前の日記に書いた通り、今年の RL バーニングマンが始まってます。
中継は24時間過ぎると別の URL に変わってしまい、
過去のものは観られなくなるみたいなので、
チャンネル登録してそこから最新のを観るとよいかもです。
チャンネルのページはこちら。
で、やっぱり中継はありがたいですね。
現地の雰囲気がよく伝わってきます。
昼と言わず夜と言わず、たくさんの人が歩きで、バイクで、車で
延々と移動し続けてるのがおもしろいです。
特に夜はあちこちで炎が上がったり
(ファイヤーダンスのグループもいたりする)、
無数の電飾やビームが飛び交っていたりするので
僕らが SL で観ているような世界が現実にあるんだ、と
SL ならぬ SF の世界が広がっているようにも見えます。
そんな現地の様子を X などに上げていますので、
その中からいくつかここにもアップしておきます。
順に、
・ザ・マンとテンプル・オブ・ザ・ムーン、
・ザ・マン拡大
・テンプル・オブ・ザ・ムーン拡大
・夕陽のセンターキャンプ
です。




ザ・マンは大地に根を張る宇宙樹と
ヤコブの梯子が合体したようなデザインになってます。
テンプル・オブ・ザ・ムーンは夜にしか咲かない
月下美人の花を象ったものだそう。
さて、ここで、10月の Burn2 にもつながる
今年のテーマを翻訳してお届けします。
今年のテーマは <op:i>Axis Mundi,</op:i>
ラテン語で「世界の軸」を表します。
ここでは「世界の中心」と訳しています。
原文はこちら。
* * *
バーニングマン 2026:世界の中心
2025年10月3日 スチュアート・マングラム

