2012年8月12日日曜日

パスファインディング〜やるべきことの簡単なまとめ・その2


パスファインディングのまとめのつづきです。
ここから先はパスファインディングのためのツールが必要で、
完全に対応しているのは現在のところ、
リンデンの公式ベータ3.4.0のみとなっています。
(Niransビューワも一部対応とのこと。)

さて、前回「ナビメッシュ」について、
キャラクターの移動可能範囲をビジュアルに表示するツール、
と書きましたが、正確には、ナビメッシュそのものは、
そのSIM内でパスファインディングの物理がどのように働くかを示す
マップのようなものだと考えて頂いた方がいいようですね。
正にそのような設定が保存されたメッシュ、なのでしょう。

そこで。。。

このナビメッシュはその時のSIMがどのようになっているかで
3つの状態に分かれます。

1)更新済(up-to-date)
2)作業中(has pending changes)
3)再構築中(building または rebaking)

SIMがパスファインディングの機能をオンにしている場合、
通常は「更新済」の状態になっています。
この時はビューワ上部のステータスバーには
パスファインディング関係のアイコンは表示されません。

120811b.jpg


因みに、SSはSIMのパスファインディング機能をオフってる状態です。
ヘビのようなSの字のマークと共に進入禁止のバッテンが出てます。

ところで、SIMのパスファインディング機能がオンの時、
SIM内で誰かがオブジェクトのパスファインディング設定を
変更すると、「作業中」のステータスとなり、
先ほどのステータスバーに、Sの字マークと共に、
工事中のような黄色い三角の標識が表示されます。
また、SIMやSIMないのその土地区画に対して
ものづくりの権限を持っている場合、
画面の下の方に「Rebake region(ナビメッシュ再構築)」
と表示されるボタンが表示されます。

基本的には、オブジェクトに対する設定作業が終わったら
そこで「Rebake region」ボタンを押すことになるのでしょうが、
SIM内で作業している人が自分だけでなく、複数いる場合は、
このボタンを押すタイミングに気を使う必要がありますね。

さて、「Rebake region」ボタンを押すと、
ボタンがグレイアウトして「Region is rebaking」となり、
再構築中の状態となります。
これは時間のかかる処理のようで、再構築が終わると、
ナビメッシュの状態は「更新済」となり、
「Region is rebaking」のボタンも消えます。

つまり、パスファインディングの設定には
オブジェクトの設定だけでなく、
その設定をナビメッシュに反映させる再構築の作業が必要、
ということですね。
言い方を変えると、オブジェクトの設定をしただけでは
その設定は反映されないわけで、
そういう中途半端な状態にあるよ、ということを
ビューワのステータスバーに表示される工事中アイコンが
教えてくれるというわけですね。

思ったより長くなりましたので、今回はここまでにしましょうか。

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