「iPhone ネタ」というカテゴリにも拘わらず、
やっぱり楽器関係となると iPad ネタとなるのはご容赦。。。
YAMAHA TX-81Z は僕が買った最初にして最後の
FM音源のシンセということになります。
DX-7が出た当時は周りの音楽仲間は皆衝撃でしたが、
如何せん、当時の僕には値段が張ったのと、それより何より、
全く新しいユーザインターフェイスに戸惑ったものです。
「いや〜、これは音を作れるシンセではない」正直そう思いました。
ただ、シャープな、或いは透明感のある音は魅力的でしたね。
これがデジタルの音かぁ、と思いました。
で、アナログの音作りのノウハウで扱えるデジタルシンセ、
カシオの CZ5000が出た時はこっちに行っちゃったんだけどね。
値段で言えば、より安いDX-21とかのシリーズも出てたけど、
その頃の4オペレータシンセはやっぱりDX-7と比べるとイマイチ。
お試しにも買う気にはならなかったのですね。
それが二世代目と言ったらいいのかな、
TX-81Zは鍵盤なしのモジュールシンセなんだけど、
これが出た時は、オペレータの波形が追加されて
同じ4オペレータでもかなりリアルな音になったのと、
加えて音律を変えられるマイクロチューニングなる機能が搭載され、
管楽器の音を純正律で奏でたりできるようになったので、
値段が安いこともあって、実験も兼ねて買ってみたのです。
好きだったのは、弦の金属がビーンと弾ける感じがあるベース音とか
トランペットの音とかも好きだったかな。
あとはヘリコプターの音とか。w
だけど、やっぱりCRSとかFINとかの設定がよくわからず、
あまり積極的に音作りはしなかったように思います。
そんなFM音源のシンセを iOS で再現したものはいくつか出てます。
一番有名なのは前にも紹介したかもしれない「DXi」。
これはDXのルック&フィールを持たせた4オペレータのシンセ。
なんだけれども、親しみやすいようにということで、
パラメータは主なものだけが厳選されています。
https://itunes.apple.com/jp/app/dxi-fm-synthesizer/id370138065?mt=8
いやいや、本格的な音作り、ルック&フィールと言うなら、
実は本家本元ヤマハさんが iMS-20 などと担当した DETUNE さんと
コラボしたアプリ「iYM2151」がありますよ。
これはDX-7でもTX-81Zでもなく、ゲームなどの音源として
いろんなハードウェアに組み込まれたFM音源チップ YM2151を
ミュージックワークステーションアプリとして再現したもの。
しかし、この、楽器でなく、チップを再現したというところがミソで、
つまり打ち込みをして音楽を作成するためのアプリであって、
楽器として演奏するためのものではなさそう。
なので、MIDIキーボードからコントロールできないし、
AudiobusやInter Appにも対応していません。残念!
https://itunes.apple.com/jp/app/iym2151/id523075529?mt=8
そんなところへ突然出て来たのが Primal Audio の FM4。
これ、アプリの一覧には上がって来てたりしたけど、
そんなに気にはなってませんでした。
だって、DXっぽいアイコンじゃないからね。^^;
その FM4 に僕が急に関心を示したのは、「Keyboard」の3月号。
"Better than a real TX81Z in every way."
と特集記事の寸評(Bottom Line)にあるではないですか。
え? 「どんな点から言っても本物のTX-81Zより素晴らしい」?
見た目はDXとは全然違うんですが、そこがこのアプリのいいところ。
写真を見て頂ければお分かりになるかと思いますが、
まず一番左側に使用しているアルゴリズムが、
4つのオペレータを縦に配置したように表示されています。
これで4つのオペレータをどんな風に使ってるか一目瞭然。
更に、その4つのオペレータの設定が、まるでアナログシンセの様に
アルゴリズムの右側に並んでいて、とてもわかりやすい。
ADSRは勿論、各オペレータの周波数(CRS)も見えて
これがノブでアナログチックに変更できるので、
音を聴きながらエディットするのが簡単です。
マイクロチューニングも含めてTX-81Zのパラメータは殆どあるので、
かなりな音作りができます。
手許にTX-81Zの音色設定リストがあるので、
実際に全く同じ値を入れてみたところが、ノイズが多いです。w
これは、モジュレータの出力がオリジナルより大きいのかな。
そこでモジュレータのアウトプットを絞ると、
お〜お〜、なかなか目指す音に近付いてきました。
それでも違うと感じたら、これはもうモジュレータの周波数を下げる。
何れも、耳で聞きながら、気持ちよくなるポイントまで
あっという間に辿り着けるのがいいですね。
上で、TX-81Zのパラメータは殆どあると書いたけど、
興味ありそうな人のためにないパラメータを書いておきます。
まず、音色ごとにはオクターブは変えられるけど、
5度とか7度とかにトランスポーズするのは無理。
全体では変えられるんだけどね。
TX-81Zのプリセットは7半音下(完全5度)にトランスポーズして
そこから7半音上の周波数を設定するようなものもあるので、
こういう場合にはトランスポーズの読み替えが必要。
それから同じようなところで、オペレータ毎のデチューンがないのと、
あと、周波数のFIXモードもないですね。
これは打楽器や効果音的な音色で使うんですが、
FM4のプリセットに打楽器や効果音もあるので
研究してみるつもりです。
というわけで、長くなりましたが、
かなり本気なFM音源シンセです。
僕もどこかで、レコーディングがライブで使うかも。
ベースかトランペットかヘリコプターだけかもしれませんけど。w
https://itunes.apple.com/jp/app/fm4/id910545680?mt=8
