2017年1月22日日曜日

【iPhoneネタ】 日国さんが来た!〜今ハマってるiPhoneアプリ

いやぁ、遂に来ましたねぇ!
毎週 iPhone の App Store で「辞書/辞典/その他」のカテゴリを
チェックしては出て来ないかなぁ、と待っていたんですよ。
そして先週、とうとうリリースされましたよ、
小学館『精選版・日本国語大辞典』が!
何故そんなに興奮しているのかというと、
これまできちんと調べ物をできる国語辞典が
アプリでは出ていなかったからなんです。。。

https://itunes.apple.com/jp/app/jing-xuan-ban-ri-ben-guo-yu/id1178443424?mt=8

辞書というものは国語辞典でも英和辞典でも普通に出回っていて
皆さんも電子版をスマホに入れているか、入れてなくても
家に1冊くらいはお持ちだろうと思います。
が、意外と知られていないのが、
辞書なるものは言葉の意味を並べる順番で
大きく2つのタイプに分かれるということ。
一つは実用辞典とでも言ったらいいのか、
今よく使われている意味、つまり語義が使用頻度順に意味が並ぶもの、
そして今一つは学習・研究辞典とでも言えるでしょうか、
語義を歴史的に使われてきた順番で並べていて、
最初から読んでいくとどのように意味が変わってきたか、
更にその用例が実際の古典から選ばれている場合、
それぞれの意味がどの時代で使われ始めたかがわかるというものです。

書籍版で売れている、みなさんもよく使うような辞典の殆どが
現在では iPhone のアプリになっています。
例えば次のようなものです。

『広辞苑』
『大辞林』
『大辞泉』
『岩波国語辞典』
『新明解国語辞典』
『明鏡国語辞典』

実はこれらのうち、『広辞苑』を除いて全てが実用辞典、
使用頻度順に語義が並んでいます。
なので中学だったか高校の時に初めて父親が
『広辞苑』を買ってくれて引いた時に面食らいましたよ。
いきなり万葉集とか平安時代とかの意味が出て来るんですもの。w
その頃は自分の知りたい意味に辿り着けなくて
難しい辞典だ、と敬遠してました。^^;
しかし、大人になってくると、辞書を調べるのは
言葉の意味がわからないというよりも、
知ってる言葉についてその背景を知りたい時の方が多くなってきます。
例えば、時々まるで逆の意味を持つ言葉に当たったりしますよね。
そういう時、何故そうなのかは歴史順の方が意味の変遷がわかります。
この歴史順で『広辞苑』の他に有名なものは次の2つです。

『新潮国語辞典—古語・現代語』
『日本国語大辞典』(小学館)

これまでこの何れもアプリにはなってませんでした。
そもそも『日本国語大辞典』は全20巻という大部なもので、
一般的には1冊ものでコンパクトな『新潮国語辞典』の方が
普及していて使っている方も多いでしょう。
この辞典は用例をできるだけ現存する最古の文献から選んでいて、
それぞれの意味が使われ出した年代がわかるようになっている
とても便利なものです。
なので、この2つの何れかがアプリ化されるのを
首を長くして待っていたのですよ。
というのは、同じ歴史順でも『広辞苑』ではちょっと不十分、
本格的にものを調べる時は図書館で『日国』に当たってましたから。

その『日国』がさすがに20巻の完全版ではないものの、
そのエッセンスを3巻にまとめた「精選版」でアプリになったわけです!
しかも、2017年1月31日まで4,800円の特価での提供です。@@
実は、『日国』はオンライン版が出てますが、これを使うには、
年1万円以上の会費を支払う必要があります。
なのでこれがどれだけ破格の値段なのかということですよ。

例えば、以前「がんばれ日本」と「がんばろう東北」で気になって、
「頑張る」について調べたことがあります。
ネットで調べたらこれに関する情報を提供しているページは1つだけ、
その他何百というページで「頑張る」の語源について触れていますが、
全てその1つのページからのコピペのようです。
というのは、元のページには「江戸時代から使われはじめた」
という意味の記載があるものの、一体江戸時代のいつ頃、
具体的にはどんな文献に出てるの? ということはわかりません。
そしてその他の何百のページにもその情報はないからです。

