2020年6月28日日曜日

【SL17B】 SL17B スペシャルライブありがとうございました!

昨晩の3時間以上にわたった SL17B でのライブには
本当にたくさんの皆さんにお越し頂き、ありがとうございました。
懐かしい方々もいつもいらして下さる方も、
集まって頂いた皆様のお顔を拝見してとても嬉しかったです。

さて、昨日のライブ、会場となった SL17B の講堂は、
僕らの前後に何の催しも入っていなかったことから、
音楽イベントの全体のリーダーでもあるレオンドラさんが
開演1時間前の20:00からリハも含めてお付き合い下さり、
そんな時間からステージの仕込みやらタグの追加やら
諸々の準備をさせて戴きました。
僕も、前回春バーンの時に重くて楽器が出なかった経験から、
もうこのタイミングで自分の楽器はステージの奥にレズしておいて、
できるだけ早く自分のステージを始められるようにしました。
まぁ、運が悪ければ、それでも今度は本番で動かせない、
なんてこともあり得るわけですが、打てる手は全部打っておこう、
そんな感じです。
何と言っても、会場は4つの SIM の境にあって、
その SIM 境の周辺では、自分のアバターですら見えなくなる、
そんな場所でしたので。^^;

で、自分の準備は一旦終わり、
会場の設営も着々と進んでいるのを見て、大丈夫だと判断したので
僕自身はストリーミングのテストエリアに移動して
自分に割り当てられたサーバのチェックをしに行きました。
ところがこのサーバのテスト担当スタッフが
なかなか手際の悪い方で、あっという間にナチュさんスタートの時間
21:00を過ぎてしまったのです。
まぁ、元々ナチュさんの時間にはいられなかったはずなので、
さっきの状況だと無事スタートしてるだろうと、想像しつつ、
会場に戻って見ると。。。!!!

何故かステージの上にはこじゃさんとミニミーが?
そして音楽も土地のデフォルトが流れてるし、
????? 一体何が起こっているのか????
すると5人くらいの方から同時にメッセージが入り、
どうもナチュさんのPCが壊れてログインできなくなったらしい。
時計を見ると21:18を過ぎていて、
ナチュさんの状況からすると5分以内に解決しそうにないので、
ステージマネジャーのレオンドラさんとこじゃさんに連絡して、
急遽出演順変更をお願い、21:22 に The Black Stripes の
演奏をスタートさせることができました。
急遽こじゃさんのストリームをオンにしたので、
こじゃさんとミニミーの裏の会話もバッチリ聞こえましたね。w
順番変更にミニミーの驚くやらはしゃぐやらの様子が
とっても楽しかったです。www
ミニミー、そのノリのままおおはしゃぎで歌うので、
会場からは「singing ghost」がいる、の声も。w
The Black Stripes のステージは僕の好きなラインナップでしたが、
昨日に関してはこのノリノリのミニミーが楽しい雰囲気を
いつものステージに追加してくれていたと思います。
急な順番変更に応じて下さったこじゃさん、ミニミー、
そしてケルパさんやレオンドラさんといったスタッフの皆さん、
ありがとうございました。

そうこうしているうちにナチュさん復活! イエーーーーイ!
あとで聞いた話では何でも本来の PC は復活せず、
嫁さんの Mac で対応したそう。
で、こじゃさんのステージやっている間にレオンドラさんと調整して
僕らのあとは誰も入っていないので、
このまま約15分押しでイベントを続けることに致しました。
ナチュさん、最初は遅れた分曲をカットしなきゃ、
なんて言ってたんですが、予定通り全曲やることができました。
ナチュさん、復活できてホントよかった。
だって、ナチュさんのステージを楽しみに
会場にいらしている方もいらっしゃることですしね。^^

そして最後が僕のステージでした。
今回は、1曲目に「Happy Birthday Second Life」という
誕生日を祝う新曲を披露したあとは、
主に旅に関する曲を中心に演奏させて戴きました。
その旅の始まりの曲は「ワクワクの島」という、
もう○十年前、大学生の頃、『千夜一夜物語』にのめり込んで、
その中に出て来る伝説の島、ワクワクに魅せられ、
当時作ったのがこの曲になります。
『千夜一夜』からインスパイアを受けた曲なので、
ダラブッカのリズムやらサズの音やら、
中東っぽい音をベースにアレンジしていますが、
実は一般に公開するのは今回が初めてなんです。
ご興味のある方、歌詞はこちらに載せておきました。

https://www.facebook.com/notes/hiroshi-kumaki/ワクワクの島/2954428627939930/

その他、今回特別なこととして、
5月に亡くなったゴダイゴのギタリスト浅野孝已さんを偲んで
アルバム『西遊記』から「Thank You Baby」という曲を
ヒロコの歌とギターで送らせて戴きました。
有名な曲のカバーというのはあまりやらないのですが、
浅野さんのことはゴダイゴファンでもある僕には
かなりショッキングな出来事でしたので、
SL17B の場をお借りして僕なりに表現させて戴いた次第です。

