2025年10月27日月曜日

【ライブ】 昨晩のデビュー18周年記念ライブ、ありがとうございました!

昨晩は SL ミュージシャンとしてデビューして18周年記念の
ライブを行わせて戴きました。
が、何と、時間になっても1人もお客さんがいない!><
ただ会場にいないだけでなくて、そもそも僕の友だちは
21:00 というその時間に殆ど誰もログインしてないような状態。
うわー、こりゃ無理だ~、中止じゃ~。

と思っていたところで、10分過ぎたくらいのところで
二人連れのお客さんがいらしたのです!
僕の知らない、僕にとっては新しいお客さん。
いや~、嬉しかったですね~。
いつもは来てくれるような友だちが全くインしていない状態で
新しい人が来てくれるというのは、
何だかとても新しい何かが始まっている感じがしたのでした。
そこでお二人にも断った上で、20分押しでライブスタートしました!

どちらかというと、僕のライブにいらっしゃるような方は
まぁ常連さんが多いので、MC も内輪ネタを用意していたのですが、
全く新規のお客さんだとそうはいかない。
どの曲も初めて聴いてもらうわけですからね、
丁寧に曲の説明をしながらライブを進めました。
そのうちにしんさんが駆けつけて下さった時はほっとしました。
しんさん、いろいろとフォローして下さって
ありがとうございました!><

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さて、そんなこんなで波乱のスタートとなった
18周年記念ライブですが、予告通り配信の再生回数
ベストテンをカウントダウン方式で演奏したのですが、
まずベストテンというより9位は同率で
「正調・大クマクマ音頭」と「おお月よ」がランクインしました。
ナチュさんおめでとうございます、です。
「クマクマ」何とかギリギリベストテンに入りましたよ。
一方の「おお月よ」は、ケルパさんの展示会場で演奏した
ガルシア・ロルカの戯曲に作曲したもので、
これ、期間限定配信だったことを考えると、
もしかすると「クマクマ」を抜いていたかもですね!^^

で、ライブはまず18年前のデビューの時に演奏した
「ONE」で始めて、今言った9位の2曲は飛ばして、
8位と7位の曲を演奏しました。
8位はこれもナチュさん絡みで「霞か雲か」という花見の曲。
7位は「セーリング」という初めてヨットでリンデンの海を
帆走した時の体感を音楽にした曲でした。

ところで配信というのは面白いですね。
僕の SL での活動を全く知らない人もどこかで僕の曲を知って、
気に入ってくれて何度も再生したり拡散したりしてくれるので
意外な曲が上の方にランクされたりするんですよね。
6位の曲もその一つで、これは「マザーアース」という
僕のライブが始まる前、待ち時間の時になっている
ポコポコとガムランのような音が鳴り続ける例の曲です。
この曲も、皆さん耳にタコができるほど聴いていると思うので
(その日も開演前にずっと鳴ってた)この曲は飛ばしました。w

続いて5位と4位の曲を演奏。
これには皆さんお馴染みの「スタートラッカー」と「松島」が
ランクインしました。
どちらも僕のお気に入りの曲なので嬉しかったです。^^

ここで3位に行く前にランキングを離れて
お約束の新曲を披露しました。
「スノウクラッシュ」という、2009年の SL6B の時に
一度だけ演奏してお蔵入りになっていたこの曲を
全く新しいアレンジで歌詞もつけて蘇らせたわけです。
昨晩聴けた方はほんの一握りだったこともあり、
また、18周年記念の意味も含めて SoundCloud にアップしたので
よろしかったら聴いてみて下さい。


そしていよいよベスト3です。
このベスト3のすごいところは、
3位は4位以下をぶっちぎってますし、
2位は3位を遥かに突き放してますし、
1位は2位を更に届かないところにというもの。
その3曲とは、僕自身はとても意外だったのですが、

