2023年12月31日日曜日

【ライブ】 今日は大晦日!〜この1年の感謝をこめて23:30より「第九」でカウントダウンします!

あっと言う間に2023年も大晦日になりましたよ!
年のはじめにやろうとしていたことはできたのかどうか……。
まぁ、毎年同じことの繰り返しのようではありながら、
今年はいくつか新しいこともできたかな。
それもこれもいろんな形で支えて下さってる皆さんのおかげです。
いつもありがとうございます。

というわけで、この1年間の感謝の気持ちをこめて、
今晩23:30より年末恒例、YMB の第九演奏会を行います。
第九の第四楽章の最後、「ズダダダダン!」の「ダン!」が
新年の0時0分0秒に皆さんの耳に届くように指揮するのですが、
そもそも僕のスタジオから音を送り出して SL のサーバに届くまでに
ラグがあるのに加えて、ステージ上の演奏メンバー含めて
聴く人のネットワーク環境やら PC の性能でも
聞こえてくるタイミングが異なるのが SL の世界。
なので毎年ちょっと早かったりちょっと遅かったり、
さて今年はどうなりますやら、
その辺りも楽しみに遊びに来て下さい。^^

年が明けたところで例によって「蛍の光」を演奏したあと、
今年は景気のいい日本の曲をやろうと考えています。
最近は政治も経済も国際社会も、そして日本国内の社会も
ネガティブなニュースが多いように感じられる日本ですが、
2024年はもっと明るい、僕ら一人一人が元気に暮らせるような
そんな年になればと願ってのことです。

年末の、きっと一年で一番忙しい時だとは思いますが、
SL にインできる方は是非現地で、そしてインできない方は
邪払さんが中継して下さるそうなのでYouTube にて
是非一緒に音楽の調べで2023年を送り、2024年を迎えましょう。
会場でお待ちしています!

■ベートーヴェン「第九」演奏会&カウントダウンコンサート
231217a

・日時:2023年12月31日(日)23:30〜24:15
・会場:YMB ウィンターステージ
・曲目:
    ベートーヴェン『交響曲第九番』第4楽章
    スコットランド民謡「蛍の光」 ほか

2023年12月28日木曜日

【新作】ヒロシのデビュー曲とも言うべき「ONE」をシングルでリリースしました!

はい、前の日記で少し書きました。
本来ニューアルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』に
入れてよかったはずの曲、つまり僕の SL デビューの曲の一つで
SL で始めてオケの音を響かせた曲である
「ONE」のインストバージョンが、YMB の第九コンサートと同じ
12月31日(日)、2023年も押し詰まったこのタイミングで
シングルとして発売されることになりました! イェ〜〜〜〜イ!

そう、本来ニューアルバムに入れてもよかったはずの曲なので、
ジャケットもアルバムと全く同じにしました。
よくあるでしょ? シングルカットの曲のジャケットが
アルバムとおんなじ、またはそっくりってやつ。
二つ合わせてお買い上げ頂けるとヒロシは大変喜びます。w

というわけで、こちらも是非応援して下さい!m(_ _)m
サブスクで気に入ったら是非ダウンロード販売で買って下さい!
特に 2007 年、初めてこの曲に接して「おお!」と思った
そこのあなた! 是非是非よろしくお願いします!

■ONE(インストルメンタル・バージョン)
231228a

・リリース情報

2023年12月24日日曜日

【新作】 ニュー・アルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』全曲解説〜最終回・「流れよわが涙、と警官は言った」

今年の10月27日にニューアルバムをリリースして
それからその全曲解説を綴って来たのですが、
11月16日に8曲目、つまりあと1曲残すところまで来て、
それ以降ぱったりっと日記の更新が止まってしまいました。
勿論 RL の方で週末を含めて忙しくなってしまったためですが、
漸く落ち着いて来ましたので、ここできっちりと締めておきます。

最後の曲は1曲目と同じ「流れよわが涙、と警官は言った」で、
ダウランドの「流れよわが涙」の歌詞をヒロコが歌っています。
冒頭の曲と最後の曲を同じにすることで
全く別の機会にバラバラに作られた曲たちが一つの円環を成して、
全体で映画のサウンドトラックを構成しているような
そんな感じの配置にしてみたつもりです。
実際の映画でもエンドクレジットでは歌が流れるじゃないですか。

こうして当初の構想通りの形でリリースしたわけですが、
今回はいつも以上に時間が取れなかったのと
1曲を除いて全て録音し直し、ものによっては
オーケストレーションもやり直したので、
リリース予定日が近づくにつれて焦って作業した結果、
大事なことを2つ忘れてしまいましった。

1つは今回インストものとしてリリースしたこともあるのですが、
最後の2曲が歌入りであることを忘れていて、
つまり、この2曲の歌詞を付け忘れたこと。
2つ目は、自分がこれまで SL で発表してきたオケものを
全て集めたつもりでしたが、大事なものを忘れてました。
つまり、僕のデビュー曲でもあり、一時代表曲でもあった
「ONE」ですよ。
この曲、1枚目の『Songs from a Virtual World』に
ヒロコの歌入りで入っていますが、元々は歌のないインストの、
しかもオケものの曲。
だったら今回のアルバムに当然入ってていいものですよね!><

というわけで、まず1点目について、この日記を借りて
最後の2曲の歌詞を以下に掲げておきます。

     *   *   *

Let Love Ring

words & music by Hiroshi Kumaki

Many times we have met crises
Many times we have paid high prices
But when we're in plight
There comes a light
Reminding us of what we are
The new dawn of man rises

Hand in hand we have helped each other
Hand in hand we've got over 'em together
That's how we began
The only thing we can
Now spread the word and act
Of love together

*Ring, ring, ring
Let love ring
All through the world and we sing
A song of love and happiness everlasting

Repeat* 

     *   *   *

Flow, My Tears

music by John Dowland

Flow, my tears, fall from your springs!
Exiled for ever, let me mourn;
Where night’s black bird her sad infamy sings,
There let me live forlorn.

Down vain lights, shine you no more!
No nights are dark enough for those
That in despair their lost fortunes deplore.
Light doth but shame disclose.

     *   *   *

さて、それでは2つ目の方は?
もうアルバムはリリースしてしまったわけですから
今更追加することはできないのですが。。。
何と! この度シングル盤としてリリースすることが決まりました!
これについてはまた改めて書きますね。
まずはアルバムの方、どうぞよろしくお願いします!

■Orchestral Manoeuvres in Second Life
231021a

1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲〜naturalway Flow による Music StarMine のための
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム (2023年リマスター)
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った (feat. Hiroko Sweetwater) [ボーカルバージョン]

定価:アルバム ¥1,528.-/シングル ¥204.-

旧作の情報はこちら。

・1枚目『Songs from a Virtual World』

・2枚目『Sound Cruise in the Metaverse』

2023年12月17日日曜日

【ライブ】 今年もやります!〜年末恒例 YMB の「第九」は大晦日の23:30から!

はい、タイトル通りです。
11月は余りの忙しさにこの日記も11月16日で途切れたまま。
気がついたらもう一月も経っていて、
何と、あと2週間で今年も終わりではないですか!@@
というわけで、2週間後の12月31日(日)、
例年通り YMB によるベートーヴェン「第九」演奏会を
23:30から YMB ウィンターホールで行います。
国民的に一番忙しい時間帯だとは思いますが、
SL にインされている方だけでも一堂に会して
共に行く年を送り、新しい年景気のいい音楽の響きで迎えませんか。
是非是非お友だちにもお知らせして一緒に来て頂けると嬉しいです。
当日会場でお待ちしています!

■ベートーヴェン「第九」演奏会&カウントダウンコンサート
231217a

・日時:2023年12月31日(日)23:30〜24:15
・会場:YMB ウィンターステージ

2023年11月16日木曜日

【新作】 ニュー・アルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』全曲解説〜その8・「レット・ラブ・リング」

2010年、年が明けたばかりの1月12日、マグニチュード7の大地震が
カリブ海にある国、ハイチを襲いました。
人口1千万人のこの国で20万人以上が亡くなるという
大変な被害を出す地震となりました。
同じく地震国である日本に住む僕等も、何とかハイチの人たちの
力になりたいと、2010年の5月3日〜4日にかけて
仲間のミュージシャンや DJ を集めて14時間にわたるイベント
「Ring of Second Life」を開催したのでした。

100217a.jpg

で、わが YMB はやすたかさんと組んで4日の朝9時から11時
「トリ」で出演したのでした!><
その時のために作ったのがこの曲「Let Love Ring」なのです。

勿論、このタイトルは「Let Freedom Ring」という
マーティン・ルーサー・キング Jr. のスピーチを下敷きにしています。
人類は何度も危機に直面して来た、でもその度に
みんなで助け合ってその危機を乗り越えてここまで来たよね、
愛こそが人を危機から救える力だよね、そんな歌です。
世界中のいろんな人たちが助け合う、
そんなイメージを音で表現するのに、YMB のオケと
僕のロックバンドが共演する、そんなアレンジにしたのでしたが、
今回の録音に当たってはミキシングがすごく難しかった。
オケのいろんな楽器の音も、エレキギターやオルガンといった
LM 楽器の音もどれもちゃんと聞こえるようにするのにね。
今僕ができるのはこれが限界かな。^^;

ところでこの歌、明るい希望を与える歌にしたかったので
ハ長調で作ったのですが、何と、自分で歌うのは厳しかった。
そこで自分のライブでやる時は短3度下げて
イ長調で歌っていたのです。
今回のレコーディングに当たっては、ヒロコに歌ってもらうので
自分としては正調であるハ長調に戻そうとしたのです。

ところが!

気づいたのです。出だしのトランペットのフレーズ、
ハ長調で演奏するとトランペットの音域を越えてしまうことが!><
そう、ちょうど長2度越えてしまうのです。
そこで泣く泣く変ロ長調、つまり B♭で録音することにしました。
まぁ、トランペット的には、というか吹奏楽的には
B♭こそが最も基本的な調なわけですし。。。
(ユーフォニアムのアニメで B♭でチューニングするシーンがあり、
 チューニングはAだと思っていたヒロシはぶっ飛びました。w)

しかし、どうも B♭でこの曲を歌うのは
ヒロコにはちょっと低すぎたようです。
そう、オクターブ上げると今度は高すぎるわけで。。。
いつものヒロコとちょっと雰囲気違うでしょ?

