Firestorm 版 EEP の使い方、前回は EEP 資産の作り方として
・全く新しく、素の状態から作る
・既にある EEP 資産を修正して作る
・以前の Windlight の XML ファイルを読み込んで作る
の3つの方法があることをまず説明して、
一番最初の「全く新しく、素の状態から作る」について書きました。
でも、全く素の状態から作るよりは、自分がいいなと思っている
既に誰かが作ったものから始めた方が早いし楽ですよね。
というわけで、今回は、2番目と3番目の方法について説明します。
2番目の方法、既にある EEP 資産を修正する場合も、
3番目の方法、以前の Windlight 時代の XML ファイルを使う場合も
実は全く新しく作る時と同じ、
「新しい空」や「新しい水」から始めてもいいのです。
ここから始めると「環境固定」というウィンドウが開くわけですが、
そのウィンドウの一番上の部分に左の方に「読み込み」
そして右の方に「インポート」という2つのボタンがあります。
「読み込み」と「インポート」ってどちらも
いろんなアプリで同じような意味で使われますが、
Firestorm の「環境固定」の画面について言えば、
・「読み込み」は既に自分の持ち物の中にある EEP 資産を
読み込むこと
・「インポート」は、ハードディスクに保存されている
Windlight の XML ファイルを取り込むこと
という意味で使われています。
なので、もう簡単にまとめてしまうと
左の「読み込み」ボタンは EEP 資産を
右の「インポート」ボタンは古い XML ファイルを読み込む、
と感覚的に覚えてしまいましょう。
では、実際にやってみましょう。
次の写真は、「自分の環境」から新しい空を作って
「環境固定」画面が開いたところで、左の「読み込み」ボタンを
押したところなのですが、「環境固定」画面の左上に
もう一つ「自分の環境」のウィンドウが開きました。www
ここで、既に持ち物の中にある EEP 資産を選択すれば
「環境固定」の画面の中に読み込まれる、というわけですね。
![200804a](https://live.staticflickr.com/65535/50188399932_084407feb6.jpg)
勿論、こんな面倒くさいことをしなくても、
直接「自分の環境」ウィンドウで
目的とする EEP 資産をダブルクリックすれば、
既にその EEP 資産が読み込まれた状態で
「環境固定」ウィンドウが開くわけですが。
どちらでもお好きな方法をご利用頂ければと思います。
しかし、一方、Windlight の XML ファイルについては
この「環境固定」のウィンドウからの「インポート」が必要です。
ところで、ちょっと待った。
「インポート」するからには事前に「エクスポート」しておくことが
必要なんではないでしょうか?
で、ヒロシも前のバージョンの Firestorm に戻って
Windlight の設定画面で確認してみました。
「エクスポート」ボタンてあったっけ? と。
ところが、ないのです!
ええぇぇぇ!? それじゃぁ、どうやって Windlight 時代の
設定を取り込めばええんじゃい!?
一人で大騒ぎしましたが、何のことはなかったです。
実は、Firestorm アプリの設定フォルダの中、
簡単にアクセスできる場所に
目的とする XML ファイルが存在していたのです。
Windows 10 の方は、
C:\Program Files\SecondLifeViewer\app_settings\windlight
とディレクトリを辿ってみて下さい。
或いは、Windows 7 以前の方は、
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\SecondLife\user_settings\windlight
と辿って頂ければと思います。
そこに「skies」「water」といったフォルダがあると思います。
一方、Mac OS をお使いの方は、まず Firestorm アプリを
右クリックして頂いて、表示されるメニューで
「パッケージの内容を表示」を選択して下さい。
そして表示されたファインダウィンドウで
Contents/Resources/app_settings/windlight
と辿ってみて下さい。
Windows 同様に「skies」とか「water」とかいうフォルダが
表示されているはずですので。
で、これは僕個人のおすすめなのですが、
実は EEP 資産に変換されている Windlight 設定は少ないです。
Windlight 時代の Firestorm には膨大な設定が入ってて
毎回選ぶのに苦労したくらいです。
で、気に入った設定をインポートする度にこの操作をするのは
ヒジョ〜〜に面倒なので、このフォルダ自体をまるっとコピーして
デスクトップなり、自分の好きな場所に置いておくことを
おすすめしたいと思います。
実際僕はそうしていますので。
さて、XML ファイルの場所がわかったところで
いよいよ「環境固定」の画面で読み込ませるわけです。
「インポート」ボタンをクリックしてフォルダを指定すると
次のような画面になります。
![200804b](https://live.staticflickr.com/65535/50188399967_3e3d80af71.jpg)
おお〜、何と見づらい画面!
実は XML ファイルのファイル名は設定の名称そのままのはずですが
URL エンコードされているのです。
URL エンコードっていうのは何かというと
Web ではファイルパスとしてスペースが使えなかったりするので
スペースやハイフンといった記号が全てコードに置き換えられていて、
例えば写真では僕は結構気に入ってる「Anime - 12PM」という
設定を読み込もうとしているわけですが、
この中のスペースが「%20」に、ハイフンが「%2D」になってて
結果、「Anime%20%2D%2012PM.xml」なんていう
ぱっと見ただけでは何がなんだからわからないファイル名に
なっちゃってるわけなんです。
まぁ、これは慣れてもらうしかないですね。
フォルダの内容をキーワードでフィルターした方が早いかもです。
で、そんな風にして読み込んだのが次の写真です!
![200804c](https://live.staticflickr.com/65535/50188399987_a55ec2375f.jpg)
この通り、アニメ風な空の色に変わりましたし、
「環境固定」の設定名称も「Anime - 12PM」になってます。(ホッ
そうそう、最後に一つ注意事項。
「環境固定」の画面は「空」か「水」の EEP 資産から開くのですが、
「空」の「環境固定」から開けるのは「空」の XML だけ、
「水」の「環境固定」から開けるのは「水」の XML だけです。
「空」の画面から水の XML ファイルをインポートすると
エラーメッセージが出て読み込みに失敗しますのでご注意下さい。
ありゃりゃ、何だかファイルを開くところだけで
長くなっちゃいましたね。
というわけで、すみません、細かい設定の仕方は
次回以降ということにさせて戴きます。
つづく〜!
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