2026年10月26日月曜日

【Burn2】 今年のバーニングマンとバーニングテンプル~Burn2 の次はヒロシのデビュー19周年記念ライブ!

日本時間 10月25日(日)の午前10時から行われた
今年の Burn2 のマン・バーンを見て来ましたのでレポートします。
Burn2 のマン・バーン、以前はどこか毎年同じような
そんな印象を持っていましたが、
最近は年々グレードアップしてきているように感じます。
そう感じる理由の一つは、
今年は RL のバーニングマンの様子を中継録画で見たからでしょう。
その点も踏まえながら書いていきますね。

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まずはマン・バーンに先立って、ザ・マンの前で
ランプライターズと呼ばれる人たちのダンスが行われます。
そして、ダンスが終わると花火が華々しく打ち上がります。
これ、RL のバーニングマンもそうでしたね!

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そして、花火が派手に打ち上がる中、
下の向いていたザ・マンの腕がググッと上がって
天を指すようになります。
この演出も RL のバーニングマンと同じでした!
そして、腕が上に上がると、土台になっている宇宙樹に
火が灯され、宇宙樹は真っ赤に燃え上がります。

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やがて炎はザ・マンの脚から胴、腕へと燃え移り、
最後に顔のところまで真っ赤に燃えていきます。

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そして、腕が落ち、胸板が落ち、頭が落ち、
最後は脚の芯だけになって、とうとう土台だけになります。

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最後はその土台も崩れはじめ、全てが灰と炭の塊と化します。
この燃え残った炭をランプライターの皆さんが片付けます。

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全部で大体 40 分くらいのイベントでした。
40分というと結構長いような気もしますが、
燃え方がどんどん変わっていくので目を離せず、
手に汗握りながら集中して見てましたね。

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続いては日付変わって 10月26日(月)の 4:00 から
テンプル・バーンが行われましたが、
さすがに 4:00 に起きるのは辛い。
4:30 に漸く起き上がって駆けつけたら写真の通りで、
もう殆ど焼け落ちて炭の状態になってました。
まぁ、ちょこっとでも見れたからいいか、ということで。w

こうして今年の Burn2 もあっという間に終わりましたが、
10月と言えば僕にはもう一つ、
毎年恒例、デビュー○周年記念ライブが残ってます。
これは 2007年10月27日に初めてのライブを行った
その記念で毎年行っているものですが、
ことしは今週末の土曜日、10/31の 22:00 を予定しています。
詳しくはまた別途告知しますが、
是非、お友だちとお誘い合わせてお越し頂けると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。

■Hiroshi Kumaki デビュー19周年記念ライブ
・日時:2026年10月31日(土)22:00~23:00
・会場:スタジオ ARK

2026年10月25日日曜日

【Burn2】 昨晩の Burn2 ライブありがとうございました!~そして 10/31 に向かいます!

昨晩の Burn2 ライブ、ご来場、ご視聴ありがとうございました!
昨晩は久々にケルパさんのステージも照明もない、
センターキャンプ素の状態での演奏でしたが、
お客さんの反応は結構よかったように感じています。

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Courtesy by Sin Nagy

ここで簡単に昨晩のステージを振り返ると、
まず、オープニングで「セカンドライフのテーマ」を演奏、
続いては、「宇宙樹組曲」ということで、
このために作った3つの新曲と既存の曲を交えて
ライブを進めて行きました。

組曲の1曲目は新曲の「カオス」。
ギリシャ神話などでは、世界のはじまりは混沌としていたそうで、
その混沌を音楽で表してみましたが、
まぁ、本当に不協和音というかノイズというか
それが4分も続く曲だったので耐えられない人もいたのでは?

2曲目はその混沌から一転して、昔なつかしい「DAICHI」でした。
この曲は混沌の中から大地が生まれたことを表現したものですが、
元々は、20年以上前にエチオピアを訪れた時に、
その大地のエネルギーを表現したくて作った曲で、
2007 年の SL デビュー前後にはよくやってました。
(当時は手持ちの曲が少なかったからね。。。)

続いては、「ユグドラシル」と「光の柱」という曲で、
「ユグドラシル」の方は昨年の SL22B の時に演奏したもので、
北欧神話『エッダ』の中の「巫女の予言」の詩を元にしています。
「光の柱」の詞は『古事記』によるもので、
イザナギとイザナミの国生みの神話からとっています。
古代日本では、愛とは男女の間だけでなく、
男と女と神の間に成立していたそうで、
そのような男女の間には光の柱が立ったと言われています。
光の柱をシンセの音で表現してみたのですが、どうだったかな?

そして、組曲の終わりは新曲「宇宙樹」と「ONE」で締めました。
今年のアートテーマ Axis Mundi =「世界の中心」が表しているのは
世界の中心は人間などではなく、生命そのものだ、と捉えて
生命讃歌である「ONE」を最後に持って来たわけです。

組曲はこんな感じで進み、そして最後は勿論お約束の
「Let's Burn Down the SIM」で締めました。
お陰様で、予定していたライブを無事終えることができました。
ご来場頂いた皆さん、Burn2 のスタッフのみなさん、
そして中継と録画をして下さったしんさんに
この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

そして!
今週末の 10月31日(土)22:00 からは、
ヒロシのデビュー 19 周年のライブを予定しています。
会場はヒロシのホームでもある Studio ARK です。
近々正式に告知しますが、今からチェックしておいて頂けると
大変嬉しいです。
こちらもどうぞよろしくお願いします。

■Hiroshi Kumaki Live at Burn2 2026 "The Cosmic Tree"
・日時:2026年10月24日(土)22:00~23:00
・会場:Burn2 Center Camp
・出演:Hiroshi Kumaki
・YouTube 中継:Sin Nagy (Hole Shot Live)

<セットリスト>
~オープニング~
1. Rez Yourself(セカンドライフのテーマ)

~「宇宙樹」組曲~
2. Chaos(混沌)
3. DAICHI
4. Yggdrasil(ユグドラシル)
5. Pillar of Light(光の柱)
6. The Cosmic Tree(宇宙樹)
7. ONE

~エンディング~
8. Let's Burn Down the SIM

2026年10月24日土曜日

【Burn2】 このあと 22:00 よりヒロシの Burn2 ライブ「The Cosmic Tree」です!~そして Burn2 はフィナーレへ!

ライブ前最後の告知になります。
このあと 22:00 より Burn2 のセンターキャンプで
ヒロシのライブ、題して「The Cosmic Tree」を行います。
Cosmic Tree と言えば、僕が 19 年前にデビューした場所が
正に Aquarium Cosmic Tree という水族館でしたので、
何とも原点に戻ったような気持ちでライブに臨みます。
しんさんによる YouTube の中継もありますので、
ログインできない方も是非お楽しみ頂ければと思います。

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そして、僕のライブのあと、日付変わって 10/25(日)の
4:00 からと 10:00 からの2回、
バーニングマンを燃やすマン・バーンのイベント、
続いて 10/26(月)の 4:00 からと 10:00 からは
そのバーニングマンの北に建つ寺院を燃やす
テンプルバーンのイベントがあります。
この2つのイベントを以て Burn2 はフィナーレを迎え、
そして始まった時と同じように何もない沙漠となるのです。

どのイベントもお見逃しなく!
それでは会場でお会いしましょう!

■Hiroshi Kumaki Live at Burn2 2026 "The Cosmic Tree"
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・日時:2026年10月24日(土)22:00~23:00
・会場:Burn2 Center Camp
・出演:Hiroshi Kumaki
・YouTube 中継:Sin Nagy (Hole Shot Live TV)

■Man Burn
・日時:2026年10月25日(日)4:00~/10:00~

■Temple Burn
・日時:2026年10月26日(月)4:00~/10:00~

2026年10月23日金曜日

【Burn2】 ザ・マンは健在、そしてヒロシのライブは10/24(土)22:00からです!

