2026年2月1日日曜日

【詩】 50億年後

僕らが学校で教わるのは
地球という星が生命を育むのに適した位置にあるということ
でも それは 今人類が生きている瞬間のことに過ぎなくて
太陽系が生まれた頃
生命の可能性があったのは 金星と火星だった
それが 太陽の成長とともに
金星は灼熱の地獄に 火星は大気を奪われ
たまたまその中間にある地球で生命が生まれただけのこと

太陽の変化はこの先も起こるだろう
今から50憶年くらい経った時
太陽は巨大化し 赤色巨星となって
地球の軌道近くまでの大きさになる
そしたら地球は太陽に飲み込まれるか
存在していても 最早人間の住める環境ではない

その頃 人類はどうしているだろう?
それよりずっと早く 太陽系の外に
人類が棲める星を探しに出かけているだろう
50憶年の時間があれば
人類の子孫が 宇宙のあちこちに散らばり
それぞれの星で独特な変化を遂げているだろうか

それとも
まだ地球に残っている人々もいるだろうか
もしかするとその人たちの姿は
既に僕らとは違っているかもしれない
或いは
人類が去ったあとの地球を
他の生物が支配していたりするだろうか
その生物にとって人類は
ぼくらにとっての恐竜のように
既に伝説的な存在だろうか

そう
人類の歴史を振り返った時
1億年前は恐竜の時代で
人類なんかその存在の片鱗もなかった
そのことを考えると
その50倍の時間
50億年後って どんなに先の未来だろう

SF だって想像できない
僕が心配しても全く意味のない遠い未来
でも そんな未来のことを思い描くのも
僕らが人類という
自らを生み 育んだ
宇宙のことを考えないではいられない
存在だからなんだろうな

No response to “【詩】 50億年後”

Leave a Reply