というわけで、そんないろんなエピソードのあるこの歌、
たくさん聴いて頂いて、そして気に入ったら是非買って下さい。
どうぞよろしくお願いします。m(_ _)m

■Orchestral Manoeuvres in Second Life
231021a

1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲〜naturalway Flow による Music StarMine のための
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム (2023年リマスター)
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った (feat. Hiroko Sweetwater) [ボーカルバージョン]

定価:アルバム ¥1,528.-/シングル ¥204.-

旧作の情報はこちら。

・1枚目『Songs from a Virtual World』

・2枚目『Sound Cruise in the Metaverse』

2023年11月15日水曜日

【新作】 ニュー・アルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』全曲解説〜その7・「レクイエム」

今回のニューアルバムの7曲目に収められている「レクイエム」は、
実は全9曲の中で最も古いものなのです。
まだセカンドライフに参加する前の2006年8月に
RL のミュージシャン・ネームであるタンゴ黒猫名義で
当時運営していたネット音楽雑誌・月刊「DAICHI-大地-」に
発表したものなのです。


その当時に僕がこの曲に寄せたコメントを転載すると、

「今また中東の情勢が不安定になり、多くの罪もない人たちの命が戦争の犠牲になっています。何故罪もない人たちを巻き込まなければならないのか、テレビに映る子供たちが傷ついたり、死んだりしている様子に胸が痛み、深い悲しみと憤りを覚えてしまいます。どんな事情があれ、何を措いても人の命を最優先に考えるというのは、国や民族、宗教や文化を越えて人間だったら共通のことなのではないでしょうか。折しも今日は8月6日、広島に世界で初めて原爆が落とされた日。多くの命が失われたことの悲しみと、平和への祈りをこめたレクイエムを書いてみました。しかし、ただ悲しんでいるわけにはいきません。二度とこうしたことが起らないようにするために、生き、動いていかなければ——そういう意味でも、この曲はまだ途中なのです。」

当初この曲は入れる予定はなかったのです。
今回のアルバム・リリースに向けた僕のメモには
「流れよわが涙、と警官は言った」は歌の有り無しで重複があるので
全7曲と書かれています。
このアルバム全体の説明に全7曲とあるのはそのためです。
が、折しもリリースの作業を行っているタイミングで
ハマスによるイスラエルへのテロ攻撃、
続くイスラエルによるガザ地区に対する攻撃が始まりました。
この出来事に僕はとても心を痛めました。
どちらが良いとか悪いとかそういう問題でないところで
多くの罪のない人たち、子供たちが生命を、生活を奪われる、
これは人としてとても耐えられない状況です。
そこで、一日も早くこの状況が終わることを願って、
この曲を今また改めて発表することにしたのです。

冒頭、ハープが「キリエ」のメロディを奏でます。
「主よ、あわれみ給え」というのがキリエのメッセージです。
続けて、荒々しいホルンの響きと共に
ピアノが「怒りの日」のメロディを力強く、低音で奏でます。
「怒りの日」は「死者のためのミサ」、
つまり「レクイエム」に含まれるセクエンツィアという音楽ですが、
最後の審判の日に神の怒りで世界が灰燼に帰すと歌うのです。
そのあと音楽はピタリと止んで静かになり、
静かなストリングスの響きが延々と続きますが、
これは平和を願う僕の祈りの音楽なのです。

このストリングスは E-mu の UltraProteus に入っていた音で
何とも言えぬその響きに魅力を感じてこの音で何か表現したいと
そう考えているところで「レクイエム」に行き着いたのです。
そこで、今回このアルバムに収めるに当たって、
シンセの即興で弾いたこの曲をオーケストラアレンジしようとして
いや、この雰囲気を再現するのはムリ! と判断した次第。
何と言っても、初めてオケに取り組んだ作品なので
いろいろクォリティは低いかもしれないけれど、
SL でもこの録音で披露してきたということもあって、
今回のアルバムでは全曲レコーディングし直している中で、
この曲だけは敢えて 2006 年当時の録音を採用することにしました。
但し、マスタリングだけは今一度やり直したので、
「2023年リマスター」のバージョン記載があります。

そう、この曲は YMB の演奏会でも何度もやったことのある
思い出深い曲です。
是非いっぱい聴いて頂いて、イイ! と思われたら
是非シングルでもアルバムでもご購入頂けると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします!

■Orchestral Manoeuvres in Second Life
231021a

1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲〜naturalway Flow による Music StarMine のための
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム (2023年リマスター)
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った (feat. Hiroko Sweetwater) [ボーカルバージョン]

定価:アルバム ¥1,528.-/シングル ¥204.-

旧作の情報はこちら。

・1枚目『Songs from a Virtual World』

・2枚目『Sound Cruise in the Metaverse』

2023年11月14日火曜日

【新作】 ニュー・アルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』全曲解説〜その6・「レイ・ブラッドベリのための音楽」

はい、またまた SF 絡みなのです。
6曲目の「レイ・ブラッドベリのための音楽」は、
2012年に SF 作家・レイ・ブラッドベリ氏の訃報に接して
作曲したものなのです。

いや、作曲したのはもっと前に遡り、2012年に行ったのは
その音を具体化しただけのことなのです。
この曲のメロディはそれよりもっと前、『華氏451度』を読んだ時に
その最終章を読んでいた時に覚えた感覚、
その時に聞こえてきたメロディに具体的な楽器を充てたものなのです。
その感覚というのは、例えて言うならば、
長い夜の闇が明けて、樹々の枝の隙間から光が差してくるような
雲の間から光が差してくるような、
明日への希望に満ちていながらどこか哀しみを覚えずにはいられない
そういう感覚なのです。
そしてそれは『華氏451度』より前に読んだ彼の作品
『火星年代記』の読後感にも通じる感覚なのです。
2012年6月6日、彼の訃報に接した時に聞こえて来たのが
あの時に聞こえて来たそのメロディだったのです。

ここで、その昔 NHK のテレビで O・ヘンリーの朗読番組があって
その番組のテーマ曲を担当されていたのが大好きなゴダイゴの
キーボーディスト・ミッキー吉野さんでした。
曲のタイトルは「A Song for O. Henry」、
ミッキーさんのアルバム『Longway from Home』に
収められています。
作家に対するレスペクトということでこの曲を思い出し、
「Music for Ray Bradbury」というタイトルにしました。
そんなわけでピアノがソロをとっているのは
ミッキーさんへのリスペクトでもあります。

そんな思い入れたっぷりの曲、サブスクで聴いて頂くのは勿論、
シングルでもアルバムでもご購入頂けると大変喜びます。
皆様、どうぞよろしくお願い申し上げまするぅ。m(_ _)m

■Orchestral Manoeuvres in Second Life
231021a

1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲〜naturalway Flow による Music StarMine のための
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム (2023年リマスター)
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った (feat. Hiroko Sweetwater) [ボーカルバージョン]

定価:アルバム ¥1,528.-/シングル ¥204.-

旧作の情報はこちら。

・1枚目『Songs from a Virtual World』

・2枚目『Sound Cruise in the Metaverse』

2023年11月12日日曜日

【RL】 東京楽器博 2023 に行って来ました!

何気なくフランスの楽器メーカー・アートゥリアの
サイトを見ていたわけなんです。
そろそろ「ブラック・フライデー」のセールやってくれないかな、と。
そしたら期せずしてイベント情報が目に入ったのですよ。
何? 東京で? 楽器博ですと?
調べて見たら11月11日(土)〜12日(日)。。。
って、今度の週末じゃないか! と慌ててチェック、
予定を組みました。
以前は楽器フェアというイベントが2年に一度開催されてて
とにかく世界の楽器が集まるので楽しみにしてましたが、
新型コロナの影響で2020年から一般客を迎えての形では開催されず
淋しい思いをしていましたので、名前も違うので何事!?
と思っていたら、今回は何と JSPA、つまりシンセ専門家の集まり
日本シンセサイザープロフェッショナルアーツさんの主催なんです。
んで、理事長の​氏家克典さんの話によると、
こういうのやるんだけど、と声をかけたら、
国内の多数の楽器関連の会社が賛同してくれ
大きなイベントになったのだそうです。

しかも!

会場が北の丸公園の科学技術館ですよ!
実は僕が初めて楽器フェアを訪れた時が科学技術館でしたからね。
氏家さん、来年も既に開催が決定していて、
科学技術館地下のサイエンスホールを使ったイベントを
考えていると仰っていましたが、そうなんですよ、
往年の楽器フェアではこのサイエンスホールで
いろんなイベントが開催された想い出が僕にもあって
こういう楽器のイベントの復活にとてもワクワクしました。

というわけで、以下、レポートです。
楽器フェアではミッキー吉野さんが KORG 関連で
ステージをやって頂いていたので
いつもそのスケジュールに合わせていましたが、
今回はミッキーさんは出演されない模様。
それでは、とスケジュールを吟味して、
11月11日(土)の方に参加することにしました。
あ、そうそう。
写真は一杯撮りましたが、SNS へのアップは禁止ということで、
以下、主に各メーカー・サイトへのリンクでお伝えします。

会場に着いたのは12:30頃でした。
先着500名に記念のトートバッグがもらえると聞いてましたが、
多分、最後の1つだったような気がしますが、
ちゃんともらえましたよ!^^
イベントの案内パンフレットはバッグの中に入ってました。

231112a

231112b

それでバッグを見ると「MIDI 2.0」と「MIDI 40th Anniversary」
の文字が!
そう、忘れもしない 1983 年、Roland の JX-3P と
Sequential Circuits の Prophet 600 がこの MIDI 規格を装備して
発売されたんですよね〜。
そして今新たに MIDI 2.0 なるものが具体化されて来てるわけです。
何と、それを記念したイベントだったのか! と膝を叩くヒロシ。
これについては後ほど詳しく説明します。

会場入るとすぐ目の前にインスタコードのブースです。
これ、ギターを弾けなくても、簡単にギターを楽しめる楽器です。
僕はどちらかというとギターの入力によさそうと思ったので
話を聞いてみたところ、USB と Bluetooth を経由して
DAW に演奏データを書き込むことができそう。
これ、買っちゃうかも?w

更に真っ直ぐ前に進むと右手にモーグのようなモジュラーシンセが!
こちらは REON さんのブースでした。
ずっとシーケンス音が鳴り続けている魅力的なブースでした。

その先進んで右手にあるのはクリムゾン・テクノロジーさんのブース。
Voidol というアプリを出している面白い会社です。
これは、ボーカロイドなどと違って、自分自身の声を
登録されているキャラクターの声に変換するアプリです。
そういう意味では打ち込みが不要で便利そう。
ただ今のところアニメ・ボイスの声が殆どで、担当の方によると
「やはり需要が。。。」とのことでしたが、
今後は「あの人に声」に変換することができるようになる模様。
歌が下手なヒロシとしてはいろいろ期待するところあります。w

