僕のライブの殆どはしんさんが YouTube で撮影して
アップしてくれていますが、中には撮影と中継はされたものの、
いろいろな事情でまだアップされていないものもあります。
2020 年の 10 月に行われた僕のデビュー 13 周年記念のライブも
そんなまだ公開されていないものの一つですが、
この 10 月にデビュー 19 周年を迎えるに当たり、
編集して僕のチャンネルで公開する準備をしているところです。
ただ、このライブ、まぁいつものことではあるのですが、
即興でやっていることもあって、
必ずしも自分で満足できる演奏になっていないこともあり、
一部リミックスしたり手を入れているところなのです。
折角公開しますので、一番理想的な形でお届けしたいと。
そんな中、一番最初に編集できたのが
"On the Martian Desert" で、この度先行シングルのような感じで
YouTube にアップ致しました!

このデビュー 13 周年記念のライブは
<op:i>An Endless Journey</op:i> と題されていて、
いつも何気なく星空を見上げ、宇宙の彼方に憧れる気持ちが
いつしか宇宙船で太陽系の果て、そして更に遠くへと
旅していく様を音楽で表現しようとしたもので、
"On the Martian Desert" は火星の砂漠の様子を表しています。
火星と言えば、やはり僕は H・G・ウェルズの『宇宙戦争』、
あれで出会っていますし、その後も
レイ・ブラッドベリの『火星年代記』や
アーサー・C・クラークの『火星の砂』など読みましたし、
ナショナル・ジオグラフィックの火星をテーマにした
テレビシリーズも毎回目が釘付けになりました。
そんな中で、では自分が火星を表現しようとした時、
どの火星を表現するのだろう? ということになるわけです。
バイキングに始まる探査衛星が送って来た
とても生物がいるとは思えないような火星?
それともやっぱり火星人たちがいる火星?
どちらにするか迷いつつも、ライブ当日はただ砂漠が広がる
そんな火星を表現したのでした。
でもやっぱり。。。ヒトの形をした火星人はいなくても、
もっと小さな、微生物とか昆虫のような生命はいるのではないか、
そのくらいは表現してもよかったんじゃないか、
もっと神秘的なものとして火星を表現できたのではないか、
そんなことを終わってからグズグズ考えていたのです。
その後気持ちをはっきりさせる出来事が起こりました。
2021 年に映画『DUNE/デューン 砂の惑星』が公開され、
そして 2024 年に谷川俊太郎さんが亡くなりました。
谷川俊太郎さんのことは「20億光年の孤独」で初めて知って
その不思議な表現に魅せられたことを思い出しました。
「火星人は小さな球の上で
何をしているか 僕は知らない
(或はネリリし キルルし ハララしているか)」
『DUNE/デューン 砂の惑星』については、
そうそう、こういうサンドワームみたいなのがいても
おかしくないじゃない、と改めて思えたのです。
そこで、この度公開した改訂版では、
最初と最後に小さな生命が蠢くようなキラキラした音が入り、
更にサンドワームを思わせるようなモンスターの鳴き声
そしてナショナル・ジオグラフィックの映像で見た嵐の音を追加、
更にエンディングには女性のコーラスで
「ネリリし キルルし ハララし」と歌わせています。
結局自分が火星に求めるもの全てを入れ込んじゃった感じかな。w
とは言え、即興演奏部分は一部カットされていますが、
ライブ当時のままとなっています。
ディレクターズ・カット的な完全版として
お楽しみ頂ければ幸いです。






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