ここでアプリの『広辞苑』を引いてみましょう。

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歴史的な意味に並んでいるのでしょうが、
いつの時代その意味が使われ出したのかわかりませんし、
用例も「作文」のようですよね。^^;

これを、『精選版・日本国語大辞典』で引くと、

170122c.jpg

この通り、浄瑠璃の「軍法富士見西行」で使われたことだけでなく、
1745年という年号までズバリ入っているわけです。
このSSには出ていませんが、このあとずっと読んでいくと、
目を見張る、からじっと監視する、じっと居座る、
更に、その場を持ちこたえる、という風に転じ、
私たちが普通に使う「頑張る」の意味になってきたことがわかります。

(因みに『広辞苑』は「我に張る」が転じたという説をとってますが、
 音声学的には「ガニハル」が「ガンバル」に変化するのは難しい。
 寧ろ、『日国』に参考情報として記載されている「我張る」の方が
 「ガバル」→「ガンバル」と変化しやすいと考えます。)

『日国』の完全版では「頑張る」についてもっと用例がありますが、
この精選版の記載だけでも十分な情報は得られます。
そんなわけで、『日国』に当たるために図書館通いをしてた僕には、
これを iPhone に入れて持ち歩けるというのは、
大変な驚きであり、大変な喜びというわけです。
日本語の語源とか成立過程について知りたいという方には
とってもお勧めな辞書アプリです。

2017年1月3日火曜日

YMB 第九演奏会・2017年カウントダウンコンサート、ありがとうございました!

さて、あっという間に正月3が日も終わろうとしています。
いつもバタバタと動き回ってる僕にしては珍しく、
このお正月を家族とのんびりと過ごしています。
殆どの方は明日からお仕事でしょうが、僕が東京に戻るのは5日になります。
つまり、もうちょっとのんびりするわけですが。。。^^;

もうすっかり新春モードですので、今更なのですが、
2017年の最後に行った第九コンサートの話を少し書かせて戴きます。
元日に言ったことの繰り返しになりますが、改めて、ご来場頂いた皆様、
そして突然のお誘いに出演して下さった皆様、
それから告知して下さったり、見えないところで応援して下さった皆さま、
本当にありがとうございました。><

今回は、僕自身もあまり時間がとれない中で、
当日より前に練習する機会もなく、メンバーはぶっつけ本番の演奏会でした。
本番に向けて練習してる時だったか、メンバーの一人が、
以前はヒロシさんが音源をネットにアップして、
ひと月前から自習やみんな集まってのリハーサルしたよねぇ、
なんて話も出ていました。
全くその通りで、まぁ、ここだけの話ですが、
今回の第九とそのあとのシュトラウスのワルツは
何れも新しく録音し直したものなんですが、
その音源が最終的に仕上がったのは当日の18:05でした。
ホントギリギリのスケジュールだったんです。
それでも前日にはみんなに演る曲目だけは何とか伝えたんですが。。。

さすがにそんな状況ですので、メンバーのみんなも不安だったか
或いは危機感を抱いてか、集合時間は開演30分前の23:00だったのに
22:30にはほぼ全員揃っていましたね。^^;
しかも、楽器はその時決めていったにも拘わらず、
みんな心得たもので何でもオッケーという頼もしい状態。
いやホント、さすがYMBのメンバーのこの対応力はすごいです。

そうこうしているうちに23:30となり、お客さんも海外からもいらしていて、
日本語と英語でちょっとだけ説明をしてスタートします。
YMBの演奏は、映像にセリフを合わせるアテレコの反対で、
聞こえてきた音に合わせて自分の担当楽器のアニメを動かすという
そんな説明をしながら、会場から一緒に演奏するメンバーを募ります。
そしていよいよ23:35くらいから第九の第4楽章の演奏がスタートしました。
飛び入りで演奏に参加して頂いた方も、
初めての楽器、初めてのアニメに戸惑いながらもついて来てくれます。

そして年が変わって2017年の1月1日午前0時を少し回ったところで
あのとんでもなく速いプレスティシモのエンディング、
会場のみんなから Happy New Year! の声が上がります。
これは本当に幸せな、楽しい瞬間でしたね。
僕自身、ものすごく興奮してたんですよ。w
そのあとは新年に相応しく、マーチング・バンド風「蛍の光」を演奏。
が、会場からは「何か終わった感がする。。。」との声も。w
まぁ、日本ではもうすっかり追い出しミュージックですからね。w