で、一番気になっていたのはやはり Roland と KORG なわけですが、
Roland はやっぱり最近発表されたばかりの GAIA 2 が凄い。
これ、パラメータを操作するツマミが全部パネル上にあるので、
演奏しながらリアルタイムでバンバン音を変えていくことができます。
ステップシーケンサーも搭載しているし、
エフェクトもツマミで一発で変更できるし、
実際暫く触っていましたが、多分これ、飽きないです。
時間を忘れていつまでもいじってそうなシンセです。
これ1台で即興演奏のライブやれるな、と思いました。

同じ Roland では Juno-X
これ、また Juno シリーズの焼き直しかぁ、と思ってたら、
とんでもなかったです。
僕が SH-101 に続いて2台目に購入したのが Juno-106。
よく見知ったインターフェイスなので弾き始めたら
おーおー、これは面白い。何か音が分厚いと思ったら、
XV-5080 とかいろんなモデルが入っててレイヤーできるし、
エフェクトも充実してるし、アルペジエーターも付いてる。
これも即興で演奏するのに素晴らしい出来で、
実際、かなり長時間弾きまくってましたよ。
ブラックとゴールドの Jupiter-X 50th Anniversary Model も
出品されてて、これも試奏しましたが、
今回は GAIA 2 と Juno-X がメチャメチャよかった!
Jupiter-X 欲しいと思っていましたが、優先順位変わりました!w

KORG は最初地味な展示に思えました。
フラッグシップモデルの Nautilus とか参考出品でしたから。。。
で、最近発表されたばかりの Keystage も MIDI キーボードなので
イマイチ面白くない。。。
しかし、これには別の意味があったのです。。。
これについては後ほど。

で、フィーチャーされていたのは Pa5X でした。
Professional Arranger というシリーズで、
要するに自動伴奏をしてくれるキーボードです。
この手のは昔から CASIO や YAMAHA から出ていて
ある時期から Roland や KORG も出すようになりましたが、
遊ぶにはいいけれど、ガチな作曲や演奏には使えない、
そう思っていました。
その一方で、KORG には KARMA という素晴らしい伝統があるのです。

甘く見てました。
とんでもないです、この楽器。
氏家さんのデモを見てぶっ飛びました。
デモを一緒に行ったプロデューサーの浅田祐介さんも、
「仕事がなくなる!」「勉強になる!」と絶賛されてました。
この手のキーボードが88鍵で出ることはないのですが、
その88鍵仕様、弾いてみて正直タッチがいいです、音がいいです。
つまり、弾いてみて気持ちのいいキーボードです。
フラッグシップモデルが出品されてないと言いましたが、
実はこれが今の KORG のフラッグシップモデルなのではないかと。

そんな KORG さんのブース、最初に書いたように
何かイマイチだな〜と思ってふらいついていたら
グッズコーナーがありましたので思わず衝動買い。
MS-20 メモ帳です。w KORG と言えばやっぱり MS-20。w

231112c

あとはね、ハモンドスズキが出してる M-Solo もよかった!
これはね、49鍵ながら「あの」ハモンドの音がするわけですよ。
やっぱりこれも延々と遊んでしまいました。
更には Vx, Farf, Ace といった、往年のコンボオルガンを
思い出させるネーミングに切り替えると正にその音が!
Ens にすると「あの」ストリングマシーンの音が!
そして Syn にすると「あの」O社やC社の分厚いシンセの音が!
デモで浅田さん仰ってましたが、
「これ1台でキース・エマーソンになれる!」
うん、そんな感じの素晴らしい楽器です。これも欲しい。w

さて、11日(土)の方を選んだのは、実はこの日の16:40から
「MIDI 2.0 で何が変わるのか?」というセミナーがあったからです。
KORG の Keystage の宣伝と共に MIDI 2.0 というキーワードが
急に浮上して来たわけですが、一体何それ? と思っていたので
このセミナーは外すわけにはいかないと考えたのです。

で、僕が理解したポイントはザックリ言うと、

・通信が双方向になる
・MSB と LSB を同時に送れるようになる
・プロファイルという JSON ベースの情報をやりとりできる
・8ビットから16ビットになるのでベロシティも65,536段階で
 コントロールできるようになる
・コントロールメッセージは32ビットになるので、
 即ち、42.9億のデータ枠を使えるようになる。
・MIDI 1.0 とは互換性がある。

KORG の Keystage はこのうち双方向通信に対応したもので、
Keystage から附属の Wavestate Native を操作すると
Wavestate Native がそれに反応して動くのは当然だけれど、
Wavestate Native の音色名が Keystage に表示されるという
実に素晴らしいデモを行って頂きました。
これまで MIDI は MIDI OUT から出力した情報を
MID IN で受け取る楽器が一方的に反応するだけでしたが、
これからは、楽器が相互にコミュニケーションし合うわけです。
ベロシティや分解能にしてもこれまでよりも
より細かく表現できるようになるわけで、今後の展開が楽しみですね!

というわけで、あまりに濃密な5時間半でしたので
思わず長くなってしまいました。
今日はこの辺で。

2023年11月9日木曜日

【新作】 ニュー・アルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』全曲解説〜その5・「ファウンデーション」

結局 SF 好きなのである。
今回リリースした管弦楽曲集は、何と、9曲中4曲が SF 絡みで、
5曲目の「ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜」もそうだ。
「ファウンデーション」というタイトルからもお分かりの通り、
この曲はアイザック・アシモフの SF 小説、
「ファウンデーション3部作」に音を付けるとしたら、
という、例によって例の如く、仮想サントラなわけです。

「ファウンデーション」は創元推理文庫から出た時のタイトル
「銀河帝国の興亡」の方が有名かもしれない。
というか、僕が初めて知った時はこのタイトルだった。
何とも魅力的なタイトルじゃないですか。
創元推理文庫の出版は1968年で、既に「スター・ウォーズ」を
予感させますよね!
しかし、僕が実際にこのシリーズを通読したのは比較的最近のことで
これとは別に、子供の頃見た SF のテレビシリーズ、
「600万ドルの男」とか「謎の円盤 UFO」とか「スペース1999」、
或いは NHK の少年ドラマシリーズでやってた「地球防衛団」とか、
(この辺り古い!)
或いはもっと近いところでは「ギャラクティカ」とか、
「ドクター・フー」とか「トーチウッド」とか、
こういったドラマのタイトル曲ってカッコいいなぁ、と
前から思っていて、いつかそういう曲を作りたいと
そう考えていたのでした。

んで!

この曲は今から5年前、2018年の Burn2 で
その年の Burn2 はアート・テーマが "I, Robot" だったので、
これはアシモフの SF 小説「われはロボット」のタイトルそのまま、
だったらアシモフの SF を元にした曲を何か作りたいと
それまで温めていた構想を具体的に音にしたのがこの曲なのです。
なのですが、今書いたように、テレビの SF シリーズに
いろいろと影響を受けていたこともあって、
この曲は映画を意識した「流れよわが涙、と警官は言った」とは違い、
テレビシリーズを意識した音作りを試みたつもりです。

出だしのキラキラした音は「スペース1999」の影響かも、
シンセのメロは「地球防衛団」かも、
或いは、トランペットの第2メロは「宇宙大作戦」かも、
といった具合ですが、ところどころ「ピュ〜〜〜ッ」と
オンド・マルトノを意識した音が入るのは勿論、
映画やテレビの音楽の作曲家として大好きな
ヘンリー・マンシーニの「刑事コロンボ」へのオマージュです。
この曲をセカフェスか何かで演奏した時はケルパさんが
「確かに刑事コロンボだ!」とコメントしてましたね。w
そのヘンリー・マンシーニの「刑事コロンボ」、
日本ではこのドラマで初登場だったのでそのタイトルですが、
英語の原題は「Mystery Movie Theme」、
ユニバーサルテレビのミステリー・ドラマの時間枠全体に対する
曲だったので、実際はそのあとの「署長マクミラン」とかも
同じ音楽でしたよね。(警部マクロードは違ったような。。。)

そんないきさつがあって、この曲は副題を「SciFi Movie Theme」
日本語で「SF ドラマのテーマ」というのです。
途中、神秘的なコーラスが入るところは
ハリ・セルダンのホログラムが彼が「霊廟」に現れるところを
そのあとの金管によるフレーズは第二ファウンデーションとの間に
生まれる危機的状況を表していますが、
テーマは細かく刻むリズムに支えられて力強く先へ先へと、
未来へと向かう力を表しています。
この細かいリズム、YMB で第1バイオリンをお願いしていて
RL のオケでもバイオリンを弾いていると思われる結衣さんからは、
「この連続するアップ・ボウは RL では厳しい」とのお言葉。^^;
はい、いつも無理なスコアを書いて申し訳ないですね。
でもカッコいいでしょ?w

というわけで、この曲もいっぱい聴いて頂いて、
気に入ったらシングルでもアルバムでも、
是非ダウンロード販売でお買い求め下さい。
どうぞよろしくお願いします!

■Orchestral Manoeuvres in Second Life
231021a

1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲〜naturalway Flow による Music StarMine のための
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム (2023年リマスター)
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った (feat. Hiroko Sweetwater) [ボーカルバージョン]

定価:アルバム ¥1,528.-/シングル ¥204.-

旧作の情報はこちら。

・1枚目『Songs from a Virtual World』

・2枚目『Sound Cruise in the Metaverse』

2023年11月7日火曜日

【新作】 ニュー・アルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』全曲解説〜その4・「夏の哀しみ」

ニュー・アルバム4曲目の「夏の哀しみ」は、
バロック風な雰囲気を狙ったものなのです。
なのでアレンジはヴィヴァルディの合奏協奏曲、
というよりはどちらかというとJ・S・バッハの
「管弦楽組曲(序曲)」のシリーズを意識したアレンジなのです。
この曲のタイトルが "Tristeza de un verano" というスペイン語なのも
何か古〜い時代の雰囲気を出したかったからなのですね。

なんだけれども!

この曲はピアノを使って作曲したわけですよ。
なので、ソロ楽器のメロディはピアノでの効果が出るような
そんなものになっています。
しかし、ピアノってバロック時代にはなかったはず。。。
バッハの『音楽の捧げ物』の「3声のリチェルカーレ」が
フリードリヒ大王の宮廷にあった初期のピアノを即興で弾いて
作られたのでは? なんて推測があるほど。
その直後にバッハが亡くなったのが 1750 年ですからねぇ。
ヴィヴァルディの「四季」を含む『和声と創意の試み』や
『調和の霊感』が発表された頃にはピアノはなかったわけです。

しかも!

