2021年3月14日日曜日

【イベント】 春は今年もナチュまつり!

 この冬は大変寒さが厳しかったように思いますが、
3月に入り、だんだんと暖かくなり、
漸く春らしい感じになってきましたね!
そして、昨年の今頃は何をしていただろうと思い起こすと。。。
そうです! 「春だ! みんなでなちゅ祭り」なる音楽イベントを
YMB SIM で行って大騒ぎしたのでした。
これは、コロナ禍で外出を控えるなかで広がっていく閉塞感を
何とか打ち破りたい、セカンドライフでならみんなで集まって
大騒ぎしても平気じゃん! とナチュさんが企画してくれたのでした。

あれから一年。
漸くワクチン接種が始まったとは言え、
まだまだコロナ禍が収束する見込みは立たず、
関東では緊急事態宣言が延長されるという事態に至っています。
そんな中、今年もやろう! とナチュさんが企画してくれました。

今回集まったのは、昨年 Burn2 まで行動を共にした
ナチュさん、こじゃさん、ヒロシの3人に加え、
昨年も登場して下さったスノさん、こじろうさん、
るぅさん、じーなさんと昨年参加して下さった皆さん、
更には、Burn 2 でもお馴染みになってきた
ぽんぽんラジオのきららさんも参戦して下さることになりました。

こうした面々が3月最後の土日、2日間にわたって
楽しい音楽のひとときをお届けしたいと思っています。
まずはカレンダーに印を付けて頂いて
セカンドライフ内の会場でも、オンラインでも、
遊びに来て頂けると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします!

■春は今年もナチュまつり
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・開催日:3/27(土)〜3/28(日)
・会場:YMB パーク特設ステージ
・出演:
 <3/27(土)>
  21:00〜21:35 Koja Writer
  21:45〜22:20 snowboarder Flow
  22:30〜23:05 ogre kojirou
  23:15〜23:50 Rulie Cisse

 <3/28(日)>
  21:00〜21:35 naturalway Flow
  21:45〜22:20 Kirara Boa
  22:30〜23:05 Gina Watanabe
  23:15〜23:50 Hiroshi Kumaki

・舞台・演出:Kerupa Flow
・ライブ配信:Sin Nagy (HOLE SHOT LIVE)

【RL】 確定申告、初めての電子申請終わりました

 今年は4月15日まで延長されていますが、
本来は明日3月15日が毎年の確定申告の期限。
そこで、その期限までに終わるように準備をしてきたわけですが、
今年初めて、ドキドキの電子申請が漸く先ほど終わり、
ホッと息をついているヒロシです。

元々は電子申請をする積もりはなかったのです。
というのも、もう随分前に借金をした時に、
年収の証明として提出した所得税の申告書に対して
申込をした金融機関からクレームが付いてたのです。
「これ、税務署の受付印がないので、
本当にこの内容で提出したかどうか確認できませんよね?」
恐るべし、金融機関の審査!
提出書類が本物かどうか疑ってかかるわけですね!?
実際には結局その書類で審査が通り、お金を借りられたわけですが、
以来、申告に当たっては必ず税務署に赴いて
日付の入った税務署の「文書収受印」を
バンッと押して貰うのが毎年の習慣になりました。
それで今年もそう考えていたのです。

が、今年は駅や電車に貼ってある確定申告の案内ポスターに
税務署に来る場合は整理券が必要、とあるではないですか。
まぁ、整理券が要るなら貰えばいいだけと思って
詳細を確認すると如何せん!
事前予約は LINE で行って下さい、とあるんですよ。
それ以外は当日税務署で直接整理券をもらって下さい、
但し、その整理券で日のうちに対応できるかは保証できません、
とあるんですよ。
あの〜、私、日本でも数少ない LINE やってない人なんですけど、
LINE やってないと税金の手続もできないんでしょうかぁ、
普通 LINE 以外にもまずメールとか何とかで受け付けるでしょう!?
と、憤然とすることしばし。
しかしまぁ、国が決めたのなら仕方がない、
予定している3月15日のはや〜い時間から
税務署の門の前で待ってやるぅ、とイジケるヒロシ。

