2008年1月30日水曜日

即興、アドリブの基本はバッハ

先日、セカンドライフの TOYOTA SIM で行われたイベントの折に、DJ の kenmi Lomu さんが、即興で楽器弾けるなんてすごいとおっしゃってて、僕は僕で kenmi さんいい声してて話うまいですよねー、と、お互いこの場でホメ殺しし合ってどうするんだ、と大笑いになりましたけれども、確かに楽譜のないところで音を出す、というのは難しいことですね。即興のことをジャズで「アドリブ」ということはご存知でしょうけれど、これは "ad lib" つまり「自由に」演奏することを意味しています。しかし、自由にやれ、と言われることほど難しいものはないのも確か。私の知り合いのある女性も、譜面見てピアノを弾くことは難しくないけれど、あのアドリブというのはどうも苦手だ、どう弾いたらいいかわからない、と言ってましたね。

かく言う私も、早稲田に通う先輩からバンドに誘われてロックキーボードを始めた頃、やっぱり教本を買って来て練習するんだけれども、どんなに理論を覚えたって練習したって、フレーズなんて生まれてこなかったですね。理論という意味では必ず出て来るのが「モード理論」ですが、理論わかったところで、何でこのコードの時にこのフレーズなのか、さっぱりわからなかった。コード音じゃない音も一杯弾いてるし。それから、ロックキーボードですから、ディープ・パープルのジョン・ロードや、キース・エマーソン、イエスのリック・ウェイクマンなんかコピーしましたね。そうそう、好きだったゴダイゴのミッキー吉野や、ビートルズなんかも。でもコピーは所詮コピーでしかなくて……。この人たちはどうやってこんなカッコイイフレーズを思いつくんだろう、なんて思ってましたね。

それが、ある時から突然弾けるようになったのは、思い返してみるとバッハの曲を練習したことが大きいかな、と思います。バッハの『平均率クラヴィーア曲集』はあらゆる調性音楽を予言した、つまり今普通に聴かれる音楽の全てはそのコピーであると言ってもいいような音楽で、私は初めて聴いた時からその魅力に取り憑かれてしまい、聴くだけではあきたらず、自分で楽譜を買ってきて一音一音辿るようにして練習したのです。一見、ただスケールを上がったり下がったりしているだけのようなメロディでありながら、その何と気持ちよく、豊かなことか。ピアノを弾く本当の楽しみ、音を出すということの楽しみを本当に知ったのはバッハの一連の作品によるところが大きいのです。

そう言えば、以前「キーボードマガジン」という雑誌のインタビューでミッキー吉野さんが、あの「銀河鉄道999」のオルガン・ソロはバッハのアレンジだ、と語っていて、なるほど、と驚いたことがあります。ミッキーさんはバークレーに留学していたことで有名ですが、そこでバッハのインベンションなどをジャズ風にアレンジして弾くことが課題として出されていたのだそうです。この話を先日関根敏行さんにしたら、なるほどね、と言って、チャーリー・パーカーとかもね、当時サックスの教本なんて彼にしてみたらつまんないものばっかりだったみたいで、バッハなんかの弦楽器の教則本で練習したみたいなんだよ、という話をしてくれました。ジャズの基本は実はバッハにあるのだと。そう言えば、いかにもジャズという感じのウォーキング・ベース、あの動きはバッハのメロディそのものですね!

バッハ自身は当時から古いタイプの音楽家と思われていて、ただ、彼の即興演奏の才能は誰も否定できなかったそうです。今私たちに残されているバッハの楽譜は、その即興演奏のエッセンスが詰まっています。『平均率』も『インヴェンション』も『フランス組曲』も、ただ弾くだけでなく、即興の才能を磨く為に書かれたものなのです。そうそう、『インヴェンション』なんて文字通り「発明、創意」ということですからそのままですね。ロックやジャズで行き詰まったら、敢えてバッハに返ってみるといいですよ、きっと。



2008年1月27日日曜日

Niseko SL Station in TOYOTA SIM に出演!

昨晩、12月にオープンしたばかりの TOYOTA SIM で行われたイベント、Niseko SL Station in TOYOTA SIM に生で出演、お話と演奏してきました。Niseko SL Station はその名の通りNiseko 3 SIM に拠点を置く kenmi Lomu さんをパーソナリティとする人気ラジオ
番組で、実は STARTracker Island では、私と kenmi さんとはお隣さん同士なのです。二人ともスタトラに店があるということで、それぞれ個別にスタトラでイベントをやったりはしてきたのですが、いつかコラボしたイベントをやりたいね、とは言っていたのです。

それが、漸く技術的な問題を解決して、昨晩実現することになったのです。但し、ニセコやスタトラといったいつもの場所でなく、新しい SIM のテナントや住民募集も兼ねた大きなイベントでの初の試み、さすがに緊張します。午後7時過ぎ、skype を使って北海道の kenmi さんと東京の私とが音声でつながります。いつも SL で会っていて、チャットで会話しているはずなのに、直接声で話せるというのは何とも不思議な感じがします。北海道はマイナス8度、kenmi さん手がかじかんでキーボード打てない、なんて話が聞こえてきます。東京の私も寒い寒いと思っていましたが、勿論北海道は比ではないようです。そんなことも話しながら、そのまま進行など打ち合わせ。ステージに楽器を設置したりと、準備している間に、あっと言う間に22時になります。番組スタート!