前の日記で「ザ・マンがいない、まだ工事中じゃ~」と
大騒ぎしていたヒロシですが、今会場に行くと
ちゃんとその場に鎮座ましましてます。w

・The Man
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今年は RL のバーニングマンがウェブ・カメラで中継してましたが
その中継を見ると、今年のバーニングマンは
宇宙樹の上に立っているように見え、
その宇宙樹には階段が付いていて、みんな昇ってましたよね。
正にそんなザ・マンが再現されてますので、
SL のバーニングマンに参加する僕らも
是非このザ・マンの台座になっている宇宙樹に登って
そこから会場を見晴らそうではありませんか!

さて、そのザ・マンが燃やされるのは現地時間ではもう明日!
日本時間では次の2回になっています。

・1回目:2026年10月25日(日)午前 4:00
・2回目:2026年10月25日(日)午前10:00

まぁ、普通に考えたら 10:00 の回かな。
日曜日なので無理しないで見れそうですね。

しかし!
いや、そのバーニング・マンの前に!

明日10月24日(土)の午後10:00 から
僕の毎年恒例センターキャンプでのライブがありますよ!
今年は、アートテーマ "Axis Mundi" に合わせて
"The Cosmic Tree" = 「宇宙樹」を音楽で表現します。

"The Cosmic Tree" と言えば、
覚えている方もいらっしゃるかもですが、
かつて pira Noel さんがその名前の水族館とカフェを運営していて
僕はその水族館で 2007 年の 10月27日に
SL ミュージシャンとしてデビューしたのでした!
そんな縁のあるこのテーマがどんな音楽になるのか、
是非楽しみに、お友だちをお誘い合わせて遊びに来て下さい。
その時間帯ログインできない、という方も、
例によって例の如く、しんさんの YouTube 中継がありますので、
是非そちらからご参加頂けると嬉しいです。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!

■Hiroshi Kumaki Live at Burn2 2026 "The Cosmic Tree"
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・日時:2026年10月24日(土)22:00~23:00
・会場:Burn2 Center Camp
・出演:Hiroshi Kumaki
・YouTube 中継:Sin Nagy (Hole Shot Live TV)

2026年10月19日月曜日

【Burn2】 今年の Burn2 が始まりました!~が。。。

先週末、年に一度のお祭り Burn2 が開幕しました!
この土日は忙しかったので、先ほど漸く会場を訪れたところです。
まずは簡単に見どころのご紹介から。。。

・Gate (Landing Point)

ここが Burn2 のイベントの入口になります。
ここから北西に向かって道が伸びている道が
会場に向かうルートとなります。
が、反対方向、東に向かって歩くと
RL のバーニングマン会場への入口となる
ガーラックという町の町並みが再現されていて
いろいろと覗いてみるのも楽しいものですよ。

・Center Camp
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10/24(土)に僕がライブを行うのがこのセンターキャンプです。
いかにも沙漠に立てられたキャンプっぽくていいじゃないですか。
なので、全然派手ではないんですが、
僕はこの場所が気に入っていて、毎年ここでライブをやってます。

・BOB Stage
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何にもないじゃん! と思うかもですが、
この何にもない場所が BOB ステージなんです!
BOB とは "Bring your Own Build"
つまり、自分で創った好きなステージを持ち込んでちょーだい、
という場所なんです。
ここでは派手なパフォーマンスが繰り広げられるはず。。。
なんですが、今のこの時間は誰もいないですね。w

因みに、センターキャンプや BOB ステージを含めた
Burn2 で行われるイベントについては
次のリンク先で確認してみて下さい。

・WHO::WHAT::WHERE Guide

・The Temple
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こちらが最終日に燃やされる聖なる場所、The Temple です。
RL のバーニングマン同様、今年のテンプルは
月下美人の花を模した造形になっています。
中に香炉があり、祈りのメッセージを捧げることができます。

とここまで来て、何か忘れている気がしませんか?
そうなんです。
バーニングマンそのものの紹介をまだしていませんでした。

・The Man
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え? え? え? バーニングマンがいない。。。
ってまだ工事中? もう開幕したのに?
19年通ってますが、こんなことは初めてです。
確かにいつも、直前まで大丈夫かな? と不安になるのですが、
開幕の時には必ず立っていましたからね。
まさかもう燃やしてしまったわけではないでしょうし。。。
グループの通知にもこのことについては全く触れられていません。
まぁ、工事の進捗を見守りましょう。
最終日の1日前には燃やしますから
それまでには出来ていることを期待して。。。

この他、いろんな展示やイベントがあると思いますが、
面白そうなものを見つけたらここで書いていきますね。
まずは今回紹介した辺りを散策してみて下さい。
それでは、今日はこの辺で!

2026年10月14日水曜日

ヒロシの動画から~ニーチェについて

今週のはじめに公開した僕のデビュー13周年記念ライブの動画
「終わりなき旅」ですが、
嬉しいことに再生回数が 50 回を越えました!
50 回なんてショボイ数字ですが、僕のチャンネルの
登録者数は今のところ 40 人で、100 人に満たないので、
この方々が全員観て頂いてやっと 40 回、
しかも、このような有名でもないミュージシャンのライブ映像を
1時間も観てくれる人なんてとっても限られているわけですよ。
なので、再生回数 52 という数字にも
平均視聴時間 14:58 という数字にも
売れないミュージシャン・ヒロシとしては
ありがとーーーぉ!;; と
涙が出る程嬉しいことなのであります。^^;

ところで、さて、このライブには、
僕がスペイン語とドイツ語でナレーションしている部分があります。
スペイン語は3曲目の「おお、月よ」で聞こえますが、
これはスペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの
『血の婚礼』という戯曲から、第3幕のはじめの方で、
老婆が月を見上げながら語るシーンから。
英語の字幕を付けてありますが、ここはこんなことを言ってます。

追っ手が迫ったのに 月が隠れた。
でも二人は ここから動くまい。
川と木々のささめきとが相まって
おどろしい叫喚(さけび)をかき消すだろう。
ここで起こるんだ 今すぐに。
あたしは もう待ちくたびれた。
棺(ひつぎ)のふたは開けられ 白いシーツが
寝室の床で 待ちうけている
喉びこを切られた 重い体を。
小鳥よ目ざめるな そして風よ
二人の死の呻(うめ)きをスカートに包み
暗き梢(こずえ)をふき渡れ さもなくば
呻きをぬかるみに埋めるのだ
月よ、おお月よ!
                       (牛島信明訳)

そして、ドイツ語は4曲目と8曲目、
何れも「あこがれの矢」と題された曲で聞こえるのですが、
これはフリードリッヒ・ニーチェの
『ツァラトゥストラかく語りき』からの引用なのです。

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以前どこかでも書いたことがあると思いますが、
僕は映画『2001年宇宙の旅』の原作は
アーサー・C・クラークの同名の小説ではなくて、
実はニーチェの『ツァラトゥストラかく語りき』だと思ってます。
というのも、僕は子供の頃、映画を観たすぐあとに
アーサー・C・クラークの小説を読んだのですが、
子供ながらに何となく後付けというかこじつけというか、
そういうものを感じたのです。
それが、大人になって、ニーチェのこの有名な本を手にした時、
これって『2001年』じゃん! と感じて
あまりに面白くて一気に読み終えてしまったくらいです。

『ツァラトゥストラ』の中で繰り返し「弓」と「矢」が出て来ます。
ここで思い出して下さい。
『2001年』に出て来る宇宙船ディスカバリー号は
「矢」の形をしていませんでしたか?
そして、その船の船長は「ボウマン」=「弓の人」という
名前ではなかったでしょうか?
そしてニーチェの本の中で繰り返される
「人間は克服されなければならない或物なのだ」という表現は
あの不思議な石板に触れてサルがヒトに、
そしてヒトであるボウマンが更に別な何かに進化したことを
思い出させはしないでしょうか?