ところがところが!
更に追い打ちをかけるようにその後税務署から申告の案内が
郵便で届くのですが、そこには何と、
今年度から青色申告の65万円の特別控除を受けるには
電子申請が必要だと書いてあるではないですか!
ガーン! 何で面倒な青色申告やってるかというと
それは勿論この65万円の特別控除があるからですよ。
税務署に直接書類を持ち込んだのでは、この控除あ受けられないと!
わかりました。
コロナ禍でもあり、どうしても税務署に来て欲しくないのですね!

というわけで税務署に押しかけて収受印バンッ作戦は諦めて
IC カードリーダーを買って来て電子申請に切り替えたわけです。
ところがこれがもうホントドキドキの連続でしたね。
何と言っても、確定申告の電子申請に当たっては、
マイナンバーカードの次の3つのパスワードが必要なんです。

署名用電子証明書…英数字6文字以上16文字以下:5回間違いでロック
利用者証明用電子証明書…数字4桁:3回間違いでロック
券面事項入力補助用…数字4桁:3回間違いでロック

マイナンバーカード、作ったので5年近く前で、
しかも殆ど使うこともなかったので、
パスワードを正しく覚えてるかアヤシイものです。
加えて3種類もあるので、画面によって入れるものを間違えたり。。。

更に、今までは所得税の申告書と決算書は別々に作って
それぞれ印刷すればよかったのですが、
電子申請となれば、これらをセットで送る必要があり、
昨年までと同じ国税庁の「確定申告書作成コーナー」を利用したものの
全体のワークフローが見えずにエラくドキドキしました。
中途半端なところでピュッと飛んで行っちゃったら嫌ですからね。

ともあれ何とかかんとか本日の午前中に済ませることができました。
それまでのフラストレーションが並大抵ではなかったので
——いろんなことが昨年までとは異なり、
予想外のことが連続しましたからね——、
ふぅ〜〜っと大きく溜息を付いて、漸く解放された感じです。
自分に「お疲れ様!」と言ってあげたい気分のヒロシです。

因みに、電子申請だとハンコもらえないじゃん! 
と、気にしていたヒロシでしたが、
書類受付後に申告書の PDF をダウンロードすると
書類の右上にしっかりと受付日時が受付番号と共に印刷されてました。
これならあの厳しい金融機関の審査担当者も文句言わないだろう。
だよね、きっと。。。?

2021年3月11日木曜日

【新作】 東日本大震災から10年、動画を2本公開しました

 あの日から10年を迎えます。

東北にはたくさんの友人たちがいる僕としては、
当時居ても立ってもいられない気持ちで、
何とか力になれればと思ったものの、
結局は曲を作ることと、彼の地の美しい風景を
写真や映像に収めることくらいしかできないのでした。

そうした中で、「松島」、「平泉」、「福島」という即興曲に加え、
漸く2015年になって「Sunrise」という歌を書きました。
これらの曲には東北の美しい風景を背景にした動画を作成したいと
そう思いながらあっと言う間に10年経ってしまいました。

日々の仕事に取り紛れて、ずっと先送りしてきましたが、
この10周年を機に2本の動画にまとめることができました。
動画に出て来る風景は何れも僕の好きな場所です。
この動画をきっかけにより多くの人が被災したこれらの地を訪れ、
素晴らしい体験をして頂き、
そのことが旅行者の方にも、被災地の方々にとっても
よりよい未来を築くきっかけになればと心より願っています。

「松島」と「Sunrise」、お楽しみ頂ければ幸いです。

■松島
 

■Sunrise
 

2021年1月17日日曜日

【RL】 ヴァーグナー、ブルックナー、マーラー(2)

