naturalway Flow さんのSNSの日記で飛び込んで来た KeyHoleTV の話題。
もう2007年くらいから出ているものなので
知っている人は知っているんでしょうけど、
昨晩はこれに接してかなり愕然としました。
だって、数が限られているとは言え、
全国のテレビが見られるんですよ、
普通にネットで、タダで。
これはスゴイことですよね。
先ほども休憩時間に大阪出身の会社の子と
サンテレビを見て盛り上がっておりました。w
かつて、どうしても仕事中にMacでテレビを見るにはどうするか、
なんて雑誌の特集があって
その頃はまだワンセグなんてなくて、
かなりマニアックでお金のかかる
敷居の高い話でしたけど、
今やこんなに簡単に見られるような時代になったなんて。
ただ、気になったのは、
やはり職業柄ですが、著作権の問題ですね。
今現実に各放送局がやっている番組を
ネットで再送信していいのか?
これは違法ではないのか?
案外この問題に詳しく触れているサイトは見つかりませんでしたが、
結局は Wikipedia の「区域外再送信」の項
http://ja.wikipedia.org/wiki/区域外再送信
が一番参考になりました。
つまり、このソフトがまかり通っている理由は、
① 総務省、つまり国主導のプロジェクトの一環であること
② 区域外再送信の制限はコピー可能なデジタル放送に限られ、
アナログ放送では許容されるとの判断が下されたこと
③ 同一チャンネルの視聴者数が2000人に限定されており、
放送というには数が少ないこと
(実際僕が見ている時間帯では、
100人見てるチャンネルなんてありませんでしたね。^^;)
④ 映像、音声共に質がそれほどよくないこと
という点に集約され、
著作権ですから、放送局側が提訴しない限りは問題にならない
ということなのでしょうし、
放送局側も上記の理由から敢えて提訴しない方針ということでしょう。
(案外国の圧力があるのかもしれませんが。。。^^;
国としては全国的な広域放送網の整備を考えているようで、
ネットを使ったこのソフトはその方針に完全に合致してますものね。)
また、仮に提訴されたところで、
実はデジタル放送はアナログ放送に比べ2秒ほど送信が遅れる
という懸念が表明されています。
つまり MPEG-2 データへのエンコーディングに
それだけ時間がかかってしまうのだそうで、
緊急地震速報への影響が心配されているのです。
で、このソフトはエンコードに0.5秒しかかからないそうで、
万一訴えられたら、
「人命」と「著作権」とどちらが大事か、
という争点で逆提訴できる余地があるのだそうです。
尤もこれは開発者側の意見ですが。w
ちょうど今、会社で
Web ベースのサービスに関するレポートをまとめていたところで
今回この話題が入って来たのは本当にタイムリーでした。
Skype にしても Stickam にしても、
本当に初期投資なしで普通にテレビ会議できたり放送できたりするのは
驚くべき時代に生きていると言えますね。
この KeyHoleTV もそうした時代の産物であり、
これからもっともっと Web 環境はおもしろくなっていくことでしょう。
それをどう使って自分たちの生活や仕事を豊かにしていくか、
また楽しみな課題が増えましたね。w
■KeyHoleTV の公式サイト
http://www.keyholetv.jp/
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