2022年3月24日木曜日

【RL】 今、1974年の TV ドラマ『日本沈没』を観る!

先日 Amazon Prime で見かけたので観始めたのだ。
1974年というから今からもう50年も前のテレビドラマ
『日本沈没』だ。


当時、前年に公開された映画版と共に、
この小松左京原作の SF は話題になり、
子供だった僕も大変興奮させられたものだ。
そう、当時は映画もドラマもなかなか観ることができず、
雑誌の記事を読んだり、貯めたお小遣いで原作本を買って読んで
——小学生が読むには漢字が多かったし、
主人公の小野寺と玲子のセックスシーンとか意味不明だったが——
これは日本沈没はホントに来るな、と感じたものだった。
その後、中学校になって配られた理科の資料集で
日本列島がが毎年数センチ動いていることを知って
日本列島がなくなるのを自分が実際目にすることがあるのではと
心配したりする始末であったのです。

当時小学生だった僕は今書いたように映画を観に行くことはできず、
福岡で放送されていた日曜日の20:00という時間帯は
我が家では NHK の大河ドラマと決まっていたので、
父親が大河ドラマを観終えて風呂に入ったりすると
すぐチャンネルを変えて、最後の数分間、
予告編とかに何とか間に合うとか、そういう感じでした。
1974年、1975年と言うと大河ドラマも、
『勝海舟』、『元禄太平記』という、
子供の僕が観てもおもしろいのやってましたからね。。。

で、このドラマ、ちゃんと観たのは大人になってから。
DVD とか借りて観始めたのですが、そのうち仕事が忙しくなって
DVD を返却期限内に観切れなくなって、これも途中まで。
というわけで、今回初めて通しで観ることができました。
この度感じたことと、子供の頃感じていたことを合わせて語ると。。。

まず最初に、そうかぁ、もう50年にもなるのかぁ、
というのが第一の感想。
自分にとっては子供の頃ってついこの間のことなのに、
50年て半世紀ですよ!?
自分、そんなに年齢とったんだなぁ、って、今更。。。

実はそれとも関係あるんだけれども、
ドラマの中で、自分は満州で生まれて、或いは結婚して
30年前、命辛々逃げて日本に帰ってきた、という話をする
年寄りやおじさん、おばさんがあちこちに出てくるんですよね。
戦争って勿論僕の生まれる前の話で、
遠い昔の話のように感じていたのだけれど、
このドラマが放送された時点で、当時の大人たちにとっては
ついこの間の出来事だったのですよね。
だからでしょうか、最後の方で東京が地震に襲われ、
火事の中を逃げ惑う人たちを描くシーンのリアルなこと。
これ、きっとドラマを作った人たち自身が
目にした光景なんだろうなって、今改めて感じた次第です。

同じようにゾッとするくらいリアルなのが、
日本の有名な場所や建物が地震や津波で破壊されるシーン。
このドラマ、制作がゴジラやモスラ、ラドンの田中友幸さん、
そして、円谷プロはクレジットされていないけれども、
特殊効果が高野宏一さん、川北紘一さんと
ウルトラマンシリーズなどでお馴染みの面々。
ミニチュアによる特撮がすごいのだけれど、
怪獣の背中にファスナーを探すようなませた子供だった僕は、
如何にもオモチャだなぁ、と当時は感じていたものでした。

ところが!

大人になった僕は阪神淡路大震災、東日本大震災、
そして熊本地震と、大きな地震を経験することになったのです。
中でも東日本大震災の時は、正に建物や車や船が、
オモチャのように津波で流されるのをニュースで見てしまいました。
あの、現実の光景を見た後でこの映画の破壊シーンを見ると、
そのリアルさに戦慄をすら覚えるのです。
そう、あれは作り物ではなかった。
自然の前には、人間が造ったものなど、あんな風に簡単に
壊され、流されてしまうのだと。

今振り返ると、子供の時の僕は、日本の美しい名所、
京都の清水寺や金閣寺といった建物が壊される様子に
悲しさを覚えていたように思います。
私の父は国鉄職員で、日本の各地に出張しては
そのお土産に僕にはその土地の絵はがきを買って来てくれるのでした。
その中でも今でも覚えているのが京都、松島、別府の絵はがきで、
いつかこんな素敵な場所に行ってみたいと思っていたのでした。
そう、そんな素敵な、美しい場所が破壊されるのですから!

