2017年4月29日土曜日

【ライブ】いよいよ明日、Burnal Equinox でのライブです!

はい、いよいよ明日になりました。
ずっと先だと思っていたのにあっという間ですね。
というわけで、目下明日に向けて仕込み中です。

やりたいことははっきりとしていて、
「聖と俗」という今年のテーマに因んで
この機会に前から読もうと思っていた
綱野善彦さんの『無縁・公界・楽』を読んでみたりして
十分にネタを溜め込んだところで、
今、正に具体的な音にしているところです。

インスト中心の1時間になると思います。
日曜の昼ですが、お時間ご都合つく方、是非遊びに来て下さい。^^

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■Hiroshi Kumaki: Burnal Equinox 2017「境界の向こう側」
・日時:2017年4月30日(日)13:00〜14:00
・会場:Burnal Equinox Emerald Stage
    http://maps.secondlife.com/secondlife/Burning%20Man-%20Deep%20Hole/32/224/25
・Burnal Equinox 公式HP:https://burn2.org/be2017-theme

2017年4月25日火曜日

【SL14B】SL14Bの出展・出演の申込が始まってます!

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今年の6月23日にセカンドライフは14歳の誕生日を迎えます。
そのお誕生日をみんなで祝おうというのがSL14Bのお祭。
僕もSL6Bから出演してますが、今年もその予定です。
そう、出展や出演の申込がもう始まってますよ。
統括のドックによると、締切は5月8日(月)なんだけど
あまりの申込が多い場合はその前に締め切っちゃうかも、だって。
ヒドイ!www

というわけなので、ご関心のある方はまず申し込んでみては?
それぞれの申込は次のページをご覧下さい。

・展示物
 http://www.slcommunitycelebration.info/exhibitor-application-for-sl14b/

・ライブ演奏/DJ
 http://www.slcommunitycelebration.info/performance-application-for-sl14b/

・講演/プレゼン
 http://www.slcommunitycelebration.info/auditorium-application-for-sl14b/

・ボランティア・スタッフ
 http://www.slcommunitycelebration.info/volunteer-application-for-sl14b/

さて、いきなり申込は急げ〜、と煽ってしまいましたが、
肝腎の中身、今年のテーマは「Carnivalesque」
「カーニバルみたいにみんなで騒いじゃえ!」という意味でしょうか。
公式ホームページでは次のように説明されています。
(原文はこちら。)

     *   *   *

今年のSL14Bのテーマは「カーニバルみたいに盛り上がろう」です!

折角の誕生日なのですから、セカンドライフに相応しいお祭にしようではありませんか! バンドを立ち上げて、洒落た服で着飾って、セカンドライフ14歳の誕生日のお祭に参加してカーニバルを盛り上げてみませんか?

VR(仮想現実)をめぐる関心のかなりの部分が一人で体験するものに、つまりヘッドセットを着けて没入するようなものにシフトしてきているわけですが、だからこそ私たちはみなさんに思い出してほしいと思うのです。何百人もの人々が世界中から一つの場所に集まってお祝いし、一人では到底実現できないカーニバルのような雰囲気を共に創り上げることの楽しさを。あらゆる知覚に挑戦し、あらゆる型をぶっ壊し、みんなにお祭ってこうやるもんだ、って教えてあげようじゃありませんか。

セカンドライフ最大のお祭、セカンドライフの14歳の誕生日を、そしてカーニバルの雰囲気を、あなた自身が創る担い手になるチャンスです。今回は本当に陽気で楽しいひとときに、楽しませる側にも楽しむ側にもなるひとときになることは間違いありません。是非、SL14Bのお祭に参加して、あなただけができる素晴らしい時間をみんなに披露して下さい!

     *   *   *

というわけで、今年は何だか難しいことは忘れて
とにかく楽しく騒ごう! ということみたいですね。w
興味のある方、是非公式HPをチェックしてみて下さい。
そして是非「演る側」で参加してみて下さい。^^

http://www.slcommunitycelebration.info

2017年4月23日日曜日

【RL】イエス・フィーチャリング・アンダーソン・ラビン・ウェイクマンを観て来た!

一年半ほど前にキング・クリムゾンを観た時もそうだったのだけれど、
今回もCDショップでポスターを見たのがきっかけでした。
最初は「ARW」って何だろう、と思って見ていると、
アンダーソン・ラビン・ウェイクマン、つまり、
イエスのヴォーカルとギターとキーボードの3人じゃないですか!
リック・ウェイクマンはキーボーディストとしては
僕の憧れの人でもあり、
特に昨年キース・エマーソンを観に行くつもりで観られなかったので、
いやぁ、もう最後のチャンスかもしれないと思って
すぐにチケットを申し込みました。