3位:流れよわが涙、と警官は言った
2位:同じ場所
1位:宇宙開闢の歌

大体ある曲が盛り上がるのは、僕の RL の知り合いが
僕の音楽活動のことを知って興味本位で仲間内で盛り上がる、
そういうパターンが多いので、そういつまでも続くものでは
ないのですが、
1位の「宇宙開闢の歌」については、2023年の7月頃から
急激に増えて、他の曲にはないようなものすごい再生回数が
翌2024年の5月頃まで続いたのですね。
これは何か僕の知らないコミュニティで盛り上がったのでしょう。
そのあとは再びぱたっと少なくなっています。

そしてそれと入れ替わるように昨年の9月頃から
再生回数が増えたのはあおいちゃん作詞の「同じ場所」で、
今年の5月にはそれまでの再生された数を全部足したくらいの
再生回数を記録しているんです。
こういうのはホント不思議ですね。
んで、あおいちゃんの作詞と言えばもう一つ
「メロディ」という曲があって、こちらは SoundCloud で
ものすごい回数再生されたのですが、今回の配信では 31位でした。
これも不思議ですね~。

まぁ、そんな感じの1時間のライブでした。
で、やっぱり最後は演奏者自らアンコール、
これをやらなければいけないということで
「正調・大クマクマ音頭」を演奏して「おしまい」としました。

こんな感じで迎えた18周年ですが、
これからも活動を続けていきますので、
引き続きどうぞよろしくお願いします。
ありがとうございます!

■Hiroshi Kumaki デビュー18周年記念ライブ「Now and Then」
・日時:2025年10月26日(日)21:00~22:00
・会場:スタジオ ARK

<セットリスト>
1. オープニング:ONE(2007年バージョン)
2. 霞か雲か
3. セーリング
4. スタートラッカー
5. 松島
6. スノウクラッシュ
7. 流れよわが涙、と警官は言った
8. 同じ場所
9. 宇宙開闢の歌
10. アンコール:正調・大クマクマ音頭

<熊木博士配信再生回数ベスト20> ※2025年9月現在
20位 レイ・ブラッドベリのための音楽
18位 メイク・ザ・ミラクル・ハプン
18位 即興曲「エピローグ」」
17位 レット・ラブ・リング
15位 即興曲「津軽・海」
15位 シルクロード
13位 即興曲「安らぎ」
13位 チルドレンズ・プレイ
12位 レクイエム
11位 タイム・トゥ・ラブ(龍の巣ミックス)
9位 正調・大クマクマ音頭
9位 おお月よ
8位 霞か雲か
7位 セーリング
6位 マザーアース
5位 スタートラッカー
4位 松島
3位 流れよわが涙、と警官は言った
2位 同じ場所
1位 宇宙開闢の歌

2025年10月26日日曜日

【ライブ】 今晩の18周年記念ライブ、1曲だけ新曲やります!

本番前最後の告知になります。

前回お伝えした通り、今晩の18周年記念ライブは
配信での再生回数が多かったものを
カウントダウン形式で演奏するわけなのですが、
1時間の枠の中でベストテンを全曲演奏することはできません。
発表はベスト20くらいの曲をお伝えしようと思っていますが、
演奏するのは多分ベスト7とか6とかそれくらいになると思います。
そうするとベスト10とかに入った曲が聴けず残念!
ということになりそうですね。。。

その代わりと言ってはなんですが、本日は1曲だけ新曲をやります。
これは以前イベントで一度だけやった曲で
当時はあまり出来がよくなかったので、
最近改めて作り直したという超レアな曲になります。
今晩のライブにいらした方だけが聴ける貴重な体験になりますので、
是非、今晩のライブはお見逃しなく、
お友だちとお誘い合わせてお越し下さい。
どうぞよろしくお願いします!

■Hiroshi Kumaki デビュー18周年記念ライブ「Now and Then」
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・日時:2025年10月26日(日)21:00~22:00
・会場:スタジオ ARK

2025年10月25日土曜日

【ライブ】 日曜日の18周年記念ライブは配信ランキングベストカウントダウン!