大人になって、京都にも仙台にも何度も足を運ぶようになり、
かつて夢見た風景もいつしか馴染みの風景となりました。
そんな今、50年前のドラマを観て思うのは
この風景を失ってはいけない、このドラマで描かれたような
日本人の生き方を失ってはいけない、守らなくてはいけない、
そういう気持ちです。

『日本沈没』は SF です。
SF とはこのドラマの最初に「空想科学ドラマ」と記されるように、
「実際にはあり得ないこと」のように捉えられがちですが、
実はもう、僕が中学の頃から欧米では、SF とは、
「Science Fiction」を越えて「Speculative Fiction」、
即ち、「思弁小説」だと言われていました。
つまり、ある状況に置かれた時に、
人はどのようにそれに対処するのか、をシミュレーションする
そういう小説だ、というのです。

その意味では『日本沈没』は、もし今日本列島がなくなったら
或いはなくなるとわかったら、
僕らはどう振る舞うのだろう、どう生きていくのだろう、
という問いを投げかけてくれているように思います。
映画版では、主人公は藤岡弘といしだあゆみという
いかにもアクション主体の作りになっていましたが、
テレビドラマ版では村野武憲、由美かおるの組み合わせが
どちらかというと青春ドラマであり、またホームドラマでした。
そこでは、こういう事態になった時、
あなたは愛する人を守れるか、愛する人のために何ができるか
それを問うていたように思います。

このドラマを観ながら、僕は東日本大震災の11年目を迎えました。
あれから、この国は、国民を守れるような体制を築けたでしょうか?
確かに、少しはよくなったかもしれません。
しかし、未だに自分の生活していた町に戻れない
そんな人たちが多数いるのもまた事実です。
とは言え、国や自治体でできるのことに限りがあるんもまた事実です。
今、50年前のこのドラマを観て改めて感じさせられるのは、
この災害の多い国に生まれ、生きていく中で、
結局私たち一人一人が、自分の愛する人たちのために何ができるか、
そのことを問い続けなさい、ということなのかもしれない
ということなのです。

2022年3月22日火曜日

【重要】新しい YMB のグループ

大変ご無沙汰しております、ヒロシです。
やぁ、こないだの YMB SIM のお別れイベントをやったあと、
実は RL で七回忌だの、確定申告だのと個人的なイベントが続いて
全く SL に集中できなかったのです。
自分の気持ちとしては、winds 隊長が去った今、
こないだのさよならイベントみたいなことをやれて
よし、また YMB の活動を再開するぞ〜、って
そんな気持ちになっていたにも拘わらず、です。

そんなこんなの個人的イベントが過ぎ去ったので、
久しぶりに皆さんにいろいろとお伝えしたいと
この日記を書いている次第です。

まず、タイトル通りなのですが、
これまで YMB の細々とした事務的なことは
殆どが winds 隊長が仕切っていたので、
winds 隊長が SL を去った今、これまでのグループで活動をすることは
とても難しくなってしまいました。
ある方に伺ったのですが、
グループを引き継ぐことはできるものの、
何か一つ変更する度にサポートチケットを切らないといけないらしく、
それではグループとして迅速な動きができません。
そこで、皆さんには大変な手間をかけると思ったものの
私がオーナーの新しいグループを作成しました。
その名も!

New Yokohama Marching Band
UUID: fd75244b-7515-a9ed-0fe4-2eef796c6584

って、まんまやん。www
「New」って付けてる割には全く新しい感がない。。。^^;
んですけど、まぁ、わかりやすでしょ!(開き直り

というわけで、新しいグループを作って、
メンバーの皆さんにはこれまでよりも充実した権限を付与しますので
是非是非新しいグループに移って頂きたく、お願いします。m(_ _)m
既に2019年以降にログイン実績がある方には招待を送ってますが、
多分、オンラインしてる時に受け取らないと参加できないかもなので
受け取り損なったかたは、私かあおいちゃかなださんを見つけて
「招待送って下さ〜い!」と IM でお知らせ下さい。

2011年以降、私自身も winds 隊長も忙しくなってしまって
なかなか二人のスケジュールが合わないことで
YMB のイベントも年末の第九だけになってしまいましたが、
これからは私のスケジュールだけ調整すれば何とかなりますので
もっともっとイベントの機会を増やせると思っています。
私自身、winds 隊長の精神を受け継いで元気なマーチを
皆さんにお届けしたいと考えておりますので、
是非、これからも YMB の活動にご支援頂くと共に、
新しいグループへのご参加をお願いします。

また皆さんと楽しいひとときを過ごせればと願っています。
今後とも何卒よろしくお願いします。m(_ _)m

2022年2月19日土曜日

さようなら YMB SIM!〜たくさんの思い出をありがとう!