そしてその終わった感を払拭すべく(?)、
そのあとはニューイヤーコンサートへと移り、
ウィーン・フィルに先駆けてシュトラウス・シリーズで攻めました。^^
「春の声」「美しく青きドナウ」「ラデツキー行進曲」の3曲ですが、
最初の2曲はワルツなので、ワルツらしくくるくると円を描くような
指揮棒の振り方をやったんだけれども、この回転が異様に速い。><
このアニメをお願いした演奏中のwindsさんから
マーチのテンポ120に合わせてあるので、との発言。@@
そりゃ速いよね。w

そんなこんなでわいわいやりながらの1時間、
年越しのひとときをSLの仲間たちと楽しく過ごすことができました。
同時に、演奏のアニメも制服(衣装)も新しくしたいねぇ、
いや、やること自体も今までと同じでない何かをやりたいねぇ、
そんな声がメンバーのみんなから自然と上がってきました。
今年最初の日記で僕が10周年を迎えるということを書きましたが、
YMBも10年目を迎えます。
この節目の年にやはり何か新しいことを始めたい、
そんなことを考えたコンサートでした。
はい、昨年は殆ど何も活動できませんでしたが、
今年はきっと何かやらかしますよ。期待していて下さいね。
そして今年もYMBの活躍を見守っていて下さい。
よろしくお願いします。^^

※例によって演奏中は自分で写真とれないので、
 SSある方、コメントとして貼って頂けるとうれしいです。><

■YMB 第九演奏会・2017年カウントダウンコンサート
・日時:2016年12月31日(土)23:30〜
    2017年1月1日(日)0:30
・会場:YMB ウィンター・ステージ

・曲目:
    1. ベートーヴェン「交響曲第九番ニ短調作品125」第4楽章
    2. スコットランド民謡「蛍の光」
    3. ヨハン・シュトラウス2世「春の声」
    4. ヨハン・シュトラウス2世「美しく青きドナウ」
    5. ヨハン・シュトラウス1世「ラデツキー行進曲」

2017年1月1日日曜日

あけましておめでとうございます

ご挨拶が遅くなりました。ヒロシです。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

まず最初に昨年最後の、そして今年最初のイベント、
YMBの第九演奏会・2017年カウントダウンコンサートを
無事終えることができ、ご来場頂いた皆様、ご出演頂いた皆様、
そして多忙にも拘わらず集まってくれたYMBメンバーのみなさん、
それから告知してくれたり、いろいろと応援して下さったみなさんに
この場をお借りして御礼申し上げます。
詳しいことはまた改めてレポートさせて戴きますね。

それから、特にインワールドで年賀状を頂いている皆様、
ありがとうございます。
届いているのは知っているのですが、
今朝早くに家を出てSLの環境のない親の家に来ていますので、
お返事をするのが遅くなりそうです。
これもこの場をお借りして御礼申し上げます。
新しい年も引き続きお付き合い下さいませ。
年賀状代わりに、今朝飛行機で移動中に撮ったものをお送りします。
一つはお正月に毎年アップしてる富士山、もう一つは熊本の阿蘇です。
何れも日本晴れの今日、飛行機から撮影したものです。^^

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昨日もYMBのコンサートの準備中や終わってから話が出ていましたが、
今年で10周年を迎えるという方も多いことと思います。
私もその一人ですし、10周年の2017年、何か新しいこと、
何かこれまでと違うこと、記念の年に相応しいことを
是非やらかしたいものだと思っています。
それがどんな形になるのか、これからYMBのメンバーや
SLで音楽活動を共にしてきた仲間たちと相談しながら
進めていきたいと考えています。
きっと、これを読んでくれているみなさんには相談するかもですので、
その時はどうぞよろしくお願いします。^^

というわけで、いきなり元旦から出遅れている感のあるヒロシですが、
SL10周年のこの年も、引き続きどうぞよろしくお願いします。

2016年12月31日土曜日

【ライブ】いよいよ今晩23:30です!〜YMB第九演奏会&カウントダウン・コンサート

2016年という年もあと7時間半で終わり、
新しい2017年がやって来ます。
この年越しのひとときを是非SLのみんなと共にしたいと
今年も昨年に引き続き、YMBの第九演奏会を
今晩23:30からカウントダウン形式で行います。
果たして第九が終わる瞬間を新しい年に始まりに合わせられるか、
そこも楽しみにして頂ければと思います。
そして、年が変わってからは新春に相応しい音楽で
新しい年の到来を祝います。

