
そこは、ライブを行えるステージとクラブのフロアが一体となった空間であった。そして、何と、淡いネオンで浮かび上がる文字が! 「N.H.K. Concert Hall」とある。セカンドライフではこんなところにNHKホールがあったのだ。そして、このホールこそが、熊野クマステーションの実態だということを私たち取材班は確信したのである。この上は熊木氏のホームステージとなっているライフバウンドカフェがあり、確かにその海底には小さなダンスフロアがあった。今回、このダンスフロアを改修、ライブコンサートも行えるよう充実させ、ここを音楽の一大拠点とし、そして一方では山側にクラブ KUMA TORA がある。この2つの拠点を鉄道でつなげば、2つの会場を連動させた大きなイベントが行えるではないか! ようやく私たちにも、何故熊木氏が運輸業に参入したのか、その意図がわかってきたように思える。

果たして、潜入した私たちに気づかないのか、3人の人が狂ったように踊っていた。暗がりではあるが、何とかこの3人を確認することができた。当然と言えば当然だが、それは Nervous 氏、Hiroshi 氏、Kuma 氏の3人であった。Nervous...Hiroshi...Kuma... この3人の名前の並びには何となく気になるものがあるが、それはまた別の機会とすることにしよう。

やがて、熊木氏と熊氏はステージに上がって楽器をいじり始めた。置いてある楽器もヴィンテージなものが多い。そして、このステージがおもしろいのは、バックがガラスになっていて海の情景が見えることだ。先のモノレールが出て行ったり、汽車が入ってくる光景が目に入ってくるのはなかなかおもしろい。
少し前に KUMA TORA のプレオープニング・イベントが行われて以来、鉄道の正式な開通式も、そしてこの海底に密かに作られているN.H.K. ホールでのイベントも、まだ何も正式には発表されていない。一体、それはいつになるのか。決定次第、どこよりも早く本誌でお伝えするので、乞う、ご期待!(隈)
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