 さようなら YMB001 SIM のイベントから1週間が経とうとしています。
イベントにはホントたくさんの方々に来て頂いて感謝しています。
僕自身はもうあのイベントで燃え尽きてしまって、
その後 SL にインしない日が続いていました。
まぁ、SIM が消えてそこにあった僕の持ち物が消えても
これから新しいスタートを迎えるのだから
それもまぁいいかな、とか思いながら。。。

そしたら!
昨日!
急展開です!

実は YMB001 SIM のオーナーが winds さんから
リンデンに変わっているのは知っていたのです。
なので、SIM 消滅というのがいつ来てもおかしくないな、と
そう思いながらの先日のイベントだったのですが。。。

昨日、そのリンデンからこの SIM をあのえりぽんさんが買ったらしい。
その時現場にいたあおいちゃんによると、再起動がかかって
戻ってみたら SIM の名前が SAC に変わり、
オーナーもえりぽんさんになっていたと。
あのえりぽんさんが購入されたということで、
きっとまたステキな SIM になっていくのだろうな、と思いつつも
ということは片付けしないとだ〜、ということで、
急遽自分のオブジェクト一切合財片付けました。

220219a

SS は片付けたあと、SIM の北西にあった僕の家の玄関あたり。
な〜んもなくなっちゃいました。^^;
そしてあおいちゃんの土地のあった南の方に目をやると
そちらもほぼ何もなくなってましたね。

220219b

思い返せば、SIM がなくなって退去するのはこれで3回目かな。
最初はスタートラッカー、二度目はシルクロード、
そしてこの YMB SIM が三回目になります。
が、上の SS にあるようにオブジェクトを撤去して
何にもなくなった自分の土地を見つめながら思い出していたのは、
一番最初に土地を借りた、MagSL の Toshima-ku を
引き払った時のことでした。
あの Toshima-ku の時は、借りていたのはわずか3ヶ月程度
だったのに、その中で濃密な経験をいっぱいしたんですよね。
そしてこの YMB SIM は一番長くて12年。
たった3ヶ月ですら濃い経験をする SL にあって
この12年の思い出はそれはそれはたくさんあります。
その楽しい思い出を胸に、新しい明日に向かってスタートです。
僕自身も、YMB もです。
そして、この何もない雪の積もる土地に別れを告げるのです。
12年間ありがとう、大変お世話になりました、と。

2022年2月14日月曜日

【イベント】 YMB SIM さよならイベントありがとうございました!

昨晩の YMB001 SIM さよならイベントには
予想以上に多くの方々にお越し頂き、ありがとうございました!
パレードの時には皆さんパレードに沿って一緒に歩いて頂いたり
その中に懐かしい方々のお顔を拝見したりで
本当に嬉しく思いました。
バンドのメンバーにとっても、ご来場頂いた皆さんにとっても
楽しい思い出となれば本当によかったと思います。

そんな、約2時間に及ぶイベントでしたが、
RL の用事で行けない! 残念! とおっしゃって下さる方もいて、
そんな方の為にも簡単に昨日の振り返りをば。。。

220214a

まず、第一部のパレードは、コンサート会場となっている
YMB001 SIM 南東の広場の前を南北に走る道路からスタート。
初めてパレードを見る方は、音はどこから出るんだろう?
土地の音楽かな? なんて会話が聞こえて来ます。
しか〜し! パレードというのは近づいては遠ざかって行くもの。
土地の音楽ではその雰囲気が感じられません。
正解は、DM(ドラムメジャー)を勤めるあおいちゃんの頭から!
でした。w
なので、パレードから離れると、音楽が聞こえなくなるのですよ。