既に告知しましたが、今晩のコンサートは特別に、
会場のみなさんもステージに上がって一緒に演奏して頂ければ
そうやってみんなで一緒に音楽で年越しできればと企画しました。
既に楽器をお持ちの方も、そうでない方もいらっしゃいますので、
演奏してみたい、という方は23:00にステージにお越し下さい。
打ち合わせをした上で、どの楽器にするか決めさせて戴きます。

今年最後の、そして新年最初のイベントです。
是非たくさんの方にお集まり頂けたらと願っています。
お友だちとお誘い合わせてお越し下さい。
お待ちしています!^^

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■YMB 第九演奏会・2017年カウントダウンコンサート
・日時:2016年12月31日(土)23:30〜
    2017年1月1日(日)0:30
・会場:YMB ウィンター・ステージ
    http://maps.secondlife.com/secondlife/YMB001/192/57/2723
・曲目:ベートーヴェン「交響曲第九番」第4楽章ほか
・備考:一緒に演奏を希望される方は23:00に会場にお越し下さい。

2016年12月24日土曜日

【RL】ソフトシンセの Arturia からクリスマスプレゼント〜Minifilter V

何だかあっという間にクリスマスに突入した今日この頃ですが、
ミニモーグをはじめとしたソフトシンセで知られる Arturia 社が
この度クリスマスプレゼントということで
ミニモーグのフィルター部分を再現したFXプラグイン
Minifilter V を12月22日〜26日の期間限定で無料配布中です。

IT'S THE HOLIDAY SEASON -- WE HAVE A GIFT FOR YOU!

Arturia は元々、ミニモーグは何故あんなに特徴的なのか、
その音をどうやったら再現できるのか、
そんなところからスタートしていると言えます。
実際にモーグ社と提携して発売された Mini V は
同社の代表的な製品と言えるでしょう。
この Mini V がそのまま iOS になって iMini となり、
僕もよく使っていることは以前に書いた通りです。

しかし、一度作ったらそれで終わり、
でないのがこの会社の素晴らしいところでしょうか。
昨年、フィルターの研究で成果を収め、PhDを取得した
ステファノ・ダンジェロという人をチームに迎えて、
更に Mini V が本物と同じ反応、響きとなるよう
研究を重ねてきたようです。
その成果が今年の夏に発売された新しい Mini V でしょうか。
次の記事の中でステファノは、リニアなフィルターの動きは
100%再現することができ、ノンリニアの部分についても
本物に限りなく近づけることができた、と言っています。

BEHIND THE MINI V -- Recreating a legendary filter

そんな技術を誇る Arturia が、ミニモーグのフィルター部分だけを
取り出して FXプラグイン化したのが Minifilter V というわけです。
何だかんだ新しいものが出る度に買わされてる買ってる僕も
早速ダウンロードして使って見ました。
エフェクトプラグインなので、単体で使うのではなく、
DAWに上げた音源に接続して使います。
今回は、やはり Arturia の Modular V に入ってるシーケンスを
Ableton Live で回しながら、
そのシーケンスの音を Minifilter V でいじってみました。

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いや、おもしろいです。
単にフィルターで響きを変えるだけではなくて、
サンプル&ホールド効果で音そのものを変えたりもできます。
一番普通なのはこうしたシーケンスやリズムパターンでしょうけど、
ボーカルとかギターソロとかにかけても効果的みたいですね。
具体的な音と音作りは次の公式動画で見て頂ければと思います。



サンプル&ホールドはやり過ぎですが、
そんなに積極的なことをしなくても、これを通すだけで
音が太く、くっきりとするような気がします。
最近流行の、音圧を簡単に上げられる、ということでしょうか。

最後に、無料で入手するには、
Arturia にユーザアカウントを作成する必要があります。
お持ちでない方はこの機会に作っておいてもよいかもしれません。
また、この無料配布に加えて、V Collection 5 のセールもやってて、
サーバにアクセスが集中してるのか、
日本の日中はダウンロード速度がメチャメチャ遅いです。
最近の僕の環境だと、日本の5:00〜9:00くらいが快適です。
手にいれたいと思う方のためのご参考まで。

