PBR マテリアルの使い方に入ります。
まずは専用の glTF ファイルを用意しないといけませんが、
僕はコンピュータグラフィックは全くやっていないので、
ここは次に示すクロノス社のサンプル・アセットのページにある
サンプルを使わせて頂くことに致します。


この中から、シンプルなティーカップを選んでみました。
元ネタは次の Polyhaven のアセットになります。


ここで Blender などで作業したフリをして、
glTF ファイルを書き出すわけですが、
次のようにバイナリ形式でも書き出すことができます。

241201e

glTF の方のフォルダを開くと、次の通り
いろんな種類の複数のファイルが入っています。

241201f

片や、バイナリー形式の方のフォルダを開くと
拡張子 ".glb" のファイルが1個だけです。

241201g

SL にアップロードするには1個だけの方が簡単そうです。
「制作」メニューの「アップロード」から「Material...」を選択。

241201h

".glb" のファイルを選択すると 
"Material selection" というダイアログが開き、
プルダウンをクリックすると ".glb" のファイルに含まれる
どのマテリアルをアップロードするか指定することになります。
ここは "Bulk Upload All" 即ち、「全部」を選択します。

241201i

すると支払いの通知が表示され、「インベントリ」に追加されますが、
今回新しく導入された "Materials" というフォルダに入ります。
「テクスチャ」ではありませんので要注意です。

241201j

この PBR マテリアルのオブジェクトへの適用は簡単です。
作業したメッシュオブジェクトをレズして
"Materials" フォルダの該当の PBR マテリアルを
そこにドラッグ&ドロップするだけです。

241201k

一瞬で Blender などで作業した時の状態にマッピングされます。

241201l

勿論、マッピングが気に入らない場合はこれまで通り
制作ツールの「Texture」の画面で修正できます。
が、PBR 用の画面は当然ですが Blinn-Phong 用とは異なります。

241201m

マップは次の5種類があります。

・Material
・Base Color
・Normal
・Emissive
・(O)RM

"Material" は PBR マテリアルを選択するもので、
選択し直すと当然その他の4つのマップも入れ替わります。
"Base Color" と "Normal" は Blinn-Phong と同じと考えてよいです。

"Emissive" は日本語では「発光」と言っているようで、
文字通りランプなどの光を発するものの設定を RGB で行うようです。
白いマップを設定すると従来の "Fullbright" を設定した時と
同じ効果が得られるとのこと。
この例では、ティーカップは発光するものではないので
Emissive マップは使われていません。

"(O)RM" は、Occlusion, Roughness, Metalness の頭文字で
これらをやはり RGB 値で設定するもののようです。
Occlusion はオクルージョンの適用度合いを RGB で表現、
<1, 1, 1> が適用なし、<0, 0, 0> がフルに適用となります。
"Roughness" は材質のザラザラ感、ツルツル感を
0.0〜1.0 の値で表すわけですが、
0.0 にするとツルツルで鏡のような状態になります。
ものを反射させたい場合はこの値を下げることになります。
"Metalness" は「金属質の度合い」を表すもので、
1.0 が金属、0.0 が非金属ということになります。
"(O)RM" マップはこれらが設定されているものになりますが、
"Roughness" や "Metalness" は制作ツールの中でも
調整できるようになっています。

尚、インベントリの "Materials" フォルダにあるファイルを
ダブルクリックで開くと次のような画面が開きます。
ここでも調整を行うことが可能です。

241201n

制作ツールに戻ると "Roughness" の下に
"Save" というボタンがありますが、これは調整した結果を
"Materials" フォルダ配下のファイルに反映するためのものです。
調整した結果に新しく名前をつけて別名で保存することが可能です。

PBR マテリアルの使い方はざっとこんな感じです。
本当は Reflection Probe まで行こうと思っていましたが、
十分長くなりましたので、これについてはまた次回のお楽しみで!