そんなわけで太陽系の果てへ、そして更には銀河の果てへと
向かって宇宙船が飛んでいく様子を
僕は「あこがれの矢」というタイトルの元に表現したのです。
パート1とパート2それぞれで読まれているドイツ語は
こんな感じの内容です。(氷上英廣訳)

(パート1)
わたしはあなたがたに超人を教えよう。人間は克服されなければならない或物なのだ。

人間は、動物と超人とのあいだに張りわたされた一本の綱なのだ、――深淵のうえにかかる綱なのだ。
渡るのも危険であり、途中にあるのも危険であり、ふりかえるのも危険であり、身震いして足をとめるのも危険である。
人間における偉大なところ、それはかれが橋であって、自己目的ではないということだ。人間において愛さるべきところ、それは、かれが移りゆきであり、没落であるということである。
わたしが愛するのは、没落する者として以外には生きるすべを知らない者たちである。かれらは、かなたへ移りゆく者たちであるからだ。
わたしが愛するのは大いなる軽蔑者たちである。なぜならかれらは大いなる尊敬者でもあり、かなたの岸へのあこがれの矢であるからだ。
わたしが愛するのは、おのれの没落し、犠牲となる理由を、星空のかなたに求めることをしないで、いつか大地が超人のものとなるように大地に身を捧げる人たちである。

(パート2)
わたしはあなたがたに超人を教えよう。人間は克服されなければならない或物なのだ。

――わたし自身とわたしの最も深く隠れた意志を、すこしもためらわず迎えるように。――おのれの矢をはげしく恋い慕う弓となり、おのれの星をはげしく恋い慕う矢となるように。――
――その星は、おのれの正午をいまはためらわず迎える星。燃えかがやき、射ぬかれた星、 壊する太陽の矢に亡ぼされて恍惚となる星。
――さらに太陽そのもの、そして勝利をおさめつつ、ためらわず破壊する、きびしく仮借ない太陽の意志!

僕はかつてニーチェのこうした表現に興奮したものです。
そしてその興奮がそのままライブで演奏した音楽になった、
というわけなのです。

そんな哲学的内容も秘めた僕のライブ映像、
もしまだご覧になっていらっしゃらないようでしたら、
是非観てみて下さい。
そして、「高評価」ボタンを押して下さったり、
チャンネル登録して頂いたりする、ヒロシは大変喜びます。w
どうぞよろしくお願いします。

2026年10月12日月曜日

ヒロシのライブ動画から~軌道エレベーターについて

昨晩、2020年10月に行われたデビュー13周年記念ライブの
動画を YouTube にアップしました。
このライブでは、海辺で星空を見上げていた人類が
宇宙船で太陽系の外へと向かっていく様子を
9曲からなる組曲で表現しています。

その組曲の2曲目、動画では 13:43 辺りからが
「2. Space Elevator - 軌道エレベーター」という曲です。
(動画中のテロップは誤って「起動エレベーター」となってます。)
軌道エレベーターというのは何かご存じない方もいらっしゃるかと
この日記で補足しておきます。

皆さんは、人工衛星の中に「静止衛星」と呼ばれるものが
あることをご存じのことと思います。
赤道上空 36,000 km のところで地球の自転と同じ速さで
地球の周りを周回している人工衛星で、
地上から見るとずっと同じ位置に停まっているように見える
そのような人工衛星のことです。

この原理を利用して、
その静止衛星から地上に向かってチューブを垂らして、
そのチューブを伝って地上と静止衛星とを行き来する装置、
それが軌道エレベーターです。
これからの宇宙時代、人やモノを大量に宇宙空間に運ぶ必要が
出て来ると思いますが、その都度ロケットを打ち上げていたのでは
効率が悪く、採算がとれるものではありません。
軌道エレベーターが実現すれば、恰も電車で移動するように
宇宙に行けるようになるわけです。

この軌道エレベーターのことをヒロシが知ったのは
アーサー・C・クラークの SF 小説『楽園の泉』でのこと。
この小説はその軌道エレベーターの設計から運用開始に至るまで
一生を賭けた男の物語で、小説の中で軌道エレベーター実現に
必要な条件、技術、素材などが、この作家らしく、
こと細かに記載されています。

この小説が書かれたのは 1979 年で、
当時はあくまでも SF として捉えられていたのだと思いますが、
2012 年、日本のゼネコン、大林組が「宇宙エレベーター構想」を
発表しました。
大林組では、2050 年の運用開始を目指して研究・開発中で、
軌道エレベーターは実現可能な段階に入って来ているわけです。
次の写真は大林組の「宇宙エレベータ」の特設サイトからです。

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1枚目が地上 36,000 km のところにある静止軌道ステーション、
2枚目が地上にあるアース・ポートで、
ここからエレベーターに乗って宇宙空間に出るわけです。
大林組のサイトを見ていてなるほど、と思ったのが、
静止軌道ステーションと地上を結ぶケーブルはその間で終わり、
ではなくて、更に静止軌道ステーションの上空に延び、
地上から 96,000 km のところに「おもり」があることです。
なるほど、大気圏の内側は風やら雨やら変化が激しいですから
軽い素材でできたチューブはその影響をモロに受けることに。
こうしたおもりを設けることで、その影響を軽減し、
エレベーターを安定して運用できるのだと理解しました。

こうして、我々が簡単に宇宙に出ていくことができる機会は
より現実的なものとなってきているわけで、
僕の組曲の2曲目はその軌道エレベーターの運用開始の
記念式典の模様を音楽で表現したものなのです。
記念式典なので、ブラスによるファンファーレがメインですが、
そうそう、この曲は Jupiter 8 と Juno 106 だけを使って
オーケストラサウンドを再現する、という試みでもありました。

そして、エレベーターが上へ上へと上昇する表現として
無限音階=シェパード・トーンを使っています。
曲の冒頭からブーンと高い音に向かって上昇する音が
聞こえてくると思いますが、
どんどん無限に上昇しているように聞こえませんか?
目の錯覚を利用した理髪店にある赤・白・青のサインポール同様、
これは耳の錯覚を利用してそのように聞こえるのですけれどね。

2曲目の「軌道エレベーター」という曲には
こんな背景があったわけです。
この曲を含めたライブ全体をお楽しみ頂けると幸いです。^^

2026年10月11日日曜日

【新作】 YouTube にヒロシのデビュー13周年記念ライブ「終わりなき旅」をアップしました!

以前から予告していた通りですが、
この10月、SL にミュージシャンとしてデビューして
19周年を迎えるのを機に、2020年のデビュー13周年の時の
秘蔵のライブ映像を公開しました!
秘蔵の、と言うのは、ライブ当日は YouTube での中継はなく、
会場にいらした方しかこのライブを観ることはできなかったのです。
が、実はしんさんがちゃんと録画しておいてくれたのですよ!
今回はその録画を編集してお届けすることにしたわけです。

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この時は、ちょうど Roland Cloud でローランドのかつての名機を
次々に購入して喜んでいた時期で、そう、ローランドの
Jupiter, Juno, Promars という星の名前の付いた楽器を使って
太陽系から宇宙の旅を表現してみよう! と意気込んで臨んだ、
そんなライブなのです。

会場は今はなき YMB0001 の SIM 南東にあった空き地を利用して
ケルパさんに、ここにステージを作って、とお願いしたら、
何と区画全体を活かした巨大な構造物が!@@
こちらの意図を汲んでまるで巨大な宇宙船に乗って
宇宙を旅しているような、そんなステージになっていると思います。
ケルパさん、ありがとう!

そのケルパさんは僕の音に反応して次々にライティングを
変えて来るわけですが、それを受けたしんさんのカメラワークが
これまた素晴らしい!
今から6年前の映像ですが、僕の演奏も気合い入ってますしね、
画面に映っている方々も懐かしければ YMB SIM も懐かしい。
僕にとってはとっても大事な、貴重な映像になってます。
是非皆さんにもお楽しみ頂けたらと思います。
そして、このライブ映像が気に入って頂けたら、
是非「高評価」ボタンを押して下さいね。
また、チャンネル登録もして頂けると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。

2026年10月4日日曜日

【新作】 YouTube に「ヒロシ Burn2 について語る」をアップしました!