「ARW」という名前はかつての「ABWH」を思い出させます。
「YES」の名前を使用する権利を持っているのが
ベースのクリス・スクワイアで、彼のバンドがイエスの本体、
ということで、ABWHは全盛期のメンバーが揃っているにも拘わらず、
イエスの名前が使えなかったのでメンバー名をそのまま並べた、
という過去があります。
そのクリスも2015年に亡くなり、
ドラムのアラン・ホワイトが後を継いで
昨年もイエスの名前で日本に来ましたが、
僕にとってはやはりイエスのヴォーカルはジョンだし、
キーボードはリックだよねぇ、というのが正直なところ。
なので、ARW というネーミングも微妙だし、
それが、先頃ロックの殿堂入りした途端に
イエス・フィーチャリング・アンダーソン・ラビン・ウェイクマンに
なって、ますます微妙だなぁ、と感じているところです。
ともあれ、僕にとっては「イエス」を観に行く、
そんな気分でした。

当日は、携帯とスマホであれば撮影OKとのことでしたので、
撮れる限り撮ってみました。
まずは開演前にステージにかぶり付いて機材チェック!

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メインの機材は KORG KRONOS X と Roland Fantom-X8を並べ
その両脇にミニモーグを2台!
KRONOS X の下は GEM Promega 2、X8の下にハモンド SK-1
あと、奥でよく見えなかったのですが、KRONOX Xの右手で
ピアノの音を出していたのがやはり KORG KRONOS で、
その下は多分 Roland V-Synth GT かと思われます。
また、X8 の左手はこれも多分 YAMAHA MONTAGE、
そしてその下の白いのは間違いなくメロトロンですね。^^

さて、開演時間の19:00過ぎ、ジャジャ〜ンというイントロと共に
まずドラムのルイ・モリノ三世が、
続いてベースのイアン・ホーナルが現れ、
そして、暗い中、誰でも見分けのつくマント姿の大きな男が
ゆっくりとキーボード・ブースに向かうではないですか。
もうこれだけで、おお〜! と声を上げます。w
やがてギターを抱えたトレヴァー・ラビンが現れ、
アルバム『90125(ロンリー・ハート)』から「Cinema」を演奏。
そして最後にジョン・アンダーソンが現れたところで、
アルバム『The Yes Album(イエス・サード・アルバム)』から
「Perpetual Change」を演奏。
続いては再び『90125』から「Hold On」。
なるほど、さすがトレヴァーがいるのでこの選曲なのですね、
と今一つ乗れない僕。w

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ここで挨拶。日本語で「美しい」というジョン。
「Everybody, utsukushii. You're all good people.」と言うので
やっと来たぁ、と思いました。そうです。この流れで、
1973年の『YESSONGS』のライブでも1曲目にやってた
「I've Seen All Good People」になります。名曲ですね。
その後、ジョンはルイを紹介して、彼のドラムソロになります。
イエスのドラムと言えばビル・ブルーフォードかアラン・ホワイト、
だけれども、ルイのドラムもすごい迫力で、このソロは
今回のライブの見せ場の一つでありました。

そして、そのドラミングから雪崩れ込んだのは
1991年のアルバム『Union(結晶)』の一曲「Lift Me Up」、
これもトレヴァーの曲ですね。
僕の知る古いイエスと『90125』以来のトレヴァーのイエスの
それぞれの時代の曲を交互に演奏しているイメージです。
そして、ですよ。
「みんながそこにいて、僕がここにいて」というジョンのMCは
「And you...and I...and you...and I...」となり
そう、『Close to the Edge(危機)』に収められた名曲
「And You and I(同志)」が始まります。
これはもう、ドキドキしたんだけれど、
アルバムでも、スティーヴ・ハウのいるライブでも
アコースティック・ギターで始まるこの曲、
寧ろリックのシンセサイザー・サウンドで始まったのが印象的でした。
実はこの曲、長い事『Close to the Edge』の中で
一番好きな曲だったんです。
ここでのリックはバカテクを披露するわけじゃないんだけど
壮大な世界を創り上げていますよね、それが素晴らしくて。
今回のライブでも大満足でした。

そして大いに盛り上がったところで再びトレヴァーの曲。
『Big Generator』から「Rhythm  of Love」。
ただのロックだなぁ、もっとイエスっぽい大曲を聞きたいなぁ、
と思っていると、まさかの展開。
クリスが亡くなって、多分あの曲は無理だろうな、
と思いつつも、数日僕の頭を駆け巡っていた曲
それが「The Heart of the Sunrise(燃える朝焼け)」。
アルバム『Fragile(こわれもの)』に収められたこの曲は、
クリスの激しいベース・ソロから始まるもので、
過去のライブ映像を見ても、クリスがかなり長いソロを演奏してて
クリス亡き今はこの曲はないんだろうな、と思ってました。
ところが、そのベースのイントロが聞こえて来るじゃないですか!
今回呼ばれたイアン、ここぞとばかりにベース・ソロを頑張った!
これがホントカッコよかった!
そして曲本体にも大満足。一緒に歌っちゃいましたもん。w