バロックを意識して「通奏低音」、即ち、
ベースで示される音に従ってチェバロで和声の伴奏をするという
その手法を持ち込んでいるわけですから、
これ、リアルで演奏するとすると
ステージ上にピアノとチェンバロが並ぶというあり得ない構成!

なので、この曲自体は 2007 年の8月に発表して、
その後 YMB のメンバーと出会ってからそのステージで
演奏してきたわけですが、裏バージョンとして、
よりヴィヴァルディの合奏協奏曲やバッハの管弦楽組曲に近い形で、
「Tristesse française」、即ち「フランス風の哀しみ」という題で
付点のリズムに変えソロ楽器をフルートまたはヴァイオリンに替えた
アレンジが存在するのです!

んで!

管弦楽法を勉強したあとではピアノとチェンバロが同時に出てきて
伴奏も弦だけというアレンジはないよなぁ、と思って
今回のアルバム・リリースに当たっては「フランス風」で行くか!
と思ったのですが、
最終的にはやはりピアノの響きを大切にしたかったのと
SL ではピアノバージョンしか披露したことがありませんので、
変なアレンジ! と思いつつも、最終的にはピアノ版のリリースを
決めたというわけなのです。

今書いた通り 2007 年、つまりオケのアレンジを始めた頃の
未熟な作品ではありますが、今回改めて録音し直して、
作曲者本人としては、「結構いい雰囲気の曲じゃん?」
と思って満足していますがいかがでしょうか?
YMB で演奏した時は結構人気のあった曲と記憶しています。
皆さんも是非いっぱい聴いて頂いて、
更に、シングルでも結構ですのでダウンロード販売で買って頂けると
大変喜びます。w どうぞよろしくお願いします。 m(_ _)m


■Orchestral Manoeuvres in Second Life
231021a

1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲〜naturalway Flow による Music StarMine のための
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム (2023年リマスター)
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った (feat. Hiroko Sweetwater) [ボーカルバージョン]

定価:アルバム ¥1,528.-/シングル ¥204.-

旧作の情報はこちら。

・1枚目『Songs from a Virtual World』

・2枚目『Sound Cruise in the Metaverse』

2023年11月6日月曜日

【新作】 ニュー・アルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』全曲解説〜その3・「シルクロード」

僕の日記を古〜いところからずっと読んでいる方には、
まだ YMB の皆さんと会う前は、RL の知人でもある
Pira Noel さんと一緒に活動していたことをご存じと思います。
(2007〜2008年頃の日記をご参照。。。)

で、その Pira さんと仲良しだったのが ema0303 Whitfield さん。
ema さんは『セカンドライフ ファッション テクスチャ ブック』に
レイヤーの服のテンプレートを提供されているデザイナーの方で
僕のピアノによる即興演奏を初めて評価してくれた方でもあるのです。
そんなこんなで ema さんとはたくさんいろんな話をしたのですが、
ちょうど2007年の12月を前にした時期に、
彼女が新しくできた Silkroad という SIM に住むことにした
という話があって、何!? シルクロードですと!?
となったわけです。
僕は子供の時に NHK 特集の「シルクロード」に魅せられて
実際に中国とかイランとか行っていますしね、
その名前の SIM に ema さんがいて、
しかも同じ頃に知り合った Zephiris Singh さんという
これまたゴスロリ専門のクリエイターの方がいらっしゃると聞いて
ムムム、と心惹かれたわけです。

ところが、同じタイミングで pira さんから
クリエイターの集まる StarTracker という SIM が
12月にオープンするのでヒロシさんもどう? と声をかけられ、
ムムム、とこちらにも心惹かれたわけです。

当時は MagSL さんの Toshima-ku に土地を持っていたヒロシですが、
美しい二人の女性に声をかけられて決めました!
そう、StarTracker, Silkroad どちらにも住む! と。www
勿論 Toshima-ku は引き払いました。(ごめんなさい新谷さん!w)

んで!

Silkroad はクリエイターが集まった SIM らしく、
かなりの頻度でイベントがあり、その中の一つとして、
僕の音楽イベントで Silkroad の catee さん以下の皆さんに感謝して
作曲・演奏したのがこの「Silk Road」なのです。
この曲は僕がイランのペルセポリスに着いた時に、
ちょうど門のところに夕日が強く照らしていた
その印象を曲にしたものなのです。
その夕日を表現するのに、トランペットが最適と感じて、
後半でトランペットが登場するのはその所以なのですが、
これを発表した当時、例のあきのりクマさんがエンディングで
「NHK 特集ぅ〜」とコメントしたのは忘れられません。
そう、この頃から僕のサントラ的な音楽制作が始まっていたのです。w
なので、この曲は敢えて「仮想的サントラ」と謳ってはいませんが、
やっぱりサントラ的ですよね。www

というわけで、えまさん、ケイティーさん、
ゼフィーさんにあきのりさん、
いろんな方の想い出が詰まった「シルクロード」です。
是非、たくさん聴いて頂いて、ダウンロード販売もご購入頂けると
大変喜びます。
どうぞよろしくお願いします。m(_ _)m

■Orchestral Manoeuvres in Second Life
231021a

1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲〜naturalway Flow による Music StarMine のための
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム (2023年リマスター)
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った (feat. Hiroko Sweetwater) [ボーカルバージョン]

定価:アルバム ¥1,528.-/シングル ¥204.-

旧作の情報はこちら。

・1枚目『Songs from a Virtual World』

・2枚目『Sound Cruise in the Metaverse』

2023年11月5日日曜日

【新作】 ニュー・アルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』全曲解説〜その2・「祝典序曲」

ニュー・アルバムの2曲目はおめでたい音楽です。
「祝典序曲」と名付けましたが、これは元々、
2008年からずっと活動を共にしてきたナチュさんが
当時行っていた花火と音楽のコラボレーションイベント、
「ミュージック・スターマイン(Music StarMine)」のために
書いたものなのです。

このミュージック・スターマインは本当に素晴らしくて幻想的で、
ChouChou さんや The Black Stripes さんの曲が使われていて、
僕が昨年リリースした『Sound Cruise in the Metaverse』収録の
「霞か雲か」も使って頂きましたが、何れも既存の曲。
この素晴らしいイベントのために専用の曲を
この友人のために書いてあげよう、と思って作ったのがこの曲です。

で、その専用の曲というのは5曲からなる組曲を予定していましたが、
結局ちゃんと音源となったのはこの「祝典序曲」と
もう一つ「Ai (哀)」という曲の2曲のみとなってしまいました。
何れにしてもナチュさんに捧げたものなので、
ベートーヴェンの時代なら楽譜のトップに
「naturalway Flow に捧ぐ」とかペンで書いたのでしょうが、
デジタル配信の時代、なかなかそういうわけにもいかず、
副題としてタイトルに含めることに致しました。
「naturalway Flow による Music StarMine のための」ってね。
この「〜のための」というのはクラシック系ではよくあって
バルトークの「弦、打楽器とチェレスタのための音楽」とか
武満徹の「弦楽のためのレクイエム」とかカッコいい曲に多い。w
で、今回ナチュさんのお名前をタイトルに含めたわけです。www

曲想としてはおめでたいトランペットのファンファーレに始まり、
オーボエによる抒情的な雰囲気を経て、
炎で燃やすのが大好きなナチュさんを意識した
金管楽器と弦楽器による荒々しいモチーフ、
そして再びおめでたいチャイムが鳴ってテーマに戻って来る、
とまぁ、ナチュさんの MSM の展開を凝縮した構成なのです。
この曲は最初からオーケストラを意識していたので、
今回のリリースに当たって一部の楽器の表現を変えただけで
あまり編曲に手を入れることなくリリースできました。

ナチュさんもすっかり SL の音楽イベントからは引退したようですが、
この曲が売れるとまた戻って来てくれるかもしれません。
是非是非皆さんこの曲を応援して
シングルでもよいのでダウンロード販売で買って頂けると
作曲者としては大変嬉しい限りです。
どうぞよろしくお願いします!

■Orchestral Manoeuvres in Second Life
231021a

1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲〜naturalway Flow による Music StarMine のための
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム (2023年リマスター)
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った (feat. Hiroko Sweetwater) [ボーカルバージョン]

定価:アルバム ¥1,528.-/シングル ¥204.-

旧作の情報はこちら。

・1枚目『Songs from a Virtual World』

・2枚目『Sound Cruise in the Metaverse』

【Star Wars】 何と壮大なスター・ウォーズの宇宙観〜『スター・ウォーズ:アソーカ』のエンディング・クレジット

前に Disney + に登録した話を書きましたが、
その後観ましたよ、スター・ウォーズの一連のドラマシリーズ。
ちょうど『スター・ウォーズ:アソーカ』が放映されている
時期と重なっていましたが、どちらかというとイッキ見する方なので
第8話の完結を待ちつつ、『反乱者たち』を観終わったあとは、
『バッドバッチ』、『オビ=ワン・ケノービ』、
『キャシアン・アンドー』を観て、キャシアン観た序でに
『ローグ・ワン』を観て(これ、結構好き)、
『マンダロリアン』、『ボバ・フェット』を観て、
そしていよいよ『アソーカ』を観ましたよ。w
で、それぞれいろいろ語りたいところはあるけれども、
今回は『アソーカ』のエンディング・クレジットで描かれる
スター・ウォーズ世界の星図について、自分への備忘を含めて
書いておきます。

パート1を観た時から、この不思議な星図に魅せられ、
何と言ってもこの文字に魅せられましたね。
何て書いてあるんだろうって。
明らかにスター・ウォーズの一連のシリーズに出て来る
「オーラベッシュ」という文字とは異なるのですよ。
寧ろ、僕等が使っているアルファベットに近いような。
で、これをちゃんと解読してくれている人たちがいるわけですよ。
スター・ウォーズ世界のあらゆる事物がデータベース化されている
ウィキペディアならぬ「ウーキーペディア」にありました。


そう、これらの文字が我々のアルファベットに対応しているわけです。
これが分かればこのエンディング・クレジットの星図は読み解ける。
で、この星図、ドラマの中で出て来る「ペリディアへの道」を
示したもののようなんです。
早速行ってみましょう。
(以下の画像は著作権の問題もありそうなので一部カットしたものです)

231105a

231105b

まずど真ん中に表示される星、これは Arcana と読めます。
その右上に表示されているのは次のシーンで Ierne と読めます。
アルカナは、『アソーカ』のパート1でアソーカが地図を入手した
ダソミアのナイトシスターたちの遺跡のある星ですね。

231105c

そこから遠く遠く飛んで行き、真ん中に投影される星が Lothal、
そしてその左上の星が Garel とわかります。
ロザルは『反乱者たち』の舞台になったところで、
エズラ・ブリッジャーの故郷であり、
ジェダイ・テンプルがあった場所ですね。

231105d

更にそこを真っ直ぐ右に進むと現れるのが Mandalore です。
そう、マンダロアはマンダロリアンたちの故郷ですね。
マンダロリアンと言えば、僕にとっては
かつてはボバ・フェットでしたが、その後ザビーヌ・レンになり、
『マンダロリアン』のシリーズでその世界が広がりました。

231105e

231105f

そしてそこを更に右に飛んでいくと現れるのが Agamar、
その右に強く輝く Dathomir、その右上にうっすらと Yavin。
ダソミアはナイトシスターたちの故郷ですが、
エピソード IV でルークたちが帝国軍に一矢報いた
ヤヴィンの戦いのヤヴィンはこんなところ、
つまりダソミアの近くにあったのですね!

