2009年9月10日木曜日

【翻訳記事】バーニングライフ・その2〜これからの流れ

遅くなりました。
バーニングライフでキャンプ地をゲットするには
どうしたらいいか、についての記事です。
例によって訳責は Hiroshi Kumaki にあります。
原文はこちら


     *   *   *

現実の世界で行われているイベントの精神を写す鏡でもあるので、バーニングライフは、勿論セカンドライフでしかできないような仕掛けもありますが、視覚的な面でも、その運営の面でも、現実のイベントに基づいているものは多いのです。みんなで一緒に、沙漠の真ん中に街を造るのもそうですし、更には、私たちは自然が現実の世界に課しているのと同じ制約を甘んじて受けようとするものなのです。私たちが敢えてそのようにするのは、同じ素材のパレットを使って、どれだけ一人一人が創造性を発揮できるかということを確かめるためでもあり、また、単純で素朴な中にある美を楽しみ、言祝ぐためでもあります。私たちが使うのは現実のイベントと同じように何もない沙漠の風景であり、私たちが建設に使うものの多くはむき出しの、構造的には原始的なもので、それほど精度の高いビューワーでなくても、それらがどんな風に建設されているのかがはっきりとわかりやすいようなものです。軽くて、持ち運びに便利な素材を使うように考えてみて下さい。光と布と木を使ってデザインするのです。

すっかりその気になるためにも、ちょっと想像してみて下さい。必要なもの全てを車やトラックに積み込んでキャンプに行くのです。究極のキャンプです。そう、正に究極のキャンプなんです、これは。このイベントをみんなと一緒に美しいものに仕上げるのです。あなたの作品が全体の美に貢献するようなものをデザインするのです。私たちがここに造ろうとしているのは何年も住み続けられるような家でもなければ、木をたくさん植えて森にしようというのでもありません。もしあなたが煉瓦で出来た高層ビルを建てようと計画しているとしたら、バーニングライフの実行委員会は、あなたを会場から追い出すよう投票する権利を留保していますので、まぁ、きっとそういうことになってしまうかもしれません。

それからもう一つ、何よりもまず知っておいて頂きたいこと。それは、バーニングライフもバーニングマン同様、完全に非営利な環境で行われているということです。つまり、この街では、売ったり買ったりという商業行為をしてはいけないのです。スポンサー、ロゴ、広告、チップジャーといったものがあってはならないのです。ここで動いている唯一の経済システムは、無条件な贈り物の精神であり、それは、みなさんが与えただけのものを(そして場合によってはそれ以上のものを)そこから得ることができるという考えに基づいています。私たちは現実世界のイベントと同様に「10の原則」に従うのです。今年現実世界で行われたバーニングマンのイベントのテーマは「進化」でした。もしこの言葉にビビッと来て、想像が膨らむようでしたら、是非このテーマを思うように使ってみて下さい。でも、必ずしもこのテーマに縛られることはありません!
(「10の原則」についてはここ。)

土地!
バーニングライフ2009では、誰でもキャンプ地を申請する資格があります。これはみなさんのアカウントがどういう種類かということとは全く関係ありません。「どんな人にでも参加してもらう」というのが(いろいろあるにしても)先ほど述べた「10の原則」のうちの一つにあります。ここで提供される土地は皆さんへの贈り物です。ですから、皆さんに費用を請求したり、毎月の地代が上がったりする、なんてことはありません。

テーマキャンプ こうした「キャンプ地」をゲットする最初のチャンスは、「テーマキャンプ」の場所に応募することです。今年は、中央のエスプラナーデに52のテーマキャンプ用の区画を用意し、他の住民の皆さんを誰よりも楽しませて、驚かせて、或いは興味をそそられる企画をした人たちに与えられることになっています。

