2020年6月15日月曜日

Under the Hood

前に Firestorm ビューワの EEP 対応が始まった話を書きましたが、
僕も昨晩漸く日本語版の翻訳を終えたところです。
何とかリリースに間に合いそうですので、
このややこしくも楽しい EEP を日本語でお楽しみ頂けることと
嬉しいやら脱力感やらでいっぱいのヒロシであります。

ところで、 Firestorm ビューワのアップデートの度に
その報告をさせて戴いていますが、
その際にいつも参考にさせて戴いているのが
Inara Pey さんのブログなのです。

https://modemworld.me

ブログのタイトルは Living in a Modern World ならぬ
Living in a Modem World(そっくり!)で
セカインドライフネタを毎日たくさんアップされてる方です。
Firestorm 以外のビューワの技術的な記事も結構ありますので
皆さんも是非参考にされるとよいと思います。

僕がこの方の記事を参考にしているのは、
Firestorm 公式のリリース案内は文字情報だけで
それが何を意味しているのかピンと来ないこともあるのですが、
Inara Pey さんは画像付きで新機能を報告されているので
開発チームにいるはずの僕も「そうだったのか。。。」と
後で彼女のブログを見て知る次第のところもあり。。。
つまりは、何が新しいアップデートでよくなったのか
見てわかりやすい、ということに尽きるのです。^^
(実は前回も、ヤベ、これ対応してなかった、と気づいた箇所あり。)

その前回のアップデートの記事は次のものなのですが、

https://modemworld.me/2020/05/28/firestorm-6-3-9-housekeeping-matters/

この中に「Under-the-Hood Updates」というのがあって
ほほ〜、こんなことにも触れてくれたのですね、
とちょっぴり嬉しかった次第。

「Under the hood」という英語は、
「車のボンネットを開けて調べてみる」というような意味です。
車を運転するのに技術的な知識は要りません。
が、うまく動かない時は何が起こっているのか、
機械的なことを調べる必要がありますね。
つまり、普通は知らなくてもいいけど、
裏で起こっている技術的なこと、というような意味合いで
この「under the hood」という言葉が使われます。

今回 Inara Pey さんが書いているのは、
実は Firestorm プロジェクトが使用している
ソース管理システムが Mercurial (hg) から Github に変わった
ということなんです。
これ、1年ばっかりサボってた僕にはかなりの影響があったんですよ。
まず今まで Firestoirm の開発に使っていたソフトが使えなくなったし、
やっと慣れたコマンドも全部変わっちゃいましたしね。
一番参ったのが、自分の修正した内容をパッチファイルに
出力しようとしたところ、新規ファイルの内容が反映されない。
いろいろ調べたら Git って、ステージングと言って
新しく作られたファイルを管理対象にするかどうか
明示的に操作してあげないといけないのね。
hg の時はその辺のところもソフトが面倒見てくれたんですけどね。

というわけで、自分の備忘を含めてコマンド書いときます。w

git add -N 新規作成したファイルのパス
git diff HEAD > 出力する差分パッチファイルのパス

まぁ、こういうことでもないと新しいこと勉強しませんからね。
頭と体操と割り切って開発にいそしむヒロシなのでした。w

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