2017年3月5日日曜日

【ライブ】3/11(土)東日本大震災メモリアルコンサート〜福島に思うこと(1)

今年はSLに住むようになって10周年という節目の年、
何かいろいろやらかしたいと思いながら、
この日記を書くのも今年に入って3回目という体たらく。
以前は多い時でお正月に弾き初めをやり、
1月17日には阪神大震災のメモリアルコンサート、
2月14日にはバレンタインコンサート
3月3日にはひな祭りライブをやっていたというのに。。。

でも、ここから巻き返しますよ!
忘れられない3月11日、6周年を迎える東日本大震災に因み、
「福島に思う」と題するコンサートを行います。
会場は YMB 001 SIM の西の海岸に設置した特設ステージです。

東日本大震災の復興は各所で少しずつは進んでいるのでしょうが、
被災地の方々だけでなく、世界中の人に不安を与え続けているのが
福島の原発の状況ですね。
正直、どのくらい解決に向かっているのか全く見えません。
いえ、様々な問題が解決され、廃炉に向けた準備ができたところで、
そこから50年とか100年とかいう時間がかかると言います。
これとは別に、高レベル放射性廃棄物は地下深くに埋めるのだそうで、
その設備は10万年の使用に耐えるものにするのだとか。
つまり、原発を今すぐに停止したとしても、
その使わない原発を管理することがこれから先100年、
更には廃棄物の管理を10万年も行わなければならないとしたら、
私たちは未来の世代のために何ということをしたのでしょう?
この数十年の経済的な効率という名目のためだけに?

「原子力の平和利用」という言葉は、
或いは原子力を最初に大量破壊兵器として使った人たちの
罪滅ぼし的な詭弁なのでしょうか?
人類の歴史に於いて、常に最先端技術は軍事目的が最初で
その後に民生化されるという流れを辿っています。
僕がこの日記を書いているインターネットという環境もそうでした。
しかし、原子力とか核エネルギーという技術は
本当に私たちの生活に入って来ることができるほどに
コントロールできるものを相手にしているのでしょうか?
原子のようなミクロの世界の出来事を私達はどれほど正確に
操ることができるのでしょうか?
実はまだまだ不確定、不確実な要素が多いのではないでしょうか?
不確実であれば、破壊目的は達することができても
私達の生活を守る道具にはなるのでしょうか?

方や私たちはまずは火星へ、そして更には生命の可能性がある
そんな惑星に向けて飛び立とうとしています。
これは一般相対性理論が支配するマクロの世界。
私たちはミクロの世界もマクロの世界も支配しようとしていますが、
一体それはどんな未来像を描いてのことなのでしょうか?

量子レベルのことも宇宙レベルのことも
今を生きる私たちにとっても、これから生まれて来る世代にも
無関係ではあり得ません。
福島の原発の事故は単に今原発をどうするかという問題でなく、
私達がどのような未来を描こうとしているかの試金石と考えます。
原発の事故、量子の世界、大いなる宇宙、そして私たちの未来を
シンセサイザーの即興演奏で表現します。
今回はインストが中心になる予定です。
心を共にする方いらっしゃいましたら、
お越し頂けると幸いです。

よろしくお願いします。

170305a.jpg

■Hiroshi Kumaki 東日本大震災メモリアルコンサート
 〜福島に思う
・日時:2017年3月11日(土)22:00〜23:00
・会場:YMB Seaside Stage
    http://maps.secondlife.com/secondlife/YMB001/42/155/23

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