いよいよ10月になりましたね!
今年も残すところあとわずか、年末の足音が聞こえて来ます。
でもその前に、10月と言えば!
そうです。バーニングマンの SL 版、Burn2 が開催される月です。
今年は10月16日(金)~25日(日)までの9日間、
既にオープンまで2週間を切りました。

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そこで、このタイミングで、Burn2 って何? という方のために
Burn2 の紹介ビデオみたいなものを作ってみました。
題して「ヒロシ Burn2 について語る」です。
まぁ、内容的には以前日記で書いたことの動画版で、
何故僕がこのイベントに対して熱くなるのか、
そのなれそめからと語っているものになりますが、
2007年の10月にデビューライブをやる直前、
まだシェイプとかに拘っていなかった頃の
デフォな感じの僕や、ヒトだった頃のあきのりさんの
写真も出て来ますので、笑って頂けると幸いです。

いつものようにこの動画を気に入って頂けたら
「高評価」ボタンを押して頂き、
また、チャンネル登録して頂けると大変嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。

2026年9月23日水曜日

【ライブ】 ヒロシの Burn2 ライブは 10/24(土)22:00 に決定!

今年の RL のバーニングマンは終わりましたが、
今年の SL の Burn2 はいよいよ出演者の募集が始まりました!

 
そこで、早速ヒロシもブッキングを入れました。
今年は最終日前日の土曜日 10/24 の 22:00 から
いつものセンターキャンプで決定しました。

まだ詳細は決まっていませんし、曲創りもこれからですが、
ライブのタイトルはズバリ "The Cosmic Tree(宇宙樹)" です!
そう、この名前は以前友だちのぴらさんが、
Aquarium Cosmic Tree という水族館をやってましたよね。
僕のデビューライブはその水族館で行ったのでした。
それから 19 年が経った今年の Burn2 のテーマが
Axis Mundi――世界の中心、ですからね、
いよいよ来たぁ、という感じでこのタイトルにしました。

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そう言えば,今年の Burn2 の SIM 群も、
やはり宇宙樹を意識した名前が多いです。
Yggdrasil(ユグドラシル)を始め、Sequoia, Deep Roots
Sprit Tree といった感じです。

そんなこんなで、さぁ、どんな感じの音楽イベントにしようか、
僕自身いつも以上にワクワクしているところです。
是非、今から予定を入れて当日は遊びに来て下さい。
会場でお待ちしています!

■Hiroshi Kumaki Live at Burn2 2026 "The Cosmic Tree"
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・日時:2026年10月24日(土)22:00~23:00
・会場:Burn2 Center Camp
    http://maps.secondlife.com/secondlife/Burn2%20Cosmic%20Canopy/128/124/25

2026年9月21日月曜日

火星のこと~BBC 『ザ・プラネッツ 太陽系ものがたり』の衝撃

1週間ほど前に 2020 年に SL ミュージシャンデビュー
13 周年記念のライブの時の映像から
「On the Martian Desert(火星の沙漠で)」の部分をカットして
YouTube にアップしました。
その時の日記にも書きましたが、当時は科学的観測が伝える
どう見ても生命のいなさそうな火星と
SF で描かれるような生命の可能性と
どちらの火星を表現するか迷い、結果として
生命のいなさそうな火星を表現したのでした。

それが6年の月日を経て、生命がいるかもしれない
よりダイナミックな火星を表現すべくリミックスしたのには
前にも書いた通り映画『DUNE/砂の惑星』を見たこともありますが
衝撃的な体験として、
BBC の番組でブライアン・コックス教授が案内する
『ザ・プラネッツ 太陽系ものがたり』を観たことも大きいです。
この全5エピソードからなるテレビシリーズは、
その第1話「太陽が分けた運命 地球型惑星の誕生」から既に
とても衝撃的なのです。

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地球型惑星とは、太陽が誕生したあとにその周りを取り巻く
塵やガスのうち、重たい金属などがぶつかり合って固まった
岩石型の4つの惑星、水星、金星、地球、火星のことです。
この4つの惑星は実はよく似ていて、
どの惑星にも生命が発生する可能性はあったようなのです。
今から44億年前、金星にも火星にも海があったようなのです。
番組で紹介される青い火星の映像は衝撃的です。
また、現在の金星の平均気温は 480°C だと言われますが、
当時は地球の春のような穏やかな気候だったようです。

ところが 46 億年前に生まれた太陽はその後も成長を続け
約 30 億年前くらいまで大きく鳴り続けたようです。
その結果、金星では温室効果が暴走して地上の水が全て干上がり、
火星もまたその弱い大気では地上の水を留めることができなくなり
35 億年くらい前までには現在のような赤い惑星となった
というのです。
太陽の成長が金星と火星という2つの星に壊滅的な影響を与えた
その影響は地球にもあったはずですが、
実に興味深いことに、火星が干上がった 35 億年前と言えば、
ちょうど地球に最初の生命が誕生した頃と一致しています。
つまり、太陽の成長と地球の位置や大きさが見事にバランスして
今のこの生命豊かな地球がある、ということのようなのです。

太陽もやがて年をとると蠍座のアンタレスのような
赤色巨星と化し、地球は飲み込まれはしないでしょうが、
もう生命の棲める惑星ではなくなるでしょう。
興味深いことにこの番組では、そのことは同時に、
太陽から遠く離れた土星の衛星タイタンのようなところで
新たな生命が生まれる可能性についても語っていることです。
かつて金星や火星に起こったことが地球にも起こり、
そして地球に起こったことがタイタンのようなところで起こる。
それは当然の成り行きのように思われます。

火星の表面は干上がってしまいましたが、
地下にはまだ水を蓄えている場所があるらしいことも
今ではわかってきています。とすれば、
その周りに小さな生き物がいても不思議ではありません。
そう、地上はとても生命が棲める環境ではなくても、
地中になら可能性はまだあるかもしれない。
『DUNE/砂の惑星』のサンドワームみたいのがいても
いいじゃない、と思ったのはそのためです。

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2020 年より前に観ていたはずですが、
ナショナル・ジオグラフィックのテレビシリーズ
『マーズ 火星移住計画』は火星に基地を建設して
人が住める環境を作ることの難しさを描いて印象的でした。
中でも火星の苛酷な環境の影響を受けないように
溶岩チューブと呼ばれる地下の空洞に基地を建設すること、
また、惑星を規模の砂嵐が吹き荒れることは驚きました。
番組ではそのような砂嵐が数か月も続き、
全く外での活動ができないばかりか、エネルギーも枯渇する状況が
描かれていました。

砂と言っても、パウダー状の小さな粒子ですので、
人が吸い込むと健康に悪影響が出ますし、
帯電するとそれが強烈な雷を招き、地上のインフラを破壊する
そんな怖れがあるというのです。
今日本ではちょうど台風が通過しているところで、
台風であれば一晩じっと我慢していればよいですが、
そんな閉鎖的な状況が数か月も続くと精神的に参らない方が
不自然な気もします。
今回のリミックスの際に、やはりこの砂嵐を表現しないというのは
あり得ないことのように思えたのです。

こうしたテレビシリーズの影響を受けて、
2020 年に即興演奏で使ったトラックをアレンジし直し
ミックスし直したのが今回の動画です。
そしてここが非常に不思議なところなのですが、
当時照明を担当して下さっていたケルパさんも
撮影を行っていたしんさんも、僕の音に合わせて
照明やカメラを切り替えていたはずなのですが、
今回音を差し替えたらシンクロしなくなるのではないかという
僕の怖れに反して、新しい音と見事にリンクしているのです。
これは奇跡的で素晴らしいことです。
もしかするとお二人は、実際に出ている音だけでなく、
そこで出るべき音を既に感じ取っていたのかもしれないですね。w

そんないろいろと裏話のある「On the Martian Desert」、
まだ観たことない方も、既に観られた方ももう一度、
是非お楽しみ頂いて、高評価ボタンを押して頂けると嬉しいです。
チャンネル登録も是非よろしくお願いします。

2026年9月13日日曜日

【新作】 YouTube にデビュー13周年の時の "On the Martian Desert" をアップしました!