231105g

そしてまた遠く遠く飛んでいくとまた大きな星
Corellia が現れます。
そう、ハン・ソロが飛ばす貨物船ミレニアム・ファルコン号が
コレリア製の船でしたね。
コレリアは造船で有名な星で『アソーカ』でも舞台になっています。
そのコレリアの周りに上から Cato Nemoidia, Duro, Pasaana
と読める星が並んでいます。

が、気になるのはその右側に縦に大きな文字が並んでいます。
Corellian Run と読めます。
日本語では「コレリアン・ラン」とそのまま読んでいて、
銀河系内を行き来するための重要なハイパースペース・ルート
という設定になっていますが、「Run」て英語ですよねぇ。
何で遙か彼方の銀河系の古代の地図に英語があるんだぁぁぁ!w

231105h

で、そのハイパースペースを通って遠く飛んだところに Coruscant、
そう、共和国の首都と言っていいのか、中枢機能のある星
コルサントが現れます。
このコルサントが表示されたところで、あのドクター・フーの、
第10代目ドクターのデイヴィッド・テナントがクレジットされるが、
ええ? そんな人出てたっけ? と不思議に思ったもの。
それらしい中年の男性と言えばダークサイドのベイランくらい。
かれはレイ・スティーヴンソンだから、一体誰? と思ったら、
何とドロイドのヒュイヤンでした。w
何と、ドクターもとうとうサイバーマンにやられて
ドロイド化してしまったか、と個人的にはウケてしまいました。

231105i

そしてそのコルサントから遠く飛んだところ、
魚の絵が書いているところに Seatos があります。
アソーカとザビーヌがベイランやシンと戦い、
そのザビーヌ、ベイラン、シンがモーガンと共にペリディアへと
向かうその拠点となった星、シートスですね。

231105j

そのシートスの先に Odyn, _uanna と読める星が続きます。
_uanna の先頭の文字、右向きの三角形のこの文字は
ここで初めて登場、しているため、上のウーキーペディアの記事で
未解読とされている B, J, K, Q, W, X, Z の何れかと思われます。
個人的には三角形の記号が集中して居る場所に近い、
J か K か Q だろうと想像しています。

231105k

そしてその先に宇宙鯨のパーギルの絵が現れます。
ベイランたちは巨大なハイパースペース・エンジンの船で
一気にペリディアまで飛んで行きましたが、
それを追うアソーカたちは、正にそのパーギルと共に
遠いペリディアに向かったのでした!

231105l

そしてその遠い星の海を渡った先に表示されるのが
全ての道が行き着く先、Peridea = ペリディアです。
スター・ウォーズの世界は「遠い昔、はるか彼方の銀河系」
の物語ですが、先ほど書いたドロイドのヒュイヤンが
アソーカに対して「遠い昔、はるか彼方の銀河系」の物語をします。
ペリディアはそういう場所なのですが、
全ての道が集まるこの場所、もしかして地球だったりして、
と思うヒロシなのでした。
それはこの遠い銀河系へと向かう古い地図が、
同じく遠い遥か彼方に人類が旅立った場所、地球を目指す
『ギャラクティカ』の物語を思い出させたからです。

さて、というわけで、古代の文字を紐解いて
ペリディアに行き着くことが出来ました。
スター・ウォーズではこういう不思議な文字がいろいろ登場するので
それを読み解くのは結構楽しいものです。(マニアックすぎます。w)
で、さっき、Corellian Run て英語じゃん、て話を書きましたが、
ここに限らず文字を読み解くと何れも英語であることがわかります。
よく出て来るのは「オーラベッシュ」という文字です。

231105m

これはエピソード IV でデス・スターに乗り込んだオビ=ワンが、
トラクタービームを解除するシーンで出て来るもの。
次のウーキーペディアの記事でアルファベットとの対応が
確認できますよ。


これで上の画面に表示されている内容を読むと、
メーターの上に表示されているのが "POWER"、
下が "TRACTOR BEAM 12" と読めます。英語やん。www
実際、1977年に公開されたオリジナルのバージョンでは
正に英語でそのように書かれていたのを
YouTube にファンの人がアップしているので確認しました。w

今日は超マニアックな話題にお付き合い頂きありがとうございました。
でも謎解きって楽しいんですよね。^^

2023年11月4日土曜日

【新作】 ニュー・アルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』全曲解説〜その1・「流れよわが涙、と警官は言った」

僕のニュー・アルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』が
リリースされ、デビュー1周年記念のコンサートを
YMB のメンバーと共に行ってから約1週間が経過しました。
この辺りで、アルバムの宣伝も兼ねて、毎回恒例の全曲解説、
行ってみたいと思います。
今回はまず1曲目、「流れよわが涙、と警官は言った」です。

この曲は、フィリップ・K・ディックの SF 小節
『流れよわが涙、と警官は言った』が映画化されて、
そのメインテーマの作曲をヒロシが依頼されたら?
という仮定の下に作った曲です。
当時、というのは 2009 年のことなんですが、
この SF を巡って The Black Stripes のこじゃさんと
盛り上がったことがあったのです。
この曲を作った当時の僕のコメントをそのまま引用します。

「同じくセカンドライフで活動されている The Black Stripes という
バンドのリーダー Koja Writer さんも僕もSFが好きで、
フィリップ・K・ディックの『流れよわが涙、と警官は言った』
を巡って二人で盛り上がったことがあり、
実は彼にはこの小説にインスパイアされた「Flow My Tears」
という曲があるのだとか。
但し彼はこの小説のタイトルとなっているジョン・ダウランドの
「Flow My Tears」そのものは聴いたことないとかで、
じゃあ僕がそのオリジナルを演りましょうか、なんて話してたもの。
そんなわけで、もしこの小説が映画化されて
僕が劇伴を担当するとしたら、という想定で
ダウランドの原曲をアレンジしたものです。
因みにダウランドはシェイクスピアと同世代の作曲家で、
原曲はそのメランコリックで美しいメロディーが
ヨーロッパ中で大ヒットしたというものなのですが……。」

映画のメインタイトルということで、当時(そして今も)
話題作の音楽の殆どを担当しているハンス・ツィマーさんを意識して
オーケストレーションを行ったのでした。
ハンス・ツィマーさんの映画音楽って、小刻みなストリングスと
咆吼するブラスが印象的なので、それを真似して
最初から最後までリズムを刻みっ話のチェロにコントラバス、
メロディーはトランペットにという編曲なのですが、
やっぱりやわらかく音色豊かな木管の味付けもほしい、
ということで、発表した時はフルートとクラリネットを入れてました。

が、正直これでは殆どオーケストラにはならないですね。
そこでこの1年間管弦楽法を勉強した成果も入れようと
今回のアルバム制作に当たって、楽器を充実させました。
木管にはオーボエとファゴットのパートを加え、
金管には木管とほぼ同じ和音構成のホルン4本、
そして高音で鳴るトランペットをオクターブ下で支える
トロンボーンといった具合です。
これでこれまで SL で演奏していたバージョンよりも
オケの響きに厚みが出て、よりカッコよくなったのではないでしょうか。

この曲を最初 YMB のメンバーと演奏した時、
恐らく実際にトランペットを吹いていたと思われる本田春菊さんから
「こんな高い音域で吹き続けるのはムリ!」と言われました。
今回音域を確認したら、確かにトランペットの最高音域。
でも、ちゃんと演奏可能音域内に収まってるんですよね。
というわけで、敢えて移調はせずに発表当時のままとしました。
そういう意味では、チェロとコントラバスも
この小刻みなフレーズを全曲通して弾き続けるのは
腕が疲れるだろうとは思いましたが、まぁ、ご容赦ということで。

このあと紹介する曲たちもみんなそうですが、
元々はピアノやシンサセサイザーというどんな音高でも
どんな長さでも弾き続けることのできる楽器をやってる僕が
頭の中で響いた音をそのままシンセで再現したものなので、
現実の管弦楽の楽器の制約とかが無視されていたわけです。
今回のアルバム制作に当たってはその辺りを見直したり
或いはこの曲のようにこのままでいいやと判断したりしています。
なので実際に演奏するとなったら、オケの楽団員にとっては
なかなか大変なことになりそうです。

そんな「流れよわが涙、と警官は言った」が収められた
ニュー・アルバムの試聴と詳細情報は下のリンクからどうぞ。
サブスクで聴くだけでなく、ダウンロード販売をご購入頂けると
大変喜んでまた頑張っちゃいますので、どうぞよろしくお願いします!

■Orchestral Manoeuvres in Second Life
231021a

1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲〜naturalway Flow による Music StarMine のための
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム (2023年リマスター)
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った (feat. Hiroko Sweetwater) [ボーカルバージョン]

定価:アルバム ¥1,528.-/シングル ¥204.-

旧作の情報はこちら。

・1枚目『Songs from a Virtual World』

・2枚目『Sound Cruise in the Metaverse』

2023年10月31日火曜日

【RL】ちょっと嬉しかったこと〜ニューアルバムがランキング2位に!?

金曜日にニューアルバムをリリース、
日曜日にデビュー16周年コンサートというイベントをこなして
今はボーッとしているヒロシでありますが、
ちょっと嬉しいことがありましたのでお知らせします。

実はその金曜日に発売されたアルバム
『Orchestral Manoeuvres in Second Life』が
発売日の10月27日当日、日本のインスト部門で2位に
ランキングしていたというのです!