2016年12月18日日曜日

【ライブ】YMB 第九演奏会・2017年カウントダウンコンサート

はい、お待たせしました。今年もやります!
そして、ご覧のようにポスターも出来上がって参りました。
少し前にもお伝えした通り、飛び入りもOKですので、
是非遊びに来て下さいね。
楽しい年越しのひとときに致しましょう!^^

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■YMB 第九演奏会・2017年カウントダウンコンサート
・日時:2016年12月31日(土)23:30〜
    2017年1月1日(日)0:30
・会場:YMB ウィンター・ステージ
    http://maps.secondlife.com/secondlife/YMB001/192/57/2723
・曲目:ベートーヴェン「交響曲第9番」第4楽章ほか

【技術情報】Firestorm 5.0.1:BENTO 対応バージョンリリース!

もう多くの皆さんがご存じの通り、
Firestorm の BENTOバージョンが12月14日にリリースされました。
できるだけ早く今回のリリースについて書きたかったのですが、
先週は残業と忘年会の日々で忙しくしておりましたので、
漸く落ち着いてこの日記に向かっているところです。

Firestorm のダウンロードがこれほど集中したこともありません。
それだけたくさんの人が Firestorm を日頃から使用していて、
それだけたくさんの人が BENTO 機能を待ち望んでいた、
ということなのでしょう。
Firestorm の通常のサーバはあまりのアクセスの多さに、
ダウンロードできないか、恐ろしく時間がかかるようになっています。
そこで、リンデンの協力もあってミラーサイトが立てられてますので、
遅いと思われる方はミラーの方を試してみるとよいと思います。
例えば僕の場合、121MBのインストーラをダウンロードするのに、
通常のサーバでは1時間20分(!)と表示されましたが、
ミラーでは5分の表示、実際その通りすぐにダウンロードできました。
ミラーサイトもいつものダウンロードページにリンクがあります。

http://www.firestormviewer.org/downloads/

■今回の主な機能追加について

では、そのBENTO についてはあとでゆっくり語ることにして、
先に今回の Firestorm、どんなところが変わったのか
全体を眺めてみることにしましょう。

1. アウトフィット・ブラウザ
  既に公式ビューワでは先のリリースから追加になった
  アウトフィットブラウザ(Visual Outfit Browser = VOB)が
  Firestorm でも今回から対応しています。
  これはそのアウトフィットを装着した状態を写真に撮っておいて
  インベントリの文字からでなく、正にビジュアルに
  アウトフィットを探せる機能です。
  RLで今日はどれにしようかしらと、
  ワードローブの衣装を選ぶのに近い感覚になるのでは?
  僕なんかもあまり使わないものはこれ何だっけ? となるので、
  この機能は大いに活用したいですね。
  アバター>容姿 を開いて「アウトフィットギャラリー」の
  タブに移動して下さい。
  (パイメニューでは、「アウトフィット」か「シェイプ」から
   その上の階層に移動することでも辿れます。)

2. アバター表示設定とフレンドのみ表示
  非表示アイテムリスト(Asset Blacklist)というのがあって、
  あるオブジェクトを一時的、または永久的に
  自分からは見えなくすることができましたが、
  今度はモノ(オブジェクト)だけではなく、
  人(アバター)も見えなくすることができるようになりました。
  これは例えば、ある人を無視(ミュート)するだけでなく、
  その人が目に入ってくるのもイヤ! という時でしょうか?
  その人を右クリックすると「レンダリング」メニューに
   ・通常表示
   ・表示しない
   ・完全表示
  の3つのオプションが表れます。
  「完全表示」は、アバターの複雑さの設定に拘わらず、
  そのアバターを完全に表示すること、
  そして、「表示しない」は、文字通り表示させないようにします。
  そして、世界>アバター表示設定 とメニューを辿ると
  自分が設定した内容が一覧されるだけでなく、
  周りにいる人をまとめて設定できたりします。
  まぁ、嫌いな人を表示させない、だけじゃなくて、
  最近はアバターの複雑さで表示状態を変えることができるので、
  それとの組み合わせ技、とも言えるでしょうか。
  例えば、自分のフレンドでやたら複雑な人がいるけど、
  この人のは完全に表示して見たいよね、とか。
  更に、その「アバター表示設定」の下には
  「フレンドのみ表示」のメニューも追加されてます。
  これはすごいですね。
  例えば Burn 2 の会場のような、人混みの多い場所で、
  ツーショットを撮れたりする、ということでしょうか!@@