前の日記でも書きましたが、ここ数年のライブは
イベント出演が殆どで、しかもイベントのテーマに沿った
新曲を披露しているので、長年僕のライブに来て下さってる方には
今一つノレない、とか、あの曲をやってほしい!
といった不満もあるのではないかと思っています。
しかも、今年はアルバムのリリースも予定していませんし。

そこで!
この18年僕を支えて下さった皆さんに感謝して、
更には、SL での僕の活動を知らないのに
純粋に配信で僕の曲を見つけて聴いて下さっている方々に感謝して
今度の18周年記念ライブは、2021年10月に配信を始めてから
この9月までに再生回数が多かった曲たちを
カウントダウン方式で演奏していこうと考えています。

今僕はそのリストをニヤニヤしながら見ているのですが、
意外な曲が上位にいたり、意外な曲がベストテンから漏れていたり、
次はどの曲が出て来るか、ハラハラドキドキの
ライブになることは間違いないです。
ナチュさんが毎回リクエストしていた「大クマクマ音頭」は
果たしてランクインしているのか?
あおいちゃんが作詞した「同じ場所」や「メロディ」は?
そう言えば「メロディ」はかつて SoundCloud で
驚異的な再生回数を誇っていましたが、今回はどうでしょうか?
皆さん大好きな「スタートラッカー」は? 「ONE」は?

僕自身にとってはどんな曲も、それぞれの曲に纏わる
思い出やエピソードがあります。
「Now and Then」というタイトルのこのライブ、
そんな懐かしいネタも披露しながら進行して行きますので、
是非楽しみにしてお越し下さい。
会場でお待ちしています!

■Hiroshi Kumaki デビュー18周年記念ライブ「Now and Then」
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・日時:2025年10月26日(日)21:00~22:00
・会場:スタジオ ARK

2025年10月23日木曜日

【Burn2】 今年の Burn2 のみどころ

先週末始まった年に一度のお祭り Burn2 も
折り返し点を迎え、次の日曜日ーー日本では月曜の朝ーー
には終わってしまいます。
ヒロシも自分のライブを終わったあとはなかなか忙しくて
ゆっくり見物する時間がとれなかったのですが、
それでも行って来ましたので簡単にそのレポートを。

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毎年説明しているのですが、Burn2 に行ったら
是非チェックしておきたい場所が3つあります。
センターキャンプ、ザ・マン、ザ・テンプルで、
この3つ上の写真にあるように南からこの順に
一直線上に並んでいます。
写真でセンターキャンプとザ・マンの間やや左寄りに
大きな四角い茶色の土地がありますが、ここが BOB Stage です。
今年はセンターキャンプや BOB Stage の募集が遅かったので、
僕のように最初から狙っていた人を除いてはあまり予約がなく
淋しい限りです。
因みに、センターキャンプと BOB Stage の場所はこちらです。

・センターキャンプ

・BOB Stage

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そして、そのセンターキャンプから北に行くと
今年のザ・マンが見えて来ます。
これは今年の RL のザ・マンが忠実に再現されているものです。
毎年イベントの最後に燃やされるのが見物なのですが、
今年はまだスケジュールが発表されていないようです。
ザ・マンの SLURL はこちら。

・ザ・マン

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そして、ザ・マンを背にして更に北に進むと見えて来るのが
ザ・テンプルです。
RL のバーニングマン同様、ザ・マンを燃やした翌日に
精神的な拠り所であるこの寺院を燃やして Burn2 のイベントは
終わりを迎えることになるわけです。
ザ・マン同様、ザ・テンプルも毎年 RL のものが再現されますが、
今年は何かちょっと違う感じ。
狛犬の代わりにカエルが迎えてくれますが、
全体に東洋的な雰囲気の場所になっています。
ザ・テンプルの場所はこちら。

・ザ・テンプル

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で、会場全体の一番北に位置するのがこのザ・テンプルですが、
更にその北側に何やら美しい感じの造形が。。。