テーマキャンプって何でしょう? それはバーニングライフのお祭りで、あなたのホームと呼ぶべき場所のことです。そこは皆さんが「キャンプ」する場所であり、同時に皆さんが人を招いて、自分がその人たちの為に用意したものを体験してもらう場でもあります。と申しますのも、テーマキャンプは、人と人とがお互いに交流し合うのを促進し、また、いろんな人たちが参加できるようなイベントを主催することを目的としているからです。それではどんなテーマが相応しいのでしょうか。ここで、イベント全体のテーマ「進化」ということと、テーマキャンプのテーマとをごっちゃに考えないようにして頂きたいと思います。寧ろ、テーマキャンプのテーマは、皆さんがこれをやってみたいと思うようなものなら何でもよいのです。シンプルなものでも複雑なものでも構いません。それがそのテーマに沿ったものであるならば。なので、それが「ゴキブリ・キャンプ」といったような風変わりなものでも、「カフカ・キャンプ」といった深遠なものでも構いません。どんなテーマがいいか、インスピレーションを得るために、現実世界のバーニングマンのお祭りでみんなが造ったものにどんなテーマキャンプがあるか見てみるのもいいかもしれません。

この、テーマキャンプとして特別に用意された土地を得るためには、皆さんのキャンプがどのようなものになるのか、これまで皆さんが造ってきた場所へのリンクを書いて、更にはみんなに楽しんでもらうためにどんな活動をそこでしようとしているのか、誰にも負けないように書いて下さい。テーマキャンプの申込みの締め切りは9月12日です。9月14日頃には審査を無事通過された皆さんにテーマキャンプ用の土地をお渡しできるようにします。テーマキャンプに応募するには、ここをクリックして下さい。
http://burninglife.secondlife.com/land/themecamps

ランドラッシュ この他、テーマキャンプ以外の、約275の区画が早い者勝ちのランドラッシュ用に用意されています。ランドラッシュというのは、こんな感じで行われます。まず、バーニングライフの全SIMが閉鎖されます。そこで、どの区画も、最初にその場所にある端末にタッチしたアバターにだけ反応するようにセットされるのです。設定が終わったところでゲートオープン! これはね、もうホントみんな頭おかしくなっちゃったんじゃないかと思うくらいですが、ホント燃える、楽しいものですよ。ランドラッシュは1週間のうちに、間を置いて実施され、タイムゾーンごとのピークタイムを狙って行われます。なので、誰でも金を掘り当てるチャンスがあるというわけです。このランドラッシュ用の区画には2つのサイズを用意しました。約3,360平方メートルの広さに750プリム使える広い区画と、1,568平方メートルの広さに350プリム使える小さい区画です。ここで注意して頂きたいのですが、実際の面積は、付近を通る道路や共有スペースなどの建築物によって小さくなることもあり得るということです。ランドラッシュは9月14日頃スタートする予定です。正確なスケジュールについては、もう少し近づいたらご案内します。

アートスペース この他に、約90の小さな区画を「オープン・プラヤ」と呼ぶ場所に用意しました。これは小さな芸術作品を展示するためのスペースです。これもランドラッシュスタイルの無料区画となります。アートスペースは、576平方メートルで、300プリムが使えます。

ウォークイン・キャンプ 今年、私たちは「ウォークイン・キャンプ」という新たなエリアを2ヵ所設定しました。これは区画で分けられていない、SIMの半分の広さのスペースで、自由に使っていいのですが、周りの人たちとプリム数やスクリプトによる負荷などを互いに協力し合ってシェアしていくというものです! これは、敢えてルールを決めないところで、皆さんがどのように協力し合って自分たちのコミュニティをまとめていくことができるかの実験であり、私たちは大変な関心を持って見守っていくつもりです。このウォークイン・キャンプは、17日にゲートがオープンした後に使えるようになります。

よくよくご理解頂きたいこと。それは、私たちが無償で提供できる土地には限りがあるということです。残念なことに、土地を欲しいと思った人みんなが自分の土地をもらえるわけではありません。なので、皆さんには他の人たちとチームを組むこと、友達と一緒に村やキャンプを作って、土地をシェアすることをお勧めしたいのです。そうすることで、より多くの人が参加できるようになりますし、新しい友達も増えやすい、というわけです。

最後にもう一言。バーニングライフは住民によって運営されるお祭りですが、開催されるのはリンデンの土地ということになります。リンデン所有の土地ではメガプリムは認められていないこと、またリンデンラボによる「利用規約」や「社会規範」が適用されていることをよくご理解下さい。その他の詳しいイベント・ポリシーについては、次のページに詳しく載っています。
http://burninglife.secondlife.com/policies

バーニングライフ実行委員会のスタッフは皆、みなさんとプラヤでお会いできるのを楽しみにしています。

                       2009年9月4日
                       ダスティ・リンデン

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