 もう少し「ライトモチーフ」の話をします。

「モチーフ」というのは日本語で言うと「動機」のことです。
動機で恐らく一番有名なのは「ジャジャジャジャ〜ン」という
ベートーヴェンの「運命の動機」でしょう。
その動機が現れる交響曲第五番の第1楽章は、
この激しいく緊迫感のある運命の動機を第1主題に、
それとは対照的な、4分音符がゆったりと並ぶ
優しい感じの第2主題を軸にして、それも殆どこの2つの音型だけで
曲が成り立っているという、典型的な例となっています。

・ベートーヴェン『交響曲第五番』第1楽章の第1主題と第2主題
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交響曲というジャンルの音楽は、大体このように
対照的な2つの主題、或いは音型=動機がいろいろと形を変え
或いは互いに絡み合いながら展開していくことで成立しています。
しかし、これは交響曲という音楽が器楽曲であるための形式であって、
総合芸術を目指すヴァーグナーには向かなかったのだろうと思います。
彼の楽劇にとっては、音楽はあくまでも主人公の心理状態や
その場の状況、自然環境などを観客に伝える手段の1つであった、
そう私は考えるのです。
「ライトモチーフ」というドイツ語は強いて英語に訳すと
"leading motive" ということになり、
日本語では「示導動機」と訳されているのもその理由からです。

そこで、ヴァーグナーそのものでなくて、
またまた「スターウォーズ」からの引用になりますが、
「レイア姫のテーマ」と呼ばれているライトモチーフがあります。
このライトモチーフはメインタイトルの中にも含まれていますが、
レイア姫が登場するシーンは勿論、レイア姫の名前が出るところでも
必ずと言っていいほど流れるメロディなのです。

・レイア姫のテーマ
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この動機が一番最初に現れるのは、レイア姫の乗った船に
ダースベイダーが乗り込んで来た後、
姫が R2-D2 に何やらカードのようなものを差し込んでいる
あのシーンなのです。
ところで、このシーンが面白いのは、最初に映るのは
そのカードを差し込む手だけ。
そこへ R2-D2 を探す C-3PO が映し出されます。
ここで流れている音楽は、
実は私の好きなスカイウォーカーの動機なんです。
そして画面が切り替わってレイアが映し出されると
レイア姫のテーマに音楽が移っていくのです。
これはつまり、レイアの取っているこの行動が
スカイウォーカーであるルークとレイアの出会いを暗示する、
そういう役割を音楽が示しているわけです。

次にこの動機が現れるのは、R2-D2 と C-3PO を買ったルークが
その R2-D2 を整備している時にレイアのホログラムが現れるシーン。
ホログラムが現れた瞬間は不穏な音楽が流れます。
何か普通ではないことが起こったことが暗示されるのです。
そして、ルークが、「きれいな人だ、一体誰だろう?」と言い、
C-3PO が「さぁ、私もよくわかりません」ととぼけるその瞬間、
音楽はレイア姫の動機に切り替わり、
丁度これがルークの質問に対する答えになっている、というわけです。
こういうのがライトモチーフによる音楽の作り方です。

で、話をヴァーグナーに戻します。
(本当はマーラーの話をしてるわけなのだけれど。w)

そういうわけで、ヴァーグナーの音楽はあくまでも劇に沿ったもの、
そこには交響曲で言うような形式は全く考慮されていないわけです。
そこで、ヴァーグナーの楽劇には素晴らしい音楽は
いろいろとあるわけなんですが、それは3時間も4時間も続く楽劇を
じっと聴いているわけにもいかず、一部が演奏会形式で演奏されたり、
CD だとハイライトという形でもっと楽に楽しめるように
なっているのが現実的なところです。

