スピルバーグ監督の映画
『未知との遭遇』のキャッチコピーは
「宇宙にいるのは われわれだけではない」だった
この宇宙の広大さと 時間の流れの壮大さを考えれば
とてもありそうなことだ
でも もし
宇宙にいるのが われわれだけだとしたら
われわれを創った宇宙は知っているのだろうか
ほんの偶然から あまたある銀河系のうちの一つ
その片隅の太陽系で生まれた人類が
自分のことを 宇宙の真実を
解き明かそうとしているということを
宇宙は造物主だ
もしそれが様々な民族が語る神のように
意志を持っているのなら
或いはわれわれを育み 慈しみ
あるいは裁いて 新たな試みを始めるのだろうか
それとも やはり宇宙は
意志を持たぬ 単に物質が融合しては破壊する
偶然の過程に過ぎないのだろうか
もしそうなら
もし われわれ人類だけが
この広大で悠久の時の流れの中で
意志というものを持っている存在なのだとすれば
われわれは抗う
いつかはわれわれの太陽を滅ぼし 地球を滅ぼす
宇宙の運命に抗う
宇宙が知っていようがいまいが
われわれ人類は その宇宙を乗り越え
自らの存在を示そうとするだろう
広大な宇宙から見れば
存在しないに等しい微細な動きでも
われわれは宇宙に挑戦し続けるだろう






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