「ワクワクの島」で船出をして、
中国、インド、イランと西へ向かう曲が続き、
そしてそこから宇宙へ飛び立ち、という感じでステージを進め、
最後は古葉保貴さんの「この旅は長くなりそうだ」の
英語カバーで締めさせて戴きました。
本当を言うと、「Vacations and Road Trips」という
今年のテーマを聞いた時、真っ先に浮かんだのがこの曲で、
実はこの曲を演るために、他の曲を構成していったというのが
今回のセットリストなのでした。

イベントが終わったのは日本時間で日付の変わった 0:20、
なかなか演奏がスタートしなかったり、
出演者の順番が変わったりしましたが、
会場で待って下さり、お付き合い頂いた皆様、
本当にありがとうございました。
皆さんにとって楽しいひとときとなっていれば嬉しい限りです。

最後に、レオンドラさんはじめ SL17B スタッフの皆さん、
素晴らしいステージと照明を担当して下さったケルパさん、
YouTube の生中継と録画を担当して下さり、
ピンポイントで会場のみなさんにいろいろとアナウンスして下さった
しんさん、
そして一緒にステージで演奏したナチュさん、こじゃさんに
感謝の気持ちを捧げたいと思います。

皆さん、ありがとうございました!m(_ _)m

■ SL17B スペシャルライブ
・日時:2020年6月27日(土)日本時間21:22〜24:20
・会場:SL17B 講堂(Auditorium)
・出演:
    21:22〜22:15 The Black Stripes
    22:18〜23:15 naturalway Flow
    23:18〜24:20 Hiroshi Kumaki
・ヒロシのセットリスト
    1. Happy Birthday, Second Life(新曲)
    2. ワクワクの島(新曲)
    3. 天壇
    4. タージマハール(英語・日本語)
    5. Thank You Baby(R.I.P. 浅野孝已・ゴダイゴカバー)
    6. シルクロード
    7. Payehali
    8. 宇宙開闢の歌
    9. Long, Long Way to Go
     (古葉保貴「この旅は長くなりそうだ」英語カバー)

2020年6月27日土曜日

【SL17B】 ライブまであと2時間の最終案内〜本日は YouTube 中継もあります!

本番まであと2時間を切りました。
そこで最後のご案内です。

そう、今日はしんさんの Hole Shot TV による
YouTube の生中継も行われます。
ですので、SL にインできない方も是非、
こちらでお楽しみ頂けると嬉しいです。
URL はこちら。

■SL17B Live by Japanese musicians
 

詳しいイベントの内容は以下の通り。
それではのちほど会場でお会いしましょう!

■ SL17B スペシャルライブ
 200621f

・日時:2020年6月27日(土)日本時間21:00〜24:00
・会場:SL17B 講堂(Auditorium)
    https://maps.secondlife.com/secondlife/SL17B%20Awesome/32/227/23/
・出演:
    21:00〜22:00 naturalway Flow
    22:00〜23:00 The Black Stripes
    23:00〜24:00 Hiroshi Kumaki

【SL17B】 SL17B でのナチュさん、こじゃさんとのライブ、いよいよ今晩21時からです!

はい、タイトル通りです。
いつものことですが、まだまだ先、と思っていたのに
とうとう当日を迎えてしまいました。

とは言え、ナチュさんやこじゃさんだけでなく、
僕も今回は一通り作業を終えて、いつもよりは静かな気持ちで
当日を迎えています。
3人でいろんな曲を準備して会場でお待ちしていますので、
是非お友だちとお誘い合わせて遊びに来て下さいね。
皆さんにとって楽しいひとときとなりますよう。

■ SL17B スペシャルライブ
 200621f

・日時:2020年6月27日(土)日本時間21:00〜24:00
・会場:SL17B 講堂(Auditorium)
    https://maps.secondlife.com/secondlife/SL17B%20Awesome/32/227/23/
・出演:
    21:00〜22:00 naturalway Flow
    22:00〜23:00 The Black Stripes
    23:00〜24:00 Hiroshi Kumaki

2020年6月21日日曜日

【RL】 Roland Cloud で最初に買ったものは?