このヴァーグナーの音楽の響きを素晴らしいと感じ、
それを劇からは独立した器楽曲として成立させようとしたのが
ブルックナーではないか、と私は考えます。
実際、ブルックナーの交響曲はヴァーグナー的響きに満ちています。
しかも、ベートーヴェン的な古典的展開をするので、
音楽の方向がはっきりしていて多少長くてもあまり飽きない。
なので、1980年代頃だと思いますが、日本のクラシック界で
ブルックナーとマーラーがブームになった時期がありますが、
私自身はブルックナーの方に共感していました。
そこからマーラーに行くのであれば、
寧ろ当時ソ連の作曲家だったショスタコーヴィチの方が面白い、
そんな風に感じてました。

ヴァーグナーの楽劇の舞台は古代であることが多いですが、
あの金管や弦の響きには、ドイツを含めた意味での北欧の
森を思わせるものがあると感じています。
それは、妖精や巨人や神々たちのいる森の響きです。
そして、同じ森の響きを私はブルックナーに感じるのです。

そのブルックナーを先生にしたのが今のチェコに当たる
ボヘミアで生まれたマーラーということになるのですが、
この人もブルックナーと同様交響曲が代表作でありながら、
その交響曲のあり方は師匠とは全く異なる方向だった、
ということになるでしょうか。

はい。
やっと本題であるマーラーに辿り着きました。
が、この続きはまた次回。^^;

2021年1月10日日曜日

つぐみさんのデビューライブ行って来ました!

 連休初日の1月9日、何気なく FB のタイムラインを見ていたら
リョウさんがつぐみさんという人の音楽のことを書いているのを
へぇ〜、と思って見ていました。
リョウさんが「いい!」っていうピアノってどんな音だろう、ってね。
で、メッセンジャーでケルパさんと連絡取り合ってたら、
今晩23:00から TsuguMi8 さんのライブやるよ、ってご連絡。

むむっ!

こういうのってね、偶然じゃないと思うんですよね。
多分、どちらかだけだったら、へぇ〜、で終わってたかもしれない。
でも、同じタイミングで重なるというのはねぇ。。。
で、自分の用事も22:30くらいまでに終わったので、
行かない理由はないよね、とケルパさんの案内を元に
グランブルーの会場に駆けつけたわけです。
だって、同じキーボード弾きとしてやっぱり気になりますもん。w

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や〜、よかったですね〜。
僕好みの、透明感のある、優しい響きの音でした。
その優しい響きに、会場のみんな、癒されてましたね。
40分足らずでおしまい、ということだったので、
もうみんなでアンコールをおねだりして
無理矢理1曲追加してもらったくらいです。

今の時期、僕らにとって本当に癒しのひとときというのは大事ですね。
そんな貴重なひとときを過ごさせて戴いた素晴らしい演奏でした。
また次の機会を。。。或いはリョウさん含めてご一緒する機会を
楽しみにしています。

ありがとうございました!

【RL】 ヴァーグナー、ブルックナー、マーラー(1)

 昨年末にアニメの「銀河英雄伝説」を観てマーラーを聴き直した、
という話を書きました。
で、聴き直していろいろ思ったことがあるのだけれど、
きっと次々に連想が飛んで話が長くなりそうなので、
タイトルに予め「(1)」とつけておきました。
書きながら自分で飽きたところで今回の筆を擱くことにします。w

さて、マーラー。
で、聴き直してみたのだけれど、確かに素晴らしい瞬間もあるのだが、
やっぱり長い、じっと聴いていられない、という印象は変わらない。
そうなのだけれど、「銀河英雄伝説」の各場面にはピッタリ、
いい感じでハマっている。
そこではたと気づいたのが、マーラーもヴァーグナーの系統だ、
ということです。

私は、ヴァーグナーの音楽は映画のサントラのようなものだと、
そのように捉えています。
ヴァーグナーの作品の中心をなすのは、「楽劇」と呼ばれる、
演劇と音楽が結びついたような総合芸術です。
なのでこの「楽劇」という日本語の訳はその内容を表していると
思っていますが、元のドイツ語は "Handlung"、
英語で言うと "Action" ということで音楽はその一部でしかない
ということです。
ちょうど日本の長唄や清元が浄瑠璃の一部分でしかないように。
なので、ヴァーグナーではそれまでの番号オペラのように
劇中の音楽が1曲1曲独立しているわけではなく、
劇の最初から最後まで絶え間なく管弦楽が鳴り続けるのです。