続いて『90125』から「Changes」をやったあと、
ステージはジョンとリックの2人だけに。
「リックとはホント長い事一緒にやってて、
次にやる曲は二人にとってとっても大事な曲なんだ」とジョンは語り、
アルバム『Anderson Bruford Wakeman Howe(閃光)』から
「The Meeting」という曲を披露。
このイントロのリックのピアノのきれいなこと!
この人はオルガンもいいしシンセ・プレイもいいけれど、
ピアノという楽器から本当に透明な美しい響きを紡ぐ人ですね。
以前、「Close to the Edge(危機)」全曲をピアノで弾いていて
それがとても美しい演奏だったのを思い出しました。

そしてそのままリックのソロに移ったと思ったら、
バンドのメンバーもゆっくりと戻って来て
『Going for the One(究極)』から「Awaken(悟りの境地)」。
再び大曲の演奏になります。
この曲でのリックは最高。
そしてその余韻も醒めやらぬまま、聞き覚えのあるギターのリフが。
そう!「Owner of a Lonely Heart(ロンリー・ハート)」です。
まぁ、何だかんだ言って、イエスとしては
この曲が一番売れたんじゃないでしょうか。w
それだけに会場の反応も最高でした。

そしてそして、後半、Roland AXIS を手にしたリックは、
最初はトレヴァーやイアンと絡んでいましたが、
そのうちにソロをとりながらステージから降りて
会場を練り歩き出すではないですか!
これにはもう、会場は騒然、2階席の人も立ち上がったり
前に身を乗り出している人がたくさんいましたね。
更にトレヴァーも客席に降りて来て、二人で客席を一周しました。
そのうち何故かギターのフレーズがクリームの
「Sunshine of Your Love」のリフになり、
ジョンもその曲を歌い出す始末。w
これは貴重なものを見せてもらいました。
(写りはメチャクチャ悪いけど写真載せときますね。^^;)

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「Owner of a Lonely Heart」で盛り上がったまま
メンバーは一度引っ込みましたが、アンコールの拍手に
お約束のように戻って来ては、やってくれましたよ、
お待ちかね、『Fragile』の名曲「Roundabout」です。
やっぱり聞きたいよねぇ、この曲は。
僕らの世代には最もイエスを代表する曲だし、
リックのキーボード・プレイもたっぷり見れるしね。

というわけで、あっという間の2時間、
とても楽しいひとときを過ごすことができました。
ありがとうございました。^^

■Yes featuring Anderson, Rabin, Wakeman
 「An Evening of YES Music & More」
・日時:2017年4月17日(月)19:00〜21:10
・会場:Bunkamura オーチャードホール
・曲目:
    1. Cinema
    2. Perpetual Change
    3. Hold On
    4. I've Seen All Good People
    5. Lou Molino III's drum solo
    6. Lift Me Up
    7. And You and I
    8. Rhythm of Love
    9. Heart of the Sunrise
    10. Changes
    11. The Meeting
    12. Awaken
    13. Owner of a Lonely Heart
    14. Roundabout


※イエスの曲をよくご存じない方やあの曲また聴いてみたい、
 という方のためにYouTubeでミックスリストを作りました。
 よろしければどうぞ。

【ライブ】4月30日(日)Burnal Equinox 2017 に出演します!

毎年春のこの時期にBurn2コミュニティが主体となって行われる
Burnal Equinox は、Vernal Equinox、つまり「春分」に
「Burn」を掛けた「燃える春分」とも言えるイベントです。
春分の日は昼と夜との長さが同じことから、
全ての対立するものがバランスしている時の象徴となっています。
今年の Burnal Equinox は、「Sacred & Profane」、
即ち、「聖と俗」をテーマに4月28日(金)〜30日(日)の3日間
Burning Man の SIM 群で行われることとなりました。

そして、音楽担当のステージマネジャーから僕のところにも
あんたの音楽好きだから、是非出てみない? とお声がかかり、
はいはい、と二つ返事で出演することを決めました。
僕のことを覚えてくれていたのも嬉しかったですし、
「聖と俗」とはまた興味深いテーマではないですか。

日本の歴史の中でも聖なるものと俗なるものは厳しく分けられ、
俗なるものは聖なるものの領域に踏み込むことはできない、
とされて来ました。
そこには厳粛な「境界」があるのです。
しかし、俗なるものも身を浄めることで
聖なるものに近付くことができる、それが神社という空間と考えます。
神社の鳥居は俗なる世界と聖なる世界との境であると共に
出入り口であるとも言えます。

俗なるものがこの世を汚し、乱す時
人は聖なる世界を求めるのです。
RLの俗に塗れた世界を離れて、SLという空間に
聖なる世界を音で築くことができればと願い、演奏します。
お時間のある方、そのようなひとときを共にできればと思います。

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■Hiroshi Kumaki: Burnal Equinox 2017「境界の向こう側」
・日時:2017年4月30日(日)13:00〜14:00
・会場:Burnal Equinox Emerald Stage
    http://maps.secondlife.com/secondlife/Burning%20Man-%20Deep%20Hole/32/224/25
・Burnal Equinox 公式HP:https://burn2.org/be2017-theme