2026年テーマグラフィックデザイン :タナー・ボーガー
「世界樹は宇宙の中心にそびえ立ち、その根は地下世界に、枝は天界に、幹は人間の住む中間世界にあります。」
――ミルチャ・エリアーデ
地球上のほぼすべての文化において、人々は自らの存在の中心点、すなわちより大きな力と私たちを結びつける天の柱を思い描いてきました。マヤの人々にとってそれはセイバの木であり、北欧神話ではユグドラシル、ケルトの人々にとってはクラン・ベサッハでした。古代ギリシャ人はそれを宇宙の柱と呼び、スラブの人々は大樫の木として知っていました。釈迦の菩提樹、アメリカ先住民ラコタ族の神聖なコットンウッド、西アフリカ・ヨルバ族のイロコの木も、すべて同じ深く根付いた観念の顕われと見ることができます。
ある文化では、この世界と世界をつなぐ道は、神話と記憶によって定められた特定の場所に立っています。その一方、別の文化では、太平洋岸北西部のトーテムポールや、オーストラリア先住民のチュリンガ・ポールのように、人が置こうと思った場所ならどこにでもあるという文化もあります。チュリンガ・ポールは遊牧民の荷物として持ち運ばれ、旅の途中の各キャンプ地で立てられ、集団を自らの歴史と宇宙観に結びつける役割を果たしていました。ミルチャ・エリアーデは著書『聖と俗』の中で、あるグループがそのチュリンガを失い、集団的な悲嘆に暮れたという逸話を紹介しています。彼らは宇宙樹から切り離され、突如として世界の中で拠りどころを失ってしまったのです。
ザ・マンは、私たちにとっての宇宙樹、すなわち私たちを見えざるもの、知り得ぬものへと結びつけるヤコブの梯子と見ることができます。それは私たちの遠く隔たった世界のアクシス・ムンディ(世界の中心)として機能し、私たちはその周りを時速1,000マイルで回転しながら、宇宙空間に飛ばされないよう互いにしがみついているのです。毎年夏、それはブラックロック砂漠の古代湖底から立ち上がり、その兄弟とも言える人形が一年を通じて世界各地のリージョナル・イベントで立てられています。
意志が現実を作り出すというのは、概ね魔術的な思考にすぎません。しかし、貨幣や国家といった無形のものが非現実的、あるいは幻想的であると主張する人は殆どいないでしょう。私たちは信じることによってそれらを現実のものとしているのです。同様に、私たちが共有する精神は、集団的な行動を通じて実体を得て、社会的な現実を形作ります。ラリー・ハーヴェイは十ヶ条の根本理念の中で、「私たちは心を開く行動を通じて、世界を現実のものにする」と記しています。
「人間は、私たちが宇宙と呼ぶ全体の一部であり、時間と空間において限られた一部に過ぎません。人間は自分自身を、自分の思考や感情を、他のものから切り離された何かとして経験しますが、それは意識がもたらす一種の錯覚にすぎません。この錯覚は私たちにとって一種の牢獄であり、私たちを個人的な欲望や、身近な数人への愛情だけに限定してしまっています。私たちの課題は、思いやりの輪を広げてすべての生き物と自然全体をその美しさで包み込むことによって、この牢獄から自らを解放することに違いありません。」
――アルベルト・アインシュタイン
世界樹はまた生命の木でもあり、地球上のあらゆる種は、進化のもつれ合った土手の根と枝を通じて、互いにつながっています。ある枝を辿って行くと、無数のホモ・サピエンスの遺伝的系統が、DNAを通じてミトコンドリアのイブへとたどり着きます。このミトコンドリアこそが全ての人類の母なのです。私たちは自分たちを特別な存在だと考えたがりますが、実際には偉大な木の一枝にすぎません。このことを認めるのは、ヒューマニズムの否定でも個人の主体性の否定でもなく、私たちが否定することのできない相互依存の中にあるという謙虚さの表明なのです。
にも拘らず、社会的現実という魔術的な構築物を通して、私たちは自らを自然界から切り離された存在として、そしてますます互いからも切り離された存在として思い描いています。国境によって分断され、さらに慣習や信条によってイデオロギーの小部族へと断片化し、それぞれが互いを疑い、不信感を抱いています。そしてさらに、ソーシャルネットワークの中のコンテンツフィードへと分断され、一人ひとりが画面に向き合い、その向こうにある頼りないつながりを介してのみ結ばれているという状況です。
もしバーニングマンがこの分断された世界において何らかの意味を持つとすれば、それは私たちが一人ではなく、より大きな何かの一部であることを、私たちの集団的な行動を通じて思い出させることです。あらゆる大陸で、日々、人々は創造性、寛容さ、そして結びつきという、人類の一員として生まれながらに持つ権利の形を経験するために集まっています。ある人々にとっては、数日間屋外で暮らすというシンプルな行為―自然の壮大さと時には危険にどっぷりと浸ること―が、私たちがその一部である自然界との再結合への道となっているのです。
「宇宙を見上げるとき、私は自分が小さいことを知りますが、同時に自分が大きいことも知ります。私が大きいのは、私が宇宙とつながっていて、宇宙もまた私とつながっているからです。」
――ニール・ドグラース・タイソン
2026年のバーニングマンは、ブラックロック・シティおよびその他の場所において、私たちのグローバルなコミュニティの相互のつながり、私たちが共に作り出している新たな社会的現実、そして自然界との変わらぬ絆を祝福します。今年のテーマである宇宙樹を創造的に解釈した作品は、その根を私たちの集団的な過去へと伸ばし、枝を可能性に満ちた空へと広げることでしょう。
いつものように、今年のテーマを体現しているかどうかにかかわらず、ブラックロック・シティへのアート作品の出展は大歓迎です。あなたの作品をイベントに設置する方法について詳しくは、こちらのガイドラインをご覧ください。2026年のオノラリア・アート・グラント・プログラム(意向表明書の募集は2025年10月15日に開始します)についての情報は、こちらからご覧いただけます。
* * *
引用されている3人の中で、
アインシュタインは皆さんご存じでしょうが、少し補足すると
エリアーデはルーマニアの宗教学者で『聖と俗』はその主著、
ニール・ドグラース・タイソンは天体物理学者で、
カール・セーガンの『コスモス』のテレビシリーズを受けて、
2014年、2020年に第2シリーズ、第3シリーズが
放映された時のホストでした。
更にご参考までに、上の翻訳は生成 AI の Claude に訳させて
それに僕の趣味に合うように手を入れたものですが、
Google 翻訳とかに比べると、文体含めて
殆ど直しの必要がない程のレベルの高いものでした。
ホント最近の AI は便利になりましたね。
話を戻すと、今年のテーマは「世界の中心」、「宇宙樹」、
「人と人、人と世界・宇宙とのつながり」という
僕の原点とも言える内容ですので、
10月の Burn2 はどう料理しようかといろいろ構想を練ってます。
構想じゃなくて妄想かな。w
こうやって考えている時が一番楽しいんですよ。^^
10月のイベントをお楽しみに!






No response to “【イベント】 今年のバーニングマンのテーマ「世界の中心」”
Leave a Reply