そのことと関係あるのだと思うのですが、
ヴァーグナーという人には形式感というものが全くと言っていい程
ありません。w
劇の状況を表したり、登場人物を表したりする音の型、
ライトモチーフが、劇の進行に従って組み合わされて展開するので、
ベートーヴェンの交響曲のような、提示部、展開部、再現部のような
構成にはなっていないのです。

なので、ヴァーグナーの音楽というと有名なものに
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、
「ヴァルキューレの騎行」などがありますが、
実は何れも演奏会用にはエンディングを付けて
終わるようにしてありますが、オリジナルの楽譜では終わらずに
次の場面の音楽へと絶え間なく引き継がれる形になっています。

最初に、ヴァーグナーの音楽は映画のサントラのようと書きましたが、
実はこのヴァーグナーの手法で作られている映画音楽が
皆さんもよくご存じの「スターウォーズ」なのです。
スターウォーズの「メインタイトル」と呼ばれる曲は
皆さんもよくご存じのはずですが、実は、エピソード IV の
サントラ盤を聴いて頂くとわかるのですが、
メインタイトルは、終始せずに途中で終わっていて、
そのまま帝国軍がレーア姫の船に乗り込んで来る音楽へと
引き継がれるのです。
演奏会などで皆さんがよく耳にする「スターウォーズのテーマ」は、
実はこの「メインタイトル」と映画の最後、
クレジットが流れるところで演奏される「エンドタイトル」の後半を
つないだものになっているのです。
そのように捉えると、
サントラ盤には1曲1曲タイトルが付いてはいますが、
映画の最後まで終わらない一続きの曲と見ることもできるわけです。
実際、映画の「スターウォーズ」では音楽が終始流れていて、
ヴァーグナーの楽劇のようです。
「スターウォーズ」が「スペースオペラ」と呼ばれるのは、
ある意味当然のことかもしれません。

逆に、ヴァーグナーがもっと後の時代に生まれていたら、
きっと彼は音楽家というよりは映画監督になったのではないか、
そんな想像すらしてしまいます。

ここでちょっと脱線して「スターウォーズ」の音楽について言うと、
作曲者のジョン・ウィリアムズはこの間断なく続く音楽を
ヴァーグナーと同じ「ライトモチーフ」の手法を用いて作っています。
それだけでなく、金管楽器を主体にしたオーケストレーションも
やはりどこかヴァーグナーを思い出させるところがあります。
「帝国軍のマーチ」のように独立した楽曲ではありませんが、
私が好きなものに「Binary Sunset」という曲で流れる
次のライトモチーフがあります。
これは「ルークのテーマ」とか「スカイウォーカーのテーマ」とも
呼ばれているようです。

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エピソード IV でルークがタトゥィーンの家の近くで
2つの太陽の夕陽を浴びながら立ち尽くすシーンで流れる
あの音楽です。
私は、シリーズの他の作品でもこのメロディーが流れると
ゾクッとしますが、とても素晴らしいライトモチーフです。
が、同時に、このメロディはヴァーグナーの楽劇
『ニーベルンクの指輪』に出て来る次の「ジークフリートの動機」を
思い出させるのです。

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どちらも英雄のテーマ曲、ジョン・ウィリアムズさんも
意識的にか無意識的にか似た曲になってしまったのでしょう。
この他にも、ヴァーグナーを思い出させるメロディは
たくさん出て来るように思います。
有名な「メインタイトル」は、ズバリこれ! というのはないですが、
響き的には「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、
「ヴァルキューレの騎行」、「ローエングリン」などを
思い起こさせますね。

「スターウォーズ」メインタイトル
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「ローエングリン」第3幕への前奏曲〜忠誠の動機
210110d