231031a

当の本人は「どーせ売れないだろう」と、ランキングなんか
気にもしていなかったのですが、
リョウさんから FB に「おめでとうございます」の書き込みがあり、
「え?」と思って確認したらホントに2位になってました。w

しかも!
ランキングには前作『Sound Cruise in the Metaverse』も
4位にランキングしはしたのですが一瞬の出来事だったのが、
どうも今回は2日間ランキング内で頑張っていたらしい。
アルバム3枚出して、これは最高の記録で、
今回のものを評価して下さるリスナーが思いの外いたということで
これは大変嬉しい限りなのです。

加えて!
その前作のランキング、よく見ると2回ランクインしています。
2回目はというと、何とつい最近、10月4日に3位とあります。
しかもこれは日本でなくてイギリスというではないですか!@@

231031b

いや〜、イギリスと言えば僕の敬愛するアーティストたちを
生んだ国ですよ、音楽の本場ですよ。
そんな、きっと耳が肥えている人たちの国で
ランキング3位ってすごくないです?

但しこれはアルバムではなくてシングルで、何とそのタイトルは
ケルパさんとのコラボイベント「Sounds in Colors」の時にやった
「Time to Love」という曲なのです。
いや、この曲が評価されたというのはとても嬉しいです。
が、謎なのは何でリリースから1年も経って
しかもイギリスでランクインしたのか?
本当に不思議でしょうがないです。w

とまぁ、この事実を知ったのが日曜日の午後でしたので、
早速16周年コンサートの場で会場の皆さんや YMB のメンバーに
お知らせすることができ、更におめでたい場となりました。
絶妙のタイミングで教えてくれたリョウさん、ありがとう!

尚、これらのアルバムの情報は次のリンク先でどうぞ!

・新作『Orchestral Manoeuvres in Second Life』

・2枚目『Sound Cruise in the Metaverse』

・1枚目『Songs from a Virtual World』

2023年10月30日月曜日

昨晩のデビュー16周年記念コンサート、ありがとうございました!

昨晩、いつも第九の演奏会場となっている
YMB のウィンターステージで行われた
自分の SL ミュージシャンデビュー16周年記念コンサート、
その YMB のメンバーの協力を得て、無事こなすことができました。
いやぁ、僕は元々交響曲とか管弦楽曲で育った人なのでね、
今回のアルバム発売、そしてオケでの演奏会というのは
実は夢の実現でもあったわけなのです。
そんな夢の実現にお忙しい中お付き合い頂いた YMB のみんなには
ホント感謝、感謝の一言しかありません。ありがとう!

オケの曲と言っても、元々はバンドやってて、
キーボーディストなのでストリングスのバッキングから始まって
ソロの楽器にフルートがあったらいいな、
トランペットがあったらいいな、という感じでアレンジしてたので
ガチのオケとは編曲がそもそも違うわけですよ。
そうすると実際のオケでやるとお休みのメンバーも出て来るわけで。

今回のアルバム・リリースに当たっては結構その辺見直しましたが、
それでも昨日 YMB のメンバーと一緒にやって改めて気づいたのは、

意外とピアノなど鍵盤楽器のソロが多くて指揮しながらは難しい

ということでした。w
いや、バーンスタイン始め、プレヴィンとかバレンボイムとか
指揮もピアノソロも一緒にやっちゃうスター指揮者はいるわけですが、
実際にやってみると、ヒジョーにキビシーィ!(RIP 財津一郎さん)
んで、いろいろ YouTube で検索したら
何と、いつも CD で聴いているバーンスタインの
指揮とピアノによる「ラプソディ・イン・ブルー」が上がってたので
ご紹介しますね。


何と、ピアノをオケに突っ込んでの指揮と演奏、
これは出来ないな、と思って控えめな配置にしました。

その他、トランペットの音域が高いとか
バイオリンの細かいアップ・ボウの連続は腕が疲れるとか
現実の演奏となるといろいろ厳しいと思いますが、
そこは仮想世界ですから!
何と昨日は、フルートのあおいちゃんがティンパニ叩いたり
オーボエのでんでんさんがハープ弾いたりと
これまた普通のオケではあり得ない超人ぶりを披露されてました。w
超人ぶりと言えば、そのでんでんさんのオーボエ、
「レイ・ブラッドベリのための音楽」では、
殆ど息継ぎなしでとても長いフレーズを吹いていました。
オーボエは結構肺活量を必要とする楽器で、
伊福部先生の教科書によると最長 45〜50秒と書いてありますが、
昨晩のでんでんさんはその倍の1分半ほど吹いてましたね!w

というわけで、はい、今後作曲する管弦楽ものは
こうした楽器の制約を考えながら作りますので
メンバーの皆さんご容赦!m(_ _)m

さて、そんな裏話はさておき、MC でも話したのですが、
今回は日々の仕事で帰宅が遅い中、
何とか10月27日のリリースに間に合わせたいと慌てたので、
最後の歌入りの2曲の歌詞カードを付けるのを忘れたのと、
元々今回入れるつもりでいた「ONE」のオケバージョンを
収録するのを忘れてしまったのでした。><
多分これは1枚目のアルバムで歌入りのをリリースしたので
それでもう満足してしまっていたからですね。
というわけで、コンサートの最後はそのオケ版を演奏して
締めとさせて戴きました。

そんなこんなの約1時間のコンサートでした。
今回はニュー・アルバム収録曲のお披露目の意味もあったわけですので
明日からは今回演奏したそのニュー・アルバムの曲たちについて
少しずつ書いていきたいと考えています。
僕のデビュー16周年、もう暫くお付き合い下さい。
どうぞよろしくお願いします。

■熊木博士デビュー16周年記念「Orchestral Manoeuvre with YMO」
日時:2023年10月29日(日)22:00〜23:15
会場:YMB ウィンターステージ

<セットリスト>
1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った [ボーカルバージョン]
10. ONE [インストルメンタルバージョン]

※ニュー・アルバムの情報はこちら:https://linkco.re/yY76MFSf

2023年10月29日日曜日

【ライブ】 YMB との共演によるヒロシのデビュー16周年記念コンサートは今晩22:00です!

これが最後の案内になると思います。
僕が SL にミュージシャン・デビューして16周年の記念コンサート、
今晩22:00から YMB メンバーの協力を得て開催致します。

ところで今回演奏予定の曲は、僕がいろいろな時期に
いろいろな発想で作曲したこともあり、
曲によって楽器編成が異なるというのが難点です。
そこでその楽曲の都合と参加メンバーの都合で
楽器の持ち替えが発生することになりました。

「持ち替え」というのはオーケストラではよくあることですが、
元々管楽器は調の数だけ楽器の種類があったこともあって、
今でもクラリネットやトランペットなどでは
曲によって楽器を取り替えることがあります。
これに加えてよくあるのが、3番フルートがピッコロを
3番オーボエがコールアングレーを、
3番クラリネットがバスクラリネットを、といった具合に
同じ系統の別の楽器に替えることもあります。
どちらのケースでも同じ系統の楽器に取り替えるのが普通です。

が、そこはセカンドライフ。
今日のコンサートでは生のオケではあり得ない持ち替えがありそう。w
既に何度か書いていますが、 
YMB の演奏は自動アニメーションではなく、
楽器を担当しているメンバー一人一人が流れてくる音を聞き分けて
自分が担当している楽器が鳴っているかいないか
どういう演奏法で演奏されているかを判断して
それに合ったアニメを瞬間瞬間動かしているものになります。
そうした見所に加えて、今晩はどんな楽器がどんな楽器に持ち替えるか、
そんなところも楽しんで頂ければと思っています。

それでは、今晩22:00からです。
会場でお待ちしています。
どうぞよろしくお願いします。

■熊木博士デビュー16周年記念「Orchestral Manoeuvre with YMO」
231023a

日時:2023年10月29日(日)22:00〜23:00
会場:YMB ウィンターステージ

2023年10月28日土曜日

【ライブ】 ヒロシの SL ミュージシャンデビュー 16 周年記念のコンサートは明日10月29日(日)22:00からです!

しつこく宣伝です。w
16年前に SL でミュージシャンデビューして
どれだけ続くかと思っていたら、楽しい仲間のみなさんのおかげで
こうして16年間も SL で音楽活動を続けて来れたわけで
そのことに感謝しつつ、同時に共に活動を続けてくれている
YMB のメンバーに感謝してリリースしたアルバムを記念しつつ、
その YMB のメンバーと共に明日10月29日(日)の夜、
22:00 からコンサートを行います。
年末の第九以外では久しぶりのオケのコンサートになりますので
是非お友だちとお誘い合わせて遊びに来て下さい。
会場でお待ちしています!

■熊木博士デビュー16周年記念「Orchestral Manoeuvre with YMO」
231023a

日時:2023年10月29日(日)22:00〜23:00
会場:YMB ウィンターステージ

2023年10月27日金曜日

【RL】 ヒロシ3枚目のアルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』がリリースされました!

 今日10月27日は、私 Hiroshi Kumaki がセカンドライフで初めて
ライブを行った日であります。
当時 MagSL の Karuizawa というSIM にあった
RL でも友人の Pira Noel さんの海底水族館を舞台に
当時まだヒトであったあきのりクマさんや
その後歌手として素晴らしい活動を繰り広げたセナちゃん、
こういったステキな友だちのサポートを得て
ドキドキハラハラの初めての
ストリーミングによるライブを行ったのがこの10月27日なのです。

そして!
その SL ミュージシャンデビューを記念して
近年はこの日にそれまで作り貯めた曲をアルバムにまとめて
リリースして来ました。
2021年はヒロコが歌う歌物を集めたファーストアルバム
『Songs from a Virtual World』、
何故かアメリカでも人気の(?)「大クマクマ音頭」は
このアルバムで決定版、正調としてリリースされました。
続く2022年はヒロシの即興によるインストものを集めた
『Sound Cruise in the Metaverse』をリリース!
人気の「Star Trackers」や「Make the Miracle Happen」
といった曲が収められました。

そしてそして!
3年目の今年2023年は、2009年にヒロシが YMB と出逢って以来、
ヨコハマ・キネン・オーケストラとして演奏、発表してきた
管弦楽によるオリジナル曲を集めた
『Orchestral Manoevres in Second Life』が本日発売されました!
イエーーーーーーーイ!