3. QuickTime から VLC への切り替え(Windows/Linuxのみ)
  アップルが正式に QuickTime の Windows サポート中止を
  表明したことから、公式と同様に Firestorm も
  今回のリリースから VLC へと変更になっています。
  リンデンによると、Mac 版もいずれ QuickTime から
  移行する予定らしいです。

4. その他
  「移動コントロール」のサイズが変更できるようになったのと、
  RLV 機能も2.1.0にアップグレードされたというところ、
  あとは手前味噌ですが、今回も日本語をたくさん追加してます。
  特に通知関係は漸く英語版にあるものを全てとりこみました。
  が、まだまだ日本語になってないところもあるようですので、
  ここを日本語にしてほしい! というのがありましたら
  僕宛にご連絡下さい。

さて、いつもいろいろと実験の早いピアニストるぅさんが、
今回の Firestorm は軽い! と FB で報告してましたが、
実際そうなのです。
僕は先日 HDD を SSD に変えたのでその影響かと思ってましたが、
ログインボタンを押してから世界が見えるようになるまでの時間が、
同じ5.0の公式ビューワより格段に速いのです。
実は今回何度もいろんなロジックの入れ替えがありましたので、
機能としては見えないところでも
いろいろとよくなっているのではないでしょうか!

■BENTOについて

BENTO というおいしそうな名前が付いているこのプロジェクト、
正式には「Enhanced Skelton(スケルトン拡張)」と言います。
つまり、アバターの動きを作っているのは「骨」ですが、
このプロジェクトによって106もの骨が追加され、
従ってこれまでより細かい動きができるようになったわけです。
例えば手についてはそれぞれの指に3本ずつ計15本、
顔については44本追加になってますので、
これまでより細かい指の動き、顔の表情が作れるというわけ。
更には羽根や尻尾も細かく動かせるようになり、
人も動物も、ずっとリアルな動きができるようになったわけです。

詳しくは次のリンク先で確認してみて下さい。

ナレッジベース 
スケルトンガイド(Wikiの記事)
・Torley Linden のガイドビデオ
 

特に最後のビデオは英語ですが、見てるだけで何となく
どんなことができるかイメージできると思います。

ところで、心配になるのが、BENTOビューワでログインしたら、
これまでのクラシックなアバターやアタッチメントについては
どんな影響が出るの? というところ。
一応のリンデンの回答では、影響はありません、とのこと。
何故なら、これまで使用していたアタッチメントは
新しく追加された「骨」を使用していないからです。

どの骨をどんな風に使っているかをビジュアルに確認できます。
Firestorm なら、開発>アバター>骨を表示 と辿ると、
次のSSのように骨が表示されます。

161218a.jpg

緑色の線が骨を表していますが、緑というのは、
そこに何も装着されていない状態です。
例えばここに、以前クロウさんからもらった羽根をつけてみます。

161218b.jpg

特に変化は見られませんね。
ここで、BENTO対応のアニメ付きの「手」を装着してみます。
すると、

161218c.jpg

この通り、指の動きが細かくなっただけでなく、
骨の色が青(シアン)に変わりました。
この青色はそこにメッシュが連結されていることを意味します。
これで新しいBENTO対応のアタッチメントが
従来のアタッチメントに影響しないことはわかると思います。

が、それでもAOなどの設定によっては
動きに影響があるものもあるようですし、
装着状態が変な風になることもあるようです。
その場合は、アドバンス>アタッチメントを更新
または アバター>アバターの状態>アタッチメント更新
で修正することができます。
また、パイメニューの容姿から辿ると「リセット」メニューがあり、
ここで「アタッチメント更新」と「アタッチメントとアニメ更新」の
2つのオプションが選べます。
このパイメニューは他のアバターが壊れている時にも利用できますが、
あくまでも自分のビューワの見え方だけの問題なので
他のアバターをリセットしたからと言って、
そのアバター自身の状態には何ら影響を与えないということです。

     *   *   *

長くなりましたが、
以上、新しい Firestorm と BENTO について書いてみました。
是非みなさんもいろいろ試して遊んでみて下さい。^^