2012年7月6日金曜日

ヘンリー・マンシーニ

僕は、RLの音楽関係の知り合いについて言えば、
圧倒的にジャズ系の人が多いのだけれど、
僕自身は実はジャズの演奏というのは苦手なのです。
ジャズの理論も一応勉強はしているけれど
勉強したからと言ってジャズっぽく弾けるわけではない。
で、あるジャズ・ピアニストの友人曰く、
ヒロシさんは音の作り方がクラシックだったりロックだよね、と。

そうだろうな、と思うのです。
そもそも僕は父親がクラシック好きだったこともあり、
クラシックの音楽が流れる環境で育ったので、
演歌とか歌謡曲とかあまり縁がない生活なのでした。w
それでも、中学生くらいになると、
やっぱりいろんな音楽が耳に入ってきますよね。
当時の日本は、フォークから、
所謂ニューミュージックが台頭し始めた頃だったかな。
日本のロックも次第にお茶の間に流れるようになってきた時代。

そんな頃、僕がハマったのが、
所謂イージーリスニングというものでした。
ポール・モーリア、カラベリ、ジェームズ・ラスト、
レーモン・ルフェーブル、ヘンリー・マンシーニ、
フランク・ミルズ、ミッシェル・ルグランといった方々。
オーケストラなんだけどポップ、というのがよかったんですね。
ジェームズ・ラストさんのおはこはビートルズ・メドレーで、
実は僕がビートルズを知ったのはオリジナルよりも
彼の演奏が先だったのです。w
更には、フランク・ミルズ。
あんなロマンティックで、しかもポップなピアノが弾けたらいいな
なんてちょっと憧れてましたね。^^
(そう言えば、その後仕事でも関係のあった
 リチャクレについては実はあんまり聴いてないのです。w)

そして、ちょうどそのジェームズ・ラストで気になってた頃かな
ビートルズに出会い、カーペンターズやPPM、S&Gに出会い
そしてゴダイゴに出会ってロックのおもしろさを知っていくのは。
そんなこんなで、僕の中では、
クラシックとイージーリスニングとロックというのが
実に自然につながってるんですよね。w
このあたりが今の僕の作曲にも
深いところで影響してるんだと思います。

ところでこうしたイージーリスニングを聴いていると
自然に親しむのがサウンドトラックというやつですね。
中学の頃は映画音楽にはまりました。
けれど、実はそれほどサントラのCDは持ってません。
(昔はFMでよく聴いていたのですよ。)
スターウォーズのも前からほしいと思ってるけど
ずっと買わずじまいだし。^^;
今ラックを見るとあるのは、ラロ・シフリンの「スパイ大作戦」と
バリー・グレイの「サンダーバード」くらい。
好きなんだこれ。w

けれど、今でもよく聴くのはこの2枚ではなくて
ヘンリー・マンシーニさんのベスト盤なんです。w
彼の音楽、何かいいんですよね。
ゴージャスな感じとリリカルでロマンティックな感じ
そしてどことない切なさがあるんですよね。
僕の好きなのは、もともと映画音楽でジャズのスタンダードになった
「酒とバラの日々」に「ムーン・リバー」。
あと勿論、「ピンクパンサー」や「子象の行進」もいい。w
それからテレビでは「チャーリーズ・エンジェル」に
やっぱり何と言っても「刑事コロンボ」かな。
「刑事コロンボ」は今 Hulu でまた見直してるけれど、
殺人という暗いテーマを描きながらもある種の楽しさがあるのは、
舞台がだいたい社交界とかセレブなところであるのに加えて、
コロンボや犯人の会話の後ろでかすかに鳴っている
ヘンリー・マンシーニの音楽なのだなぁ、と
改めて思った次第です。
その裏でかすかになってる音楽がドラマに与えてる影響の大きいこと!

こないだのSL9Bでwindsさんの伴奏で
「酒とバラの日々」をやってね、
またまた聴きたくなったので、結局 iPhone に入れました。
お酒で酔っ払った夜、ヘンリー・マンシーニを聴きながら寝るのも
なかなかいいものですよ。(おい!w

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