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心惹かれて近づいてみると、何とケルパさんの展示会場でした!
道理で。。。
会場にはいろいろ面白いものがありますよ。^^
写真にあるように僕のセンターキャンプのステージの背景にあった
ミケランジェロの「アダムの創造」のモチーフもありますし、
僕は E = mc² をテーマに曲を作ったわけですが、
ケルパさんの展示会場にもそれに呼応するように
なにやら数式が蠢いております。w
あと、やっぱりセンターキャンプにも登場していた
HAL9000 もしっかりいます。
不思議で魅力的なケルパさんのキャンプ、是非遊びに来て下さい。
場所はこちらです。

・ケルパさんの展示会場

他にもおもしろい場所はいろいろあるかもしれません。
見つけたらまたここに書きますが、とりあえず今日はこの辺で!

2025年10月21日火曜日

【ライブ】 10月26日(日)はヒロシ SL ミュージシャンデビュー18周年記念ライブです!

週末、年に一度の Burn2 ライブに気合いを入れて臨み、
その後息をつく暇もなく、また今週末ライブをやります。
そう! 10月は Burn2 の月でもあり、僕が18年前に
初めて SL で人を集めてライブを行った月でもあるのです。
10月27日が記念日なのですが、今年は 26日の日曜日に
18周年記念ライブを行うことにしました!

昨年までは4年連続で、この記念日に合わせて
毎年アルバムを発売してきました。
SL で演奏して来た曲を、1枚目では歌物中心、
2枚目はインスト物中心、3枚目はオーケストラ物、
そして昨年の4枚目は Burn2 や SLB で演奏して来た
フェス物とも言える曲たちの決定版を録音して
お届けしてきました。
ここでもう僕が繰り返し演奏してきたような
皆さんにもお馴染みの曲はほぼ全て音源化できたこともあり、
今年はアルバムのリリースは予定していません。

ここ数年は殆ど Burn2 と SLB くらいしか
ライブをやっていないこともあり、
またこうしたイベントではテーマに合わせた組曲の形式で
毎回新曲を演奏してきましたので、今後アルバムを作るとすれば
きっとそういう組曲ものになるのだろうとぼんやりと考えています。
いや、実はやりたい組曲形式のアルバムの構想は
いくつもあるのですれけれどね。^^;

そんなこんなで僕の音楽活動も一区切りついたようなので、
僕のプライベートのホールを会場にして、
この18年間のことをいろいろと振り返りながら
昨年までリリースした懐かしい曲たちを中心にお届けしようと
考えているわけなのです。
題して「Now and Then」。
カーペンターズのアルバムのパクリですが、
日本語で言えば「あんなことこんなことあったでしょ?」
ってとこでしょうかね。

急な案内で、しかも日曜の夜なので、
なかなかご都合つかない方も多いことと思いますが、
是非集まって頂けると嬉しいです。
当日会場でお待ちしています!

■Hiroshi Kumaki デビュー18周年記念ライブ「Now and Then」
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・日時:2025年10月26日(日)21:00~22:00
・会場:スタジオ ARK

2025年10月19日日曜日

【Burn2】 昨晩の Burn2 ライブありがとうございました!

昨晩 Burn2 のセンターキャンプで行われた僕のライブ
滞りなく無事終えることができました。
ご来場頂いた皆様、YouTube から応援して下さった皆様、
ありがとうございます。

ここで簡単に昨晩のライブを振り返ると、
オープニング曲として「セカンドライフのテーマ」を演奏した後、
"Road to Protopia" というテーマの下に、
人間の創造からプロトピアの実現までを音楽で表現する
というものでした。
で、その組曲の1曲目が「人間の創造」という曲だったのですが、
奇しくも、というか長年一緒にやって来て見破られた、というか
何と、ケルパさんが作ってくれたステージ、
背景に、あのシスティーナ聖堂にあるミケランジェロの
「アダムの創造」のモチーフが使われているではないですか!