このアルバムタイトルは勿論、ヒロシが大きな影響を受けた
Orchestral Manoeuvres in the Dark こと OMD から取っています。
"manoeuvre" (策略・作戦)という英語を知ったのはこのバンドで、
しかもそれを修飾為る言葉が "orchestral"(管弦楽の)なんて
バンドの名前としては何ともカコイイではないですか!
そして、今回のアルバムは正にこれまで僕が SL のイベント向けに
YMB 用に作曲した管弦楽の曲を集めたわけで
SL に於ける管弦楽曲の試み、という意味でこのタイトルを付けました。

そもそも僕の音楽の原体験は管弦楽曲や交響曲ですし、
子供の頃からそのオケを前に棒を振る指揮者をカッコイイと
そう思って来たわけで、それが SL で実現したわけですよ。
というわけで気合いの1枚になっています。
是非サブスクでいっぱい聴いて頂いて、
そしてダウンロード販売で買って下さい!
どうぞよろしくお願いします!m(_ _)m

■Orchestral Manoeuvres in Second Life
231021a

1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲〜naturalway Flow による Music StarMine のための
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム (2023年リマスター)
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った (feat. Hiroko Sweetwater) [ボーカルバージョン]

定価:アルバム ¥1,528.-/シングル ¥204.-

2023年10月25日水曜日

【RL】 ゴダイゴ Live! 2023 行って来ました!

去る10月22日(日)、神奈川県秦野市で行われた
関東では久しぶりのゴダイゴの単独公演に行って来ましたよ!
前回ゴダイゴのライブを見に行ったのは何と7年前の2016年、
東京文化会館で行われた40周年記念コンサートの時でした。
その間コロナ禍があったり、浅野氏が天に召されたり、
(そしてジョニーも!;;)
いろいろなことがありながら、関東では今年の春に
すみだトリフォニーホールでオケとの共演ライブを行いましたが、
やはり、単独でのライブ、見たいですよねぇ。
とは言え、浅野氏のいないゴダイゴのライブってどんなだろう?
とやや不安を抱えつつも楽しみにしていた今回の公演でした。

231025a

231025b

会場のクアーズテック秦野カルチャーホールに着いたのは
開演20分ほど前の15:40頃。
会場に入ると奈良橋陽子さんと楽器メーカーのコルグから
お花が届いているのが何とも印象的で感動しました。
ロビーではプログラム的なものがあれば買おうかと思っていましたが
カレンダーのようなグッズ以外に特にそういったものはなく、
やっぱり目玉はメンバーのサイン入りの45周年記念本ですが、
これは30冊の限定販売でその数じゃあもうとっくに売り切れてました。

231025c

231025d

ホールの中に入るとステージは青白い照明で迎えてくれました。
ステージ向かって右手にミッキーのキーボードブース。
キーボーディストである僕はまずそこに駆け寄って機材チェック。
コルグの Nautilus 88鍵バージョンの上に61鍵バージョンですな。
88鍵の方がきっとピアノ・サウンドを担当するのでしょう。
で、その右手にはミッキーのトレードマークとも言える
ハモンドが鎮座しておりました。
たった3台のシンプルな構成ですが、2台の Nautilus で
大抵のサウンドはカバー出来てしまいますね。

そして、写真見づらいと思いますが、
ステージ左手奥に竹越かずゆきさんのキーボードブースがあります。
竹越さんのキーボードセットも Nautilus の 88鍵と61鍵で
つまりオルガン以外はミッキーと同じ構成。
何となく思ったのですけれど、二人のキーボードのパッチ、
連動していて同じ音が出せるようになっていたのではないかと。
いや、勝手な想像なんですけどね。
それで柔軟なキーボードワークができるように感じたのです。

さて、開演時間になってメンバー登場。
まずは美しいエレピのアルペジオが聞こえて来ます。
分かる人は瞬間「あ!」と思ったでしょうね。
そう、デビューアルバム『新創世紀』のオープニング曲、
「想い出を君に託そう(If You Are Passing By That Way)」
なのです!
いや〜、久しぶりの公演のオープニングとして
何と相応しい曲なんだろう、とドキドキワクワク感動しました!

続いてはハードなイントロだったので、これは流石に
僕も何だろう? とは思いましたが、何とこれまたレアな
「Yellow Center Line」でございますよ!
やられた! って感じですね。

それからタケの MC。
今回はいろいろなアルバムからの曲を選んでやろう、
という企画なのだそう。
そこでまずは『新創世紀』からの曲ということで
続けて「憩いのひととき(It's Good to be Home Again)」
これがよかったなぁ。
竹越さんがアコギのバッキングをやってくれてたんだけど、
何故か1981年12月18日に福岡県の飯塚市でのライブを思い出した。
その時もこの曲やったかな? 記憶が定かじゃないけど、
やったとしたら浅野氏がアコギ弾いててそれを思い出したかな。

さて、『新創世紀』の次は『Dead End』に行くかと思いきや、
何故か『Kathumandu』に飛ぶのでした。w
「Leidi Laidi」と「Namaste」を演奏。
そして今度は『西遊記』に戻ってこれまた何とレアな
「Asiatic Fever」でございますよ。
そうですね、ゴダイゴのライブと言えば必ずトミーのコーナーがあって
今回はこの曲がそうだったかな。
トミーの歌は勿論よかったのだけれど、
個人的には竹越さんの高音のバッキングコーラスが
見事にアルバムのあのコーラスの雰囲気を出してるのがよかった。w
んで、ミッキーが「次の曲は4分の3だからさ」と言うのを聞いて、
会場のみんな「あ、Thank You Baby ね!」とわかった次第。w

そのあとは順当に(?)『Our Decade』に進むわけだけれども、
これがまた「Progress and Harmony」でも
「はるかな旅へ(Where'll We Go from Now)」でも
「Try to Wake Up to a Morning」でも
「The Sun Is Setting on the West」といった名曲でもなく、
何と「The Dragon's Come Alive」が来ましたよ。
これまたレアですね〜。
続いては「Lighting Man」という僕も大好きな曲なんですが、
ちょっと面白かったのは、途中のエレピのソロ、
ミッキーはバッキングに徹していて、竹越さんが取ってる。
それはまぁよくあることなんだけれども、
途中からミッキーもメロディーを弾き出して、
つまり、二人でユニゾンで弾いてるわけですよ。
この二人の息がピッタリ合ってるので、
二人の手をガン見していた僕のようなキーボードオタクでないと
気づかなかったかもしれませんね。
竹越さんのミッキーのキーボードソロのコピーはマジ完璧ですが、
あんなにピッタリというのはホント驚きでした。

で、『Our Decade』まで終わったところで
メンバーそれぞれの最近のネタ、砂時計を持ち出して
各人3分の制限時間を設けて始まりました。
何でもミッキーによると、年齢を取ると話が長くなるからだそう。w
で、そのミッキーに始まり、竹越さん、吉澤さんと続いたところで
このままやるとダレるから、と「最近の曲」ということで
2曲挟みます。
「You Are Here」と「Tomorrow of Your Dreams」で、
前回2016年の東京文化会館の時は「Tomorrow of Your Dreams」は
知らなくて、なるほど桧家さんの CM の曲か、とその時知った次第。
で、今回は「You Are Here」の方は知らなくて
何だ何だ? と思っていたら、こちらは関西の
「おおはらマタニティクリニック」の CM の曲だそう。
おお、いかにも往年のゴダイゴを思い起こさせるメロディーライン
と思いきやそれもそのはず、タケと奈良橋陽子さんという
名コンビによる曲だったのですね。
こちらが2018年の曲で桧家さんのが2016年なので
確かに最近の曲ですね!

この2曲を挟んでスティーブ、トミー、タケのネタと続きましたが、
ゴダイゴのメンバー含めてみんな驚いたのが
スティーブは前日まで『銀河鉄道999』のストーリーを知らなかった
というネタでした。w
ライブの前日秦野のアニメ満載のお店か何かで食事していて
初めて知ったのだとか?
45年間知らずに演奏してきたと言ってましたよ。w

さて、そんなネタを披露したあと、いよいよ大詰め、
『西遊記』から「Monkey Magic」、「Holy & Bright」、
そして「Gandhara」と畳みかけます。
この中で「Monkey Magic」は写真撮っていいとのことで、
はい、みんな写真一杯撮りましたよ!

231025e

231025f

231025g

ソロパートは吉澤さんのギターなんですが、
この曲に限らず吉澤さんのギターソロが素晴らしい。
いや、浅野氏のギターあってのゴダイゴと
今までそう思っていたので、冒頭で不安もあると書いたのは
そういうことなのですが、この吉澤さんのギター、
別に浅野氏のプレイをコピーしてるわけでも何でもなく、
やはり吉澤さんのプレイなのですが、
あ、ゴダイゴのギターだ! という響きの音なのですよ。
吉澤さん元々ギタリストだし、ゴダイゴのメンバーなので
当たり前と言えば当たり前なのだけれども、
トータルなサウンドとしてやはりゴダイゴサウンドで、
そのことがとても感動もし、安心もしたわけなのです。
その意味ではやってる曲はどれも古い曲ばかりですが、
新しいゴダイゴの誕生を目の当たりにした思いがしました。

「Gandhara」を歌い終わるとメンバーは一旦下がって、
10月18日で出たばかりの TBS の映像を集めた DVD の紹介ビデオが
流されましたが、とっても懐かしく、演奏シーンもリアルなので、
会場のみんな手拍子したり、インタビューに笑ったりしてましたね。

DVD の紹介が終わるとメンバーのみんなステージに戻って来て
まずはタケのお誕生日を祝いました。
ちゃんとケーキも出てきましたよ?w

231025h

そして最後はやっぱり「ビューティフル・ネーム」と
「銀河鉄道999」で締めとなりました。
「ビューティフル・ネーム」では勿論歌合戦があって
今回は会場右側ミッキー組と左側吉澤組に分かれて
どちらも「ウーワーウーワーララララ〜」の歌詞で勝負、
最終的には右側ミッキー組が勝ちましたね〜。
僕は左側吉澤組の方にいましたが、そう言えば2016年の
東京文化会館でも僕がいた方は負けたなぁ。残念!

最後の「銀河鉄道999」はもうみんな総立ちで盛り上がりました。
ミッキーのオルガンプレイもカッコよかった!
いや〜、ホント最高に楽しいひとときとなりました。
ゴダイゴは僕の原点ですし、僕のキーボードプレイは
ミッキーの影響たくさん受けてますからね、
また自分の新たな活動に向けてたくさんエネルギーをもらった
そんな素晴らしいライブでした。
ゴダイゴの皆さん、ありがとう!

