さて、ヒロシのニュー・アルバム
『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』全曲解説の4回目は
「あ・い」について語ります。
この曲のタイトルは当初「愛」や「哀」を
勿論イメージしていたのですが、配信会社に登録した
楽曲詳細には次のように書いています。
「この曲は元々はナチュラルウェイ・フローの「ミュージック・スターマイン」イベントのために作曲され、彼に捧げられたものであるが、セカンドライフ内では殆ど演奏されることのなかったものである。2015年の Burnal Equinox イベントのテーマは「バランス」であり、熊木博士はこのイベントのためにこの曲を選び、男と女の関係、即ち「愛」を表現しようとした。「あい」という日本語は勿論「愛」を意味するものではあるが、同時にそれは、五十音の最初の2つの音であり、「あ」は宇宙空間を、「い」は生命の息吹を表すと言われている。つまり「あい」とは全ての人間に共通する基盤なのである。」
そうなんですよね、元はナチュさんが MSM で
僕の、2枚目のアルバムにある「霞か雲か」を使ってくれたので
折角なら MSM のイベント全曲分の BGM を作ってあげようと
5曲からなる組曲を考えていたのでした。
その冒頭の1曲目が3枚目のアルバムに収めたオケの曲
「祝典序曲」で、3曲目がこの「あ・い」でした。
2曲目はエレピによる爽やかな曲、
4曲目は激しい太鼓連打のよる曲、
5曲目はエピローグとして静かなストリングスによる曲を
構想はしていたのですが、現実に音になったのは
「祝典序曲」と「あ・い」だけとなります。
上の解説にも書いた通り、「あい」という言葉は特別と感じています。
勿論「愛」は大切なものですが、
英語で "I" は「自分」という意味、
スペイン語で "hay" は「存在する」という意味、
ちょっと違うけどドイツ語の "eins" は「1」という意味、
何れも、直接的な意味は違えど、
人間が今ここに存在している根源的な何かを表している、
そんな感じがしませんか?
そして日本の神道やホツマツタヱが伝える言霊では、
「あ」が宇宙、「い」が生命を表すのです。
(あめ、いき、いのち、といった音を思い出して頂ければ。。。)
五十音図の最初に「あ」と「い」の音があるのは
単なる言語学的分析的配列以上に意味のあることなのです。
そんな「あ・い」が収められた
ニュー・アルバムの試聴と詳細情報は下のリンクからどうぞ。
サブスクで聴くだけでなく、ダウンロード販売をご購入頂けると
大変喜んでまた頑張っちゃいますので、
下に記載の過去リリースも含めてどうぞよろしくお願いします!
■熊木博士『セレブレーション・アクロス・ボーダーズ』
<収録曲>
1. ハッピー・バースデー・セカンド・ライフ (SL17B, 2020)
2. クリスタル世界への旅立ち (SL15B, 2018)
3. JMJ -「軌跡」のビートにのせて- (Burnal Equinox 2015)
4. あ・い (Burnal Equinox 2015)
5. トラベリング - 未知の世界へ - (Burn2 2017)
6. タイム・オブ・シェアリング (Burning Life 2008)
7. レオナルド・ダンス (Burn2 2016)
8. ボクラハロボット (SL11B, 2014)
9. ワールド・ニュース (Burning Life 2009)
10. コール・フォー・ピース (Burning Life 2009)
11. シー・ユー・オンライン (Burnal Equinox 2020)
12. レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム (Burn2 2015)
13. みんなつながっている (Burnal Equinox 2015)
詳しい情報とご購入はこちらになります。
過去にリリースされた作品もどうぞよろしくお願いします!
・1作目『Songs from a Virtual World』(2021)
・2作目『Sound Cruise in the Metaverse』(2022)
・3作目『Orchestral Maneuvres in Second Life』(2023)
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