僕のライブの殆どはしんさんが YouTube で撮影して
アップしてくれていますが、中には撮影と中継はされたものの、
いろいろな事情でまだアップされていないものもあります。
2020 年の 10 月に行われた僕のデビュー 13 周年記念のライブも
そんなまだ公開されていないものの一つですが、
この 10 月にデビュー 19 周年を迎えるに当たり、
編集して僕のチャンネルで公開する準備をしているところです。

ただ、このライブ、まぁいつものことではあるのですが、
即興でやっていることもあって、
必ずしも自分で満足できる演奏になっていないこともあり、
一部リミックスしたり手を入れているところなのです。
折角公開しますので、一番理想的な形でお届けしたいと。

そんな中、一番最初に編集できたのが
"On the Martian Desert" で、この度先行シングルのような感じで
YouTube にアップ致しました!

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このデビュー 13 周年記念のライブは
<op:i>An Endless Journey</op:i> と題されていて、
いつも何気なく星空を見上げ、宇宙の彼方に憧れる気持ちが
いつしか宇宙船で太陽系の果て、そして更に遠くへと
旅していく様を音楽で表現しようとしたもので、
"On the Martian Desert" は火星の砂漠の様子を表しています。

火星と言えば、やはり僕は H・G・ウェルズの『宇宙戦争』、
あれで出会っていますし、その後も
レイ・ブラッドベリの『火星年代記』や
アーサー・C・クラークの『火星の砂』など読みましたし、
ナショナル・ジオグラフィックの火星をテーマにした
テレビシリーズも毎回目が釘付けになりました。

そんな中で、では自分が火星を表現しようとした時、
どの火星を表現するのだろう? ということになるわけです。
バイキングに始まる探査衛星が送って来た
とても生物がいるとは思えないような火星?
それともやっぱり火星人たちがいる火星?
どちらにするか迷いつつも、ライブ当日はただ砂漠が広がる
そんな火星を表現したのでした。

でもやっぱり。。。ヒトの形をした火星人はいなくても、
もっと小さな、微生物とか昆虫のような生命はいるのではないか、
そのくらいは表現してもよかったんじゃないか、
もっと神秘的なものとして火星を表現できたのではないか、
そんなことを終わってからグズグズ考えていたのです。

その後気持ちをはっきりさせる出来事が起こりました。
2021 年に映画『DUNE/デューン 砂の惑星』が公開され、
そして 2024 年に谷川俊太郎さんが亡くなりました。
谷川俊太郎さんのことは「20億光年の孤独」で初めて知って
その不思議な表現に魅せられたことを思い出しました。

「火星人は小さな球の上で
 何をしているか 僕は知らない
 (或はネリリし キルルし ハララしているか)」

『DUNE/デューン 砂の惑星』については、
そうそう、こういうサンドワームみたいなのがいても
おかしくないじゃない、と改めて思えたのです。

そこで、この度公開した改訂版では、
最初と最後に小さな生命が蠢くようなキラキラした音が入り、
更にサンドワームを思わせるようなモンスターの鳴き声
そしてナショナル・ジオグラフィックの映像で見た嵐の音を追加、
更にエンディングには女性のコーラスで
「ネリリし キルルし ハララし」と歌わせています。
結局自分が火星に求めるもの全てを入れ込んじゃった感じかな。w

とは言え、即興演奏部分は一部カットされていますが、
ライブ当時のままとなっています。
ディレクターズ・カット的な完全版として
お楽しみ頂ければ幸いです。

2026年9月6日日曜日

【イベント】 今年のバーニングマンのテーマ「世界の中心」

前の日記に書いた通り、今年の RL バーニングマンが始まってます。
中継は24時間過ぎると別の URL に変わってしまい、
過去のものは観られなくなるみたいなので、
チャンネル登録してそこから最新のを観るとよいかもです。
チャンネルのページはこちら。


で、やっぱり中継はありがたいですね。
現地の雰囲気がよく伝わってきます。
昼と言わず夜と言わず、たくさんの人が歩きで、バイクで、車で
延々と移動し続けてるのがおもしろいです。
特に夜はあちこちで炎が上がったり
(ファイヤーダンスのグループもいたりする)、
無数の電飾やビームが飛び交っていたりするので
僕らが SL で観ているような世界が現実にあるんだ、と
SL ならぬ SF の世界が広がっているようにも見えます。

そんな現地の様子を X などに上げていますので、
その中からいくつかここにもアップしておきます。
順に、

・ザ・マンとテンプル・オブ・ザ・ムーン、
・ザ・マン拡大
・テンプル・オブ・ザ・ムーン拡大
・夕陽のセンターキャンプ

です。

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ザ・マンは大地に根を張る宇宙樹と
ヤコブの梯子が合体したようなデザインになってます。
テンプル・オブ・ザ・ムーンは夜にしか咲かない
月下美人の花を象ったものだそう。

さて、ここで、10月の Burn2 にもつながる
今年のテーマを翻訳してお届けします。
今年のテーマは <op:i>Axis Mundi,</op:i> 
ラテン語で「世界の軸」を表します。
ここでは「世界の中心」と訳しています。
原文はこちら。


     *   *   *

バーニングマン 2026:世界の中心


2025年10月3日 スチュアート・マングラム

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2026年テーマグラフィックデザイン :タナー・ボーガー

「世界樹は宇宙の中心にそびえ立ち、その根は地下世界に、枝は天界に、幹は人間の住む中間世界にあります。」
――ミルチャ・エリアーデ

地球上のほぼすべての文化において、人々は自らの存在の中心点、すなわちより大きな力と私たちを結びつける天の柱を思い描いてきました。マヤの人々にとってそれはセイバの木であり、北欧神話ではユグドラシル、ケルトの人々にとってはクラン・ベサッハでした。古代ギリシャ人はそれを宇宙の柱と呼び、スラブの人々は大樫の木として知っていました。釈迦の菩提樹、アメリカ先住民ラコタ族の神聖なコットンウッド、西アフリカ・ヨルバ族のイロコの木も、すべて同じ深く根付いた観念の顕われと見ることができます。

ある文化では、この世界と世界をつなぐ道は、神話と記憶によって定められた特定の場所に立っています。その一方、別の文化では、太平洋岸北西部のトーテムポールや、オーストラリア先住民のチュリンガ・ポールのように、人が置こうと思った場所ならどこにでもあるという文化もあります。チュリンガ・ポールは遊牧民の荷物として持ち運ばれ、旅の途中の各キャンプ地で立てられ、集団を自らの歴史と宇宙観に結びつける役割を果たしていました。ミルチャ・エリアーデは著書『聖と俗』の中で、あるグループがそのチュリンガを失い、集団的な悲嘆に暮れたという逸話を紹介しています。彼らは宇宙樹から切り離され、突如として世界の中で拠りどころを失ってしまったのです。

ザ・マンは、私たちにとっての宇宙樹、すなわち私たちを見えざるもの、知り得ぬものへと結びつけるヤコブの梯子と見ることができます。それは私たちの遠く隔たった世界のアクシス・ムンディ(世界の中心)として機能し、私たちはその周りを時速1,000マイルで回転しながら、宇宙空間に飛ばされないよう互いにしがみついているのです。毎年夏、それはブラックロック砂漠の古代湖底から立ち上がり、その兄弟とも言える人形が一年を通じて世界各地のリージョナル・イベントで立てられています。

意志が現実を作り出すというのは、概ね魔術的な思考にすぎません。しかし、貨幣や国家といった無形のものが非現実的、あるいは幻想的であると主張する人は殆どいないでしょう。私たちは信じることによってそれらを現実のものとしているのです。同様に、私たちが共有する精神は、集団的な行動を通じて実体を得て、社会的な現実を形作ります。ラリー・ハーヴェイは十ヶ条の根本理念の中で、「私たちは心を開く行動を通じて、世界を現実のものにする」と記しています。