やっぱり楽器関係となると iPad ネタとなるのはご容赦。。。
YAMAHA TX-81Z は僕が買った最初にして最後の
FM音源のシンセということになります。
DX-7が出た当時は周りの音楽仲間は皆衝撃でしたが、
如何せん、当時の僕には値段が張ったのと、それより何より、
全く新しいユーザインターフェイスに戸惑ったものです。
「いや〜、これは音を作れるシンセではない」正直そう思いました。
ただ、シャープな、或いは透明感のある音は魅力的でしたね。
これがデジタルの音かぁ、と思いました。
で、アナログの音作りのノウハウで扱えるデジタルシンセ、
カシオの CZ5000が出た時はこっちに行っちゃったんだけどね。
値段で言えば、より安いDX-21とかのシリーズも出てたけど、
その頃の4オペレータシンセはやっぱりDX-7と比べるとイマイチ。
お試しにも買う気にはならなかったのですね。
それが二世代目と言ったらいいのかな、
TX-81Zは鍵盤なしのモジュールシンセなんだけど、
これが出た時は、オペレータの波形が追加されて
同じ4オペレータでもかなりリアルな音になったのと、
加えて音律を変えられるマイクロチューニングなる機能が搭載され、
管楽器の音を純正律で奏でたりできるようになったので、
値段が安いこともあって、実験も兼ねて買ってみたのです。
好きだったのは、弦の金属がビーンと弾ける感じがあるベース音とか
トランペットの音とかも好きだったかな。
あとはヘリコプターの音とか。w
だけど、やっぱりCRSとかFINとかの設定がよくわからず、
あまり積極的に音作りはしなかったように思います。
そんなFM音源のシンセを iOS で再現したものはいくつか出てます。
一番有名なのは前にも紹介したかもしれない「DXi」。
これはDXのルック&フィールを持たせた4オペレータのシンセ。
なんだけれども、親しみやすいようにということで、
パラメータは主なものだけが厳選されています。
https://itunes.apple.com/jp/app/dxi-fm-synthesizer/id370138065?mt=8
いやいや、本格的な音作り、ルック&フィールと言うなら、
実は本家本元ヤマハさんが iMS-20 などと担当した DETUNE さんと
コラボしたアプリ「iYM2151」がありますよ。
これはDX-7でもTX-81Zでもなく、ゲームなどの音源として
いろんなハードウェアに組み込まれたFM音源チップ YM2151を
ミュージックワークステーションアプリとして再現したもの。
しかし、この、楽器でなく、チップを再現したというところがミソで、
つまり打ち込みをして音楽を作成するためのアプリであって、
楽器として演奏するためのものではなさそう。
なので、MIDIキーボードからコントロールできないし、
AudiobusやInter Appにも対応していません。残念!
https://itunes.apple.com/jp/app/iym2151/id523075529?mt=8
そんなところへ突然出て来たのが Primal Audio の FM4。
これ、アプリの一覧には上がって来てたりしたけど、
そんなに気にはなってませんでした。
だって、DXっぽいアイコンじゃないからね。^^;
その FM4 に僕が急に関心を示したのは、「Keyboard」の3月号。
"Better than a real TX81Z in every way."
と特集記事の寸評(Bottom Line)にあるではないですか。
え? 「どんな点から言っても本物のTX-81Zより素晴らしい」?
見た目はDXとは全然違うんですが、そこがこのアプリのいいところ。
写真を見て頂ければお分かりになるかと思いますが、
まず一番左側に使用しているアルゴリズムが、
4つのオペレータを縦に配置したように表示されています。
これで4つのオペレータをどんな風に使ってるか一目瞭然。
更に、その4つのオペレータの設定が、まるでアナログシンセの様に
アルゴリズムの右側に並んでいて、とてもわかりやすい。
ADSRは勿論、各オペレータの周波数(CRS)も見えて
これがノブでアナログチックに変更できるので、
音を聴きながらエディットするのが簡単です。
マイクロチューニングも含めてTX-81Zのパラメータは殆どあるので、
かなりな音作りができます。
手許にTX-81Zの音色設定リストがあるので、
実際に全く同じ値を入れてみたところが、ノイズが多いです。w
これは、モジュレータの出力がオリジナルより大きいのかな。
そこでモジュレータのアウトプットを絞ると、
お〜お〜、なかなか目指す音に近付いてきました。
それでも違うと感じたら、これはもうモジュレータの周波数を下げる。
何れも、耳で聞きながら、気持ちよくなるポイントまで
あっという間に辿り着けるのがいいですね。
上で、TX-81Zのパラメータは殆どあると書いたけど、
興味ありそうな人のためにないパラメータを書いておきます。
まず、音色ごとにはオクターブは変えられるけど、
5度とか7度とかにトランスポーズするのは無理。
全体では変えられるんだけどね。
TX-81Zのプリセットは7半音下(完全5度)にトランスポーズして
そこから7半音上の周波数を設定するようなものもあるので、
こういう場合にはトランスポーズの読み替えが必要。
それから同じようなところで、オペレータ毎のデチューンがないのと、
あと、周波数のFIXモードもないですね。
これは打楽器や効果音的な音色で使うんですが、
FM4のプリセットに打楽器や効果音もあるので
研究してみるつもりです。
というわけで、長くなりましたが、
かなり本気なFM音源シンセです。
僕もどこかで、レコーディングがライブで使うかも。
ベースかトランペットかヘリコプターだけかもしれませんけど。w
https://itunes.apple.com/jp/app/fm4/id910545680?mt=8
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