さて、明日の夜 22:00 から SL に生まれて 16 歳を自分で祝う
レズデーライブを行うわけですが、
既に告知している通り、明日は SL のステージに置いてあるのと同じ
C. Bechstein というドイツのブランドのピアノを
RL で弾いてお届けしようという何とも贅沢な企画であります。
ベヒシュタインのピアノは、同社日本法人の HP を見ると
ドビュッシー、リスト、シュナーベル、ケンプ、
バックハウスにギーゼキンクという、
錚々たるピアニストたちに絶賛され、愛されていたようで
そう、自分のようなヘッポコピアニストには勿体ない名器ですが、
明日は存分に弾かせて戴きます。
この RL ベヒシュタインのピアノとの出会いは今年の1月、
東京・日比谷にあるベヒシュタインのショールームで行われた
友人のジャズピアニスト関根敏行さんのライブの時のことでした。
SS はそのライブの模様ですが、この関根さんが弾いているのが
現在のベヒシュタインのフラッグシップモデルである
D282 コンサートグランドです。
僕が SL で使っているのが D280 なのでほぼこれに匹敵する感じです。
で、その関根さんのライブが始まるまでに時間があったので、
ショールームに置いてあるピアノをいくつか弾かせてもらったのですが、
これが弾いててとっても気持ちいいのですよ!
何でしょう、自分が弾いているとは思えないほど
美しくて甘くて透明で豊かで。。。
何とも言えずうっとりとする色彩感のある響きなのですよ。
色彩感と言えば、色彩的な響きのピアノ曲を書いたドビュッシーが
「ピアノ音楽はベヒシュタインのためだけに書かれるべきだ。」
と言ったというのはとってもよくわかる気がします。
僕がこの時ショールームで弾いたのがこちらの B212 で、
こんなピアノ思いっ切り弾けたらいいなぁ、
欲しいなぁ、でも手がでないなぁ(税込1,815万円です)、
なんて思っていたのでした。
それがね、明日弾くのものこの同じ B シリーズのピアノなんです。
さてどんなことになりますやら。。。
ショールームにはアップライトも置いてありました。
アップライトだとちぃたぁ安いかなぁとか思ってみたら
税込792万円です。まぁ、名器ですものねぇ。
これはアップライトと言っても「夢のピアノ」と呼ばれているもので、
「響きのバランスは実にグランドに近く、残された疑問といえば、
それは、わざわざグランドピアノを買う必要があるかどうか
ということ。世界一のアップライトピアノといわれて久しい楽器」
なのだそう。
アップライトなのに名前が「コンサート8」なのは
そういう由来があるのだなと思いました。
家庭に置くアップライトとしたら最高の贅沢ですね!
あと、ショールームにあるピアノのいくつかには
SS にあるようなベヒシュタインのマスコット
通称ベヒくまがピアノの上にメッセージと共に置いてありました。
紙にはドイツ語で
「このピアノは弾かないでね、僕は新しいお家が決まったんだ」
と書いてありました。フフッと微笑ましくなりました。
こういうピアノを買える人はどんな人、どんな家だろう
羨ましいなぁ、とか思いながら。
ところが願いは叶うものなのです。
ある時友だちと会話している中で、意外にも身近なところで
ベヒシュタインのピアノが弾けるところがあるのを知ったわけです。
そこは上の SS を撮った日比谷のショールームではありません。
RL で来られても困るので都内某所とだけ言っておきます。
明日のライブでは YouTube などの生中継はありませんので、
SL 内の会場にいらした方のみ、弾いている場所の写真など
お見せする予定にしています。
SL と RL とが一つになるひとときです。
是非お友だちとお誘い合わせて遊びに来て下さい。
会場でお待ちしています!
■Hiroshi Kumaki: Rez Day Live 2023 - Bechstein from the Real World
・日時:2023年7月30日(日)22:00〜23:00
・会場:Studio ARK
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