変なタイトルですが、このところいろいろな変化がSLで起きてきて、
前から詳しく書こうと思いながら時間がとれずに来たので、
ちょっと古いものも含めてまとめて書いておこうと思います。
■プロジェクト・シャイニング本格導入
6月27日付で公式ビューワの3.6.1が、
そしてその前日の6月26日にはファイアーストームの4.4.1が
リリースされましたが、これらは何れも
プロジェクト・シャイニングの本格導入に際して
各種のバグ修正等を行ったもののようですね。
プロジェクト・シャイニングは、
サーバサイド・ベイキング(SSB)とも
サーバサイド・アピアランス(SSA)とも呼ばれていましたが、
簡単に言うと、これまでビューワ側でレンダリングしていた機能を
サーバ側に移すことによって、アバターの読み込みなどが
より早くなると同時に、レンダリングのエラーを軽減させるものです。
但し、レンダリングのしくみが変わってしまうので、
これに対応していないビューワを使い続けていると
アバターの服などが正しく表示されないということになります。
7月9日以降にこのしくみが導入されるようなので、
それまでに対応のビューワにアップデートしておきたいところです。
公式なら3.5.1以降、ファイアーストームなら4.4.0以降が
対応していますが、いずれも最新版を使う方が安全ですね。
プロジェクトシャイニングについて詳しくは
こちら。
■ビューワのリリース・プロセスが変更に
5月1日付の次の公式ブログに出ていましたが、
ビューワのリリース手順が変更になっています。
http://community.secondlife.com/t5/Tools-and-Technology/A-New-Process-for-Viewer-Releases/ba-p/1990547
ユーザーのSL体験をより豊かなものにするために、
リンデンラボでは常にビューワの改善を進めていますが、
改善内容は当然複数あるはず。
そこで、これら複数のプロジェクトを同時に進行させ、
うまくいったところから順次本番リリースに反映させるために、
現在サーバアプリケーションで行っているのと
同様の手法を適用することになったとのこと。
サーバの場合は、MagnumとかLe Tigreとか
複数のRC地域があって、それぞれ別のプロジェクトを反映させて
その実験結果が普通の地域に順次反映されるようになっていますが、
ビューワも同じように複数のプロジェクトを同時に走らせ、
それぞれのベータバージョンを公開していくとのことです。
これによって新しい機能を盛り込んだアップデート版の
リリースタイミングをより早くすることを狙っています。
最近では、新しいコミュニケーション・ツールである
CHUIのプロジェクト、それから、
質感の向上を目指したMaterialsプロジェクトなどがありましたが、
何れも公式の最新版には取り込み済ですね。
■NiransビューワがBlack Dragonへと移行
ビューワと言えば、Niransビューワのブログによると、
Niransの開発は中止とのこと。
変わって、これから半年くらいかけて
ビューワを一から作り直すプロジェクトを開始、
新しいビューワはBlack Dragonと名付けられたようです。
ブログの画像を見る限りは、かなり画面が広いイメージ。
開発者独自の発想で再構築、新機能も導入されるようですね。
現在は2.2.3ベータが公開中です。
Niransビューワのブログは
こちら。
■マーケットプレイスの決済方法が変更に
6月25日付の公式ブログで決済方法が変更された旨発表されました。
http://community.secondlife.com/t5/Commerce/Marketplace-Now-Uses-Second-Life-Payment-System/ba-p/2059141
これは、マーケットプレイスの決済が、
これまでのリンデンドルによる決済方法から、
セカンドライフそのものの決済方法に移行になったというもの。
商品をカートに入れて決済に進むと、
例えば、LindeXのページでリンデンドルを買うときと同じような
画面に遷移します。
そして、デフォルトは決済手段として
リンデンドルが表示されていますが、
「More payment options」のリンクをクリックすると
自分が登録しているクレジットカードやPaypalが
選択できるようになります。
買い物したいけれど、リンデンドルが足りない。
そのためにはLindeXでリンデンドルを調達してから
またマーケットプレイスに戻って来ないと。。。
そんな手間が省けるわけですね。
その場で即、クレジットカードでの決済ができるというわけです。
最初移行の案内を見た時は、全てクレジットカードになるのかと
勘違いして、え〜〜、と思いましたが、
実際にはより便利になるのではないでしょうか。