パレードには YMB のメンバーはそれぞれ担当楽器を演奏、
これに加えて飛び入りの一般の方々も思い思いの楽器で参加します。
ところで、このパレードを先導するパレードカー、
僕が運転してましたが、これが結構大変なのですよ。
まず、放っておくとパレードカーが宙に浮いてしまうので、
これを地面に押しつける操作をしながら
前後左右にハンドルを切ります。
そう! 常に両手が塞がっているのです。
なので、運転中は殆ど僕が発言することはなく、
発言している時はパレードカーが停まっている、
そんな感じなのです。www 皆さん気づかれたかな?w

更に! 前しか見えないので、カーブを曲がる時など
後ろの人たちがどんな状態なのか全くわかりません。w
一番後ろの人がどの辺りにいるか想像しながらハンドルを切ります。
パレードは直線で動くので、もしかして誰かが街灯にぶつかったり?
そんな事態も考えて、
実は一番後ろにはベテランのなださんを配置しているのです。
なださんが全体を見ながら「OK」とか「イテッ!」とか
「引っ掛かってる」とか合図してくれるのです。
これが本当に助かるのです。

220214b

そんなパレードを30分ちょっとで YMB SIM を一周したら、
そのあとは野外ステージでのコンサートです。
一曲目は、今回 SIM がなくなるという衝撃に
ベートーヴェンの『交響曲第5番』、所謂「運命」でスタート!
そのあと弦楽器の入るマーチの曲を中心に演奏しました。
曲は、みんながよく知っている有名なものを中心に選びましたが、
途中、僕のオリジナルの曲も2曲だけ演らせて戴きました。
そう、実は僕のオリジナル曲には
オーケストラものがいくつかあって、実は昨年アルバムを出しましたが、
このあとそうした曲も YMB 名義でアルバムを出そうと
考えている矢先だったんですよ。
これ、必ず出しますのでね、出たら記念に買って頂けると
大変嬉しく思います。

パレードの最中、そしてコンサートの演奏中、
楽しい会話がずっと続いていましたね。
最後の挨拶でも言いましたが、YMB SIM とのお別れではあるけれど、
これが新しい活動に向けてのスタート、新しい出会いの場となればと
そう願っています。
急に企画したイベントでしたので、僕自身回っていなくて
いろいろ至らないところもあったかもしれませんが、
たくさんの方々に来て頂いて、楽しんで頂いて
やってよかったと本当に思っています。
ログインできず、参加できなかった winds 隊長にも
昨日のことはお伝えすると共に、
バンドのメンバーとはこのあとの活動をどうするか
相談させて戴きますのでよろしくお願いします。
久しぶりにバンドで演奏した邪払さんは
早速今年のセカフェスでやろう! と仰ってますが。w

そう、その邪払さんが昨日はパレードやオケをやりながら
イベントの模様を中継して下さり、アーカイブとして
公開して下さいました。
昨晩いらした方もいらっしゃれなかった方も
是非こちらで昨晩の雰囲気を楽しんで頂ければと思います。
この日記に貼っている写真もその邪払さんの映像からです。
邪払さん、ありがとう!


というわけで、昨晩の YMB SIM さよならイベント、
無事終了致しました。
またどこかでこうして集まれる日を願いながら、
YMB に関わった全ての方に御礼申し上げます。
ホントに、ホントにありがとうございました!

■横浜マーチングバンドさよなら(?)コンサート
・日時:2022年2月13日(日)21:00〜22:50
・会場:YMB パーク特設ステージ

<第一部:パレード(YMB001 SIM を一周)>
・音楽:winds Seiling
・演奏:
    DM: aoi Bing
    Tp: Jabara Jennings
    Tb: minami Price
    Sax: denden Toshi
    Pic: youtasan Tokyoska
    SD: Kerupa Flow
    BD: Sergeant Silentghost
    Sz: Nada Dryke
    運転:Hiroshi Kumaki

<第二部:コンサート>
・音楽:
    1. ベートーヴェン『交響曲第5番』から第1楽章
    2. J・ウィリアムズ「スターウォーズ」からメインタイトル
    3. B・グレー「サンダーバード」
    4. 宮川泰「宇宙戦艦ヤマト」
    5. Hiroshi Kumaki「流れよわが涙、と警官は言った」
    6. Hiroshi Kumaki「Let Love Ring」
    7. エルガー「威風堂々」第1番
    8. J・シュトラウス1世「ラデツキー行進曲」
    9. 外山雄三「管弦楽のためのラプソディー」から八木節
・演奏:
    Fl: aoi Bing
    Ob: denden Toshi
    Hr: Jabara Jennings
    Tp: youtasan Tokyoska
    Tb: Nada Dryke
    Vn: minami Price, Sergeant Silentghost
    Va: syhee Yoshikawa
    Cb: Kerupa Flow
    指揮:Hiroshi Kumaki