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会場全景――会場には40人以上の人が

会場には40人以上の人が集まり、賑やかに盛り上がっていきます。私も最初は観客に混じって見ていましたが、そのうち時間になり、楽屋へ移動、着替えていよいよ登場。kenmi さんのキューにドキドキしますが、一旦出てしまえば、もうあとは出たとこ勝負ですね。(笑 おしゃべりして、演奏して、あっと言う間に時間が過ぎていきます。

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演奏中の Hiroshi と魅力的なトークの kenmi さん

番組は、kenmi さんへの応援や、賛辞、ラブコール(?)が飛び交い盛り上がる中、無事24時に終了。よくあれだけたくさんのメッセージが寄せられる中、それを読み上げ、時間通りに進行できるな、と私は感心しきりでした。終了後、ステージを撤去、お互いお疲れ様を言って別れます。またどこかでやろうね、と。

そう、きっとまたどこかでやるでしょう。昨晩見逃した方は是非その時をお楽しみに!

P.S. TOYOTA SIM はまだ出来たばかりで、モールのテナントやマンションの入居者を募集中。いずれも驚くようなお家賃で、特に地下街モールは3月末まで無料キャンペーンをやってます。土地を探されている方、TOYOTA SIM にいらしてご検討されてみては?

TOYOTA SIM 情報サイト
SLJP-セカンドライフ非公式情報サイト - TOYOTA SIM

Niseko SL Station SLURL
ニセコ本社 http://slurl.com/secondlife/Niseko3/98/225/24
スタートラッカー店 http://slurl.com/secondlife/STARTracker/30/80/22

2008年1月26日土曜日

SilkRoad で雪合戦!

昨晩は SilkRoad 住民にかねてから案内のあった雪合戦大会。オーナーの catee さんは住民同士の交流を大切にしていて、観光バスでみんなを旅行に連れていってくれたりと、いろいろとイベントを企画して下さる方なのですが、これまで時間が合わず、なかなかイベントに参加できなかったのですが、昨晩は何とか間に合い、参加することができ、皆さんと楽しい時間を過ごすことができました。

雪合戦はこれまでも何度かしたことがあって、たかが雪合戦と甘くみていたのですが、どうしてどうして。Ayameさんの作る雪合戦の球は「Sniper」とか「Assault」とか、連射できたりして、もう完全に武器なのです! というわけで皆熱くなります。みんな動きがすごい。飛び上がって上から狙う人、すばしっこく走って相手の球をかわしながら攻撃する人……。後で聞くとみんないろいろ作戦を考えてるのですね。

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私はと言えば、狙われるから逃げないといけないけど、やっぱりやるからには果敢に打って出たい。が、相手を狙えているということは自分も危険な状態にあるわけですよね。私はマウスルックで走りながら攻撃するのは初めてで、目が回ってしまい、あっさりと死んでしまいました。(笑 一番強いチームにいた人が、終わってから、「ところでマウスルックって何?」と聞く始末。この人は攻撃はしないで逃げるだけで勝ったのだ。それも戦術。(笑

その後、実はこの日がオーナーの catee さんの誕生日だったこともあってそのまま誕生パーティーに。速攻で巨大なケーキを作ったり看板や花火が出て来たりするのはさすがクリエイターが集まったSIM、と驚くばかりであります。

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というわけで、実に楽しい時間を過ごさせて頂きました。みなさん、ありがとうございます。次は節分の豆まき合戦が既に期待されており……また激しいバトルが繰り広げられそうな予感が!(笑

2008年1月25日金曜日

そしてまた新たなる出会い

前回は、私の Mirandirge の店の前にお向かいさんが越してきたことを書きましたが、流れというのは不思議なもので、昨晩はアメリカ人とブラジル人のお客さんが現れました。アバターはピアノに向っておりましたが、私自身はある方宛ての長文のノートカードを作成中。周りの様子は殆どわからない状態でしたが、リンリンと呼び鈴が鳴らされます。お、ヤバイ! お客さんだ!

