ディープ・パープルのキーボーディスト、
ジョン・ロードさんが亡くなりました。
お昼の食事時に何気なく見ていたニュースサイトで知って、
大きな衝撃を受けました。
キーボーディストとして、僕も影響を受けた、
というよりキーボードをどう弾くのか
教わった先生と言ってもいい存在だったからです。
キーボーディストを中心にしたバンドというのは
どうしてもプログレっぽくなりがちだし、
方やギタリストを中心にすると
必ずしもキーボードって要らない。
そんな中で、ギター中心のハードロックなのに
セカンドギターの様にキーボードを響かすジョン・ロードさんて
本当にかっこいいと思いましたし、
僕自身最初のバンド(THE BEYONDS)が、
リンダ山本というギタリスト中心のバンドだったので、
ものすごく参考になったんですよね。
話が行ったり来たりするけれど、
キーボーディストって大体がクラシックを習ってるから、
例えば、キース・エマーソンなんかは
もろクラシック〜〜〜という感じのプレイですよね。
だから彼みたいにやっちゃうと、
もうバンドのカラーがクラシック、
というか、EL&Pスタイル、って感じになっちゃうよね。
イエスのリック・ウェイクマンのプレイはより一般的ですが
それでもやっぱりプログレな響きがします。
そこへ行くと、ジョン・ロードって不思議なんですよ。
ディープ・パープルの魅力の一つは、
キャッチーなギターのリフにあると思うのですが
(「Smoke on the Water」、「Black Night」、
それから「Burn」あたりのリフは誰でも知ってるよね?)、
それを支えているのが、後に「様式美」と呼ばれる
クラシカルな楽曲構成にあると思うんです。
で、その部分を担っていたのがジョン・ロードだと思うのです。
ジョン・ロードのキーボード・フレーズをよくよく分解すると
これがなかなかバッハとかヴィヴァルディとか
バロック音楽だったりするのですが、
そういうクラシカルな要素を全く感じさせずに
ハードなギター中心の音楽に仕上げているところが
すごいなぁ、と思うのです。
今は、SLでは、ソロでやっていますので
Koja さんからもプログレ・キーボードと言われるような
そういうプレイを中心にした音楽をやっていますが、
元は上に書いたようにギタリスト中心のバンドだったので
そんなジョン・ロードさんのプレイというのが憧れだったんです。
(そう言えば The Black Stripes の
「From to Japan to Japan」で共演を頼まれた時
オルガンで絡んだのにはそういう背景があります。
ギター・バンドに絡むならオルガンでしょ、と。w)
そんなこんなで、いろいろと教わったことも多いジョン・ロードさん。
ご冥福をお祈りすると共に、
もしかしてもしかすると、近く追悼ライブをやるかもしれません。
まぁ、カバーしたのは随分昔なので練習もいることなので
いつになるか、実現できるかもわかりませんが、
そんな気持ちになっていることだけ今はお伝えしておきます。
さて。。。
学生の頃、夜眠れない時は、よくパープルを聞いていました。w
うるさい音楽なので、疲れてよく眠れるんですよ。w
というわけで、相変わらず暑い夜が続きますので、
今晩は「ライブ・イン・ジャパン」を聞きながら寝ることにします。
おやすみなさい。w
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