さて、6月27日の SL17B ライブに向けて
いろいろと仕込みをしているヒロシでありますが、
今回のライブのために特別に取り組んでいる曲があって、
その中で、そうだ! 京都へ行こう!
ではなくて、そうだ! Roland Cloud だ! と思い付いて
衝動買いしたものがあります。

Roland Cloud というのはあのシンセメーカーローランドの
往年の名機をヴァーチャル化した音源が利用できるサービスですが、
これまではサブスクリプションオンリーのサービスだったんです。
で、ある楽器を使いたいために毎月お金払うのはな〜、と
二の足を踏んでいたら、今年の5月に大きな変更があって、
ライフタイムライセンスというのを購入すれば、
毎月お金を払わなくても、ローランドのヴァーチャルシンセが
使えるようになったんですね〜。
で、元々ローランドのアカウントを持っていた僕は
そのまま無料会員なのでその権利を行使できるわけで、
Jupiter-8 と Juno-106 は買わないわけがない、
問題はいつ買うかだ、と構えていたわけですが。。。

とうとう昨晩、最初の権利を行使したのはこの2つでなく、
何と、 SRX World という音源でしたよ。^^;
え、それ何? と思う方も多いでしょうね。

実は僕は音楽を始めた時から、民族音楽に興味があって
自分の楽曲に民族的な音を取り入れることをやって来たのです。
僕が2007年に自分のお店である Lifebound Cafe で
最も初期の頃、ちょうど北京に行ってきたばかりの時に作った
「天壇」をしきりに演奏していたのを覚えていらっしゃる方も
多いことと思います。

民族的な音源が使えるというので、
セカンドライフを始める前に買っていたハードに
E-Mu の UltraProteus とローランドの JD-990 があって、
UltraProteus には民族楽器のパッチが、
そして、JD-990 にも SR-JV80-05 World という
民族音楽音源のボードを積んでいたのです。
この音源がなかなか素晴らしくて、結構使ってましたが、
時代はシリアル接続から USB へ、そしてハードからソフトへと移り
満足できる民族楽器音源のソフトを探していて、
EastWest の Silk か、UVI の World Suite かと思ってたのですが。

何と、あのローランドの音源がソフト化されたというではないですか!
というわけで、Jupiter や Juno を差し置いて
真っ先に購入したのがこの音源、というわけです。

200621g

早速音出しして、いや〜、これは懐かしい、
ここでしか得られない響きがあるんですよね。
やっぱり日本の会社が作っているだけあって、
日本人にとって納得のいく音作りになってるんですよ。
(同じ三味線とか箏でも、海外の方が作られたのはどこか違う。
 UVI の Beathawk の音源なんかすごくいい線行ってる!)

というわけで、SL17B ではこの音源を使った新曲をやりますよ。
是非楽しみにしてて下さいね!

【SL17B】 ヒロシのライブは6月27日(土)講堂にて行います!

さて、SL17B、以前からお伝えしていた肝腎の、
ナチュさん、こじゃさん、そして僕自身のライブですが、
6月27日(土)21:00〜24:00の時間帯で、
メイン/ライブステージではなく、
「講堂(Auditorium)」という場所で行います。

ライブ・ミュージシャンはメイン/ライブステージが基本なのに
何故敢えて講堂という場所を選んだか?
それは、今回のメイン/ライブステージ会場の場所にあります。

200621d

前回お伝えしたように、今年の SL17B は会場全体が
キャンプ地のような構成になっていて、
写真のようにメイン/ライブステージも森の中にあり、
しかも、ステージが大小いくつかに分かれていて
その何れかを使うのが期待されているわけですが、
テントっぽい屋根があったり、木が生い茂ったりしてるので、
ここに僕らの最近のステージで使っているような
オブジェやらライティングやらを持ち込むのは無理!
と判断したためです。
そもそもそんなステージングを行うと、この会場の
コンセプトを壊すことにもなってしまいますしね。

そんなわけで、リンデン社長以下の面々も登場する
講堂の方に舞台を変えることにしたわけです。

200621e

この通りこちらは、何の変哲もないごく普通のステージ。w
ごく普通ということは何でもやれるということでもあります。w
いや、実際、これまでの SLB のライブステージって、
象やら蛙やら亀やらの意匠はありましたが、
ステージそのものはだだっ広くて何にもない、
というのが定番でしたから、アーティストが如何様にもできたのです。
また、ケーキのステージもあって、
こちらはケーキの中、何にもない空間でしたから
やはり如何様にもできたのですね。
今年のメイン/ライブステージは、コンセプトに拘りすぎて
却ってアーティストの自由を奪う形になってしまってます。
僕らがステージの変更をスタッフにお願いしたのは
そんな背景があってのことです。