■ゴダイゴ Live! 2023
・日時:2023年10月22日(日)16:00〜18:00
・会場:クアーズテック秦野カルチャーホール 大ホール

<セットリスト>

『新創世紀』より
1. If You’re Passing by That Way
2. Yellow Center Line
3. it’s Good to be Home Again

『カトマンドゥー』より
4. Lei-di Lai-di
5. Namaste

『西遊記』より
6. Asiatic Fever
7. Thank You Baby

『Our Decade』より
8. The Dragon’s Come Alive
9. Lighting Man

(最近のネタ:ミッキー、竹越さん、吉澤さん)

10. You Are Here (おおはらマタニティクリニック)
11. Tomorrow of Your Dreams (桧家グループ)

(最近のネタ:スティーブ、トミー、タケ)

『西遊記』より
12. Monkey Magic
13. Holy & Bright
14. Gandhara

(ハッピバースデー、タケ)

15. ビューティフル・ネーム
16. 銀河鉄道999

2023年10月23日月曜日

【ライブ】 10月29日(日)22:00よりヒロシの SL ミュージシャンデビュー16周年記念コンサートです!

前の日記で SL ミュージシャンデビュー16周年の
ライブを企画していることをお伝えしましたが、
詳細が決まりましたのでお知らせします。
3枚目のアルバムは管弦楽曲集になっていますので、
YMB のメンバーに手伝って頂いて、アルバム収録曲の演奏会として
いつも第九をやっているステージで行うことに致しました!
詳細は下の通りですが、ポスターに "YMO" とあるのは、
勿論 The Yokohama Memorial Orchestra のことでございます。w
(「勿論」なのか?w)

コンサートでは、アルバムに収められた曲に纏わる話や
録音に纏わる裏話、そしてアルバムに収められていない曲まで
プラスアルファの内容でお届けする予定ですので、
是非カレンダーに印を付けて、お友だちとお誘い合わせてお越し下さい。
会場でお待ちしています!

■熊木博士デビュー16周年記念「Orchestral Manoeuvre with YMO」
231023a

日時:2023年10月29日(日)22:00〜23:00
会場:YMB ウィンターステージ

2023年10月22日日曜日

【ライブ】ヒロシの SL ミュージシャンデビュー16周年記念ライブ

さて、10月27日(金)はヒロシの SL ミュージシャンデビュー
16周年記念ということで、同じ日に発売になる3枚目のアルバム
『Orchestral Manoevures in Second Life』の話をしましたが、
勿論16周年記念ライブを予定しております。
今週末の28日(土)か29日(日)の何れかになる予定で、
現在いろいろと調整中でございます。
つまり、詳細はまだ決まっていませんが、
この両日は空けておいて頂けると大変ありがたいです。
ここ一両日で決めますのでどうぞよろしくお願いします。

尚、ニューアルバムの情報は次の通りです。改めて告知致します。;

■Orchestral Manoeuvres in Second Life
231021a

1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲〜naturalway Flow による Music StarMine のための
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム (2023年リマスター)
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った (feat. Hiroko Sweetwater) [ボーカルバージョン]

詳しい情報はこちら:https://linkco.re/yY76MFSf

2023年10月21日土曜日

【新作】 10月27日(金)ニューアルバム『Orchestral Manoeuvres in Second Life』リリース!

はい、タイトル通りでございます。
来る10月27日(金)は、僕の SL ミュージシャンデビュー16周年で、
その日に3枚目のアルバムをリリース致します。
1枚目はヒロコのボーカルが入った歌物、
2枚目はピアノやシンセサイザーによる歌のないインスト物でした。
そして今回の3枚目は何と管弦楽曲集になります。

そう! 元々僕はネクラなので、一人で勝手に音楽活動してたのですが、
2009年に横浜マーチングバンドの winds さんと出逢ったことで
一緒に活動するようになり、やがてバンドに吸収されてしまいました。
その結果、一度はやりたいと思っていた
オケによる演奏会が可能になり、マーチングに弦を加えて
ヨコハマメモリアルオーケストラ(略称 YMO!)の名義で
あちこちのイベントで演奏するようになり、
それが毎年年末恒例の第九演奏会につながっています。

そこで3枚目のアルバムは僕の個人名義ではなく、
「熊木博士/ヨコハマメモリアルオーケストラ」として
これまで SL で披露してきたオリジナル曲をまとめて
全9曲、47分間のコンサートをお楽しみ頂けるよう制作しました。
YMB メンバーの皆さんには懐かしい曲が一杯入ってると思います。
しかも、この1年間管弦楽法の勉強をしきたこともあって
1曲を除いては改めてオーケストレーションを見直しながら
新しく録音し直したものとなっています。
もしかすると改悪になってるかもしれませんが、
これが2023年の僕の感覚でまとめたこととして
お楽しみ頂ければと思います。

配信開始は10月27日からですが、
iTunes Store では既に予約販売を開始しています。
詳細は以下の通りですので、どうぞよろしくお願いします!

■Orchestral Manoeuvres in Second Life
231021a

1. 流れよわが涙、と警官は言った
2. 祝典序曲〜naturalway Flow による Music StarMine のための
3. シルクロード
4. 夏の哀しみ
5. ファウンデーション〜SFドラマのテーマ〜
6. レイ・ブラッドベリのための音楽
7. レクイエム (2023年リマスター)
8. レット・ラブ・リング (feat. Hiroko Sweetwater)
9. 流れよわが涙、と警官は言った (feat. Hiroko Sweetwater) [ボーカルバージョン]

詳しい情報はこちら:https://linkco.re/yY76MFSf

2023年10月16日月曜日

【Burn2】 イベント最終日のテンプルバーン、見てきましたよ!^^

昨日も書きましたが、頭がいろいろ画策するのとは別に
身体というのは正直なもので、はい、目覚まし時計は 5:00 でしたが、
身体は見事に4:00にオシッコに起きて、見ることできましたよ、
テンプルバーンのイベント。

バーニングマンというとザ・マンと呼ばれる人形を燃やすのが
一番のピークではあるわけなんですが、
知る人ぞ知る、その翌日にテンプルと呼ばれる聖なる寺院に
祈りを捧げ、そのあとこの寺院を燃やすことで
イベントが完了するわけなのです。
なので、今は引退された(?)ナチュさんも
マンバーンと同様にこのテンプルバーンのイベントを
チェックされていましたね。

今年のテンプルバーンの見所は、何と言っても
テンプル自体が Phoenix Temple という名前で
燃えて炎の中から蘇るフェニックスを象った寺院であること。
なので、燃え尽きて終わり、ではなくて、
燃え尽きたところからが新しい始まりという
何とも素晴らしいコンセプトなわけです。

というわけで、以下、点火されて煙が上がり始めてから
燃え落ちるまでの SS になります。

231016a

231016b

231016c

231016d

マンバーンもそうですが、このイベントの時にかかっている音楽が
実はとっても大事で、今日はふと気づくと
"Burn It Down" といったようなイベントに相応しい曲が
かかっていて、お、実に素晴らしい選曲、と
僕が思っていたら会場のみんなもそういう話をしていて
やっぱり何と言っても終わりの方でかかった曲が
"Fly Like a Phoenix" といった感じの、とても盛り上がる曲で、
最後の SS で全てが崩壊したのと同じタイミングで
その曲も終わったので、っとても感動的なのでした。
いや〜、マンバーンもそうですが、
この燃えて朽ちていくシーンはスクリプトでコントロールしてるので
会場の重さとか関わると、何時に終わるのか予測できないのですが、
DJ の見事な選曲による音楽とスクリプトが同時に終わったのは
奇跡と言えるような出来事だと感じました。

こうしてテンプルが焼け落ちたあと、
きっとイベントリーダーの iSkye さんや
ランプライターのフライアさんは燃え尽きた跡地に乗り込んで
狂ったように踊りまくったのでしょうが、
ヒロシはそのあと仕事ですのでもう一眠りしました。

こうして、予定されていた「イベント」は全て終了しましたが、
展示物はあと1週間展示されているはずですので、
時間を見ては遊びに行こうと思います。
皆さんも、是非!

以上、テンプルバーンのレポートでした!

2023年10月15日日曜日

【Burn2】 Burn2 のイベントいよいよ最終日〜月曜の午前中はテンプルバーンで締め!

センターキャンプライブが終わってて一夜明けて
ボーッとしておりましたが、ボーッとしている場合ではなかった!
センターキャンプのライブを最後の週末に入れているという意識が
あまりなかったのか、そう、最後の週末と言えば
Burn2 イベントの極致、バーニングマンを燃やす
マンバーンのイベントがあるはずではないですか!

はい、あったのです。
日本時間の今朝4:00からと10:00からの2回。
実は、4:00前にトイレに目が覚めたのと
そのあとまたグッスリ寝て10:00前に目が覚めたところを見ると、
きっと身体は知っていたのか!?
しかし頭はマンバーンのことに回らず、2回とも逃してしまいました。
何たる不覚!

今回、イベントはカレンダーを使わず、
WHO::WHAT::WHERE だっけ、あれに情報集中してましたが、
肝腎のマンバーンの情報がなかったんですよね。
で、今日お昼頃にもしかして? と思って
イベントカレンダーを見たら人知れず追加されてる!
10/14 の PDT 18:00 って、、、さっきじゃん!@@

多分、何時からやるかは割と直前に決まったんだろうなと思います。
WHO::WHAT::WHERE は知ってる人を検索するにはよいけれど、
やっぱりカレンダーで見たい時もありますよねぇ。
昨日もケルパさんとそんな話してました。
僕の前後にセンターキャンプでイベント入っているか
確認する術がないって。
で、何故かスタッフの皆さんも
カレンダーを使わないわけには行かなくなったんでしょうね。。。

というわけで、私がのんびり会場を訪れた時は、
バーニングマンの場所は何にもなくなったわけではなくて
このように燃えかすが残っていました。

231015a

バーニングマンを囲んでいたハチの巣状の壁も
隅っこの一部を除いて燃え尽きた模様。
まぁ、今年はこれでマンバーンを見たことにしますか!;;

いや!
イベントはあと1日あります!
そう、最後の最後にテンプルを燃やすイベントがあるのです。
このテンプルバーン、日本時間では、
明日月曜日早朝の 4:00 からと 10:00 からの2回行われます。
我々日本人にとっては何とも中途半端な時間ですが、
僕は多分 4:00 からのに参加することになると思います。
そしてハイになった頭で仕事に行く、と。w

このテンプルバーンの正式な場所も公開されていませんが、
テンプル自体の場所が次の SLURL のところになりますので、
その南側の Burn2 Pawsom の SIM 境辺りで
観覧することになると思います。


テンプルのある Burn2 Phoenix Combustus の SIM は
イベント時間帯は立入禁止になるか、入れても怒られますので、
ご注意下さい。
イベント直前が混雑が予想されますので、
早めに Burn2 Pawsom に到着しておくことが肝要です。

それでは、また。
もしかしたらテンプルバーンの会場でお会いしましょう。^^