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Courtesy by Sin Nagy

写真はしんさんが撮影した YouTube の映像からのものです
――しんさん、ありがとう!ーーが、こんな感じです。
この他にもこのステージにはいろいろ僕の頭の中を見透かした
細かい仕掛けがあるのですが、それはまた追々。。。

2曲目は「オリハルコン或いは洪水の前」という即興曲で、
これはアトランティスを表現したもの。
オリハルコンというのはアトランティスの中心にある
神殿を囲む壁に使われていた謎の合金で、
もしかするとアトランティスの人たちは
自由に物質を生成する技術を、つまり E = mc² を
知っていたのではないか? という仮説を表現したものです。

そして3曲目は正に「E = mc²」というタイトルの
アインシュタインの式をテーマにした曲でこの式について説明する
アインシュタイン本人の声が使われています。
これは Atomic Physics(原子物理学)という
1948年にアメリカのエネルギー省によって作られた映画からで
この映画は YouTube でご覧になることができます。


原子物理学についての入門としてお勧めできる映画で、
アインシュタインが出て来るのは 51:59 あたりからです。

そしてアインシュタインと言えば相対性理論ですが、
何と、今回センターキャンプが置かれている SIM の名前は
Event Horizon、日本語で言うと「事象の地平線」というのですが
これは人間によっては観測することのできない、
光も時間も停まってしまうという世界、
簡単に言うとブラックホールの中の世界のことで、
何だか僕らのテーマにピッタリ! というわけで
4曲目に演奏したのが「イベント・ホライズン」という曲ですが、
見て下さい、上の写真、背景にある赤い丸いものは
実はブラックホールの画像なんです。
ケルパさん、こういうところもちゃ~んと用意してくれてました。
そうそう、この曲では最後に冨田勲さん風の
音痴なオッサンの声で「美しく青きドナウ」が歌われ、
HAL9000 の声で「Daisy Bell」が歌われたのですが、
ケルパさん、ステージに2台の HAL9000 を置いてくれました!

続いては「ニコラ・テスラの帰還」という曲で、
この曲は2年前の SL20B の時、テーマの "Our Fantastic Future"
に呼応して "Future in Nature" というタイトルでライブをした時
その時に演奏した1曲を作り直したものです。
より理想的な形に仕上がったと満足しています。
ニコラ・テスラは空気や地面を通じて電気を送ることを
考えていた人で、これまたケルパさんのステージにある
左側のアダムと右側の神の、それぞれの指先の間に
電気が飛び交っているのが素晴らしいですね!
ホント、ケルパさんとは具体的な曲やステージの打ち合わせはなく
ただそれぞれが思い付いたことや面白いと思っていることを
チャットでやりとりしているだけなのですが、
結果的に当日ギリギリに仕上がる僕のセットリストの内容を
見事に表現するステージを作って下さるのです。
ケルパさん、いつもありがとうございます。
ホント感謝してます。m(_ _)m

ニコラ・テスラの目指していたものが実現すれば
我々はエネルギーとか電気とかいうものをもっと自由に利用でき
もっと豊かな生活ができるのではないか、
そこにプロトピアが拓けて来るのではないか、
そんな思いで作ったのが次の「プロトピア」で、
最初は不快な電気音や電子的なピコピコした音から始まるのですが
そこにナチュラルな響きのアコースティックギターが絡み
シンセが絡み、ピコピコした音も自然に溶け込んでいく
そんな風にまとめてみました。

そしてそんな豊かな世界を願って、僕の代表曲の一つである
「ONE」を締めの曲として演奏、
そして勿論 Burn2 には欠かせないアンコール曲として
「Let's Burn Down the SIM」でお開きとなりました。

ところで、上の写真を見て頂ければおわかりになると思いますが、
今回僕はルーク・スカイウォーカー風、
ヒロコはレイア姫風の出で立ちで登場しました。
演奏中は気づきませんでしたが、YouTube の録画を見ると
そのことにしんさんが2度コメントしていて
2度目は「衣装の説明はくるのか」と仰っているのですが、
すみません、衣装については全く触れなかったので
ここに書いておくことにします。