2022年2月13日日曜日

【イベント】 このあと21:00より「横浜マーチングバンドさよなら(?)コンサート」お見逃しなく!」

恐らく最後の告知になります。
急な案内ですのでお気づきになられていない方も
結構いらんしゃるんじゃないかと思っています。

本日2月13日(日)21:00より YMB001 SIM 南東の広場で
YMB001 SIM のお別れイベントを開催します。
winds 隊長や私自身の RL での事情から
YMB のイベントが殆ど年に一度になってから久しいですが、
今晩は YMB001 SIM を一周するパレードと
野外ステージでのコンサートを行います。

YMB001 SIM が SL に生まれたのは2010年1月17日頃のようです。
winds 隊長が書いた不動産の約款の日付がそうなっているのと、
僕自身が SIM が来た! という記事を1月18日に書いてます。
その後、SIM の景観を整える工事が始まり、
3月にオープニングイベントを行っています。
3月20日に DJ のナビさんによる前夜祭、
そして21日に20:30〜25:00くらいまで、
4時間を越える音楽イベントを行いました。
僕のブログを2010年3月から遡って見て頂けると、
SIM が来てからイベントまでの歩みを辿れると思います。


今これらの記事を見返すと、書いてる時間が朝の3時とか4時とか。
もの作りしたり、作業が楽しくて、それが終わってから
一気に日記を書いているんですよね。
今はそんなパワーないわぁ。w

そんな日々を送っていたのが今からちょうど12年前。
干支で言うと一周りしたということでこの SIM も役目を終えた、
そんな風にも感じています。
仲間が集まれる場所がまた一つなくなることは淋しいことですが、
それもまた新しい変化、新しい時代に向けての動きと捉え、
今晩のイベントを楽しいひとときとしたいと考えています。
是非お知り合いの方にもお越えかけ頂き、
多くの皆さんとこの SIM の最後の思い出を作れれば、
そう願っております。
会場でお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いします。

■横浜マーチングバンドさよなら(?)コンサート
 YMBFarewellLive

・日時:2022年2月13日(日)21:00〜(終演未定)
・会場:YMB パーク特設ステージ
・プログラム:
       第一部:パレード(YMB001 SIM を一周)
       第二部:コンサート
           ベートーヴェン『交響曲第5番』
           エルガー「威風堂々」
                     ほか

2022年2月10日木曜日

【イベント】 2月13日(日)21:00、YMB SIM のさよならイベントを行います!><

突然の、悲しいお知らせです。
我等が横浜マーチングバンドのホームでもある
YMB001 SIM が近々消滅することがほぼ決定的になりました。><

元々は、以前 YMB メンバーが住んでいた SIM が消えることになり、
その住民の皆さんへの一時的な救済措置として
winds Seiling 隊長が始めたのが YMB001 SIM のはじまりでした。
なので、スタートした当初から、前の SIM にいたみんなが
次に住む場所が決まったら閉鎖する、という話はしていたのです。
それからもう10年以上が経過して、
もうとっくにその役目は終えているのですけれどね。。。

でも、その10年以上。。。実は12年だそうです。。。の間に
YMB001 SIM はいろんなイベントの会場となり、
そこで多くの人たちとの出会いがあり、思い出があり、
いよいよなくなるとなるとここで出会った皆さんの面影や
思い出が走馬灯のように蘇って参ります。
YMB のパレードやステージドリルなどのイベントはもちろん、
最近ではナチュさん企画の春のイベントや
まささんの「暁」とのコラボやら
或いは東日本大震災のあとのやすたかさんによる心安まるライブなど
ここに来て下さったミュージシャンや DJ やお客さん、
みんなにありがと〜〜、って感謝の気持ちでいっぱいです。
winds 隊長も楽しい、幸せな時間をありがとう、
みんなにそう伝えてね、と言っていました。