ともあれ、時間も場所を決まりました。
そしてポスターも出来ました!
ナチュさんが作ったこのポスター、
ドライブやキャンプをイメージしたポップで楽しいものになってます。
出演者やスタッフを暗示する動物たちのキャラもかわいいですね。
このポスターのように楽しいイベントにできればと頑張りますので、
当日は是非是非、お友だちと一緒に遊びに来て下さいね。
お待ちしています!^^

■ SL17B ライブ
 200621f

・日時:2020年6月27日(土)日本時間21:00〜24:00
・会場:SL17B 講堂(Auditorium)
    https://maps.secondlife.com/secondlife/SL17B%20Awesome/32/227/23/
・出演:
    21:00〜22:00 naturalway Flow
    22:00〜23:00 The Black Stripes
    23:00〜24:00 Hiroshi Kumaki

【イベント】 SL17B が開幕しました!

セカンドライフ17歳のお誕生日イベント、
SL17B が日本時間で昨日20日の早朝に開幕しました。イエ〜イ!
既にお越しになった方も結構いらっしゃると思いますが、
SL17B って何? という方もいらっしゃると思うので
ここにまとめて情報を載せておくことにします。

というのも、SLB のイベントは元々コミュニティのボランティアが
リンデンに感謝して行っていたものだったのですが、
何故か昨年から運営がリンデン本体に移行してしまったのです。
で、それまでは SLB の公式 HP もあってそこを見れば
今年のイベントは勿論、過去の様子も見ることができたのですが、
この公式 HP 自体もなくなり、情報はリンデンのブログにのみの
掲載となってしまったので、なかなかぱっと探すことが難しいのです。
というわけで、まずは次のブログ記事にアクセスして下さい。
ここがいろんな情報への入口になります。

・セカンドライフブログ・SL17B情報
 https://community.secondlife.com/blogs/entry/4910-sl17b-is-open-let’s-celebrate-second-life’s-17th-birthday/

更に、チェックしておくべき場所や見どころについては、
次の「行き先ガイド」から探すのが便利です。

・行き先ガイド・SL17B 関連
 https://secondlife.com/destinations/sl17b

そして、イベントカレンダーはこちらになります。

・SL17B  イベントカレンダー
 https://community.secondlife.com/blogs/entry/4900-sl17b-calendar-of-events/

さて、それではその SL17B、どこから見るか、ということですが、
まずは会場の入口でもある「Welcome Area」をお勧めします。
ここからいろんな場所に飛ぶことができます。

・Welcome Area
 https://maps.secondlife.com/secondlife/SL17B%20Beguile/16/98/53/

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実は、今年の SLB のテーマは、
こんな新型コロナウィルス対応でなかなか動きづらい時期だからこそ
「リクリエーションとドライブ」ということになっています。
それを意識してか、24 の SIM からなる会場全体が
山あり海ありのキャンプ地のようなイメージで作られています。
その空気、この Welcome Area に着いたところで感じられますね。

さて、SLB の目玉の一つは連日24時間通して行われる
各種のライブやDJ イベント、その他のパフォーマンスになりますが、
これらイベントが行われる会場は次の通りです。

・メイン/ライブステージ
 https://maps.secondlife.com/secondlife/SL17B%20Wonderous/203/18/22/

・DJ ステージ
 https://maps.secondlife.com/secondlife/SL17B%20Spectacular/251/117/23/

・講堂(Auditorium)
 https://maps.secondlife.com/secondlife/SL17B%20Awesome/32/227/23/

メイン/ライブステージは森の中のキャンプ会場みたいな所、
DJ ステージはビーチ、そして講堂は野原と、
それぞれ雰囲気の異なる場所になっています。
尚、講堂は、音楽イベント以外のパフォーマンスや
講演、プレゼンテーションが行われるところで、
6月22日(月)〜26日(金)の日本時間午前6:00から
「Meet the Lindens」というリンデンの会社の人が出て来て
いろいろな話をしたりQ&Aセッションがあったりと
リンデンの方に直接会える催しがありますが、
その会場となるのがこの講堂です。
月曜日はエブ・リンデン社長の登場ですので
ご興味のある方はどうぞ。