衣装について触れなかったのは、
実は今回のテーマと特に関係がなくテキトーに決めたからです。w
昨晩のライブのポスターを作るに当たって、
どういうデザインにするか考えていて、
センターキャンプでやるんだからセンターキャンプを被写体に、
と考えた時、2007年に初めてここに来た時に
あきのりさんと瞑想していたことを思い出したのです。
で、瞑想している自分の姿を取り込んで。。。と考えているうちに
折角瞑想するなら日本風の衣装がいいな。。。となり、
柔道着からジェダイの服装に至ったわけで、
ヒロシがジェダイならヒロコはレイア姫風。。。妹だし。。。
と安直な連想で今回の衣装が決まったというわけです。w

というわけで、そんなこんなの1時間のライブでした。
昨晩見逃したという方、もう一度見たいという方は
下に YouTube 録画の URL がありますので是非観てみて下さい。
最後に改めて、ご来場頂いた皆様、Burn2 運営スタッフの皆様、
そしてケルパさん、しんさんに御礼申し上げます。
ありがとうございました!

■Hiroshi Kumaki Live in Burn2 2025 "Road to Protopia"
・日時:2025年10月18日(土)22:00~23:00
・会場:Burn2 センターキャンプ
・出演:Hiroshi Kumaki
・演出・照明:Kerupa Flow
・YouTube 中継:Sin Nagy
 

<セットリスト>
1. オープニング:セカンドライフのテーマ
2. 人間の創造
3. オリハルコン或いは洪水の前
4. E = mc²
5. イベント・ホライズン
6. ニコラ・テスラの帰還
7. プロトピア
8. ONE
9. エンディング:レッツ・バーン・ダウン・ザ・シム

2025年10月18日土曜日

【Burn2】 いよいよ今晩22:00より!~ヒロシの Burn2 ライブ "Road to Protopia"

あっという間に当日になりました。
今晩 22:00 から Burn2 のセンターキャンプでライブを行います。
題して "Road to Protopia"。

Burn2 では参加者自身が音楽イベントのステージを運営しますので
いわゆる「メインステージ」というものはありません。
運営スタッフが用意しているのは Burn2 の溜まり場である
センターキャンプと呼ばれる大きなテントと
BOB、即ち Bring Own Build ということで
自分たちの独自ステージを持ち込める更地のステージがあります。
僕のステージはここ数年ケルパさんにお願いしていて、
ケルパさんのようなアーティストの方であれば
本来は BOB の方が自由にステキなステージを作って下さるし
照明も自由が利くと思うのですが、
オンボロな布でできた狭いセンターキャンプこそ
僕が初めてこのイベントを訪れた時に
インスピレーションを受けた場所なので、
毎年この場所でライブを行っているわけなのです。

この狭いオンボロな空間で今晩は
ユートピアでもないディストピアでもない、
もっと現実的で持続可能な未来を音楽で表現します。
その狭い空間をケルパさんがどのように飾り立てて下さるか、
そんなところも楽しみにして頂ければと思います。

そして!
どうしてもこの時間は都合が悪くてインできないという方にも
今晩はしんさんが YouTube で中継をして下さいます。
会場で、そして YouTube で皆さんのお越しをお待ちしています。
どうぞよろしくお願いします。

■Hiroshi Kumaki Live in Burn2 2025 "Road to Protopia"
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・日時:2025年10月18日(土)22:00~23:00
・会場:Burn2 センターキャンプ
・出演:Hiroshi Kumaki
・演出・照明:Kerupa Flow
・YouTube 中継:Sin Nagy
 

2025年10月11日土曜日

【Burn2】 ヒロシの Burn2 ライブは10/18(土)22:00 からにて決定!

