2022年3月24日木曜日

【RL】 今、1974年の TV ドラマ『日本沈没』を観る!

先日 Amazon Prime で見かけたので観始めたのだ。
1974年というから今からもう50年も前のテレビドラマ
『日本沈没』だ。


当時、前年に公開された映画版と共に、
この小松左京原作の SF は話題になり、
子供だった僕も大変興奮させられたものだ。
そう、当時は映画もドラマもなかなか観ることができず、
雑誌の記事を読んだり、貯めたお小遣いで原作本を買って読んで
——小学生が読むには漢字が多かったし、
主人公の小野寺と玲子のセックスシーンとか意味不明だったが——
これは日本沈没はホントに来るな、と感じたものだった。
その後、中学校になって配られた理科の資料集で
日本列島がが毎年数センチ動いていることを知って
日本列島がなくなるのを自分が実際目にすることがあるのではと
心配したりする始末であったのです。

当時小学生だった僕は今書いたように映画を観に行くことはできず、
福岡で放送されていた日曜日の20:00という時間帯は
我が家では NHK の大河ドラマと決まっていたので、
父親が大河ドラマを観終えて風呂に入ったりすると
すぐチャンネルを変えて、最後の数分間、
予告編とかに何とか間に合うとか、そういう感じでした。
1974年、1975年と言うと大河ドラマも、
『勝海舟』、『元禄太平記』という、
子供の僕が観てもおもしろいのやってましたからね。。。

で、このドラマ、ちゃんと観たのは大人になってから。
DVD とか借りて観始めたのですが、そのうち仕事が忙しくなって
DVD を返却期限内に観切れなくなって、これも途中まで。
というわけで、今回初めて通しで観ることができました。
この度感じたことと、子供の頃感じていたことを合わせて語ると。。。

まず最初に、そうかぁ、もう50年にもなるのかぁ、
というのが第一の感想。
自分にとっては子供の頃ってついこの間のことなのに、
50年て半世紀ですよ!?
自分、そんなに年齢とったんだなぁ、って、今更。。。

実はそれとも関係あるんだけれども、
ドラマの中で、自分は満州で生まれて、或いは結婚して
30年前、命辛々逃げて日本に帰ってきた、という話をする
年寄りやおじさん、おばさんがあちこちに出てくるんですよね。
戦争って勿論僕の生まれる前の話で、
遠い昔の話のように感じていたのだけれど、
このドラマが放送された時点で、当時の大人たちにとっては
ついこの間の出来事だったのですよね。
だからでしょうか、最後の方で東京が地震に襲われ、
火事の中を逃げ惑う人たちを描くシーンのリアルなこと。
これ、きっとドラマを作った人たち自身が
目にした光景なんだろうなって、今改めて感じた次第です。

同じようにゾッとするくらいリアルなのが、
日本の有名な場所や建物が地震や津波で破壊されるシーン。
このドラマ、制作がゴジラやモスラ、ラドンの田中友幸さん、
そして、円谷プロはクレジットされていないけれども、
特殊効果が高野宏一さん、川北紘一さんと
ウルトラマンシリーズなどでお馴染みの面々。
ミニチュアによる特撮がすごいのだけれど、
怪獣の背中にファスナーを探すようなませた子供だった僕は、
如何にもオモチャだなぁ、と当時は感じていたものでした。

ところが!

大人になった僕は阪神淡路大震災、東日本大震災、
そして熊本地震と、大きな地震を経験することになったのです。
中でも東日本大震災の時は、正に建物や車や船が、
オモチャのように津波で流されるのをニュースで見てしまいました。
あの、現実の光景を見た後でこの映画の破壊シーンを見ると、
そのリアルさに戦慄をすら覚えるのです。
そう、あれは作り物ではなかった。
自然の前には、人間が造ったものなど、あんな風に簡単に
壊され、流されてしまうのだと。

今振り返ると、子供の時の僕は、日本の美しい名所、
京都の清水寺や金閣寺といった建物が壊される様子に
悲しさを覚えていたように思います。
私の父は国鉄職員で、日本の各地に出張しては
そのお土産に僕にはその土地の絵はがきを買って来てくれるのでした。
その中でも今でも覚えているのが京都、松島、別府の絵はがきで、
いつかこんな素敵な場所に行ってみたいと思っていたのでした。
そう、そんな素敵な、美しい場所が破壊されるのですから!