更に、音楽もダンスもいいけれど、
こういうイベントってフリーのものが手に入る機会なんじゃないの?
と思った方、なかなかいい勘をしておられます。
その通り、SL17B でもギフトエリアがあるのと、
更には、HUD を付けて行うハントも企画されていますので、
是非チェックしてみて下さい。

・ギフトエリア
 https://maps.secondlife.com/secondlife/SL17B%20Mesmerize/123/193/23/

・SL17B Swaginator Gift Hunt
 https://maps.secondlife.com/secondlife/SL17B%20Beguile/14/99/53/

あと、SLB には伝統的に、過去の SLB の記憶を詰め込んだ
タイムカプセルというものがあって、
そこに行くと過去のイベントのタイムカプセルを見ることが
できるのです。
毎年のタイムカプセルの形状そのものも見どころですが、
そのタイムカプセルを置いてある場所も毎年異なるスタイルで
僕はそれを楽しみに毎年必ず訪れていました。
今年は過去のタイムカプセルを展示している場所自体は
昨年と同じだったのでちょっとがっかり。
でも、、、その場所の設定自体はちょっとおもしろいかな。
そう、SS にある通り、何と巨大な木の洞に作られているのです!

 200621b

・Tapestry of Time
 https://maps.secondlife.com/secondlife/SL17B%20Impressive/20/128/23/

さて、その他の展示会場はまぁ、いろんなものがたくさんありますが、
中でもチェックしておきたいのはやはり盟友ケルパさんの展示。
「If you have a sense of distance」、
つまり、ソーシャル・ディスタンスということが言われているけれど、
私たちの距離に関する感覚って確かなものかしら?
と問いかけるような内容で、はい、もう目の錯覚を利用した
いや、目の感覚がおかしくなるような、僕の大好きなケルパ絵の世界
思いっきり楽しむことができますよ。^^
お勧めですので、是非訪れてみて下さい。

・If you have a sense of distance by Kerupa Flow
 http://maps.secondlife.com/secondlife/SL17B%20Sparkle/226/138/23

 200621c

ということで、ちょっと長くなりましたので、
SL17B、最初のご案内はここまで。
え? 自分のイベント情報に触れてない?
はいはい、それはこのあと別途告知しますので、
少々お待ち下さいね。^^

つづく!

2020年6月15日月曜日

Under the Hood

前に Firestorm ビューワの EEP 対応が始まった話を書きましたが、
僕も昨晩漸く日本語版の翻訳を終えたところです。
何とかリリースに間に合いそうですので、
このややこしくも楽しい EEP を日本語でお楽しみ頂けることと
嬉しいやら脱力感やらでいっぱいのヒロシであります。

ところで、 Firestorm ビューワのアップデートの度に
その報告をさせて戴いていますが、
その際にいつも参考にさせて戴いているのが
Inara Pey さんのブログなのです。

https://modemworld.me

ブログのタイトルは Living in a Modern World ならぬ
Living in a Modem World(そっくり!)で
セカインドライフネタを毎日たくさんアップされてる方です。
Firestorm 以外のビューワの技術的な記事も結構ありますので
皆さんも是非参考にされるとよいと思います。

僕がこの方の記事を参考にしているのは、
Firestorm 公式のリリース案内は文字情報だけで
それが何を意味しているのかピンと来ないこともあるのですが、
Inara Pey さんは画像付きで新機能を報告されているので
開発チームにいるはずの僕も「そうだったのか。。。」と
後で彼女のブログを見て知る次第のところもあり。。。
つまりは、何が新しいアップデートでよくなったのか
見てわかりやすい、ということに尽きるのです。^^
(実は前回も、ヤベ、これ対応してなかった、と気づいた箇所あり。)

その前回のアップデートの記事は次のものなのですが、

https://modemworld.me/2020/05/28/firestorm-6-3-9-housekeeping-matters/

この中に「Under-the-Hood Updates」というのがあって
ほほ〜、こんなことにも触れてくれたのですね、
とちょっぴり嬉しかった次第。

「Under the hood」という英語は、
「車のボンネットを開けて調べてみる」というような意味です。
車を運転するのに技術的な知識は要りません。
が、うまく動かない時は何が起こっているのか、
機械的なことを調べる必要がありますね。
つまり、普通は知らなくてもいいけど、
裏で起こっている技術的なこと、というような意味合いで
この「under the hood」という言葉が使われます。

