と、ちょっとイタズラっぽくペルシャ語のタイトルです。w
サアル・ノウ・モバーラク——新年おめでとう、の意味です。
そう、今日春分の日はイランの元旦に当たる日なのです。
イランと言えば、イスラームを奉ずる国として知られていますが、
どうしてどうして、人々の心の奥底には
今もゾロアスター教の習慣や風習が根付いていて、
新年はイスラームのカレンダーではなく、
ゾロアスター教に基づくこの日に祝うのです。
春分の日は、夜と昼の長さが同じ、
謂わば、バランスのとれた、0の状態の日。
その日の正に正午、神と悪魔が同時に入ってきたところから
この世界は始まるとされているのです。
なので、お正月のカウントダウンも夜中の0時ではなくて、
昼の時間帯に行われる、なかなかおもしろいものです。
(実際にはかなり正確に時間を計算するらしく、今年は正午ではなく、
現地時間午前8:44、日本時間14:14なのだそうです。
この時間、世界中のイラン人たちが一斉に
おめでとうを叫ぶことでしょう。^^)
因みに、新年はイランの暦では、1391年に当たります。
イランのニュースサイトなどを見ると、
一体いつのことなんだかわからなくなります。
今日は西暦2012年3月20日ですが、
イランの暦では1391年ファルヴァルディーン月1日、
更にイスラームの暦では1433年ラビーウ・アッサーニー月27日と
イランの人たちは3つの暦を使い分けていて、
新聞などにも3つ表示してあるのがすごいです。w
しかも、どうも、ゾロアスター教の新年は、
当然イスラーム以前から祝われていたということで、
ペルシャ帝国暦なるものもあり、
それによると今年は2571年なんだそうです。
日本の皇紀みたいなものですね。^^
というわけで、イラン人の知人におめでとうのメールと共に
以下の写真をカードのつもりで送りました。
「新年おめでとう。1391年の元旦に」と書いてあるのです。
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