「人間は、私たちが宇宙と呼ぶ全体の一部であり、時間と空間において限られた一部に過ぎません。人間は自分自身を、自分の思考や感情を、他のものから切り離された何かとして経験しますが、それは意識がもたらす一種の錯覚にすぎません。この錯覚は私たちにとって一種の牢獄であり、私たちを個人的な欲望や、身近な数人への愛情だけに限定してしまっています。私たちの課題は、思いやりの輪を広げてすべての生き物と自然全体をその美しさで包み込むことによって、この牢獄から自らを解放することに違いありません。」
――アルベルト・アインシュタイン

世界樹はまた生命の木でもあり、地球上のあらゆる種は、進化のもつれ合った土手の根と枝を通じて、互いにつながっています。ある枝を辿って行くと、無数のホモ・サピエンスの遺伝的系統が、DNAを通じてミトコンドリアのイブへとたどり着きます。このミトコンドリアこそが全ての人類の母なのです。私たちは自分たちを特別な存在だと考えたがりますが、実際には偉大な木の一枝にすぎません。このことを認めるのは、ヒューマニズムの否定でも個人の主体性の否定でもなく、私たちが否定することのできない相互依存の中にあるという謙虚さの表明なのです。

にも拘らず、社会的現実という魔術的な構築物を通して、私たちは自らを自然界から切り離された存在として、そしてますます互いからも切り離された存在として思い描いています。国境によって分断され、さらに慣習や信条によってイデオロギーの小部族へと断片化し、それぞれが互いを疑い、不信感を抱いています。そしてさらに、ソーシャルネットワークの中のコンテンツフィードへと分断され、一人ひとりが画面に向き合い、その向こうにある頼りないつながりを介してのみ結ばれているという状況です。

もしバーニングマンがこの分断された世界において何らかの意味を持つとすれば、それは私たちが一人ではなく、より大きな何かの一部であることを、私たちの集団的な行動を通じて思い出させることです。あらゆる大陸で、日々、人々は創造性、寛容さ、そして結びつきという、人類の一員として生まれながらに持つ権利の形を経験するために集まっています。ある人々にとっては、数日間屋外で暮らすというシンプルな行為―自然の壮大さと時には危険にどっぷりと浸ること―が、私たちがその一部である自然界との再結合への道となっているのです。

「宇宙を見上げるとき、私は自分が小さいことを知りますが、同時に自分が大きいことも知ります。私が大きいのは、私が宇宙とつながっていて、宇宙もまた私とつながっているからです。」
――ニール・ドグラース・タイソン

2026年のバーニングマンは、ブラックロック・シティおよびその他の場所において、私たちのグローバルなコミュニティの相互のつながり、私たちが共に作り出している新たな社会的現実、そして自然界との変わらぬ絆を祝福します。今年のテーマである宇宙樹を創造的に解釈した作品は、その根を私たちの集団的な過去へと伸ばし、枝を可能性に満ちた空へと広げることでしょう。

いつものように、今年のテーマを体現しているかどうかにかかわらず、ブラックロック・シティへのアート作品の出展は大歓迎です。あなたの作品をイベントに設置する方法について詳しくは、こちらのガイドラインをご覧ください。2026年のオノラリア・アート・グラント・プログラム(意向表明書の募集は2025年10月15日に開始します)についての情報は、こちらからご覧いただけます。

     *   *   *

引用されている3人の中で、
アインシュタインは皆さんご存じでしょうが、少し補足すると
エリアーデはルーマニアの宗教学者で『聖と俗』はその主著、
ニール・ドグラース・タイソンは天体物理学者で、
カール・セーガンの『コスモス』のテレビシリーズを受けて、
2014年、2020年に第2シリーズ、第3シリーズが
放映された時のホストでした。

更にご参考までに、上の翻訳は生成 AI の Claude に訳させて
それに僕の趣味に合うように手を入れたものですが、
Google 翻訳とかに比べると、文体含めて
殆ど直しの必要がない程のレベルの高いものでした。
ホント最近の AI は便利になりましたね。

話を戻すと、今年のテーマは「世界の中心」、「宇宙樹」、
「人と人、人と世界・宇宙とのつながり」という
僕の原点とも言える内容ですので、
10月の Burn2 はどう料理しようかといろいろ構想を練ってます。
構想じゃなくて妄想かな。w
こうやって考えている時が一番楽しいんですよ。^^
10月のイベントをお楽しみに!

2026年8月31日月曜日

昨晩 8/30 から RL のバーニングマンが始まりました!

タイトル通りで、日本時間では 8/30 の夜から
年に一度のイベント、バーニングマンが始まりました。
会期は9月7日の月曜までとなっています。
今年は YouTube でライブ中継をやっていて、
現地の様子をリアルタイムで観ることができます。
下は夜の会場の様子ですが、
バーニングマンはライトアップされていて、
やっぱりボウボウ炎が上がったりしています。

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そして、今年のバーニングマンのテーマは、Axis Mundi,
日本語にすると「世界の中心」とでも言ったらいいでしょうか、
どの民族の神話にも出て来る「宇宙樹」のイメージです。
それだからか、上の夜の写真では見づらいですが、
今年のバーニングマン、どうも宇宙樹っぽいものの上に
立っているように見えます。

テーマの原文は次のページにあります。
近々日本語にする予定ですので、今暫くお待ち下さい。


こうして今年の RL のバーニングマンが始まったということは!
そうです。
SL 内の Burn2 の方も着々と準備が進み、
今年の10月のイベントのページもできました。


今年は 10/16(金)~10/25(日)の期間で行われる予定です。
土地の販売は既に始まっていますが、
音楽イベントや展示の募集はまだのようですので、
これからウォッチしておく必要がありますね。

というわけで、Burn2 の季節が近づいてきて
しかも今年は「宇宙樹」がテーマということで
さぁ、何やろう? と気合いが入り始めたヒロシなのです。w

※RL のバーニングマンのライブ中継は
こちらからどうぞ。

2026年8月30日日曜日

【新作動画】 YouTube に「『ホツマツタヱ』より「アワの歌」」をアップしました!

このところ動画を立て続けにアップしていますが、
主に配信では聴けない、特にイベントのために書いた曲を
より多くの皆さんに知って頂こうという目的で上げています。
今回アップした「『ホツマツタヱ』より「アワの歌」」も
そんな曲たちの一つです。

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この曲は昨年 2025 年の SL22B で
「Myths and Legends Revisited」、即ち、
「今ひとたびの神話と伝説」というタイトルの下に
ライブを行った時の1曲です。
「アワの歌」は日本の『ホツマツタヱ』からですが、
他にシュメールの石板や北欧神話『エッダ』の詩に
曲をつけたものもあり、これらも順次公開を考えています。

「アワの歌」はご存じの方も多いと思いますが、
日本語の 48 の音を覚えるための歌で、
いろは歌のようなものではありますが、
五十音図と同じく音韻の分析に基づいて並べられていて、
五十音図が縦方向に母音、横方向に子音のバリエーションが
並べられているのと違って、
母音は横方向に、縦方向には子音が並ぶ構成なのです。
従って「アイウエオ」でなく「アカハナマ」という並びです。

この「アワの歌」、「天」を表す音「ア」で始まり、
「地」を表す音「ワ」で終わっています。
他の音も自然や生命や宇宙を表すもので、
この歌をきちんと歌うと天地とつながり、心身共に整う
と言われています。

実際にどんな風に歌われたのか、
残念ながら楽譜などの資料は残っていませんが、
今回は日本の古代歌舞のイメージで作曲してみました。
『ホツマツタヱ』によると最初の 24 音を男神が歌い、
後半の 24 音を女神が歌ったとのことで、
それに倣ってヒロシとヒロコが交互に歌っています。

『ホツマツタヱ』については一家言ある方も多いと存じますので、
「イメージ違う!」と思われ́る方もおありでしょうが、
まずは一つの解釈としてお楽しみ頂ければと存じます。