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「こんにちは。」と挨拶すると反応がない。もしや、と思って「Hit!」と言うと「Hello!」と返って来る。やっぱり外人さんだ。と、もう一人水着の女性が現れて、先に来ていた方が「○◎さん、こんにちは!」と英語で話しかけるのです。てっきりお友達同士だと思っていたら、お互い今初めて会ったということで、不思議なことにどちらもたまたま検索で私の店に来たらしい。ホントに? 同じタイミングで? 人ってホントに不思議なものだと思います。すっかり意気投合して、そのうち一人は最近(どうも有名な)彼氏と別れたんだとカミングアウト! もう一人もSLで相手見つけて結婚したいんだ、など、いきなりディープな話題になっていきます。(そう言えばSLの外人さんとはディープな話題になりやすいような気がする……。)

そのうち例のお向かいさんも現れて、今度は日本語と英語が入り乱れての会話に! 静かで淋しいくらいだった Mirandirge も急に賑やかになってきたようです。



2008年1月23日水曜日

お向かいさん現わる!

Lifebound Cafe のある Mirandirge は海に面したメインランドの静かなところで、そう言えば、私もオーナーの marineblue Allen さん以外は殆ど会ったこともないところなのでした。カフェに面する砂浜の土地は、私も最初そこも合わせて押さえようかと思っていたのだけれども、お金をかけて土地ばかりあってもやることがなければもったいないとやめておいたのですが、ずっと空き地のままだったのです。

不思議なことに、昨晩、まりんさんがヨットハーバーのレイアウトを変えたり、土地をさんざんいじっているのです。一体何があったかと私も不安になり、どうしたの? と訊くと、この土地も借り手が現れて、その準備をしているのだというのです。そうか、浜辺の土地を借りられてしまったのは狙っていた自分としてはちょっと残念だけれども、このちょっと淋しいような場所に人が増えるのは嬉しいこと。

そのうち、しばらくすると、私の前の土地を借りたという人が現れます。女性だったことも手伝ってか(!)、人付き合いの悪い私もあいさつに行きます。そう、こういうの初めてだよねぇ、ここに来てから。本当に、人の少ない場所なんですよ、ここは。

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実は、彼女のお店のお客さんも、同時にその隣の土地に家を建てて住むことになり、ずっと空き地だった砂浜が一気に混んで参りました。この人たちが来て、私のメインランドでの生活もどう変わるのか? お向かいさんができてちょっとドキドキの Hiroshi Kumaki なのであります。



2008年1月21日月曜日

ちょっと嬉しいこと

ヒロシです。昨晩、ちょっと嬉しいことがあったのでご報告。

私の SilkRoad にあるイスラーム風庭園「GOLESTAN」には
ちょっとしたモスクがあってその中では写真展をやっています。
で、その片隅に募金箱が置いてあるのですが、
昨晩、ある方がこちらに寄って頂いた折に
募金して下さったのです。ありがとう!

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調べてみるとその方はイギリス人の女性で、
パンジャブ語も話せるという、
どうもパキスタンにゆかりのある方で、
オリエンタルなものに対する興味がおありの方のよう。
プロフィールの写真は美しいインドの衣装を着ておられました。
そんな方に評価して頂いたのは
作った者としては嬉しい限り。

ここは別に商品を売ってるわけでも
アトラクションがあるわけでもなくて、
ただ花が咲いていて、鳥が鳴いていて、
そこに風景写真が置いてあるだけ、という所で、
まぁ、言ってみれば平和な、やすらぎの空間
みたいなものを目指して作ったわけですが、
そういう趣旨が伝わったのかな、と思うと
本当に嬉しいのです。

こういうことがあると
よしまた頑張っていいもの作っていこう、
という気になりますね。
見ず知らずの方ですが、元気を頂きました。
こういう出会いがあるのもまたSLならでは。
ありがとうございます。



はじめまして、ヒロシです。

セカンドライフを始めてから約半年。最初はちょっと覗いてみようか、という程度でしたが、半月後には土地を借り、そのうち大掛かりなコンサートもやるようになり、友人もたくさん増え、今ではすっかり住んでいると言っていい状態です。(笑

ブログは既に2本持っていて、更には某企業の社内報に連載も持っていたり、あと以前はポッドキャスティングも毎週やっていたので、これ以上は無理と、自分のブログにSLのことは書きつつも、ソラマメにはずっと手を出すのは控えていました。が、ここに来て、SLで生活する以上は、やっぱりそう言っているわけにもいかなくなりました。何と言っても、RLとSLでは名前が違うので、ブログを書いていても自分自身ややこしい!(笑

というわけで、Hiroshi Kumaki のセカンドライフな日々をここに綴っていこうと思います。また、以前別のブログに書いていたものも、追々こちらに移していく予定です。

どうぞよろしくお願いします。