暑い夏が続くと思っていたらあっと言う間に10月になり、
そして10月と言えば、いよいよ来週末から今年の Burn2
"Tomorrow Today" が開幕します。
そして2日目の(日本的には初日の)10月18日(土)
22:00 からいつものセンターキャンプで僕のライブを行います。

人間が作るものというのはよいものばかりではない、
よいものと共に悪いものも生み出してしまうのが人間、
進歩と言ってもよい方にばかり一直線に進むものではなく、
だからこそ、水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」ではないけれど
一歩一歩、確実に今日よりはよい明日を作っていくことが大事、
そういうバーニングマンの参加者でもあるケヴィン・ケリーの
「プロトピア」の考えに共鳴して、「Road to Protopia」
即ち「プロトピアへの道」が今回のライブのテーマです。

19世紀後半の産業革命から大いに科学技術を発展させてきた
我々人類ではありますが、ここに来てその科学技術で
地球全体の生命を危機に曝すようにまでなって来ました。
その一方で、そんな科学技術を以てしても困難な
プマクンク遺跡やエジプトのピラミッドやスフィンクス、
それにカルナック列石やストーンヘンジなど、
もしかして現代とは異なる別の科学技術があったのではないか?
そして日本語ではオリハルコンと称される謎の合金を持っていた
海に沈んだアトランティス。。。
そうだとすれば、「もう一つの道」があるのではないか?
私たちはそこへ向かってまたゼロから始めればよいのではないか?

そんなことを妄想しながらこの日に向けた曲たちを準備中です。
今年もケルパさんとしんさんがステージを盛り上げて下さいます。
僕自身その日どんなことが起こるのか知りませんし、
だからこそワクワクしています。
是非お友だちとお誘い合わせの上お越し下さい。
会場でお待ちしています!

■Hiroshi Kumaki Live in Burn2 2025 "Road to Protopia"
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・日時:2025年10月18日(土)22:00~23:00
・会場:Burn2 センターキャンプ
・出演:Hiroshi Kumaki
・演出:Kerupa Flow
・撮影:Sin Nagy

2025年10月5日日曜日

【RL】 熊本マリさんの「夜会」に行って来ました!

10月2日(木)は上野の東京文化会館小ホールで行われた
熊本マリさんの夜会コンサートに行って来ました。

熊本マリさん、10歳の頃からスペインに渡って
王立マドリード音楽院に学び、その後ジュリアード音楽院や
イギリスの王立音楽院で学んだという
超エリートコースのピアニストの方でどこか遠い存在でしたが、
2022年に SL 内の特設会場で行われた第5回セカフェスに
In Yan(三淵啓自)先生のご紹介で登場、
僕らの前でピアノの演奏だけでなく
楽しいおしゃべりも披露して頂いてぐっと近い存在になりました。
グレン・グールドとの手紙のやりとりや、
ピアニストがステージの上でどんなことを考え、感じて
曲を弾いているのかといった話はとても興味深く、
この人の演奏をもっと聴いてみたい、とその時思ったのでした。
が、身の回りの雑事にかまけてか、その後ずっと機会を逸していて、
今回もホント直前で、あ! 10月2日ならスケジュール空いてる!
と気づいてチケットを申し込んだ次第でした。

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東京文化会館というのはいろいろと思い出深いコンサートを
経験した場所で、僕はここの大ホールの響きがとてもすきなのです。
が、そう言えば、自分はピアノ音楽が大好きなのにも拘わらず、
クラシックのピアノ・ソロのコンサートって
あまり行ったことがないことに気づきました。
従って、小ホールで音楽を聴くのはこれが初めてだったのです!

