2009年12月23日水曜日

冬至

テレビも殆ど見てないので気づきませんでしたが、
昨日12月22日は冬至だったのですね。
そう聞かされてからなるほどー、と思いました。^^;

今12月25日に祝っているクリスマスというのは、
本来はイエス=キリストの誕生日とは全然関係なくて、
冬至を新年とするヨーロッパのお祭りの名残なのです。
全体として寒い地域に住むゲルマン諸部族にとって
暗く寒い冬は厳しいものであり、
だからこそ暖かい太陽の季節をどれだけ待ち望んだことでしょう。
冬至=夜が一番長い日とは、つまりそこからは
太陽が支配する時間が長くなっていく起点ということ。
それは生命の再生でもある。
この日を太陽の日として一年のはじまりとして祝ったわけです。

これに正に太陽のような存在であり、
復活するものの象徴のようなイエス=キリストが重ねられ
原始的な宗教を信じるゲルマンの人たちの間に
一気にキリスト教が広がっていくことになるのですね。

因みに、現在私たちが使っているカレンダー、グレゴリオ暦の
1月1日が何を根拠にしているのか、というのが
実はかなりあいまいです。
元はカエサルが作ったその名もユリウス暦を継承しているのですが、
そのカエサル、本来太陰暦だったローマの暦を
愛するクレオパトラの国エジプトで採用されている太陽暦に
変えようとしたわけなんですが、
移行に当たってかなりムチャなことやって
(前の年を445日にするとかw)
冬至の次の新月の日をユリウス暦1月1日としたらしいですね。
そのあとは単純に受け継がれて来ているので
(微調整はあるにしても)、
今となっては1月1日がここにある科学的根拠は
全くなくなってしまっているようです。

冬が厳しいからこそ、
春が待ち望まれる。
クリスマスから新年にかけてのこの時期、
全ての人に幸せが訪れますよう。。。

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