今回 Inara Pey さんが書いているのは、
実は Firestorm プロジェクトが使用している
ソース管理システムが Mercurial (hg) から Github に変わった
ということなんです。
これ、1年ばっかりサボってた僕にはかなりの影響があったんですよ。
まず今まで Firestoirm の開発に使っていたソフトが使えなくなったし、
やっと慣れたコマンドも全部変わっちゃいましたしね。
一番参ったのが、自分の修正した内容をパッチファイルに
出力しようとしたところ、新規ファイルの内容が反映されない。
いろいろ調べたら Git って、ステージングと言って
新しく作られたファイルを管理対象にするかどうか
明示的に操作してあげないといけないのね。
hg の時はその辺のところもソフトが面倒見てくれたんですけどね。

というわけで、自分の備忘を含めてコマンド書いときます。w

git add -N 新規作成したファイルのパス
git diff HEAD > 出力する差分パッチファイルのパス

まぁ、こういうことでもないと新しいこと勉強しませんからね。
頭と体操と割り切って開発にいそしむヒロシなのでした。w

2020年6月7日日曜日

【技術情報】 Firestorm アップデート 6.3.9.58205 について

少し前のことになりますが、 Firestorm ビューワが5月28日に
6.3.9.58205 にアップデートされました。
これはリンデン公式の 6.3.8 と平仄をとったものになります。
ということは?
そうなんです。公式の最新版は 6.4.3 で、
僕が1年前にここで色々書いていた SIM や土地の環境を
自由にカスタマイズできる EEP の機能が4月20日にリリースされ、
公式6.4.3 はそれに対応したものなんですが、
Firestorm の最新が 6.3.8 ベースということは、
今回のバージョンアップでは EEP に対応していない、
ということなんです。
なので、どちらかというと細かいちょっとだけ便利になる
そんな機能の追加が多い、地味なアップデートになります。
まずはその辺を紹介して、EEP の話は最後にまとめて書きますね。

まず、主なアップデートの内容ですが、次のような感じです。

・プレミアム・プラスに対応
・ミニマップのカーソルの居場所をしめす円の範囲と色を
 カスタマイズ可能に
・自分が装着しているものの「検査」が右クリックで表示の
 コンテクストメニュー/パイメニューで利用可能に
・保護フォルダ:誤ってフォルダを消したり、間違えてフォルダを
 どこかにドロップして見失ったりしないように出来ます。
 対象のフォルダを右クリックして表示されるメニューから
 「Protect(保護)」を選択して頂ければよいです。
 また、保護したフォルダの一覧は、アバターメニューの
 「保護フォルダ」で確認できます。
・スナップショットの Twitter アップロード廃止:リンデンが
 Twitter と Flickr への直接のアップロード機能を廃止したのに
 伴う対応ですが、Flickr については、Firestorm からの
 アクセスを許可することによってこれまで通り使えるように
 なっています。
・サウンドについて、「ローカルで停止」を追加:ローカルで再生
 というのはこれまでもありましたがその逆ですね。
 ローカルでだけ再生を停止する機能です。

詳しくはこちらの Firestorm のブログにあるので
参考にしてみて下さい。

https://www.firestormviewer.org/firestorm-update-6-3-9-58205/

とこの中にさらっと、

Translation updates for German, Polish, Japanese & Russian

とありますね。
そうなんです。
ここ1年ほどバタバタして対応できてませんでしたが、
この間に行われたアップデートの日本語対応を行いました。
加えて、これまでずっと対応できてなかったものも
日本語をたくさん追加していますので、これまで以上に
わかりやすくなっていれば、と願っております。

さて、その日本語に関してですが、
プロジェクトリーダーのジェシカ・ライオンさんから
EEP のナイトリー・ビルドをヒロシに渡すように、
と指示があったとのことで、プロジェクトの担当者から僕宛に
連絡があり、開発中のもののビルドが送られてきました。
そうなんです。
Firestorm チームは目下、EEP 対応バージョンを
できるだけ早くリリースしようと動き始めています。
そしてこのリリースによって変更になるファイルが多いことから
タイムリーに日本語版も対応できるよう、僕宛に早めに
情報を展開して下さったということなんです。
なので、これからまた忙しくなります。
EEP はまだ開発の段階からいろいろ楽しませてもらったので
是非皆さんにも早くその面白さをお伝えしたく、
リリースに間に合うように頑張りたいと思っています。
具体的にいつになるのかは全くわからないのですが、
是非楽しみにしていて下さいね。