と、長くなりましたので、今日はここまでにします。
脱線しっぱなしだけど。w

2021年1月9日土曜日

【RL】 「鬼滅」に思う日本語と中国語の語順逆転

昨年は——そして今も——街中が「鬼滅の刃」関連一色で、
「鬼滅」とコラボした会社の収益が向上するといった
このアニメが新型コロナで打撃を受けた日本の経済に
貢献した部分も大きいように報じられています。
映画館ではあまりアニメ作品を観ない僕ですらさすがに気になって
結局は観に行きましたからね。w

けれども、「鬼滅」のことが気になったのは、
実はアニメ版のテレビシリーズが2年前に始まった時、
つまり「鬼滅の刃」の存在を初めて知った時のことなのです。
「鬼滅」というこの語順にです。
アニメでは「鬼殺隊」という言葉も出てきますが、
何れも漢語であるにも拘わらず、「鬼ヲ滅スル」「鬼ヲ殺ス」という
目的語+動詞の日本語的な語順になっていることです。
勿論日本で作られた漢語なので、
別に中国語の語順を意識する必要などないわけですが、
日本で新たに漢語を作る場合に、
2つのタイプがあるなぁ、と思い出したのです。

例えば「挙式」や「改札」、それから「立腹」という言葉。
これらは何れも中国語にはありません。
が、「式ヲ挙ゲル」、「札ヲ改メル」、「腹ヲ立テル」など
日本語の表現を漢文風に動詞+目的語で表したものです。
その一方で、「心配」や「酒乱」など
「心ヲ配ル」、「酒ニ乱レル」と、目的語+動詞のものもあります。
更には「備忘録」のように「忘レニ備エル」と動詞+目的語でも
「忘備録」と目的語+動詞の表現も許容するものまであって
特にこれなどはどちらが本来の表現だったかと
辞書で確認することがよくあります。

ここで気になるのは、実は私達がよく使っている漢語で
日本語と中国語で語順が逆、というものが結構あることです。
これは台湾の友人が指摘して僕の意識に上るようになったものです。
例えば、ぱっと思い付くものを挙げると、

(日本語)     (中国語)
 平和        和平
 運命        命運
 先祖        祖先
 貸借        借貸
 売買        買売
 感銘        銘感
 習熟        熟習
 従順        順従
 熱狂        狂熱

「和平」や「命運」、「祖先」などは日本語でも使われますが、
語順が変わると意味も少し変わるところがおもしろいですね。
例えば「我が家の先祖」に対して「人類の祖先」という感じで、
「我が家の祖先」とはあまり言わないですね。

「売買」は日本語の発音が「バイバイ」で、
中国語も「マイマイ」で、日本語を書いていても
中国語を喋っていても、いつもどっちがどっちかわからなくなるので
毎回国語辞典や中国語辞典で確認する始末です。^^;
最後の「狂熱」に関しては、日本語ではあまり使われませんが、
唯一、僕の好きなレッドツェッペリンの映像作品で
「狂熱のライブ」があって、語順が逆なだけに
印象的なタイトルだと思いました。

このように日本語も中国語も同じ漢字を使い、
日本語の中で生まれて来た漢語もたくさんあるので
中国語を勉強していると時に混乱することがあるわけです。

で、話を「鬼滅」に戻すと、この表現、中国や台湾の人たちは
どう捉えたのだろうと思って Wikipedia で確認してみると、

鬼滅之刃(「刃」の字は中国の字体)

と、日本語そのままのタイトルのようです。
「鬼殺隊」もそのまま。
何れも固有名詞的に捉えられているようですね。
一方、説明文中には「踏上斬鬼之旅的和風刀劍奇譚」となっていて
やはり「斬鬼」と動詞+目的語の表現になっています。
中国語だから当たり前か。w

というわけで、「鬼滅」の映画やアニメの内容とは
全然関係のないつぶやきでした。^^;
失礼!