今朝のことですが、SL6B運営担当の Phaylen Fairchild さんから
SL6Bのグループ通知が流れました。
少し前に、前回の企画審査を通過した人で、
土地にアクセスしていない人は権利を失います、
という通知が流れたことを書きましたが、
それを受けて、審査を通過されなかった方、
そして、気にはなっていても応募されなかった方からの
ご要望があまりにも多く、リンデンは企画の再募集を決定しました。
期間は3日間。締め切りは日本時間で16日(火)午前5時となります。
SL6Bのこと、何だかよくわかないけど、気になっていた、とおっしゃる方、
是非この機会に応募してみられてはいかがでしょうか。
というわけで、以下、フェーレンさんからのノートカードを
翻訳してご紹介させて戴きます。
* * *
親愛なるセカンドライフ住民のみなさんへ
とても多くの皆さんからご要望を頂き、SL6Bへの出展申込みの受付を、3日間限定で再開することに致しました。今、まさにこの時間から、前回出した企画が採用されなかった皆さんは、新しい企画をご提案頂くことができますし、勿論、前回応募されなかった方も、今回お申し込み頂いて結構なのです。応募に当たっての規約は以下の通りです。
1.
必ず展示するものを作って下さい。皆さんが好きなものなら何でもいいのです。但し、
このイベントのテーマに沿うような努力をして下さい。これは、皆さんが考える「仮想世界の未来」がどのようなものか、私たちにも見えるようにして頂きたい、というお願いです。たとえば、皆さんがペットの動物を作るとします。その時、たとえばその動物に宇宙飛行士のヘルメットをかぶせたら、それだけで夢が広がると思いませんか? 未来世界でペットがどんな風になっているか、その可能性を想像し、大いに楽しもうではありませんか。怖がらずに、遊び心を大いに羽ばたかせましょう。「仮想世界の未来」というこのテーマは、皆さんが大きく飛び上がるためのジャンプ台のようなものだと思って、皆さんがこうなればいいな、と思う未来を描いて下さい。
2.
必ず、申込書には何を意図した展示を行おうとしているかを説明して下さい。いかに一つ一つのプリムが大事であるか、その必要性を正当化するために3ページにわたる詳細な企画書を出せ、と言っているわけではありません。あなたが思い描く世界がわかるように書いて頂ければそれでいいのです。与えられたテキスト入力エリアを自由に使って下さい。その時、単に「僕が作ったもの」なんて書くのはやめて下さい。その「もの」ってどんなものなんですか? わかるように書いてほしいのです。もし、英語で説明するのが難しい、という方は、皆さんが作ったものがどんなものかわかるようなウェブサイトのリンク、またはサンプルが置いてある場所のSLURLを書いて下さい。
3.
絶対に、「展示物情報(Exhibit Info)」を、展示物やその意図について何も記さずに、皆さんご自身の宣伝を行うような場所として利用することはやめて下さい。「展示物情報」は皆さんのプロフィールを書く場所ではありません。私たちも、皆さんがこれまで人生で経験してきたいろんなお話を是非聞かせて頂きたいとは思います。が、そのための場所というのはまた別にあるのです。「展示物情報」はその目的の場所ではありません……皆さんが皆さん自身を展示し、皆さんの人生がそのままある種の芸術となっているような場合を除いては……。
4.
必ず、ご自身の名前を表示する必要がある場面では、皆さんのアバター名を表示するようにして下さい。リアルの名前ではありません。皆さんのことは勿論大好きですが、だからと言って私たちには皆さんのリアルライフでのお名前を知る必要は全くありません。皆さんとリアルでクリスマスカードのやりとりをしているわけではありませんし、リアルの名前を聞いたところで、セカンドライフ内で皆さんと連絡をとることができるわけではありません。セカンドライフに登録されていない名前を言われても、ノートカードを送ることも、IMを送ることもできないのです。ところで、もし、皆さんのリアルアバターがセカンドライフ内の誰かから持ち物の提供(inventory offer)を受けるというようなことを経験されているとしたら、今すぐお医者さんに診てもらうことをお勧めします。
5.
