2019年6月8日土曜日

【RL】そしてジャン・ミッシェル・ジャール

SL 内のノートルダム大聖堂でのコンサート、
いよいよ今晩になりました。
これまでこのコンサートに因んで、
フランスが生んだ西洋音楽史の最初の頃の音楽、
そして「古典音楽」と呼ばれるバロック時代の音楽に触れました。
コンサートを前に、僕が影響を受けた現代のフランスの音楽について
最後に触れておきたいと思います。

それはもう、現代に近くなったら、
ドビュッシー、ラヴェル、サティあたりに始まり、
オネゲルとかミヨー、メシアン、ヴァレーズといった現代音楽から
更には昨年亡くなったフランス・ギャルみたいなポップスまで
魅力的な音楽はたくさんあるわけですけれど、
やっぱり今僕がこうしてキーボードに向かっているというのは、
シンセサイザーという楽器の素晴らしさを教えてくれた
ジャン・ミッシェル・ジャールの音楽との出会いがあるわけです。

元々クラシックばかり聴いていた僕が
冨田さんの音楽に馴染むのは当然と言えば当然ですが、
初めてシンセというものを知った時出会ったのが
冨田さんであり、ウェンディー・カーロスだったわけで、
シンセサイザーという楽器によって、
クラシックがこんなにもおもしろくなるのかと思っていたところに、
クラシックのアレンジでない、オリジナルなシンセサウンドと
衝撃的な出会いをすることになるのです。
それが当時 FM ラジオから流れて来た
ジャン・ミッシェル・ジャールの新譜『軌跡』でした。



当時、僕のお小遣いは1,000円だったかもう少しもらってたか
LP の値段は2,500円だったと思いますが、
そのお小遣いを貯めてレコード屋に買いに行ったのを覚えてます。
で、冨田さん、ウェンディー・カーロスと言えば
巨大なタンスのようなモーグのモジュラーシンセのイメージですが、
ジャン・ミッシェル・ジャールのレコードの解説には
AKS があったのを、そして帯には KORG MS-10の広告が
載っていたのも覚えています。
それでこの2つのモデルには子供の頃のはかとない
憧れが今でも僕の心に残っているわけですが。^^
そして、その彼が「レーザーハープ」なるものを演奏してる姿を
テレビで見て、何ともシュール、何とも未来的なその感じに、
「僕もこれやりたい!」と思ったんですね。w

その頃はシンセサイザーなんてホント遠い楽器で
今はもうずっと身近な存在になってますけど、何年か前に
IK マルチメディアから iRing なるものが出た時
さっそく購入したのも、更にローランドの D ビームが好きなのも、
実はそのレーザーハープに対する憧れから立ったりします。w

まぁ、そんなこんなで彼の音楽にもスタイルにも
いろいろと影響を受けているわけで、
なので、これまでも何度かその真似事をしたりしてますけど、
今晩も彼のシーケンスをベースに即興演奏をする予定です。

というわけで、3回にわたってフランスの宗教音楽、
バロック音楽、そしてシンセサイザー音楽について書いてきましたが
今晩のコンサートはこれらの要素を交えながら、
オルガンやピアノの即興をやりますので、例によって例のごとく、
どんな音が出るのか、どんな展開になるのか、僕にもわかりません。
今晩深夜0時です。
お友だちとお誘いの上お越し下さい。
会場でお待ちしています。^^

190528a

■パリ・ノートルダム大聖堂のための音楽の捧げ物
・日時:2019年6月8日(土)24:00(6月9日(日)0:00)
・会場:ノートルダム大聖堂
    http://maps.secondlife.com/secondlife/Paris%201900/40/101/254

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