大人になって、京都にも仙台にも何度も足を運ぶようになり、
かつて夢見た風景もいつしか馴染みの風景となりました。
そんな今、50年前のドラマを観て思うのは
この風景を失ってはいけない、このドラマで描かれたような
日本人の生き方を失ってはいけない、守らなくてはいけない、
そういう気持ちです。

『日本沈没』は SF です。
SF とはこのドラマの最初に「空想科学ドラマ」と記されるように、
「実際にはあり得ないこと」のように捉えられがちですが、
実はもう、僕が中学の頃から欧米では、SF とは、
「Science Fiction」を越えて「Speculative Fiction」、
即ち、「思弁小説」だと言われていました。
つまり、ある状況に置かれた時に、
人はどのようにそれに対処するのか、をシミュレーションする
そういう小説だ、というのです。

その意味では『日本沈没』は、もし今日本列島がなくなったら
或いはなくなるとわかったら、
僕らはどう振る舞うのだろう、どう生きていくのだろう、
という問いを投げかけてくれているように思います。
映画版では、主人公は藤岡弘といしだあゆみという
いかにもアクション主体の作りになっていましたが、
テレビドラマ版では村野武憲、由美かおるの組み合わせが
どちらかというと青春ドラマであり、またホームドラマでした。
そこでは、こういう事態になった時、
あなたは愛する人を守れるか、愛する人のために何ができるか
それを問うていたように思います。

このドラマを観ながら、僕は東日本大震災の11年目を迎えました。
あれから、この国は、国民を守れるような体制を築けたでしょうか?
確かに、少しはよくなったかもしれません。
しかし、未だに自分の生活していた町に戻れない
そんな人たちが多数いるのもまた事実です。
とは言え、国や自治体でできるのことに限りがあるんもまた事実です。
今、50年前のこのドラマを観て改めて感じさせられるのは、
この災害の多い国に生まれ、生きていく中で、
結局私たち一人一人が、自分の愛する人たちのために何ができるか、
そのことを問い続けなさい、ということなのかもしれない
ということなのです。

2022年3月22日火曜日

【重要】新しい YMB のグループ

大変ご無沙汰しております、ヒロシです。
やぁ、こないだの YMB SIM のお別れイベントをやったあと、
実は RL で七回忌だの、確定申告だのと個人的なイベントが続いて
全く SL に集中できなかったのです。
自分の気持ちとしては、winds 隊長が去った今、
こないだのさよならイベントみたいなことをやれて
よし、また YMB の活動を再開するぞ〜、って
そんな気持ちになっていたにも拘わらず、です。

そんなこんなの個人的イベントが過ぎ去ったので、
久しぶりに皆さんにいろいろとお伝えしたいと
この日記を書いている次第です。

まず、タイトル通りなのですが、
これまで YMB の細々とした事務的なことは
殆どが winds 隊長が仕切っていたので、
winds 隊長が SL を去った今、これまでのグループで活動をすることは
とても難しくなってしまいました。
ある方に伺ったのですが、
グループを引き継ぐことはできるものの、
何か一つ変更する度にサポートチケットを切らないといけないらしく、
それではグループとして迅速な動きができません。
そこで、皆さんには大変な手間をかけると思ったものの
私がオーナーの新しいグループを作成しました。
その名も!

New Yokohama Marching Band
UUID: fd75244b-7515-a9ed-0fe4-2eef796c6584

って、まんまやん。www
「New」って付けてる割には全く新しい感がない。。。^^;
んですけど、まぁ、わかりやすでしょ!(開き直り

というわけで、新しいグループを作って、
メンバーの皆さんにはこれまでよりも充実した権限を付与しますので
是非是非新しいグループに移って頂きたく、お願いします。m(_ _)m
既に2019年以降にログイン実績がある方には招待を送ってますが、
多分、オンラインしてる時に受け取らないと参加できないかもなので
受け取り損なったかたは、私かあおいちゃかなださんを見つけて
「招待送って下さ〜い!」と IM でお知らせ下さい。

2011年以降、私自身も winds 隊長も忙しくなってしまって
なかなか二人のスケジュールが合わないことで
YMB のイベントも年末の第九だけになってしまいましたが、
これからは私のスケジュールだけ調整すれば何とかなりますので
もっともっとイベントの機会を増やせると思っています。
私自身、winds 隊長の精神を受け継いで元気なマーチを
皆さんにお届けしたいと考えておりますので、
是非、これからも YMB の活動にご支援頂くと共に、
新しいグループへのご参加をお願いします。

また皆さんと楽しいひとときを過ごせればと願っています。
今後とも何卒よろしくお願いします。m(_ _)m