【イベント】セカンドライフ17歳の誕生日 SL17B は6月19日スタート〜そしてヒロシも参戦します!^^

今年もあっという間に6月になってしまいましたが、
6月と言えば、17年前の2003年にセカンドライフが生まれた月、
というわけで、毎年6月にはセカンドライフの誕生日を祝う
「Second Life Birthday」略して「SLB」のイベントが開催されます。
そして今年はそのセカンドライフも17歳、というわけで
SL17B のイベントが6月19日(金)〜7月10日(金)の期間
このために特別に用意された SL17B の SIM 群で開催されます。
これに先だって3月から展示会場への出展や
ミュージシャン、DJ などへの参加呼びかけが始まっており、
勿論、僕も例年通り参加することにしましたよ。^^

https://community.secondlife.com/blogs/entry/3806-sl17b-applications-are-now-open-for-musicians-exhibitors/

そう、今年は、ケルパさんの呼び掛けで冬バーンに参加したのを機に、
ナチュさん呼び掛けの「春だ! みんなでナチュ祭り」
そして、「Burnal Equinox 2020」のイベントと
チームでの動きが続いていますが、今回もまた、
ナチュさん、こじゃさんとタッグを組んで、SL17B で
3時間連続のライブショーを行う運びとなりました。
日時は、6月27日(土)日本時間21:00〜24:00になります。
僕たちの我が儘を聞いて下さった SL17B のスタッフさんありがとう!

そして勿論、この3人のステージ演出を担当して下さるのが
ケルパさんで、またまた勿論、ケルパさんは展示会場も設営されます。
今回はテーマが「Vacations and Road Trips」、
日本語にすると「休暇とドライブ」という内容になりますが、
世界中で新型コロナ対策で外出や旅行が自粛要請されている
そんな状況だからこそセカンドライフでならできる
「休暇とドライブ」を提案する、そんな感じなのでしょうか。
それをケルパさんの展示、僕らの音楽がどう表現するのか、
楽しみにしていて頂ければと思います。

そんなこんなの SL17B、詳細はこれから追々明らかになりますが、
まずはカレンダーに印だけしておいて下さいね。
よろしくお願いします!m(_ _)m

【RL】そりゃぁないよ、IK さん〜今更ですが Syntronik の楽しみ方

シンセサイザーの往年の名機が PC 上でソフトシンセとして再現され
DAW 上で利用されるのはごく普通になっていますが、
実機のルック&フィールを意識したものとしては、
フランスの Arturia、UVI、そしてイタリアの IK Multimedia
といった会社のものが人気を競っていると思います。
Arturia が発音のロジックそのものを再現してリアルな操作感と
音色を実現しているのに比べ、
UVI と IK Multimedia は実機の特徴的な音をサンプリングし、
そのサンプリングした音を実機のルック&フィールで加工する、
そんな違いがあります。
当然のことながら、サンプリングベースですと、
サンプリングされた音以上のことをやるのに限界があるので、
できるだけたくさんの音色を用意する必要があり、
当然ディスクスペースもたくさん必要になります。
例えば、オーバーハイムの名機、OB-Xa で言うと、
Arturia の 1GBに対して、IK Multimedia は 4GB 必要です。
そんなところが僕が Arturia のシリーズを使っている
一つの理由でもあります。

そうそう、それでそのオーバーハイム OB-Xa なのですよ。
つい最近、Arturia が OB-Xa を再現したソフトシンセ
OB-Xa V を発売したのです。


OB-Xa と言ってもピンと来ない方も多いかもしれませんが、
ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」という曲の冒頭奏でられる
あの印象的なリフのブラスサウンド、と言えば
どなたにも心当たりがあるのではないでしょうか。
オーバーハイムと言えば、オーバーハイム・サウンドと呼ばれる
分厚い音色で知られていますが、この OB-Xa はその集大成と言える
フラッグシップモデルでしたね。
なので、これまで Arturia の V Collection シリーズに
入っていないのが不思議なくらいなのでした。
V Collection シリーズには、もう一つのフラッグシップモデルである
Matrix 12 は入っているものの、オーバーハイムのモデルとしては
OB-Xa でなく、最も初期の SEM しかなかったですから。

一方、IK Multimedia には、2017年に発表した Syntronik という
これまた往年の名機をサンプルしたシリーズがあって
その中にも OB-Xa は既に含まれていました。
この Syntronik は、Arturia や、オリジナルのシンセメーカーが
対応していないような機材も含んでいるので、
僕はソフトシンセの種類が少ない iPad や iPhone に入れて
使っていました。
例えば、ローランドの Jupiter-8, Juno-106, JX-10, SH-2, TB-303
といったものが含まれているんですね。
そして、その IK Multimedia がこの度、ニュースレターに登録すると
OB-Xa の Syntronik 版、OXa を無償配布するよ、
というキャンペーンを打ち出して来たのです。