【レビュー記事】 熊本マリさんのモンポウを聴く~『SECRETO(秘密~熊本マリ・モンポウ・ベスト)』

今年の3月に熊本マリさんの『ゴルトベルク変奏曲』に接して、
その時、やはりマリさんと言えばモンポウを聴いてみたい、
と書きましたが、その後そのマリさんのモンポウ・ベストという
『SECRETO(秘密~熊本マリ・モンポウ・ベスト)』を
買って聴きましたので今日はその話を。

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マリさんと言えばモンポウのピアノ曲全曲録音を
世界で初めて行った方なので、本当はその全曲を聴くべきですが、
お恥ずかしいことに、自分はスペインの作曲家については、
デ・ファリヤが好きで、ピアノ曲の作曲家としては
アルベニスやグラナドスなどを知っている程度で、
モンポウという作曲家は実のところマリさんの経歴を見るまでは
全く知らなかったのです。
1983年録音のアリシア・デ・ラローチャが弾いた
『モンポウ・リサイタル』の解説の冒頭に濱田滋郎さんは
「同じ年齢の大ギタリスト、アンドレアス・セゴビアと並んで、
〝スペインの国宝〞と呼ばれてもよい作曲家であった。」
と書かれていて、スペインではかなり有名な方のようなのです。
そんな、あまりに無知なところから始まっているので、
まずはそのモンポウの代表的な作品から聴いてみなければと思い、
まずはこのベスト盤から聴いてみることにした次第です。
(ベートーヴェンのピアノ・ソナタで言うなら、
 よくある「悲愴」と「月光」と「熱情」が入ったものを
 聴くような感じでしょうか。。。)

さて、そのマリさんのモンポウ・ベストの話に入る前に、
僕同様モンポウという作曲家を知らない人のために
簡単におさらいをしておくと、1893 年生まれということなので、
1860年生まれのアルベニスやグラナドスより2世代、
1876年生まれのデ・ファリャより1世代後ということでしょう。
アルベニスやグラナドスと同じカタルーニャの生まれで、
16歳の時にバルセロナに来たマルグリット・ロンが弾く
フォーレの演奏を聴いて作曲家になることを志したらしいです。
そして 1911年、18歳の時にグラナドスの紹介状と持って
フォーレに会いにパリに行くものの、
フォーレには会わず、ドビュッシーやサティの影響を受けながら
パリで過ごし、3年後の 1914年に第一次世界大戦を避けて
バルセロナに戻って来たらしいです。
この頃、最初期の作品である『内密な印象』は、
まだバルセロナにいる頃から書き始められ、
バルセロナに戻って来てから完成されたそうです。

その後 1921年に再びパリに向かい、
1941年にパリがナチス軍に占領されたのを機に
再びバルセロナに戻り、この年に知り合った
ピアニストのカルメン・ブラーボさんと 1957 年に結婚、
創作活動を続けながら静かな生活を送ったようです。
そして、1987年に 94歳で逝去。

ということは!
マリさんのデビュー盤『モンポウ・眠れる詩人の歌』が出たのが
1988年ですから、モンポウの死の直後、
モンポウを大切に思うマリさんの気持ちがこのデビュー盤、
そしてピアノ曲の全曲録音の契機になったのだろうと
想像しています。
スペインに暮らしたマリさんにとって、とても大事な人だったと。

さてそこで今回聴いた「モンポウ・ベスト」と題された
『SECRETO』を買ったのは、1989年から1991年にかけて
発売された4枚の全集からの編集盤と勘違いしていて
そうであれば何となく全体の雰囲気がわかるのでは?
なんて浅はかなことを考えていたのですが、
実は、このディスク、1995年に新たに録音し直したものなのです。
ということは、これはよくあることなのですが、
その数年の間にマリさんのモンポウ作品への読みがより深くなり
今の自分だったらこう弾く、というのがあったからではないかと。
つまり、「熊本マリ・モンポウ・ベスト」という副題には、
「これがモンポウという作曲家のベスト作品集です」の意味と
「これが熊本マリが弾く現在のモンポウ演奏のベストです」の
ダブルミーニングなのではないか、と思うわけなのです。

そこでまた新たな期待を膨らませて聴くことにします。
実は同じタイミングで先に触れた
アリシア・デ・ラローチャの『モンポウ・リサイタル』も購入、
スペインのピアノ曲と言えばこの方の演奏で聴けば間違いない、
この方の演奏で聴くのがベスト、というくらいの人なので。
しかも嬉しいことに、『内密な印象』と
「歌と踊り第1番」、「同第2番」、「同第14番」は
マリさんのディスクと被っているし、ライナーノーツの解説は
どちらも濱田滋郎さんというのも嬉しい。
ちょっとした聴き比べを楽しませて戴きました。

デ・ラローチャの『内密な印象』は、そのタイトル通り、
どこか思い詰めたような、内省的な響きのピアノでした。
その演奏を聴いたあとでマリさんの演奏を聴くと、
わぁっ、と心が洗われるような明るい響き。
これは、録音が行われたプラハのドヴォルザーク・ホールの
残響がもたらす効果で、このホールはチェコ・フィルの本拠地で、
ヨーロッパでも最古のホールの一つで、その音響の素晴らしさで
有名なホールなのです。
このホールの響きがマリさんのピアノの音色に陰影を与えて
とても魅力的な音楽に仕上がっているのです。

「明るい響き」と書きましたが、ではマリさんの演奏には
内省的な響きはないのかというとそうではなくて、
恐らくはモンポウが楽譜に示した細かい指示によって
テンポもデュナーミクも微妙に、霊妙に、
それもごく自然に変化し続けるものなのです。
『内密な印象』には、「哀歌」にはじまって、
「悲しい小鳥」、「小舟」、「ゆりかご」といった
どうも小さきものを慈しむような視線を感じるのですが、
その慈しむ感じというのが見事に表現されていると思うのです。

全体に静かな音楽なので、「スペインの音楽」といった時に感じる
デル・ソルなイメージとは全く異なる印象ですが、
それでもアルバムタイトルになっている「秘密」は、
2音ずつの組み合わせからなる不思議なメロディーで
そのリズムには聞き慣れたカタルーニャらしい響きを感じます。

その他、個々の曲についての感想は控えますが、
初期の『子供の情景』からの「庭で遊ぶ少女たち」、
「歌と踊り」のシリーズ、お父さんに捧げたという
「3つのヴァリエーション」、何れも素晴らしいですね。
モンポウがピアノの詩人と呼ばれるのがよくわかる選曲です。
何れも基本的には静かな音楽で、
一日を静かに終わるのに心落ち着く音楽だと思います。

「静かな音楽」と言えば、モンポウには
「ひそやかな音楽」と題されたシリーズがあり、
デ・ラローチャのディスクには彼女に捧げられた
第4番全曲が入っていましたので、
これもマリさんの演奏で聴いてみたいですね。
1991年の全集盤にも入っていますが、
2006年のズバリ『静かな音楽』のタイトルで出ているものに
全曲収められていますので、このあと聴いてみたいと思っています。

何だかまとまりのない文章になってしまいましたが、
結論めいたことを書くとすれば、
マリさんのこのディスクは、私のようなモンポウを知らない人にも
親しみやすく、その魅力を伝え、もっと聴いてみたいと思わせる
そんなステキな1枚だと思います。
実際、かなり売れたようで、2013年に再リリースされているが
何よりの証拠だと思っています。
まだ聴いたことないという方、お勧めです。^^

2026年8月19日水曜日

ヒロシの原点?~イージーリスニングの全集を久しぶりに聴く

さて、昨日8月18日まで九州にある親の家で
ゆっくり過ごしたヒロシですが、その親の家でふと手に取ったのが
10年前に亡くなった父親に買ってもらった
CBS ソニーファミリークラブのムード音楽選集。

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シリーズの日本語タイトルは忘れてしまいましたが、
英語は写真にある通り、The Best Collection of Best Music、
「ムード音楽ベスト」とでも言うのでしょうか。
中学か高校の初めの頃だったと思いますが、
当時「コンポ」と言われていたステレオシステムを買ってもらい、
その流れで父親が新聞でこの通販を見つけて
「これ、よさそうだな」と言っているのに付け込んで、
「買って、買って」とおねだりして買って貰ったもの。
ちょうどその頃、僕は映画音楽にハマっていて
この選集に映画音楽がいっぱい入っているのを見て
(ロッキーのテーマとか、ロシアより愛を込めてとか)
イイ! と思ったわけです。

