2023年9月6日水曜日

【RL】 管弦楽の話〜10月27日に3枚目のアルバムをリリース予定です!

前回吹奏楽話題について触れたので、続いて今日は管弦楽の話題を。
ちょうど1年くらい前から伊福部昭先生の『管弦楽法』の教科書を
勉強し始めたわけですが、実は上巻の方は読み終わっていて、
今は別な整理をする意味でゴードン・ヤコブという人の
『管弦楽技法』という、こちらは100ページちょっとの
薄い本を読んでいるところです。

実はこれらの勉強を始めたのは、何を隠そう、
今年の SL ミュージシャンデビュー記念日10月27日に、
これまで YMB で演奏してきた自作の管弦楽曲集を
3枚目のアルバムとして出す予定だからなのです。
一通りのお勉強を終わって、今はこれまでに書いた曲の
編曲を全て見直しているところです。

その第一弾として取り組んでいるのが、
最初の頃に作った「流れよわが涙、と警官は言った」なのですが、
今見返してみると、教科書的には NG なこといろいろやってますねー。
例えば、メロは第一トランペットがほぼ最高音域で鳴らしてて、
当時恐らくご自身がトランペットを吹かれる本田春菊さんが、
「この高域でトランペットを吹かされるのは辛い〜」
と仰ってましたが、実際、初心者向けの注意事項集とも言うべき
ゴードン・ヤコブさんの本によると、

「G4よりC5の音は注意深く、またハイライトのために
とっておかねばならない。もし控えめに用いるならば、
これは輝かしく効果的である。」

はい。いきなり1音目が A4 でございます。。。

「持続した、また抒情的な性格の旋律を trumpet に与えることは
常に危険である。実際にはこれは固く避けねばならない。」

「流れよ、わが涙」のメロディは抒情的で息が長いですな。。。

とまぁ、いきなり僕の代表的な曲からして禁じ手ばかり。^^;
が、メロディに関しては一応音域内に収まっているので
そのままにしつつ、木管や弦をいろいろいじってる感じです。

このような作業をこれからアルバム収録予定の曲について
1つ1つ行っていくことになります。
というのもまぁ、知らないことをいいことに、
好きな管弦楽の曲からパクリながら感覚的に音を並べて来ましたが、
やはりアルバムという形で公に、RL の世界に出すからには、
本物のオーケストラに弾いてもらえるようなものにしないと、
と思っているわけなのです。

なので、曲によっては皆さんが SL で聞いたものと
表情が異なるものが出て来るかもしれません。
10月27日の発売日を是非楽しみにしていて下さい。^^

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