IK Multimedia と言えば、少し前に Cinematic Percussion の
無償配布キャンペーンを行ったばかりで、
IK の登録ユーザーのヒロシもダウンロードさせてもらいました。
しかし、Arturia が新製品を発売してきたこのタイミングでの
プロモーション、そりゃぁないよ、IK さん! という感じですね。

とは言え、僕も V Collection のアップデートで OB-Xa V が
入って来たらそちらを購入するかもですが、
折角の機会なのと、Syntronik については
前から書こうと思っていたので、今回ダウンロードついでに
Syntronik の使い方や特徴についても触れてみたいと思います。

まず、Syntronik の画面から OXa を選択するとこのように
ズラリと音色のリストが表示されます。

200607a

上に書いたように、OB-Xa と言えば「ジャンプ」なので、
トップには「1984 Polysynth 1」「1984 Polysynth 2」と
それを思わせる音色名が並んでいますね。
(蛇足ですが、「1984」は「ジャンプ」が入ってる
 ヴァン・ヘイレンのアルバムの名前ですね。)
実際、これらの音色を選んであのフレーズを弾くと。。。
はい、期待通りのあの音でした。^^

で、普通はここに並んでるさくさんの音の中から
選んで弾けばいいのですが、中には僕のように
もうちょっと作り込みをしたい、という人もいると思います。
そんな時は、次の画像のように「Filters」の「Timbre」で
「Basic」というのを選びます。

200607b

この Basic を選択した状態で表示されているのが、
OB-Xa からサンプリングされた素の音です。
そのサンプリングした時の状態がそのまま音色名になってます。
例えば、画面では「PWM 1-Osc OXa Fast」は、
オシレータに LFO を使って PWM をかけている状態で、
その時の LFO のスピードが速い状態でサンプリングされてます。
その少し下にある「Saw+PWM Sqr 5th」は、
1つのオシレータはノコギリ波、もう一つはPWMをかけた矩形波で
この矩形波の方をノコギリの方に対して5度上にデチューンしたもの。
こんな感じで自分の作りたい音の設定に一番近い音色を選びます。

200607c

音色を選んだあと、画面トップの音色名が書いてある
ボックスをクリックすると上の写真のような画面に切り替わります。
ここで細かい音色の調整をするのですが、
おー、いかにも OB-Xa らしい画面に見えますよね?
ところがどっこい、ここが Arturia の V Collection と違うところで
OB-Xa だろうと Jupiter-8 だろうと SY-99 だろうと、
背景はそれぞれの実機を思わせるものながら、
表示されているパラメータは全機種共通なのです!w
ここがSyntronik の使いやすいところでもあり、限界でもあるわけ。
つまり、エディットしたい内容って、結局のところ、
フィルター、エンベロープ、モジュレーションのかかり具合、
大体そんなところに尽きるでしょ、っていう割り切りですね。
割り切りなんだけれども、フィルターの調整ロジックがよく出来てて
例えば僕は Juno-60 でいろいろ試しましたが、
自分に作りたい音を再現することができましたから、
これはこれでなかなかのものだと思います。
サンプリング侮れじ、という感じですね。

フィルターについて触れたところで、ここもまた Syntronik の
他にはない強みになるわけですが、
上の画像ではちょっと見づらいかもですが、画面中央ちょっと右寄り
フィルターセクションに「Type」というツマミがあります。
これ、タイプ名にOとかCとかRとかMとかあるのですが、
実は、O は Oberheim、C は Sequential Circuit、
R は Roland、M は (Mini) Moog を意味していて、
それぞれのメーカーのフィルターの動きをシミュレートしているわけ。
なので、例えば OXa はオーバーハイムのシミュレーションなんだけど
そこにローランドやモーグのフィルターを適用して
実機ではできないはずの音作りができるというわけなんです。
実は、このフィルタータイプを変えるだけで結構音変わるので
いろいろ試してみるとサンプリングを超えた音作りができる、
そんな風に思います。

そんなわけで、Syntronik のシリーズは、
OB-Xa のあの音が欲しい、とか Juno のあの音が欲しい、
というニーズには十分応えられ、エディットも可能で使いやすい
そんなソフトシンセだと思っています。
ご興味のある方、是非この無償キャペーンで試してみては?