当時、「ムード音楽」という言葉には引っかかりましたがね。w
というのも「ムード」という日本語は、当時の僕の感覚では、
「あの二人いいムードだね」みたいな、
恋愛絡みで使われる言葉のように思われ、
ジャケットも美人の女性の顔写真なので、
「ムード音楽とは何かエロい音楽なのではないか?」
とアヤシんだからなのです。www
でもまぁ、映画音楽いっぱい入ってるし、
父親がいいと言うのならエロいかどうかは父親の判断だ、と。w

まぁ、今になってわかったことですが、
「ムード音楽 = mood music」というのは当時言われていた
「イージーリスニング」と同義で、元の英語が意味するのは、
その場の雰囲気(mood)を表現する音楽、ということで、
今言う BGM とか映画のサントラとか、
その程度の意味しかなかったようです。
男女のムードとは全く関係ない!www

んで、父親に買ってもらったこのカセット選集は、
CBS と契約のあるパーシー・フェイス、カラヴェリ、
レイ・コニフ・シンガーズ、アンドレ・コステラネッツらによる
オーケストラで映画音楽やポップスの名曲がたくさん入ってる
そんな内容で、当時何度も繰り返し聴きました。
(勿論、今回帰省した時もね、懐かしくて。)

ここで話を戻すと、当時の僕はこうした
所謂「イージーリスニング」の曲、オーケストラによる
ポップで親しみやすい曲が好きなのでした。
元々、僕の家では童謡以外はクラシックがかかっているような
そんな環境でしたから、違和感がなかったのです。
で、当時は FM でアルバム全曲をかけてくれたりしてたので、
夕方の NHK の「軽音楽をあなたに」に始まり、
夜は10時台の渋谷陽一の「サウンドストリート」、
11時台の津嘉山正種の「クロスオーバーイレブン」、
そして FM 福岡に切り替えて城達也の「JET STREAM」なんか
聴いてましたね。
中でも「JET STREAM」はイージーリスニングに
特化した番組で、テーマ曲のフランク・プゥルセルによる
「ミスター・ロンリー」が何か心に沁みてよかった!w

そう! つまり僕はクラシックから始めて、
イージーリスニングを聴き始めたわけで、
実はビートルズもカーペンターズもロバータ・フラックや
バーブラ・ストライザンドもバート・バカラックも
オリジナルより先にこうしたオーケストラアレンジで
先に聴いていたのでした。
それだけに、従兄弟の家で初めて本物のビートルズの演奏を
聴いた時、そして英語の先生がカーペンターズを教えてくれた時は
また新たな感動があったわけなのです。

6月に行われた SL23B では、ハリウッド映画がテーマなので、
SF を題材にして作った曲を中心にライブを行いましたが、
実は僕がこうした曲を作るのも、
そして、歌ものでは流行りのラップなんかよりは
メロディ中心のポップスを書くのも、
やっぱりあの頃聴いたイージーリスニングの曲の数々を
いいなぁ、と思うからなのですね。

今回久しぶりに親の家でこのカセット全集を聴きつつ、
ああ、やっぱりこういうのいいよねぇ、と思いながら、
きっとこれからも、オールド・スクールと言われようが
こうしたオーケストラ曲やポップスの曲を
皆さんに披露することになると思います。
そんなヒロシを引き続き、どうぞよろしくお願いします。w

2026年8月17日月曜日

【新作動画】「物理モデリングとピアノのハーモニクスについて」をリリースしました!

またまた動画をアップしたのですが、
今回はかなりマニアックな内容です。
僕の YouTube チャンネルでは SL でのライブの模様などの
ミュージックビデオと、音楽制作についてのノウハウ的なものと
2本柱で展開しているのですが、今回は後者の方、
題して「物理モデリングとピアノのハーモニクスについて」
というのです。

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内容はタイトル通りなのですが、ソフトウェア・シンセには
サンプリングをベースにしたものと物理モデリング、
つまり実機で音が出る音響的・物理的な特性を計算して
音を出す方式と2つが主流だと思いますが、
僕の好きなのは物理モデリングの方で、
例えば、ピアノのハーモニクスなんかも
見事に再現出来ちゃうからなんですね。

で、ピアノのハーモニクスって何? ということになるわけで、
今回は生ピアノを弾きながら、物理モデリングのピアノと
サンプリングベースのピアノを比較してみよう、
という実験をこの動画の中ではやってます。
ね、マニアックでしょ?

まぁ、最後にその生ピアノで即興演奏したりもしてるので、
一般の方にも楽しんで頂けるかもですが。。。
もし「おもしろい!」と思って頂けるようでしたら、
いつものように「高評価」ボタンとチャンネル登録を
どうぞよろしくお願いします。

2026年8月13日木曜日

【新作動画】 YouTube に「Numbers」をアップしました!

またまた動画のリリースです。
今回は既に2018年に公開した Messagesという
ケルパさんの展示会場で行った1時間の即興演奏の動画から
「Numbers」という曲をカットしての公開になります。

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僕の動画はライブの時のものが中心で、
大体1時間くらいありますからね、
なかなか全編観て頂くのはお忙しい皆さんにはムリかな
と思いつつ、ただこの Messages の動画の中で
「Messages」は単独でライブで何度か取り上げていることもあり、
今回いわばシングル・リリースのような感じで
改めて公開した次第です。

「Numbers」は、このケルパさんの展示会場で思い付いたもの。
有機的な動きをするインスタレーションの数々に
何かメッセージが込められている気がしたのと
当時ケルパさんが数字とか漢字とかおもしろいよね、
と言っているのを聞いて、
そう、数字は宇宙の共通言語だよね、と思って作ったのが
この「Numbers」なんです。

ピアノが刻むリズムは最初の7つの素数を表し、
『塵劫記』に書かれた数の単位が読み上げられ、
最後にはジョン・ウィリアムズの『未知との遭遇』の
有名なフレーズが飛び出すのですが、このメロディ、
実はフィボナッチ数を表しているんです。

とまぁ、こんな感じで数字を音楽で表現してみた「Numbers」、
是非お楽しみ頂けると嬉しいです。


Messages 全曲はこちら

2026年8月9日日曜日

【新作動画】 今更ながらの自己紹介

このところレズデーに絡めて YouTube に何本か動画を
アップさせて戴きましたが、
お陰様で「ハロー・マイ・フレンド」については
あっという間に再生回数が 150 回を越えました。
これってチャンネル登録者数が 39 の僕にとっては
すごいことだと思っています。
一体、どんなところでこの動画のことを知って
皆さん見に来てくれるのでしょうか?

そうやって改めてチャンネルの管理画面を眺めてみると、
そのチャンネルの登録者も僕の SL の友人たちよりも
知らない人の方が多い!@@
更に、僕のチャンネルは基本的には SL で行ったライブをはじめ
ミュージック・ビデオが多いのだけれど、
時々アップしているシンセの使い方のノウハウみたいな
そんな動画の方が 1,000回を越えて再生されていて、
つまりミュージック・ビデオよりも試聴回数が段違いに多い。

んで、元々は SL の友人たちとの交流目的で始めたので、
自己紹介用の動画なんかは用意してなかったのだけれど、
これだけいろんな人に見て頂いているのであれば、
折角見に来てくれた人に失礼だな、と思い、
今更ながら自己紹介の動画をアップしました。

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この日記を読んでくれている人には本当に今更感があるでしょうが、
いざ自己紹介を始めるとなると、
やっぱりセカンドライフの説明を抜きには語れず、
そこがどんなに素晴らしい場所か、に力が入ってしまいますね。w
そんな僕の自己紹介、お楽しみ頂けたら幸いです。
そしてこの機会にチャンネル登録して頂けると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。