そこで、そんなみなさんに感謝の気持ちを込めて、
急遽 YMB001 SIM 最後のイベントを企画致しました。
2月13日、今度の日曜日、21:00から
YMB001 SIM を一周するパレードとステージでのコンサートです。
パレードもコンサートも、YMB メンバーでない皆さんも
飛び入りでご参加頂いて一緒にワイワイ盛り上がれればと
メンバー一同そのように考えております。
是非お友だちとお誘い合わせてお越し頂けると嬉しいです。

当日会場でお待ちしています。
どうぞよろしくお願いします!m(_ _)m

■横浜マーチングバンドさよなら(?)コンサート
 YMBFarewellLive

・日時:2022年2月13日(日)21:00〜(終演未定)
・会場:YMB パーク特設ステージ
・プログラム:
       第一部:パレード(YMB001 SIM を一周)
       第二部:コンサート
           ベートーヴェン『交響曲第5番』
           エルガー「威風堂々」
                     ほか

2022年1月3日月曜日

【RL】『ホツマツタヱ』に見る平和を願う日本人の心

お正月なので日本人らしい話題を一つ。

「和(やわらぎ)を以て貴しと為」すという言葉は
日本で教育を受けた方ならどなたもご存じでしょう。
聖徳太子厩戸皇子が編纂したとされる「十七条の憲法」の冒頭、
第一条に書かれている言葉です。
このことから太子がどのような国の建設を目指していたかが
よくわかるというものです。

ところがこれを表現したのは実は太子が初めてというわけでなく、
太子よりもずっと前の時代にアマテルカミが語ったことが
『ホツマツタヱ』に記されているのです。

『ホツマツタヱ』によると、「ハタレの乱」というものが
日本の各地で起きたというのですが、
これは所謂「倭の大乱」のことかと私は想像しています。
アマテルカミの政権から見れば主に6つの部族が
暴動を起こして民を恐怖に陥れている、というわけで、
何としてもこの乱を鎮めなければならないわけです。
主立った者達が集められた閣議でその対策が話し合われたわけですが、
主戦派のタケミカヅチが、「こんなやつらは力でねじ伏せましょう」
といきり立つのを、アマテルカミは「ハタレというのは悩みがあって
心が拗けてしまった人たちなのだ、その悩みを除いてやれば
彼等も矛を収めるのではないか」と周りに諮ります。
すると知恵者の「カナサキ」が答えるのです。
「タタヤワラキオ テタテナリ(ただ和を手立てなり)」
この答えを聞いてアマテルカミは大変満足されたというのです。

それでそのあとこれら6つのハタレたちを鎮めた方法が面白い。
それぞれの戦に向かうのにアマテルカミは武器を授けるのですが、
その武器というのが。。。

まず、シムミチというハタレと戦うのに、アマテルがカナサキに
渡したのは何と「カダスス」という楽器なのですね。
これは柿の木か何かで出来た板をススキの茎で叩いて音を出す、
そんな楽器みたいなのですが(でんでん太鼓みたいなもの?)、
この楽器の音色で相手を治めてしまったんですね。
この楽器については別の場所で説明があって

「クズノハオ カダカキトウツ
 ヰスコトハ ヰクラムワタオ
 ネオワケテ ワノアワウタオ
 ヲシユレハ コトノネトホル
 イスキウチ」

というのですが、「ヰクラ」というのは人間を構成するもので
目に見えないもの、つまり、魂とか精神とか霊とかいった類のもの、
「ムワタ」は内蔵のことですので、つまり人の身体にも精神にも
その楽器の音が響き渡って満たされるというのです。
心の荒んだ人たちを力で捻じ伏せるのではなく、
その心と体を癒すことで鎮めたというのはスゴい話ですね。

この他にも、歌や法螺貝の音を使ったり、
或いは山の神の好む「オコゼ」や、「太曲餅」、
キツネの神の好む「油揚げ」といったどれも武器らしくない武器で
6つのハタレを治めていく話は実に痛快です。

『ホツマツタヱ』は偽書と言われていますし、
あくまえも言い伝えに過ぎない、と言えばそれまでなのですが、
こうした言い伝えには何某かの真実が含まれているものです。
こうした伝説の時代から続く平和主義を現代に生きる私たちも
守り続け、伝え続けていかなければならない。
そんなことをこの正月に思ったヒロシでした。^^

P.S. このハタレの乱の物語は大変おもしろいので
いつか全文を訳してみようと思っていますが、
それはまた何れかの機会に。^^;