絶対に、ステージを設置して、演奏したり歌ったりするミュージシャンを呼んだりしないで下さい。音楽に関しては担当のコーディネーターがいて、大変な努力と、大変な時間をかけて、会期である7日の間、24時間、3つのステージで行われるライブスケジュールを組み立てているのです。もしみんなにステージを作ってミュージシャンを呼んでいいよ、と許可してしまうと、音楽好きなフェラーリに乗ったタコのようなエイリアンがあなたの隣人に乗り移り、その目から死の光線を皆さんや一緒にいる40人に浴びせかけ、それがそのSIMに大変なラグを起こし、皆さんも全く動けなくなり、誰もそのSIMには入れなくなってしまう、なんてことになってしまうでしょう。[訳注1]
6.
絶対に、皆さんのビジョンを実現するのにはどうしてもSIMの半分を使う必要がある、というようなことは言わないで下さい。勿論、大きければ大きいほど、そこから得られるものもおいしいのは間違いなのですが、残念ながら、このイベントの現実は、そして参加したいとおっしゃる方があまりにも多いこともあり、どんな人からのご依頼であっても、SIM全体を提供できるような余裕はないのです。いろんなタイプのアイデアや展示を可能にするために、私たちは土地のサイズを何種類か用意しました。最大のサイズを要求して頂くことは構いません。でもそのためには、何故それだけのスペースが必要なのか、その理由もはっきりと書いて下さい。2048平米の土地を要求されても、企画の内容がただの「ネコ」であるとしたら、ご要望の土地がもらえるという保証はないのです。
7. 自分がやろうとしているのは『ダイナマイト夫婦(Ma & Pa Kettle)』の森の小屋の再現なので、上記の項目を無視して、それでも広い土地を要求するのだ、という方には是非思い出して頂きたいのですが、審査委員会はそのような企画でも勿論審査致しますが、審査されるのは頂いた申込書にお書きになられた企画の内容そのものであって、それによってどれだけの土地がもらえると保証するものではない、ということです。
8.
絶対に忘れないで下さい。今回展示企画の申込みを受け付けるのはこの
3日間限定のことであり、それは、あまりにも、本当にあまりにも多くのお問い合わせを頂いたことに対して考慮したものだ、ということです。このような機会はもう
2度とありません。皆さんにとっては参加できる最後のチャンスとなります。もう今年は、これ以上待つことはできません。単に、もう時間がないからです。皆さんのご参加を心よりお待ち申し上げております。
お申し込みはこちらから。
http://tr.im/sl6bform2
応募の締め切りは日本時間6月16日(火)午前5時です。
2009年6月12日
フェーレン・フェアチャイルド
[訳注1]言わんとしてるところは、みんなが勝手にライブやって人がたくさん集まると、結局は動けなくなってそのうちSIM落ちしちゃって楽しめなくなるからやめてね、ということでしょうが……。どうもこの一文、「仮想世界の未来」というテーマで気分がSFチックになっている中、映画「ヒドゥン」をイメージして書いているんじゃないでしょうか。と言うか、僕は音楽、フェラーリ、エイリアン、と来て「ヒドゥン」を思い出したんですけどね。他にもっと適切なイメージがあるかも。因みに、その確認のために原文にある「Octo-Alien frog」から「alien frog」をググると、何と英語のサイト含めて上位に上がってくるのは日本のアニメ、あの「ケロロ軍曹」だった。w
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もっとSL6Bについて知りたい、という方のために、
これまでこの日記で日本語に訳したものなどを
以下にまとめておきます。
1. SL6Bの趣旨説明、及び募集要項
http://lifebound.slmame.com/e612657.html
http://lifebound.slmame.com/e650312.html
2. 出展者への案内文冒頭
http://lifebound.slmame.com/e641291.html
3. SL6Bイメージビデオ(NEW! 今日公開されました!)
4. (参考)SL5Bの模様
5. SL6B公式Wiki
http://wiki.secondlife.com/wiki/SL6B