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プログラムを受け取って席に着くと、流石に直前に申し込んだので
席は端っこの方、P-60 でしたが、何と、端っこなだけに
この席からは演奏者の顔がよく見えるよい席ではないですか!
手許こそ見えませんでしたが、熊本マリさんの演奏する様子を
たっぷりと拝ませて戴くことができました。^^

さて、演奏会はバルバトールという僕の知らない
フランスの作曲家の「ロマンス」で幕を開けますが、
聴いているとどこか僕の好きなフランスの作曲家、F・クープランの
クラヴサンの曲の響きがあります。
それもそのはず、MC でマリー=アントワネット妃に
クラヴサンを教えた人であることが告げられわかりましたが、
クープランと並ぶクラヴサン音楽の大家、
ジャン=フィリップ・ラモーの弟さんに師事した方なのだとか。
まだ長調と短調とかはっきりと分かれていない時代の
きめと言うのかあやと言うのか、細かく表情が移ろう
典雅なフランス古典音楽の響きがピアノで蘇る演奏でした。

続いては、これも僕の好きなスカルラッティの曲を2曲。
スカルラッティはイタリア生まれではありますが、
後半生はスペインで過ごし、スペインで没していますので
僕自身はスペインの作曲家だと思っていて、
そのスカルラッティをこれまたスペインとのつながりの深い
熊本マリさんが弾くのを楽しみにしていました。
期待通りの明るい響きの素晴らしい演奏。

プログラムには「スペインの熱い夜 情熱のリズム」
とありましたが、この前半はスペインの他にも
フランス、イタリアの作曲家たちの曲をとりあげていて、
フランスでは先のバルバトールの他に
僕がかなり影響を受けたドビュッシーの曲も3曲弾かれました。
まずは「月の光」から。
この曲はいろんな人の演奏で何度も聴いていて
セカフェスに出演された時にも弾いて頂きましたが、
あれ? と思う不思議な演奏でした。
何だかこれまで聴いてきたのと違う、
より明るくくっきりとした響き。
先ほどのスカルラッティにも通ずるスペイン的な響き、
とでも言いましょうか。
これはセカフェスの時の演奏では感じなかった
とても新鮮な響きでした。

2曲目の「小さい黒人」を挟んで最後の「ヴィーノの門」は
勿論スペイン色の強い曲。
ドビュッシーは一度もスペインを訪れたことがないにも拘わらず、
『イベリア』という管弦楽曲も書いていますし、
この国への憧れのようなものがあったのでしょうか。
何故これらの3曲が選ばれたのか、あとになってわかる気がします。
話は全然関係ないですが、イタリアからの曲として
プッチーニの「電気ショック」が取り上げられていたのは
面白かったですね。
歌劇で有名なプッチーニにこんな曲があるとは知らなかった。

さて、ステージの後半は山本将光さんと山本涼さんの
踊りとパルマ・パーカッションを交えて繰り広げられます。
ただでさえ熱い響きの楽曲に手拍子やらカスタネットやら
足を踏みならすサパテアードやらが入って来ると、
会場はタイトル通り「スペインの熱い夜」になります。
客席も含めて会場を大きく使った闘牛の演出もおもしろかった。
会場からは「もっと、もっと」の声が止まなかったですね。
本当に楽しいステージでした。

会場では CD を販売していましたが、どれにするか迷った挙げ句
買わないで帰ってきました。
熊本マリさんと言えばやはりスペインものを聴きたい。
でもドビュッシーやサティも興味があるし、
セカフェスでバッハの『ゴルトベルク』の7番を弾いていた
あの美しい響きが忘れられずバッハの他の演奏も聴いてみたい。
となると、どれか1枚に絞るのは無理なわけで、
何れこれら全部買うことになるんだろうな、と思ってる次第。w

ここ数年、CD ではクラシックの曲をいろいろ聴いていますが
生のコンサートは久しく訪れていなかったことに
改めて気付きました。
行っても大体は管弦楽に偏っていて、
ピアノ・ソロのコンサートは特にそそられる企画でない限り
行く機会を逸していることが多いようです。
それだけに、2022年に SL 内でお会いして以来
ずっと気になっていた熊本マリさんのコンサートに
今回参加できたのは本当に貴重な体験でした。
また次の機会を楽しみにしています。
ありがとうございました。